クオリエプラス

  • 01温熱環境

  • 02空気環境

  • 03災害への備え

  • 04省エネ・創エネ

  • 05音環境

  • 06品質と保証

01

温熱環境

家の中の温度差を少なくし、
健康で快適な暮らしを実現する
気密・断熱性能を高めることで、
温度差の少ない室内環境に

冬のリビング、エアコンで暖かい室内も、「何となく寒い」「足下が冷える」
「廊下やトイレは寒い」と感じることはないでしょうか。
この温度差は、暮らしの快適性を損ねるだけではなく、ご家族の健康に
も影響を及ぼします。そんな、家の中の温度差を少なくするには、
住まいの気密・断熱性能を高めることが大切なのです。

表面温度差

外気温0℃/暖房設定温度20℃
エアコンの設定温度は同じでも、建物や窓の断熱性が低い場合・高い場合を表面温度差比較すると、室内の壁・床・窓の温度が異なり、人が感じる温度も違ってきます。
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

上下温度差

外気温0℃/暖房設定温度20℃
気密・断熱性にすぐれた家は、部屋の上下の温度差が少ないことも実証されています。暖房が効いている暖かいリビングなのに、なぜか足元が寒いといったことがなく、吹き抜けや高天井の空間においても、暖房効率を心配する必要がありません。
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

部屋間温度差

外気温0℃/暖房設定温度20℃
建物の断熱性能を高めると、家の中の部屋ごとの温度差が少なくなります。省エネルギー基準レベルの家とHEAT20G2グレードの家を比較してみると、リビングとトイレの温度差が9℃に対し5℃と、なんと4℃も違いがあります。
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。

脱衣室やトイレとの温度差※が少なく、ヒートショックにも安心

交通事故は年々減少傾向にある中で、家庭内の死亡事故は増加傾向にあり、特に寒い時期の入浴中の死亡事故が多く発生しています。その主な原因は、入浴時の急激な温度変化によって、血圧や脈拍が変動する「ヒートショック」が起こり、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などを引き起こしたものと考えられています。断熱性の高い家は、冬でも居室と脱衣室やトイレとの温度差が少ないため、突然死のリスクと言えるヒートショックにも安心です。
※リビング等の居室で適切な暖房運転を行っている場合です。

LIXIL試算値 外気温0℃
断熱仕様:H28省エネルギー基準6地域適合レベル

読売新聞 2001年1月21日号より

住まいの断熱性能と健康改善の深い関係

出典:近畿大学 建築学部 岩前研究室
住まいの高断熱化と健康改善の関係を研究した調査データがあります。その結果、断熱性の高い住宅に住み替えた人の方が、気管支喘息やアトピー性皮膚炎など、健康を害する諸症状が出なくなったという割合が多いことがわかりました。特に、気管支喘息やのどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎における改善率の高さは注目に値します。

住まいの断熱性能と健康改善の深い関係

部屋間の温度差や上下の温度差が少ない、QUALIEPLUSの家の温熱環境は、建物全体を高性能断熱材で包み込んだ、気密性の高い、魔法瓶のような空間を生み出します。夏も冬も外気温に左右されにくい快適な室内環境を実現できる理由は、高い気密・断熱性にあるのです。

ZEH基準より、さらに上となる「HEAT20 G2グレード」を推奨

省エネやZEHはもとより、HEAT20「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」による、省エネと室内温熱環境の質の視点から目指すグレード値も提案されています。
UA値・Q値は、 建物の断熱性能を表す指標値です。どちらも値が小さい方が断熱性能が良い家となります。UA値・Q値は、省エネ地域区分6地域の場合です。

「HEAT20外皮性能グレードと住宅シナリオ」2015年12月改訂版より

「HEAT20外皮性能グレードと住宅シナリオ」2015年12月改訂版より
()内は住宅熱損失係数Q値[W/(m2・K)]に置き換えた場合の想定値
※HEAT20では、Q値の基準は設定されていませんが、スーパーウォールでは熱損失量の評価が行いやすいQ値も目標設定しています。

健康で快適な室内環境づくりに重要となる、
高い気密性能を追求

住まいには見えない隙間が存在しています。隙間が多いと、いくら暖房や冷房を行っても漏れてしまい、快適な室内環境を保つことができません。したがって、住まいの気密性は重要なポイントになります。気密性能はC値(相当隙間面積)として数値化されており、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性にすぐれていることを示します。スーパーウォールの家では、C値1.0を基準とし、一邸一邸、気密測定を行い、性能報告書にてご確認いただいています。

データで見る、QUALIEPLUSの家のすぐれた温熱環境

就寝前に暖房を止めても翌朝15℃という暖かさ

地域によって違いはありますが、冬場になると夜中の冷え込みが厳しく、就寝前に20℃程度あったリビングの室温が翌朝には10℃を下回るということがあります。QUALIEPLUSの家は、断熱性が高いため、たとえ就寝前に暖房を止めても室温が下がりにくく、翌朝も15℃程度という暖かさをキープ。朝の身支度の際、着替えで寒い思いをすることもなく、快適に過ごすことができます。
●AE-Sim/Heatにより算出●自立循環型住宅ガイドライン一般地モデルプラン(2階建て/延べ床面積:120.07㎡、開口率:26.8%)、LDで試算●家族構成:4人家族●暖冷房機器:エアコン(6~8畳用)●暖房:20℃、冷房:27℃・60%●気象条件:拡張アメダス気象データ2000年版の東京を使用●住宅断熱仕様:(一般住宅)昭和55年省エネルギー基準Ⅳ地域適合レベル、(SW工法住宅)天井・外壁:SWT100、床:XPS100mm、開口部:サーモスXPG、玄関:K1.5仕様、換気:エコエア90
掲載データはシミュレーションにより算出した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。
02

空気環境

計画換気システムで、
家のすみずみまで健やかな空気を保つ。
健康で快適な暮らしのための空気環境とは?

室内の空気環境を清浄化することは、ご家族の健康のために重要なポイント。近年は、PM2.5(微小粒子状物質)などによる大気汚染、カビ・ダニ、花粉といったアレルゲンの対策など、空気環境に注目が集まる中で、住まい全体の通風など、計画的な換気に目を向けることが大切です。

カビ・ダニの繁殖を抑えるために、空気のよどみを少なく

家族や住まいの健康を害する、カビ・ダニの発生は空気のよどみも原因のひとつになると言われています。気密性を高め隙間を少なくすることで、外気とともに出入りするホコリや花粉などを大幅にカット。また、計画換気システムの採用により、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、空気のよどみが少なくなり、カビ・ダニの繁殖を抑えることが期待できます。

室内の温度・湿度を保ちながら効率的に換気を実施(ECOAIR85・90の場合)

一般的に換気を行う場合、窓開けや給気口から取入れる外気とともに、外の温度や湿気も一緒に取り込んでしまいます。しかし、全熱交換型換気システムECOAIR85・ECOAIR90を使用することにより、高効率の熱回収と湿度の交換で、室内の快適さはそのままに換気を行うことが可能に。省エネ住宅の課題でもあった、住宅の熱損失のうち換気が占める約15%の熱ロスを抑えることができ、住宅一棟の性能をさらに向上させることができます。その効果は、ECOAIR90の場合、断熱材を4倍※厚くするのと同じ効果が得られることになります。
※「住宅の省エネルギー基準の解説」内のQ値計算方法に基づき、外壁の断熱材厚みおよび換気方法(熱回収率)の条件を変えてQ値が同等となる値を計算した調整値。
  • 熱回収率90%で、快適と省エネを両立

    一般的な第三種換気は、冬場の外気が0℃であれば、暖房された室内に0℃の冷気を取り込んでしまいます。しかし、熱交換換気の場合は、外に排気する空気の熱を活用し、室内温度に近づけて給気するので快適です。

  • 湿度の交換も行い、夏も冬も快適性アップ

    高性能な熱交換換気はヨーロッパ製が主流ですが、その換気は湿度を交換しない「顕熱交換型」です。ECOAIRは、日本の高温多湿な夏や過乾燥になる冬にも対応できるよう、湿度も回収する「全熱交換型」を採用しました。

    ※室内に取り入れられる絶対湿度を、室内温度における相対湿度に換算した場合。

    ※上記解説図は、第一種顕熱型換気です。第三種換気の場合も湿度回収率は同じです。

    ※上記性能値は、ECOAIR90によるものです。

冬場の過乾燥や夏場の湿気を抑えて家中を快適に(ECOAIR85・90の場合)

冬場は室内の乾燥を防ぐために加湿器を使うことがありますが、顕熱交換型換気システムの場合は、乾燥した外気をそのまま取り入れるため、室内の湿度が下がり、快適な湿度を保てない場合があります。一方、全熱交換型換気システムの場合は、温度だけでなく湿度も交換するため、加湿器の設定湿度どおりの快適な湿度を保ちやすくなります。

部屋の上下の温度差を改善し、冬でも足下まで暖かく
(ECOAIR85・90の場合)

熱交換型の換気システムは、外気が直接室内に入ってくることがないため、冬場でも冷たい空気が足元に溜まらず、上下の温度差がほとんどない環境で快適に過ごすことができます。
03

災害への備え

モノコック構造が地震・台風など、
自然災害から家族を守る。
QUALIEPLUS工法は、
地震や台風にも強いモノコック構造

QUALIEPLUS工法は、壁・床・天井が一体化した箱形を構成するモノコック構造。航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくい特徴を持ちます。住宅においては、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくく、建物全体に分散するため、ひずみやくるいに強さを発揮します。

効率よく耐震性を高める壁倍率4.3倍のパネルを実現

住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。高性能QUALIEPLUSパネルは、高耐力の構造用パーティクルボードと断熱材を一体化し、壁倍率4.3倍を実現。壁倍率2.5倍のパネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置できます。

大規模な地震に備えるための耐震等級3の設計を推奨

住宅の耐震性能は、国土交通省が2000年に定めた住宅性能表示制度の中で、耐震等級として示されており、建築基準法では、極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない耐震性を等級1としています。しかし、専門家の間では等級1では不十分であるという意見もあります。QUALIEPLUSの家では、大規模な地震への備えとして、最高等級となる耐震等級3の設計を推奨。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物の基準に相当し、より安全性の高い住まいが実現できます。
※耐震等級3の設計は、住宅会社にて行います。プランや建築条件によっては、耐震等級3を実現できない場合もあります。詳しくは、担当の住宅会社にご相談ください。

高耐震+制震で、余震にも安心の備えをご用意

制震テープは、高層ビル用の制震装置に使用されているブチルゴム系素材を住宅用に加工した粘弾性体のテープです。制震テープは、防災科学技術研究所、東京大学、清水建設の共同研究により開発された、アイディールブレーン(株)の製品です。高耐震の住まいとして、誕生以来、さまざまな地震から暮らしの安心を守り続けてきたQUALIEPLUSの家。そのさらなる安心・安全のために、揺れを抑える機能を取り入れた制震仕様パネルを開発。大きな地震、くり返す余震から、ご家族や大切な財産をしっかりと守ります。

※制震テープはオプションです。詳しくは、担当の住宅会社にご相談ください。

建物の揺れを最大約1/2に軽減

地震による建物の揺れ幅を比較すると、非制震住宅に比べ制震住宅の揺れ幅は約2分の1。非制震住宅が約40mm変位して筋かいが折れるのに対し、制震住宅は約20mmの変位で壁紙が破れる程度という実験結果となりました。

※プランや地震の揺れによって、変形量の低減は異なります。
※1Fの層間変位の時刻歴(兵庫県南部地震の揺れの大きさの1倍・2回目)
※層間変位とは、地震の揺れによる壁の変位量防災科学技術研究所での実物大振動実験結果より

04

省エネ・創エネ

建物の高断熱+省エネ+創エネで、
ゼロエネルギーの暮らしをかなえる。

創エネ・築エネはオプションです。

ゼロエネルギーで暮らす、ZEHとは?

ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、建物の高断熱+省エネ+創エネにより、家のエネルギー収支をゼロ以下にする住まいのことです。政府は「2020年までにZEHを標準的な新築住宅に」という目標を掲げています。エネルギーの自給自足ができるため、万が一、停電が発生しても電気を使うことができ、災害の備えとしても安心です。

高断熱・省エネ・創エネを組み合わせて、エネルギー収支をゼロに。

建物の高断熱仕様+機器の高効率化により使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支をゼロ以下にし、快適な暮らしを実現します。

※「一次エネルギー」とは、発電のために必要な石油や石炭、天然ガス、水力、太陽光など、自然界から得られるエネルギー源のこと。一次エネルギーを加工して作られる電気やガソリン、都市ガスなどは「二次エネルギー」と呼びます。

2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指しています。

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁HP「エネルギー基本計画について」より

毎月の光熱費を大幅に軽減し、ZEHでかしこく暮らす

ZEHの家づくりは、一般的な住宅に比べて初期費用は多くかかりますが、光熱費といった維持管理費用を大幅に軽減。生涯住宅費という長い目でみれば、健康で快適に暮らせるZEHはかしこい選択といえます。

●住宅プラン:2階建て/延べ床面積120m2(自立循環型住宅モデルプラン)
●建設地:東京(地域区分:6地域、日射区分:A3)
●設備仕様(これからの家):暖冷房 高効率エアコン、給湯器
電気ヒートポンプ給湯器、換気
エコエア90 ※「昔の家」は一般的な戸建て住宅の場合(LIXIL調べ)
※「今の家」はエネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)における基準一次エネルギーによる試算
※シミュレーションに基づく試算のため、実際の金額とは異なる場合があります。●ZEH住宅:光熱費は10年間の価格です(売電単価24円)

●建築費:想定金額・金利:自己資金500万円、フラット35 金利1.35%(「これからの家」は当初10年間1.1%
11年目以降は1.35%)金利にはローン控除含む ●光熱費総額:「これからの家」売電額含む(売電単価:10年間24円、11年以降11円)シミュレーションに基づく試算のため、実際の金額とは異なる場合があります。

05

音環境

すぐれた遮音性能により、
音のストレスから解放される住まいをつくる。

80dBの騒音も50dBまで減衰※、音が1/8になる感覚に

住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。高性能QUALIEPLUSパネルは、高耐力の構造用パーティクルボードと断熱材を一体化し、壁倍率4.3倍を実現。壁倍率2.5倍のパネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置できます。
※モデル住宅での計測結果による(周波数500Hzの場合)

日常生活における快適な音環境とは

QUALIEPLUSの家の遮音性能に加え、気密性の高いドアを使用することで、さらに効果的に遮音することができます。また、生活音は、二重床にしたり、じゅうたんを敷くなどの工夫で軽減することが可能です。

出典:社団法人 日本サッシ協会

すぐれた遮音性能の理由は、高気密施工+高断熱サッシ

音の侵入や音漏れは、主に建物の隙間などを出入りしています。QUALIEPLUSの家は、高気密施工のため、すぐれた遮音性能を発揮。高断熱サッシ・複層ガラス仕様などによって、遮音性能をさらに高め、快適な室内環境を実現しています。
06

品質と保証

ずっと続く満足と安心をご提供するための、
QUALIEPLUSの品質と保証。

QUALIEPLUSは、安心の品質をお約束します

住宅は一生で最も高価な買い物です。そして、ご家族の大切な資産になるものです。だからこそ、QUALIEPLUSは、万全の品質管理と保証でお応えし、一邸一邸で実施する住宅性能の確認から部材の保証まで、建てる前も建てた後も、安心の品質をお約束します。

全棟で気密測定を実施し、性能報告書を発行

QUALIEPLUS工法では、高気密住宅の目安となるC値2.0を超える、C値1.0を基準とし、全棟において高気密住宅を目指しています。そして、住宅の構造体と開口部(サッシ・ドア)の工事が完了した段階で、一邸一邸、気密測定を実施し、性能値を確認。さらに、設計時の熱計算により算出された、温熱性能と外皮性能、測定した気密性能を数値でご確認いただける※性能報告書を作成し、お客様にお渡ししています。
※性能報告書は、住宅の性能値を確認していただくもので、性能を保証するものではありません。

万全の品質管理により、高精度な部材を供給

高い性能を安定して発揮できるよう、QUALIEPLUSパネルなどの部材は、部材メーカーであるLIXILの工場で厳しい品質管理のもと高精度加工を施しています。また、建ててからでは見えない住宅内部の構造部分にQUALIEPLUSパネルが採用されていることを証明する「出荷証明書」を発行しています。
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