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暮らしの質を進化させる住まいづくり
私達は、工務店でもあり不動産屋でもある特色を活かし、
土地探し、資金計画の段階から、建築計画、施工、
アフターメンテナンスと持てる知識を存分に活かした
住まいづくりをご提案します。
暮らしの質を進化させる
住まいづくりでお客様に
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をお届けします。
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in the way
新築住宅
自宅で叶える極上のプライベート空間
Updated date : 2024.12.17
#3階建て#ホテルライク洗面台#ホテルライク風#石目調フロア
WORKS
制作実績多数!理想の住まいを実現! 創業以来多数の家族の家づくりの夢を叶えてきた森下技建。 その実績の一部を抜粋してみたので、住まいづくりの参考に 是非見てほしい。
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.11.17
#スカイバルコニー#モダン#木目調
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.11.14
#ナチュラル#ハイドア#モダン#木目調
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.07.29
#ZEH#シューズクローゼット#スカイバルコニー#スタイリッシュ
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.03.27
#アイアン手すり#カップボード#スキップフロア#スタイリッシュ
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.02.07
#シューズクローゼット#モダン#ランドリー#木目調
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.12.19
#シューズクローゼット#スタイリッシュ#ナチュラル#ハイドア
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.12.18
#ZEH#ウォークインクローゼット#カップボード#シューズクローゼット
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.11.15
#2階リビング#カップボード#シューズクローゼット#スカイバルコニー
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森下技建は、羽曳野市を中心に新築・リフォームの施工を行っている地域密着型の工務店です。
注文住宅からリノベーションまで、様々なニーズに対応し、お客様ひとり一人の豊かな暮らしを叶えます。
家づくりを通して、ご家族様との暮らしを大切にし、快適で円滑な打ち合わせができるよう、想いに寄り添った対応をいたします。
SPEC
森下技建では、注文住宅やリフォームを通じて、ご家族様の幸せな暮らしをつくるため、豊富な商品ラインナップをご用意しております。
お客様ひとり一人の「想い」に寄り添い、豊かな暮らしを叶えます。
HOUSE BLOG
注文住宅やリフォームについて役に立つ情報を配信していきます。
当社は、お客様のこだわりやご要望に沿った自由設計を基本に注文住宅を建てさせていただきます。
一生に一度のお買い物とされている注文住宅ですから、内装には徹底的にこだわりたいものです。 理想のおしゃれなおうちが建てられたら、愛着がわいて毎日の帰宅が楽しみになるでしょう。 注文住宅を建てる際、内装のデザインは家の雰囲気や居心地に大きな影響を与えます。 おしゃれな内装は、家族や友人を招いたときの印象を良くするだけでなく、日々の生活をより豊かにしてくれます。 本記事では、注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるための手順やポイントを紹介します。 色使いや素材選びなど、さまざまな視点から内装デザインのコツを探っていきましょう。 注文空宅の内装を決める手順 注文住宅は、工務店やハウスメーカーに出向き、担当者と何度も打ち合わせを重ねながら理想のお家を建てていきます。 そのため、自身で決めなければならないことがたくさんあるでしょう。 注文住宅の内装を決める手順を知ることで、計画を立てながら効率よく進められます。 施工事例を比較して好みの内装やイメージを見つける まず、いろいろな雑誌やサイト、モデルハウスを見ながら自身にとって理想のテーマやテイストを探しましょう。 施工事例の比較は、内装デザインを決定する上で非常に重要です。 多くの施工事例を見て、自分たちの好みやライフスタイルに合ったスタイルを見つけることで、注文住宅に統一感を持たせられます。 例えば、モダンなデザインやナチュラルな雰囲気、和風のテイストなど、さまざまなスタイルがあります。 具体的なイメージを持てば、選択肢が絞り込みやすくなり、いろいろな決定や洗濯がスムーズに進むはずです。 また施工事例を通じて、実際の素材感や色合いを確認することもでき、理想の内装を実現するための参考になります。 特に、実際に住んでいる人の感想や使用感を聞ければ、より具体的なイメージが持てるでしょう。 家族で話し合って建物全体のテイストを決める 注文住宅は家族みんなのおうちです。 自身一人のみで決めず、必ず家族全員と話し合って、合意のうえで進めましょう。 家族全員の意見や希望を尊重しながら、全体の方向性を決めることが大切です。 例えば、リビングの広さやキッチンの配置、収納スペースの確保など、家族のライフスタイルに合わせた要望を出し合います。 すべてを叶えることは難しいかもしれませんが、家族全員が納得できるように意見を出し合い、妥協点を見つけることが求められます。 また、話し合いの中で、各自の好みや生活スタイルを理解し合うことで、より良い内装デザインが生まれる可能性があるでしょう。 内装で決める箇所を知る 内装の決定箇所は、主に下記などがあります。 ー 床 ー 壁 ー 天井 ー ドア ー 窓 上記の箇所は一つひとつが大切な要素で、家全体の印象を大きく左右します。 まず、床材の選定から始めましょう。 床は面積が広く、部屋の雰囲気を決定づけるため、慎重に選ぶ必要があります。 次に、壁の色や素材を決めます。 壁は部屋の印象を大きく変えるため、全体のテイストに合った色を選ぶことが重要です。 天井も同様に、部屋の高さや明るさに影響を与えるため、適切な色や素材を選ぶことが求められます。 最後に、ドアや窓のデザインも全体のバランスを考慮して選定しましょう。 テイストにあった素材と色を選ぶ テイストにあった素材と色を選定しましょう。 まず素材選びでは、耐久性やメンテナンス性を考慮しましょう。 例えば、床材には無垢材やフローリング、タイルなどがありますが、それぞれの特性を理解してライフスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。 また色の選定では、部屋の明るさや広さを考慮し、全体の調和を意識することが重要です。 色は心理的な影響も大きいため、リラックスできる色合いや、活気を与える色など、目的に応じた選定が求められます。 サンプルを取り寄せて、実際の光の下で確認することもおすすめです。 全体のバランスを調整する ある程度内装が固まったら、全体のバランスを調整していきます。 各要素が調和するように、色や素材の組み合わせを見直します。 例えば、床と壁の色が合っているか、家具の配置が空間をうまく活用しているかを確認します。 また、アクセントカラーを取り入れることで、全体の印象を引き締められるでしょう。 さらに照明の選定も重要です。 照明の色温度や明るさによって、部屋の雰囲気が大きく変わるため、全体のバランスを考慮しながら選ぶことが求められます。 最終的には、家族全員が満足できる空間を作り上げることが目標です。 担当の工務店やハウスメーカーにパース図やサンプルをもらって見比べながら決めるとよいでしょう。 注文住宅の内装をおしゃれにするポイント 一生に一度の買い物ですので、できるだけおしゃれで理想的な内装にしたいものです。 雑誌やテレビで見るような、あこがれの内装を実現させるためのコツやポイントについて解説します。 テーマやテイストを一つに絞る 注文住宅の内装を決める際、まずは全体のテーマやテイストを明確にすることが重要です。 例えば、昨今では下記のテーマやテイストが人気です。 ― ナチュラル ― モダン ― ヴィンテージ ― 北欧スタイル 雑誌やサイト、モデルハウスなどを比較して好みのスタイルを選びましょう。 テーマやテイストを統一すれば、色や素材の選定がスムーズになります。 具体的には、ナチュラルテイストの場合は木材を多く使用し、温かみのある色合いを選ぶと良いでしょう。 一方でモダンスタイルでは、シンプルでクリーンなラインを意識し、白やグレーを基調にした配色が効果的です。 またテイストを決める際には、家族全員の意見を取り入れ、共通のイメージを持つことが大切です。 これにより、家全体の統一感が生まれ、居心地の良い空間が実現できます。 インテリアカラーの法則を知る インテリアカラーは、空間の印象を大きく左右します。 基本的な配色の法則として「70:25:5」の法則を意識しましょう。 70%をベースカラー(壁や床)、25%をメインカラー(家具やカーテン)、5%をアクセントカラー(小物やアート)に設定することでバランスの取れた空間が作れるとされています。 例えば、リビングでは淡いグレーの壁に、ダークブラウンの家具、そしてクッションやアートで鮮やかな色を取り入れると、視覚的に引き締まった印象を与えます。 また色のトーンを揃えることで、より洗練された雰囲気を演出できます。 色選びは、光の入り方や部屋の用途に応じて調整し、サンプルを使って実際の空間で確認することが重要です。 素材にこだわる 素材選びは、内装の質感や雰囲気を決定づける重要な要素です。 木材ひとつとっても、温かみが演出できたり、なつかしい香りを感じられたりするでしょう。 無垢材やタイル、漆喰などの自然素材を使用することで、温かみや高級感を演出できます。 特に、無垢材は独特の風合いがあり、時間と共に味わいが増すため、長く愛用できる素材です。 またタイルは耐久性が高く、デザインの幅も広いため、キッチンやバスルームに適しています。 さらに壁面には漆喰や珪藻土を使用することで、調湿効果が得られ、快適な室内環境を保てるでしょう。 素材選びでは、見た目だけでなく、機能性やメンテナンスのしやすさも考慮することが大切です。 開放感を持たせる おしゃれな空間を演出したい場合は、開放感を意識して取り入れることがコツです。 開放感のある空間は、視覚から入る情報が少ないためスッキリした印象が持てます。 開放感のある空間をつくるには、間取りや窓の配置が重要です。 リビングやダイニングは、できるだけ広く開放的に設計し、大きな窓を設けることで自然光を取り入れましょう。 吹き抜けや高い天井を採用することで、視覚的に広がりを感じさせることができます。 また家具の配置にも工夫が必要です。 大きな家具を壁際に配置し、視線を遮らないようにすることで、空間が広く感じられます。 さらに色使いも開放感を演出する要素です。 白色やうすいブラウン色などの明るい色を基調にすることで、より開放的な印象を与えることができます。 収納スペースを豊富にして生活感を少なくする 収納スペースは、機能的でありながらおしゃれな内装を実現するために欠かせません。 視覚に写る物が少ないことで、すっきりと清潔感のある印象が持たせられます。 まず収納は使う場所の近くに設けることが基本です。 例えば、キッチンにはパントリーを設け、リビングには収納付きの家具を配置することで、使い勝手が向上します。 またウォークインクローゼットやロフト収納を活用することで、限られたスペースを有効に使えます。 収納のデザインにもこだわり、オープン棚や見せる収納を取り入れることで、インテリアの一部として楽しめるでしょう。 さらに、収納の扉や引き出しの色や素材を他のインテリアと統一することで、全体のバランスを保つことができます。 大阪府羽曳野市「森下技建」の施工事例5選 大阪府羽曳野市の「森下技建」が過去に手がけた施工事例の一部を5つ紹介いたします。 お洒落で実用的なダウンフロア‘のあるLuxury house。 洗練された、モダンスタイルのお家 ホテルライクで上質な暮らし タイルで創る、極上空間 ~warm house~ まとめ 注文住宅の内装をおしゃれにするにはまず、いろいろな施工事例などを見てお気に入りのテーマやテイストを見つけましょう。 テーマやテイストを決めたら、内装の色使いが重要です。 ベースカラーを決めたら、アクセントカラーを加えることで空間に深みを持たせることができます。 一般的には、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%の割合が推奨されます。 次に、素材選びも大切です。 無垢材やタイルなど、質感のある素材を選ぶことで、シンプルな色合いでもおしゃれに見せられるでしょう。 家族や注文住宅の担当者と何度も話し合うことで、おしゃれで理想の注文住宅が作れるでしょう。 大阪府羽曳野市の工務店 × 不動産「森下技建」では、豊富な実績と多岐にわたる施工事例がございます。 公式サイトからも確認できますが、まずは店舗にてお気軽にご相談ください。 お客様の理想をヒアリングさせていただき、おしゃれなお家をつくるお手伝いをさせていただきます。 【公式サイト】「森下技建」はこちら。
新築の注文住宅を建てる際、趣味のカラオケや楽器が思う存分にできたらどれほどよいでしょうか。 新築の注文住宅に防音室や防音壁を設置することで、時間帯や近所を気にせず大きな音を出したり聞いたりできるでしょう。当記事では、新築の注文住宅で防音室を作る方法や、防音室を作る際のメリットとデメリットなどについて解説します。 あこがれの防音室を注文住宅につくって、音楽や映画鑑賞を思いっきり楽しみたいとお考えの人は、ぜひ参考にしてください。 注文住宅にドラムやカラオケができるくらいの防音室を設置するには? 組み立て式防音室を設置する方法と、フルオーダー式防音室を設置する方法があります。 組み立て式防音室は、ユニット型の防音室で、比較的簡単に設置できるの点が特徴です。通常、部屋の一部を防音スペースとして利用するため、既存の部屋にも設置できます。 あらかじめ新築の注文住宅を建てる際に組み立ててもらうこともできますし、組み立て式の防音ユニットを購入し、説明書に従って自身で組み立てることもできます。組み立て式防音室は、フルオーダー式に比べてコストが抑えられます。さらに、引越しの際に簡単に解体・移設できるため、柔軟性があります。 一方でフルオーダー式防音室は、部屋全体を防音室として設計・施工する方法です。音楽演奏や録音など、特に高い防音性能が求められる場合に適しています。 専門の業者と相談し、部屋のサイズや用途に応じた設計を行います。設計に基づいて、壁・天井・床に防音材を施し、音漏れを防ぐための工事を行います。組み立て式と比べて高い防音性能をほこり、音の漏れを最小限に抑えられ、音楽や映画鑑賞に適しています。 防音室と防音壁の違い 防音室は、内部の音を外部へ漏らさない目的で作られる専用の空間であり、内部の音をコントロールするための設計がされています。一方で防音壁は、外部からの音を遮断するための構造にすぐれており、主に外部環境の騒音を軽減する役割を果たします。 防音室は、内部からの音の管理を目的とした専用の空間であり、内部の音をコントロールするために設計されます。防音室の設計には、音響特性を考慮した吸音材や遮音材が使用され、音の反響を抑えるための工夫が施されています。特に、音楽スタジオや録音室のように、本格的に音を扱う場合に適しているといえます。 一方、防音壁は、外部からの音を遮断することを目的とした空間であり、外部環境の騒音を軽減する役割を果たします。防音壁は、特に交通騒音や工場の騒音をおさえるために設置されることが多く、設置場所や高さ、厚さなどが音の遮断効果に大きく影響します。 防音室は内側からの音をコントロールする目的で作られ、防音壁は外部からの音をコントロールする目的である点に、違いがあります。 防音室がある注文住宅のおすすめの間取りは? 防音室を作るなら、より防音性を上げるために地下室や鉄製の扉を導入することをおすすめします。防音室にふさわしい間取りについて、地下室や鉄製の扉を設けるべき理由について解説します。 注文住宅の地下に防音室を作る 注文住宅で防音室を作る際、地下室につくることをおすすめします。おすすめする理由としては、下記が挙げられます。 ◆防音性が高い地下室は、周囲が土やコンクリートで囲まれているため、外部の音を遮断する能力が高いです。音楽や楽器演奏、映画鑑賞などの活動を行っても、外に音が漏れにくくなります。 ◆温熱環境が安定する地下室は、地面に囲まれているため、外気温の影響を受けにくく、室温が安定しやすいです。そのため、快適な環境で趣味を楽しめるでしょう。 ◆耐震性が向上する地下室は、建物の基礎部分としても機能するため、耐震性が向上することが期待できます。特に地震が多い地域では重要です。 ◆多様な利用方法ができる地下室は防音室としてだけでなく、シアタールームや趣味の部屋、さらには食品の保存スペースなど、さまざまな用途に利用できます。 鉄製の扉を設置する 注文住宅で防音室を作る際、鉄製の扉がおすすめです。鉄製の防音ドアは、木製のものに比べて質量が大きく、遮音性能が高い点が特徴です。音は振動によって伝わるため、重い素材の方が音を遮る効果が高まります。 スチール製の防音ドアは、一般的に高い遮音性能を持ち、特に楽器演奏や音楽制作を行う部屋に適しています。また、スチール製のドアは耐久性が高く、長期間にわたってメンテナンスが不要な場合が多いです。 一方で、木製の防音ドアは軽量で扱いやすいですが、遮音性能はスチール製に劣ります。木製ドアは経年変化によって性能が低下することもあるため、長期的な使用を考えると鉄製の方が安心です。 さらに鉄製の防音ドアには、特に高性能なものとして、ダブルパッキン構造を持つ製品があります。気密性が向上し、さらに音漏れを防ぐことができます。ドアノブの種類も重要で、グレモンハンドルのようにしっかりと締め付けることができるハンドルを選べば、ドアと枠の隙間を減らし、音の漏れを防ぐ効果が高まります。 さらに、鉄製ドアは防火性能にも優れているため、特に音楽スタジオや録音室など、火災のリスクがある場所での使用に適しています。 防音室がある新築注文住宅の費用相場 新築の注文住宅に防音室を設ける場合の費用相場は、一般的に約250万円から460万円程度とされています。防音室の費用相場は、設置する防音室の大きさや性能、使用する材料によって変動します。 具体的には、以下のような費用相場となるでしょう。 6畳:約250万円〜8畳:約280万円〜320万円10畳:約300万円〜350万円12畳:約350万円〜400万円 上記の価格は、部屋の構造や防音性能の要求に応じて異なるため、具体的な見積もりを業者に依頼することが重要です。 また防音室の性能が高いほど、費用も高くなる傾向があります。音楽演奏や映画鑑賞など、用途に応じた防音性能を求める場合、さらにコストがかかるでしょう。特に、楽器の種類によって必要な防音性能が異なるため、設計段階での相談が推奨されます。 新築の注文住宅に防音室を作るメリットとデメリット 新築の注文住宅に、防音室を作る際のメリットとデメリットを紹介します。防音室を作る際はより多くのコストがかかるため、メリットとデメリットを把握したうえで、納得してから判断しましょう。 メリット 注文住宅に防音室を設けることには、さまざまなメリットがあります。以下に主な利点を挙げます。 ◆騒音トラブルを回避できる防音室を設置することで、楽器演奏や映画鑑賞などの音を外に漏らさず、近隣住民との騒音トラブルを避けられます。特に、ピアノやドラムなどの大音量を伴う活動を行う場合、周囲への配慮が必要です。 ◆プライベートな空間が確保できる防音室は、音楽や映画を楽しむためのプライベートな空間を提供してくれます。家族や友人と一緒に楽しむことができ、外部の音を気にせずに過ごせます。 ◆音質が向上する防音室は、音を遮断するだけではなく音響効果を考慮して設計されるため、音質が向上します。 ◆多目的利用が可能になる防音室は、楽器演奏だけでなく、カラオケ、映画鑑賞、テレワークなど、さまざまな用途に利用できます。 注文住宅に防音室を設けることは、生活を豊かにしてくれるだけではなく、ストレスの軽減効果も十分に得られるといえるでしょう。 デメリット 注文住宅に防音室を作る際のデメリットには、以下のような点が挙げられます。 ◆施工費用が多くかかる防音室を設置するためには、特別な材料や工法が必要です。一般的に、1坪あたり100万円以上、6畳の広さであれば250万円以上の費用がかかることが多いです。そのため、予算が大幅に増加する可能性が高いでしょう。 ◆居住空間が狭くなる場合がある防音室を設けることで、他の居住空間が狭くなることがあります。特に、限られたスペースの中で防音室を設置する場合、生活空間が圧迫されることが懸念されます。地下室など、空間を追加で作ることで、生活空間の圧迫を防げるでしょう。 ◆換気が難しくなる防音室は音を遮るために気密性が高く設計されますが、これにより換気が難しくなり、室内の空気がこもりやすくなります。特に、長時間使用する場合は、換気不足により居心地が悪く感じる場合があるでしょう。防音室を作ると同時に、換気システムの設置について、施工会社と相談しましょう。 ◆メンテナンスの必要性がある防音材は時間とともに劣化することがあり、定期的なメンテナンスが必要です。そのため、追加のコストや手間が発生する可能性があります。 ◆音が漏れることがある防音室を設置しても、窓やドアの隙間から音が漏れることがあります。特に、外部の騒音を完全に遮断することは難しいため、期待した防音効果が得られない場合もあります。 上記のデメリットを考慮しながら、注文住宅に防音室を設けるかどうかを検討することが重要です。 まとめ 注文住宅に防音室を作ることで、カラオケやドラム、映画鑑賞など大きな音が出る趣味を思う存分楽しめます。住宅が密集する場所では近所迷惑にならないようある程度の配慮が必要ですが、防音室であれば、ほどんど無用になるでしょう。 防音室を作る場合は、地下室につくることをおすすめします。生活空間が圧迫されにくいうえ、より防音性が向上するでしょう。ただし、空気の循環性が悪くなるため、あらかじめ換気システムを設置してもらうよう依頼しましょう。 注文住宅に防音室を設置する場合は、実績が豊富な施工会社への依頼がおすすめです。大阪府の羽曳野市にある「森下技建」では、防音室のある注文住宅を実現させます。下記より、ぜひお気軽にご相談ください。 【公式サイト】「森下技建」はこちら。
「同居する家族のため、バリアフリー化した注文住宅を建てたい!」 または、「老後もふまえてバリアフリー化した注文住宅を建てたい!」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。 バリアフリー化した注文住宅を建てる際は、ドアや部屋の区切りをできるだけ少なくするなど、動線をスムーズにかつ移動する際の工程を少なくすることがコツです。 当記事では、注文住宅をバリアフリー化するメリットとデメリット、平屋と2階建てそれぞれのバリアフリー化のポイント、費用相場と利用できる補助金制度などを解説します。 バリアフリー化した注文住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてください。 注文住宅をバリアフリー化するメリットとデメリット 注文住宅をバリアフリー化する前に、メリットとデメリットについて知っておきましょう。バリアフリー化はやや特殊な対応なので、住宅が完成する前後にて、メリットもあればデメリットもあります。 注文住宅をバリアフリー化させるメリットは、下記のとおりです。 ●介護の要否にかかわらず快適に暮らせる●老後も安心して住める●小さい子どもがいても安心●介護がしやすい バリアフリー化は、住人の動きやすさに特化した仕組みです。注文住宅が完成した時点では介護の必要がなくても、バリアフリー化することで住みやすさを実感できるでしょう。 一方で、注文住宅をバリアフリー化するデメリットには下記があります。 ●通常よりも高い費用がかかる●玄関から砂や虫が入りやすい●スペースが狭くなる場合がある バリアフリー化は、手すりや特別な床材の使用などで、通常よりも料金が高くなりやすいです。さらに、段差が少なくなるため玄関や窓から砂や埃、虫などが侵入しやすい点もデメリットといえるでしょう。 車椅子で暮らせる注文住宅の間取りとは? バリアフリー化に特化した間取りを考えるならば、車椅子でも快適に暮らせる間取りを目指すとよいでしょう。最もおすすめなのは平屋ですが、2階建てでも問題ありません。バリアフリー化した注文住宅を建てる際には、平屋と2階建てともに共通して下記のポイントに注意しましょう。 ●手すり・スロープは設計時から導入する●段差をなくす●滑りにくい床材を使用する●車椅子が通れる通路幅を考える●玄関から居室への動線をコンパクトにする●ドアを引き戸にする 手すりやスロープは、注文住宅が完成してから後付けすると、もとのスペースが狭くなる可能性が高いです。そのため、スロープや手すりなどははじめから導入しておきましょう。また、ドアは前後に開閉するより真横へ平行にスライドさせる扉の方が、開閉時の負担が少ないうえ、衝突する危険が減らせます。 平屋の注文住宅をおしゃれにバリアフリー化するポイント 平屋の注文住宅を建てる際、できるだけおしゃれにバリアフリー化するためのポイントを下記について、それぞれ解説します。 ●部屋の区切りを少なくする●健具を減らす●収納スペースを十分に確保する●外構の動線をスムーズにする 部屋の区切りを少なくする 部屋の区切りをできるだけ少なくすることで、扉の開閉時の負担が少なくできます。また、車椅子や歩行補助具を使用した移動がスムーズになり、生活の利便性が向上するでしょう。 広い空間は視覚的にも開放感を与え、心理的なストレスを軽減する効果もあります。さらに、段差をなくしてフラットな床面を確保すれば、転倒のリスクも減らせるでしょう。 ただし、プライバシーや音の問題、目的ごとに空間を仕切りたい場合は、必要に応じて可動式のパーティションやカーテンの利用をおすすめします。 健具を減らす 注文住宅をバリアフリー化するなら、健具をできるだけ減らしましょう。健具とは、戸や窓やふすまに障子など、可動領域とそれらを支える資材などをあわせた総称です。つまり健具を減らすことで、可動が必要な箇所が減るため、生活におけるストレスを軽減できます。 しかし、窓は日当たりを感じるために必要な健具であり、減らし過ぎてもかえってストレスを感じる場合もあるでしょう。健具の設置場所や数のバランスは、注文住宅の担当者とよく相談しましょう。 収納スペースを十分に確保する バリアフリー化した注文住宅を建てる際は、収納スペースを十分に確保しましょう。とくに平屋の場合は、間取りが限られているため収納スペースが少なくなりがちです。 車椅子や歩行補助具を使用する方が、ケガのリスクが軽減できます。そのため、生活補助のための器具を収納するスペースが必要です。また、収納スペースが少なく物が散乱した状態では、転倒リスクが増えるうえ動線がスムーズではありません。 とくに、生活を補助する器具のほか、日常的に使用する物品をすぐに取り出せる位置に収納することが重要です。たとえば、車椅子使用者が手の届く高さに収納を設置すれば、利便性が向上するでしょう。部屋全体のスペースが有効活用できるような工夫が大切です。 外構の動線をスムーズにする 注文住宅のバリアフリー化といえば、内装や間取りを考えがちですが、外構も重要です。とくに外構は、外の道路とつながっていたりプライバシーの確保が必要だったりして、動線が複雑になりがちです。しかし、外構における動線をスムーズにすることで、外出のストレスを少なくできるでしょう。 玄関扉から道路までの道を幅広く設計し、段差を設けないようにしましょう。道路と玄関の間にどうしても高低差が生じる場合は、スロープと手すりを設けます。さらに、門を設置する場合は引き戸がおすすめです。 2階建ての注文住宅をおしゃれにバリアフリー化するポイント 2階建ての注文住宅を建てる際、できるだけおしゃれにバリアフリー化するためのポイントを下記について、それぞれ解説します。 ●階段の傾斜を緩やかにする●リビングの隣に多目的スペースを設ける●トイレは1階と2階に設置する 階段の傾斜を緩やかにする バリアフリー化した注文住宅で2階を設ける際は、階段の傾斜を緩やかに設計してもらいましょう。 一般的に、階段の傾斜は30度以下が望ましいとされています。30度以下であれば、上り下りがしやすくなり、転倒のリスクが減らせます。 また階段の幅を広くし、手すりを両側に設置すれば、より安全に階段を上り下りできるでしょう。さらに、階段の段差を低くし、滑りにくい素材を使用しましょう。 滑りにくい素材を使用する場合は費用が高くなる傾向にあるため、滑りにくくするシートを後付けで設置することもできます。 リビングの隣に多目的スペースを設ける 2階建てを作る場合は、あらかじめ1階のリビングの隣を多目的スペースとしてあけておきましょう。 通常は1階と2階で生活しますが、将来的に階段の上り下りがきつくなった場合、1階のみで生活します。そのときに多目的スペースがあれば、2階に寝室や作業場を設けていた場合でも、1階の多目的スペースを活用できます。1階で生活のすべてがまかなえたら、2階へ行くことも少なくて済むでしょう。 トイレは1階と2階に設置する 2階建てを立てる際は、1階と2階それぞれにトイレを設置しましょう。 ある程度年齢を重ねた際、夜間多尿や高血圧などが起こる可能性があることから、寝室とトイレが近くにある方が安心です。そのため、将来的に2階へ上がらず1階のみ使用する場合、2階のみにトイレがある場合は不便でしょう。また、2階に寝室があり1階にしかトイレがない場合は、上り下りが面倒です。 1階と2階の両方にトイレを設けた方が、将来長い目で見たときも安心といえます。 バリアフリー化した注文住宅の費用相場 1階の間取りを3LDKにする場合、バリアフリー化した注文住宅を建てる際の費用相場は下記のとおりです。 ●平屋:約1,000万~3,000万円●2階建て:約2,000万~4,000万円※家を建てる地区や住宅ローンの金利により、実際の費用は大きく異なります。 ローコストであれば、新築の注文住宅でも1,000万円前後で購入できる場合があります。すでに注文住宅を建てており、あとからリフォームしてバリアフリー化にする場合は、約500万~1,000万円の費用が発生します。 リフォームであとからバリアフリー化した方が総額費用は大きいため、注文住宅を建てる際のバリアフリー化がおすすめです。 新築の注文住宅で利用できるバリアフリー化補助金制度 新築の注文住宅を建てる際、国土交通省が行っている「子育てエコホーム支援事業 バリアフリー改修」が利用できる可能性があります。当制度の概要は下記のとおりです。※詳細は公式サイトをご覧ください。 対象となる工事の基準・手すりの設置 ・段差解消 ・廊下幅等の拡張 ・衝撃緩和畳の設置対象工事ごとの補助額・手すりの設置:5,000円/戸 ・段差解消:7,000円/戸・廊下幅等の拡張:28,000円/戸・衝撃緩和畳の設置:20,000円/戸申請方法公式サイトより「性能を証明する書類」と「工事が行われたことを証明する書類」をダウンロードして窓口へ提出する。引用:国土交通省 子育てエコホーム支援事業 バリアフリー改修 国による事業のため、信頼性が高く、条件に合えばだれでも利用できます。 そのほか、介護保険によっては住宅改修における補助金が受けられる場合が多いです。介護保険に加入されている場合は、利用規約や要項を見直し、利用できる内容がないか確認してみましょう。 さらに、お住まいの自治体によっては、バリアフリー化に伴い補助金を提供してくれる制度が設けられている場合があります。市役所などで問合せ、利用できる制度がないか相談してみましょう。 まとめ バリアフリー化した注文住宅を建てる際は、通常よりも費用が多く発生する可能性があります。しかし、リフォームによりバリアフリー化を後付けする場合と比較すると、総額費用に大きく差が出るため、注文住宅を建てる際にまとめて導入した方がお得です。 バリアフリー化した注文住宅を建てる場合は、バリアフリー化の実績が豊富な工務店へ依頼することをおすすめします。大阪市羽曳野市の「森下技建」なら、バリアフリー化の注文空宅の建設およびリフォームを承っております。下記よりお気軽に、お問い合わせください。 【公式サイト】「森下技建」はこちら。
注文住宅を建てる際、電気自動車(EV)のコンセント設置を検討する方がいらっしゃいます。自宅に設置することで効率よく簡単に充電できるうえ、コストが抑えられるでしょう。また電気自動車を持っていなくても、将来を見据えて設置を検討するのも大変良い方法です。電気自動車(EV)用のコンセントを設置するメリットや注意点について解説します。 電気自動車(EV)のコンセントは必要? 現在電気自動車を所持していなくても、将来を見据えて電気自動車(EV)コンセントを設置できます。 昨今では電気自動車(EV)の普及が進む中、2030年代には新車販売のすべてが電動車になる可能性が高いとされています。このため、今後の車の買い替えに備えてEVコンセントの設置は賢明な選択といえるでしょう。 新築時にEVコンセントを設置することで、工事費用が安く抑えられます。新築時であれば、配線や設備の取り付けが容易なため1万円~4万円程度で済むことがほとんどです。一方で後から設置する場合は、6万円~10万円かかることがあります。 また新築時にはデザインを考慮した設置が可能であり、後付けではスペースや外構の制約から設置が難しい場合もあるでしょう。 よって注文住宅を建てる際に、早めにEVコンセントを設置することは将来の利便性やコスト削減に大きく貢献するといえます。 電気自動車(EV)コンセントとは? 電気自動車(EV)コンセントは、電気自動車の充電をするために必要なコンセントで、接続することで自動車に必要な電気を充電します。 充電する仕組み EVコンセントは、主に「普通充電」と「急速充電」の2つの方法に分かれます。普通充電は、家庭用の100Vまたは200Vのコンセントを使用し、車両に付属する車載充電ケーブルを介して充電されます。充電には数時間かかりますが、設置コストが低く家庭での利用に適しているでしょう。 一方で急速充電は公共施設や高速道路のサービスエリアに設置された専用の急速充電器などがあります。急速充電器は通常50kW以上の出力を持ち、交流を直流に変換して直接バッテリーに供給します。このため短時間での充電が可能で、たとえば30分で80%まで充電できることもあります。 EVコンセントでの充電は、利用シーンや必要な充電速度に応じて充電する形態を決めているのです。 使用スタイルの種類 EVコンセントの使用スタイルには、主に下記3つのタイプがあります。 ・壁面取り付け型・スタンド型・V2H機器 壁面取り付け型は建物の外壁に直接取り付けるスタイルで、設置スペースを取らずデザイン性に優れています。駐車場と建物が近い場合に適しており、設置費用も比較的安価です。 スタンド型は独立した縦長の充電設備で、駐車場と建物の距離が離れている場合に適しているでしょう。商業施設や公共施設でもよく見られ、自宅用としても設置できます。車載充電ケーブルを使用するタイプと、本体に充電ケーブルを備えたタイプの2通りがあります。 V2H機器(Vehicle to Home)は、タンク内に蓄えられた電力を自動車含め家庭内で使用できる機器です。災害非常時の電源としても利用でき、充電時間を短縮できるメリットがありますが、設置費用が高い傾向にあります。 設置する場所 自宅にEVコンセントを設置する際は、充電ケーブルが車両の充電口に届くように、駐車スペースの近くに設置することが基本です。特に戸建て住宅では外壁やカーポートの近くが理想的でしょう。 さらに200Vの電源が必要なため、分電盤からの距離や配線の取り回しも考慮しなければなりません。設置工事は専門的な知識が必要で、「第二種電気工事士」以上の資格を持つ業者に依頼することが法律で定められています。DIYのように自身で設置できないため注意が必要です。 また屋外に設置する場合は、防水対策や盗電防止策も重要です。たとえば高めの位置に設置し、水はねによる漏電を防ぐことや、鍵付きカバーを使用して不正使用を防ぐことが推奨されます。 電気自動車(EV)コンセントを設置するメリット 注文住宅に電気自動車(EV)コンセントを設置するメリットとして自動車が自宅で充電できるほかに、新築時から設置することで工事費用が安くなるなどが挙げられます。電気自動車を所持していなくても、設置するメリットについて解説します。 工事費用が安い 注文住宅を建てる際にEVコンセントを設置すれば、後付けするよりも工事費用を抑えられます。新築時に設置する場合、設計段階から配線や設備を組み込めるため、後から設置するよりも手間が少ないのです。具体的には、新築時の設置費用なら1万円~4万円程度で済むことがほとんどですが、後付けの場合は6万円~10万円かかることがあります。 日本ではEVコンセント設置に対する補助金制度が整備されており、国や自治体からの支援を受けることで、初期投資をさらに大幅に抑えられるでしょう。特に充電インフラ補助金を活用すると、設置費用の一部または全額が補助されることがあります。 自宅で電気自動車の充電ができる EVコンセントを設置すれば、自宅で効率よく電気自動車(EV)が充電できます。新築時に設置すれば、工事費用を抑えられるうえ配線も壁の中へ通せるためスムーズです。自宅での充電は、公共の充電ステーションを利用するよりもコストが抑えられ、利便性も高まります。 夜間や駐車中に充電を行うことで、日常生活に支障をきたすことなく充電できるでしょう。将来的に電気自動車を購入する予定があるなら、なお新築時に設置しておくことをおすすめします。 自動車以外も充電できる 注文住宅にEVコンセントを設置することで、自動車以外の機器も充電可能です。EVコンセントは通常200Vの電圧を供給するため、高圧洗浄機や電動工具、防犯カメラなど野外で使用する機器も充電できます。また分電盤の設定によってはEVコンセントを家庭用の100Vコンセントとして切り替えられるため、日常的な家電製品の使用にも便利です。 EVコンセントは多用途に活用できるため、将来的に電気自動車を購入する予定がなくても、他の用途で役立つ可能性があります。 電気自動車(EV)コンセントを設置する際の注意点 注文住宅を建てる際に電気自動車(EV)コンセントを設置すると、メリットが多い分いくつか注意点があります。適切に設置し、利便性が高い注文住宅にしましょう。 設置する高さ 注文住宅におけるEVコンセントの設置は、地面からおよそ90~120cmが推奨されています。この高さは充電ケーブルの取り扱いが容易であり、車両との接続がスムーズに行える高さであるとされています。また水はねによる漏電のリスクを軽減するためにも適した高さであるといえるでしょう。 特に屋外での使用を考慮する場合、雨水や雪の影響を受けにくい位置への設置することが重要です。さらに盗電防止策として、コンセントを高めの位置に設置し、室内からスイッチで操作できるようにすることも推奨されています。 地域によっては、積雪の影響を考慮して設置高さを調整する必要があり、例えば北海道や東北地方では、より高い位置での設置が望ましいでしょう。 盗電防止策が必要 注文住宅にEVコンセントを設置する際は、盗電防止策が必須です。特に屋外に設置する場合は下記の対策を施しましょう。 ・ロック機能付きの充電コンセントを導入する・専用の充電ケーブルにロックをかける・監視カメラやモーションセンサーの設置・電力モニタリングシステムを導入する・コンセントに使用時間制限が設けられる ロック機能付きの充電コンセントを導入することで、所有者以外による充電器を使用が防げます。一般的には充電時にのみ電力を供給する仕組みで、キーやパスコードでロックを解除するタイプがあります。 次に専用の充電ケーブルロックを使用しましょう。充電ケーブルを本体にしっかり固定し、簡単には抜けないようにすることで、第三者による不正使用を阻止できます。物理的なロックは、特に車庫のない駐車場での盗電防止に役立つでしょう。 近くに監視カメラやモーションセンサーを設置します。監視デバイスは、駐車スペースでの不審な動きを監視し、盗電行為を抑止する効果があります。万が一盗電が発生した場合でも、映像が証拠として残るため、後の対応がスムーズです。 電力モニタリングシステムは、不正な電力使用をリアルタイムで監視でき、異常な使用量が検出された場合に検知するよう設定できます。 またコンセントに時間制限を設けることで、特定の時間帯のみ使用できます。夜間などの非使用時には電力供給を制限し、盗電リスクを軽減できるでしょう。 設置後は電力会社への届け出が必要 注文住宅にEVコンセントを設置する際には、電力会社への届け出が必要です。EVコンセントの設置により使用する電力の容量が増加するため、電力会社との契約内容を見直す必要があるからです。 通常EVコンセントは200Vの電源を使用し、充電時には一定の電流が流れます。たとえば、200V15Aのコンセントを使用する場合、15Aの電流が流れるため少なくとも40A以上の契約が必要でしょう。設置前に電力会社に連絡し、必要な契約容量を確認し、変更手続きを行う必要があります。 またEVコンセントの設置に伴い、分電盤や配線の工事が必要な場合があります。専門の業者へ手配する必要があるため、電気工事士に依頼し、適切な契約内容に更新する必要があるでしょう。 まとめ 電気自動車(EV)コンセントは、電気自動車を所持している、あるいはこれから購入する予定がある人にとっては、非常に利便性が高い設備です。また電気自動車を今のところは購入予定がなくとも、野外の家電製品や家庭の電気として利用できるため、後付けして損はありません。 大阪府の工務店「森下技建」では、EVコンセントの設置を踏まえた施工経験が豊富にあります。検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。 【公式サイト】「森下技建」はこちら。
注文住宅を検討している方で、愛車をお持ちの方は是非ガレージを検討してはいかがでしょうか? ガレージは通常車の駐車スペースとして高い利便性がありますが、ほかにも収納スペースや趣味のお部屋としても活躍します。 また大切なお車を悪天候や鳥のフンなどからも守ってくれるでしょう。 注文住宅に取り付けられるガレージの種類やメリットとデメリット、そして森下技建が手掛けた過去の施工事例を3つ紹介します。 注文住宅で憧れのガレージを考えていらっしゃる方は参考にしてください。 注文住宅のガレージとは? 注文住宅のガレージとは、住宅の一部として設計され、建物の中または外につくられるガレージを指します。 中につくるものは「ビルトインガレージ」や「インナーガレージ」といい、住宅の1階部分に組み込まれることが一般的です。 車を雨風や紫外線から守るだけでなく、盗難やいたずらからも保護してくれます。 またガレージ内で車のメンテナンスをしたり趣味のスペースとして活用したりもできるでしょう。 特に都市部では土地が限られているため、ガレージハウスなら効率がよい土地利用ができます。 ただし注文住宅のガレージは多くのメリットがありながらも、通常の注文住宅より費用がかかる傾向にあるため、慎重に検討することが大切です。 注文住宅で付けられるガレージの種類 注文住宅に付けられるガレージは2種類あり、建物の中に設置するビルトインガレージと独立させたガレージがあります。 それぞれの特徴や費用が異なるため、自身が望む用途に利用できそうな方をお選びください。 ビルトインガレージ(ガレージハウス) 建物の中に設置される様式のガレージで、ガレージハウスまたはインナーガレージとも呼ばれます。 住宅の1階部分に組み込まれることが多く、大切な車を悪天候や盗難など外部から守ってくれます。 またビルトインガレージは建物内にあるため、家の中から直接車へ乗ったり荷物の積み下ろしをしたりできます。 特に子育て中の家庭や高齢者にとって、車までの動線が短いことは大きなメリットといえるでしょう。 またガレージは趣味のスペースとしても話題を呼んでおり、自転車やバイクのメンテナンス、DIY作業など多目的に使用できます。 ただし1階部分の居住スペースがある程度制限されるため、設計の相談をする段階で、慎重な判断が必要でしょう。 独立式ガレージ 独立式ガレージとは、住宅とは別に建てられるガレージを指します。 住宅から完全に切り離されて独立した構造を持つため、ある程度スペースに余裕がある場合に最適です。 またガレージのみ購入して後付けができます。 広い面積を確保でき、車両の出入りがしやすく収納や趣味のスペースとしても利用しやすいです。 特に車やバイクのメンテナンスを行うための作業スペースとしても活用できるため、DIY愛好者にもおすすめです。 また防犯性も高く、シャッターを設置することで車両を外部から守り、盗難や悪天候から愛車を保護します。 さらに建物から独立しているため、エンジン音や排気ガスの影響をほとんど受けないでしょう。 独立式ガレージは設置が比較的容易で費用も安価なため、自分のライフスタイルや趣味に合わせてカスタマイズできます。 また新築時だけでなく、中古の住宅にも後から追加できるため、柔軟性があります。 ガレージ付き注文住宅のメリット ガレージは車を外部から守ってくれたり収納スペースとして活用したりさまざまなメリットがあります。 特にお子さんやお年寄りの方がいらっしゃるご家庭では大変重宝するはずです。 移動や荷物の積み下ろしが楽になる 車が建物の中にあることで、車と言えの中との動線が短くなり、生活上の利便性が向上します。 車の乗り降りはもちろん、車への荷物の積み下ろしや出し入れも簡単です。 悪天候の日も濡れることなく乗車できるため、お子さんやお年寄りの入る家庭なら得意大活躍でしょう。 またある程度の広さが確保出来たら、ドアの開閉時もぶつけることはありませんし、車周辺の移動も楽になります。 車を天候から守れる 注文住宅にガレージを付けることは、車を悪天候から守るために非常に効果的です。ガレージは雨、雪、風、紫外線などの影響を防ぎ、車の外観や塗装の劣化を防ぎます18。特に、ビルトインガレージは屋内に車を駐車できるため、これらの天候要因からの保護が強化されます11。また、ガレージは防犯面でも優れており、シャッターを閉めることで盗難やいたずらから車を守ることができます1012。さらに、ガレージは温度管理にも寄与し、車内の温度変動を抑えることでエンジンやバッテリーの劣化を防ぎます9。このように、ガレージは単なる駐車スペース以上の役割を果たし、車を安全かつ快適に保つための重要な構造物です。 倉庫スペースとして利用できる ガレージは空間が広いため、倉庫スペースとして利用できます。 ほかにも車の駐車だけでなく、バイクや自転車、アウトドア用品などの収納にも適しているでしょう。 特にガレージの広さを考慮すれば、車以外の物や家具も効率的に収納できます。 ビルトインガレージ(インナーガレージ)なら建物内とつながっているため、食糧庫や物置としても利用できます。 おかげで雨の日などの悪天候でも濡れずに荷物を出し入れできるため、動線が短くなり生活の効率や質が向上するでしょう。 またガレージ内にコンセントを設けておくことで、電動工具やその他の機器を使用する際にも便利です。 ガレージ付き注文住宅のデメリット メリットが多い一方で、費用が多くかかったり住居スペースが限られたりするなどデメリットもあります。 購入したり住んだりする予定の場所で、ガレージを作りつつも十分に快適な生活がおくれるかどうかも検討しましょう。 費用がかかる 注文住宅にガレージを付ける際は、通常よりも大幅に費用が発生することがあります。 ガレージの種類やサイズ、使用する素材によって大きく異なりますが、一般的にはビルトインガレージの費用相場は坪単価50万~80万円程度とされており、車1台分の広さ(約4~6坪)であれば、200万~500万円が目安です。 さらに具体的には、木造の場合は約200万~250万円、鉄骨造では300万前後、鉄筋コンクリート造では400万~600万円程度かかることがあります。 またガレージの設備やオプション(電動シャッターなど)を追加すると、さらに費用が増加するでしょう。 地域による価格差も考慮する必要があり、都市部では土地代が高いため、ガレージを含む住宅の建設コストも上昇する傾向があるため注意が必要です。 施工会社の担当者と打ち合わせし、予算や費用についてはあらかじめ把握しておきましょう。 住居スペースが狭くなる場合がある 注文住宅にガレージを付けると、居住スペースが狭くなる可能性があります。 特にビルトインガレージを設ける場合は1階のスペースがガレージに取られるため、リビングや寝室などの居住空間を2階以上に配置しなければならない場合もあるでしょう。 このため階段の上り下りが増え、生活動線がかえって不便になることもあります。 またガレージの設置によって間取りの自由度が制限されることもあります。 ガレージの出入り口や動線を考慮するために居住空間の配置に影響を与えることがあります。 ガレージを設ける際は、居住スペースとのバランスを考えた設計が重要です。 車の排気ガスが建物内に影響を与えることがある 注文住宅にガレージを付ける際、車の排気ガスが建物に影響を与える可能性があります。 特にビルトインガレージの場合は、排気ガスが居住空間に流入するリスクがあるでしょう。 排気ガスには一酸化炭素が含まれており、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、換気対策が必須です。 大型の換気扇を設置したり自然換気を促進したりする設計がおすすめです。 また排気ガスによる臭いもあり、ガレージ内でエンジンをかけると臭いが居住空間に広がる可能性があります。 さらに排気ガスは建材にも影響を及ぼし、長年蓄積されると、特に木材やプラスチック製品は劣化することがあります。 ガレージと居住空間の距離を適切に保ち、効率的な換気システムを導入するよう設計してもらいましょう。 【森下技建】ガレージハウスの施工事例3選 森下技建が、過去に手がけたガレージ付きの注文住宅を3つご紹介します。 ご購入いただいたお客さまからは好評をいただいており、憧れのガレージがある家で思い思いに過ごされていらっしゃいます。 事例1:松原市三宅中M様邸 松原市三宅中M様邸 お引っ越しが完了したところのお写真を撮らせていただきました。 ビルトインガレージの家を採用され、間に柱を建てることで仕切りを設け、2つの用途にご利用いただけます。 お車に乗らないときはシャッターを閉めるため、防犯やセキュリティ設備としても大変優秀です。 事例2:太子町聖和台K様邸 太子町聖和台K様邸 開放感あふれる土地に、ガレージ付きの注文住宅をご購入いただきました。 出入り口が2箇所あるため、車と自転車やバイクなど2つ以上の用途にお使いいただけます。 ガレージには窓が2つ付いているため換気も良く安心です。 ガレージの出入り口前も広いスペースを取っているため、むきにかかわらず車の出し入れが簡単です。 事例3:堺市美原区大保M様邸 堺市美原区大保M様邸 白く清潔感あふれる建物に、青色の柱とバルコニーが印象的なおうちです。 柱でガレージ内を2つの空間に区切っており、2つの用途で使い分けてご利用いただけます。 各スペースの広さも十分に確保されており、玄関からの動線も短いため利便性が高いです。 ガレージへ向かう動線を玄関より指定した場合、居住スペースが多く確保できます。 まとめ 注文住宅にガレージを付けることで、大切な車を守るだけではなく倉庫スペースとしても活用できるうえ大変重宝します。 また空間が広いため趣味の部屋としても活用でき、バイクや自転車置き場など用途が広がります。 しかし追加で費用が発生したり車の排気ガスが居住空間へ影響したりする可能性があるでしょう。 実績が豊富な施工担当者と念入りに打ち合わせし、自身にとって理想の生活がおくれるよう慎重に検討することが大切です。 【公式サイト】「森下技建」はこちら
ルーフバルコニーとは、マンションや住宅の最上階に設けられた屋根のないバルコニーを指します。ルーフバルコニーは開放感や風通しの良さが特徴で、外部にいながらプライバシーが保てるため、プライベートな空間として重宝するでしょう。 昨今では注文住宅を建てる際、あこがれのルーフバルコニーをつける人が増えています。当記事では、ルーフバルコニーのメリットとデメリット、設置する際の費用や実際に設置した人の体験談について紹介します。注文住宅を建てる際にルーフバルコニーを検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ルーフバルコニーを設置するメリット 屋根をなくして設置するルーフバルコニーは、通常のベランダとは異なるメリットが得られます。ガーデニングや家庭菜園などもはかどるため、植物が好きな方や開放感のある場所が欲しい方には向いているでしょう。 開放感があり眺望がよい ルーフバルコニーのメリットとして、開放感と広いスペースが挙げられます。 まずルーフバルコニーは屋根がないため、空が広がり視覚的に圧迫感がなく、開放的な印象を与えてくれるでしょう。特に高層階に位置する場合は、素晴らしい眺望が楽しめるため、日常生活におけるストレスが軽減できます。 またルーフバルコニーはプライバシーの面でも優れています。屋上にあるため、外部にいながらも外からの視線を気にせずに過ごせて、リフレッシュするための場所として適しているでしょう。 ただしルーフバルコニーを利用する際は、天候によっては使用できないことや、近隣への配慮が必要な場合があります。騒音や臭いに関しては特に注意が必要であり、周囲とのトラブルを避けるためには利用方法に工夫が求められるでしょう。 多様な活用方法がある ルーフバルコニーは、多様な活用方法があります。まず開放感があるため、空を見上げたり周囲の景色を楽しんだりできます。 また広いスペースを活かして家具を置いたり、ガーデニングを楽しんだりできます。家族や友人と一緒に食事をしたり、遊んだり活動をする場所として機能するでしょう。ルーフバルコニーは実用的な場所としても機能し、日当たりが良いため洗濯物や布団を干す場所にも最適です。特に日当たりの良い場所では、洗濯物が早く乾き、家事の効率も向上するでしょう。 ルーフバルコニーの多様な使用用途としては、下記のアイデアがあります。 ◎ ガーデニングや家庭菜園 ◎ バーベキュー ◎ リラックススペース ◎ 子どもやペットの遊び場 ◎ 洗濯物干し場 ◎ 物置 ◎ 運動スペース 上記の活用方法は、ルーフバルコニーの特性を最大限に引き出し、住まいの価値を高めてくれるでしょう。 ライフスタイルが向上する ルーフバルコニーは、住人のライフスタイルを大きく向上させてくれます。 開放感と日当たりの良さから、空を見上げながらリラックスでき、特に都市部の場合でも自然光を積極的に取り入れられるため心地よい環境ができます。自然光が浴びられる空間は、ストレス軽減や心身のリフレッシュにつながり、日常生活の質を向上させます。 またルーフバルコニーは、ガーデニングやバーベキューなど多彩な用途に利用でき、アウトドアライフを充実させられます。運動場所にも最適で、健康的なライフスタイルが促進できるでしょう。屋上緑化や家庭菜園を設けることで、都市生活の中でも自然との触れ合いが持てて、環境への配慮も実現できるでしょう。また太陽光発電パネルを設置することで、省エネルギーにもつながります。 ルーフバルコニーは単なる屋外スペース以上の価値を持ち、多様なライフスタイル向上にも役立ちます。 ルーフバルコニーの設置にかかる費用 ルーフバルコニーをオプションで付ける場合の費用相場について解説します。設置を検討されている方は、予算計画の参考としてください。 初期費用 注文住宅でルーフバルコニーを設置する際の初期費用はさまざまな要因により異なりますが、一般的な相場としては1平方メートルあたり約10万円から12万円程度が目安です。たとえば、10平方メートルのルーフバルコニーを設置する場合、総額で約100万円から120万円程度の費用がかかることになります。 さらに、ルーフバルコニーの設置には追加の費用が発生することがあります。内階段を設置する場合は70万円から80万円、外階段の場合は20万円から30万円ほどの追加費用が必要です。 また防水工事や断熱対策も重要で、施す場合はさらに別途費用がかかり、約4,500円から8,000円/平方メートルの範囲で行われることが一般的です。 そして設置にあたっては、使用する材料やデザインによっても価格が変動します。特にウッドデッキなど人気のある素材を使用すると、コストが高くなる傾向があります。 注文住宅にルーフバルコニーを設置する際の初期費用は、基本的な施工費用に加えて防水や断熱工事や階段設置などの追加費用を含めると、100万円から200万円以上になる可能性もあります。 担当の施工業者さんへ、具体的な見積もりを出して確認するようにしましょう。 維持管理費用 注文住宅におけるルーフバルコニーの維持管理費用は、主に防水工事や定期的なメンテナンスに発生します。 ルーフバルコニーは屋外に位置するため、雨漏りを防ぐための防水工事が非常に重要です。一般的に防水工事は5年から10年ごとに行う必要があり、使用する防水材によって費用が異なります。たとえばウレタン防水の場合、施工単価は1平方メートルあたり3,000〜7,000円で、耐用年数は5〜10年です。 また定期的なメンテナンスでは、排水溝の清掃や床面の点検を行います。点検を怠ると、雨漏りや構造的な損傷を引き起こす可能性があるでしょう。メンテナンスの頻度は5年ごとが一般的ですが、環境や使用状況によって変わることがあります。 さらにルーフバルコニーの設置時には、断熱性や防音性を考慮するとよいでしょう。早めに対策を施しておけば、長期的な維持管理費用を抑えられます。特に夏場は下階の温度上昇が懸念されるため、断熱材の使用が推奨されます。 ルーフバルコニーを設置するときの注意点 開放的で日当たりがよくなることから、設置する際のメリットが多いルーフバルコニーですが、同時に利用する際の注意点があります。注意点やデメリットを把握したうえで、理想のルーフバルコニーを設置しましょう。 設置できる条件に注意する 注文住宅でルーフバルコニーを設置する際は、設置できる条件に当てはまっている必要があります。 まず法律や規制により設置の可否が決まる可能性があるでしょう。ルーフバルコニーは地域の建築法規制に従う必要があり、特に高さ制限や隣接建物との距離に関する規制が設計に影響を与えます。またルーフバルコニーが延床面積に含まれるかどうかも地域によって異なるため、事前に確認が必要です。 さらにルーフバルコニーは建物の屋根部分に設置されるため、建物全体の強度や耐震性を考慮する必要があります。特に日本は地震が多いため、耐震性の確保が優先されることがあるでしょう。ルーフバルコニーの設置の可否については、担当の施工会社さんと相談して、条件に当てはまっているかどうかを確認しましょう。 安全対策を施す ルーフバルコニーは野外かつ高い位置に設置されるため、いくつかの安全対策を施す必要があるでしょう。安全対策のポイントを考慮することで、事故やトラブルを未然に防げます。 はじめに手すりの設置が不可欠です。建築基準法では、2階以上のバルコニーには1.1メートル以上の手すりを設けることが求められています。特に小さな子供やペットがいる家庭では、手すりの高さや強度を十分に考慮する必要があるでしょう。 次に、滑り止め加工を施した床材を選ぶことも大切です。雨や雪の日には滑りやすくなるため、ウッドデッキやタイルなどの滑りにくい素材を選ぶことで安全性を高められます。 また排水システムの確保も重要です。ルーフバルコニーは雨水が溜まりやすいため、排水口の設置と定期的な清掃が必要です。排水口が詰まると水漏れや雨漏りの原因となるため、掃除しやすい構造にしておくことが望ましいでしょう。 さらに防犯対策として、入り口の防犯ガラスや施錠機能を強化しておくことで、不審者の侵入リスクを低減できます。 安全対策や防犯設備は、設置するだけでなく定期的なメンテナンスが不可欠です。防水工事や床材の点検を定期的に行い、劣化や損傷を早期に発見することで、大きなトラブルを未然に防げるでしょう。 定期的なメンテナンスと管理が必要 ルーフバルコニーは、長期間にわたって快適に使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスや点検場所は主に下記の箇所です。 ◎ 防水処理の確認◎ 排水機能◎ 床材の破損の有無◎ 設置している家具の管理◎ 手すりやフェンスの強度 ルーフバルコニーは雨風にさらされるため、防水層の劣化が進みやすいです。一般的にはウレタン防水やFRP防水が用いられ、5年から10年ごとに点検し、必要に応じて再施工を行うことが推奨されます。特に、ひび割れや剥がれが見られる場合は早急に対処する必要があるでしょう。 また排水機能のチェックも重要です。排水溝が詰まると水たまりができ、雨漏りの原因となります。定期的に排水溝の清掃を行い、落ち葉やゴミが詰まっていないか確認しましょう。特に秋や春には、落ち葉の影響で詰まりやすくなるため注意が必要です。 タイルやウッドデッキなどの床材は、使用する素材によって劣化具合が異なります。定期的な清掃とともに、傷みや腐食のチェックも行うべきです。特にウッドデッキは湿気による腐食が進みやすいため、塗装や防腐処理を定期的に行うことが推奨されます。 またルーフバルコニーに設置した家具や設備は定期的に点検し、劣化していたら交換または修理を行います。強風時には家具を室内に移動させるなどの対策も必要です。 最後に安全対策として手すりやフェンスの強度を確認し、安全性を確保します。特に小さなお子様やペットがいる家庭では、安全対策を徹底しましょう。 まとめ ルーフバルコニーは開放感や広さから、多くのメリットがあります。特にBBQや家庭菜園、洗濯物を干すスペースとして活用でき、居住空間が広く感じられる効果もあります。設置費用は1平方メートルあたり約10万円から12万円で、小型のバルコニーなら40万円から80万円程度です。ルーフバルコニーの設置を検討している場合は、担当の施工会社と、念入りに予算決めをしましょう。 「株式会社 森下技建」では、これまでにさまざまな形の注文住宅のご相談を受けた実績があります。もちろんルーフバルコニー付きの注文住宅の相談も可能ですので、下記よりぜひお気軽にお問い合わせください。 【公式サイト】「株式会社 森下技建」はこちら。
ルンバは自動掃除機として多くの家庭で利用されており、その利便性から人気が高まっています。かつては掃除してほしいところまで手が届いていない、床がきれいでなければ使用できないなどの辛口レビューがありましたが、昨今のルンバは性能が非常に良くなっており、自宅に導入する家庭が増えています。 注文住宅を検討されているのであれば、新居へのお引っ越しを機にルンバを導入されてはいかがでしょうか?この記事では、ルンバが待機する「ルンバ基地」の最適な設置場所とメリットについて詳しく説明します。 ルンバ基地とは? ルンバ基地とは、ロボット掃除機「ルンバ」が掃除を終えた後に戻るためのホームベース(充電器)を指します。基地はルンバが自動的に充電を行うために必要で、設置にはいくつかの条件があり、適切な場所を選ぶことが費用対効果を高めるカギとなるでしょう。 基本的にルンバ基地は広い空間に設置する必要があります。周囲には障害物のない場所が望ましく、製品にもよりますが両側には0.5メートル以上、正面には2.4メートル以上の空間を確保することが推奨されており、平らな床に設置し段差からは1.2メートル以上離す必要があります。 上記の条件に当てはまる場所に設置すれば、ルンバが迷うことなくスムーズに基地へ戻れるでしょう。 注文空宅に用意したいルンバ基地のおすすめ設置場所 ルンバ基地を設置する場所には複数の条件がありますが、条件に当てはまっていてもあまり設置すべきでない場所もあります。設置すべきでない場所に設置すると、ルンバが自力で戻れなかったり隅々まで掃除できなかったりして、効果が薄れてしまうでしょう。設置する際にふさわしい場所とおすすめしない場所について解説します。 理想的な設置場所 ルンバ基地の設置場所として理想とされる場所の条件には下記があります。 ・障害物の少ない広い空間・段差のない平らな床・電源の確保・デッドスペース・物の下や隙間などの目立たない位置・Wi-Fi環境が整っている 上記を満たす場所としては、具体的に下記のような場所がおすすめです。 ◆階段下:階段の一段目の下はデッドスペースになりやすく、ルンバ基地として有効活用できます。人の動線にも影響しないため、来客時にも目立ちません。 ◆クローゼット内:ウォークインクローゼットや通常のクローゼット内に設置することで、ルンバが見えず、生活感を抑えられます。可能なら扉を取り除いておくと、ルンバの使用時に都度開け閉めしなくてもよいため楽です。 ◆テレビボードの下:フロートタイプのテレビボードの下は、コンセントを設置してルンバ基地として利用できます。インテリアとして自然に溶け込むでしょう。 ◆洗面台の下:造作洗面台の下部をオープンスペースにすることで、ルンバを収納できます。奥行きに注意し、足元で邪魔にならないようにしましょう。 ◆小上がり和室の下:スペースを有効活用できる場所で、オープンスペースを設けてコンセントを取り付けることで、ルンバ基地として機能します。 上記の場所は、ルンバがスムーズに出入りできるように設計されているならおすすめです。特に周囲には十分なスペース(両脇0.5m以上、前方1.2m以上)を確保し、充電器や本体が収まる必要があるでしょう。 設置を避けるべき場所 一方でルンバ基地を設置する際に避けるべき場所は、下記のとおりです。 ◆段差のある場所:ルンバは最大で約2cmの段差を乗り越えられますが、それ以上高い段差があるとスムーズに移動できず、不完全なまま掃除が終わることもあります。特に階段の近くは、落下の危険があるため避けるべきです。 ◆狭いスペースや障害物が多い場所:ルンバは開放的で広い空間での使用を前提に設計されています。家具やその他の障害物が多い場所では動きが制限され、掃除の効率が低下します。公式では、ルンバ基地の周囲には両側で0.5m以上、正面で2.4m以上の空間を確保することが推奨されています。 ◆Wi-Fi信号が弱い場所:ルンバはスマートフォンアプリと連携して操作するため、安定したWi-Fi環境が必要です。信号が弱いと、操作やプログラムの更新に支障をきたすことがあります。 ◆湿気の多い場所や温度変化の激しい場所:キッチンの近くなどは湿気が多く、ルンバの電子機器に悪影響を与える可能性があります。また直射日光が当たる窓際なども避けた方が良いでしょう。 ◆扉で閉じられた空間:扉付きの収納内に設置すると、出入りが面倒になりルンバの稼働時にも扉を開ける必要があります。これでは使い勝手が悪くなりますし、掃除中に扉周りの掃除もしづらくなります。 上記のポイントに当てはまる場所にルンバ基地を設置すると、停止したり掃除が終わっていないまま帰ったりして、効果が実感しにくくなります。 注文住宅にルンバを導入するメリット ルンバは人間に代わって自動でゴミを検知して掃除してくれるロボットです。注文住宅にルンバを導入することで、大きく分けて2つのメリットが感じられるでしょう。 時間の短縮につながる 注文住宅にルンバを導入すると、家事の時間短縮に大きくつながります。ルンバは自動で掃除を行うロボット掃除機であり、特に忙しい家庭にとっては非常に便利です。共働き家庭や育児中の家庭では、掃除の時間を確保することが難しいため、ルンバの導入によって負担を軽減できるでしょう。 ルンバはスケジュール設定が可能で、指定した時間に自動で掃除を開始します。そのため家事の合間や外出中に掃除をしてもらうことができ、朝出かける前にルンバをセットしておけば、帰宅時には掃除が完了している状態になります。 またルンバはある程度なら家具や障害物を避けながら動いてくれるため、自分で掃除する際の手間やストレスを軽減できます。特に新築住宅ではまだ物が少なく真新しい状態ですので、ルンバがスムーズに動きやすく、効果を実感しやすいといえるでしょう。 さらにルンバの製品自体もお手入れが簡単で、掃除の頻度が高くとも1週間に一度、ワンタッチでふたを開けて中のゴミをゴミ箱に捨てるだけで完了します。 ルンバに掃除を任せれば、時間と手間が大幅に減らせることが分かるでしょう。 清潔な住環境が維持できる 注文住宅にルンバを導入すれば、清潔な住環境が維持できます。ルンバは自動掃除機として、日常的な掃除を効率的に行うための優れたロボットです。特に家の構造や間取りが自由に設計できる注文住宅では、ルンバの効果を最大限に引き出せるでしょう。 ルンバは床面のゴミやほこりを自動で吸引し、定期的に掃除を行うことで清潔感を保ってくれます。特にペットを飼っている家庭や小さな子供がいる家庭では、毛や食べこぼしなどが多く発生しますが、ルンバはこれらの細かいゴミも逃さずに掃除します。特にフローリングや短い毛足のカーペットで効果を発揮するでしょう。 また製品のなかには空気清浄機能を持つモデルもあり、掃除と同時に空気中の微細な粒子を除去してくれるため、アレルギーなどの症状をお持ちの方にとってもありがたい機能といえます。 そして何よりルンバを設置することで、ルンバ自体が掃除しやすくなるよう床に物を置かなくなることが挙げられます。散らかっていた場合、ルンバを使用する度に床から物をどけなくてはならないため非常に手間です。そのためはじめから床に物を置くことがなくなり、常に部屋がスッキリするといった声が多く聞かれます。 ルンバ基地を設置する際の注意点 ルンバは自動でごみを検知して掃除してくれるロボットであり、スマートフォンで予約操作しておけば、留守中など見ていないときでも動作します。そのため、設置と使用するうえで注意しなければならないことがあります。 電源(コンセント)の確保が必要 注文住宅にルンバを導入する際、意外にも盲点となってしまうことが電源(コンセント)の確保です。ルンバは自動で掃除を行うロボット掃除機であり、充電には専用の電源が必要です。 特にルンバの充電ステーション(ホームベースやクリーンベース)を設置する場所には近くにコンセントがあることが必須で、自動で戻ってこられるようある程度広いスペースが必要です。さらに、基地と本体の赤外線通信を妨げないような場所が望ましいでしょう。 注文住宅の設計段階でルンバ基地を考慮するならば、デッドスペースを有効活用できます。階段下や家具の下など、電源があるならば普段使わない空間を利用してルンバ基地を設置できます。 障害物対策を行う必要がある 注文住宅にルンバを導入する際、障害物対策は非常に重要です。ルンバは製品自体に取り付けられたセンサーでゴミや障害物を検知して動きますが、効果的に機能させるためにはある程度周囲の環境を整える必要があります。 まずルンバがスムーズに移動できるように、床に置かれた物や家具の配置を見直しましょう。特に、コード類や小さなおもちゃなどの障害物はルンバが引っかかる原因になり、動作を妨げることがあります。すると掃除が中断されるだけでなく、ルンバ自体が故障するリスクも高まります。 次に、段差や階段の近くでは特別な対策が必要です。ルンバには段差センサーが搭載されており、階段などの大きな段差があればよけて走行してくれます。しかしセンサーが汚れたり故障したりすると階段から落ちる危険があるため、階段付近では物理的な障害物を設置し、進入しないよう工夫が必要です。 そしてルンバの使用前には必ず床を片付けておきましょう。特にカーペットやラグの上ではルンバが引っかかる可能性があるため、敷物をあらかじめ外しておく必要があります。また姿見を置いている場合、ルンバがぶつかって割れる危険性があるため注意しましょう。 まとめ 注文住宅でルンバ基地を設置するときのおすすめの場所とおすすめしない場所について紹介しました。ルンバは自動でゴミや障害物を検知して、部屋中を代わりに掃除してくれる優れたロボットです。そのため家事や育児で忙しい方にとっては、そうじの手間と時間を短縮してくれるありがたい家電となるでしょう。ただしルンバ基地の設置にはある程度広いスペースと電源の確保が必要で、床のものをどかしておく点に注意しましょう。 新しいおうちとお部屋をいつまでも清潔な住環境を保ち、豊かな生活をおくりましょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎せっかく建てる注文住宅のお風呂はこだわりたい! ◎使いやすくておしゃれなお風呂を選ぶポイントは? ◎お風呂のサイズと費用相場が知りたい このように思っているかもしれません。 注文住宅の水回りはこだわりたいところですが、特にお風呂は大切なポイントです。 広さや素材、オプションなどの選択肢が多いため、どこから考えればよいか迷う人もいるでしょう。 この記事では、注文住宅のお風呂やオプションの選び方、デザインのポイントなどをご紹介します。 お風呂場の広さと費用の目安についてもお伝えしますので、最後まで読んで参考にしてみてください。 定番はユニットバス!お風呂の種類の選び方 お風呂の浴槽は、おもに以下の3種類です。 ◎ユニットバス ◎ハーフユニットバス ◎在来浴室 最も主流なのはユニットバスで、コストパフォーマンスに優れている特徴があります。 ユニットバスは、床、壁、天井と浴槽がセットになったお風呂です。 断熱性や防水性が高く、値段をおさえられるわりに使い勝手が良いため人気があります。 最近ではデザイン性に優れたユニットバスも多く、カラーや材質の種類が増えているのも特徴です。 よりこだわって浴室を作りたい場合は、ハーフユニットバスや在来浴室を選ぶとよいでしょう。 サイズや建材を一から選べるため、唯一無二の浴室をデザインできます。 ただしコストが高いうえに、デザイン面と機能面のバランスを取るのが難しいデメリットもあります。 お風呂場の広さと費用目安 お風呂場の広さは、主に以下の3種類です ◎0.75坪 ◎1坪 ◎1.25坪 注文住宅で暮らす家族の年齢や人数、ライフスタイルによって、どの広さのお風呂場が適しているかは様々です。 一般的な家庭であれば、1坪のお風呂を採用するのがおすすめです。しかし狭小地に住宅を建てる場合は、0.75坪にしてお風呂の面積をおさえるのがよいでしょう。 また育児や介護など、家族で一緒にお風呂を使う場合は、1.25坪の広さがあると使い勝手が良くなります。 1坪のユニットバスの費用相場は、70~120万円程度です。さらに広い1.25坪にした場合は、追加で10~30万円ほどがかかります。 ただし、お風呂場の設置にかかる費用は、オプションの有無や浴槽の材質などによって大きく変わります。あらかじめある程度予算を決めて、お風呂場の設計に取りかかるのがおすすめです。 お風呂に設置するオプションの選び方 お風呂場につけるオプションには、以下のようなものがあります。 ◎浴槽の形状や材質 ◎入り口部分のとびら ◎手すり ◎乾燥機能・暖房 ◎棚・ミラー・カウンター 順番に紹介していきます。 浴槽の形状や材質 ユニットバスの浴槽は、好みに合わせて形状や材質を変更できます。 たとえば浴槽の底面を一段上がったステップ浴槽にすれば、半身浴をしやすくなります。 浴槽の保温性を高めるオプションを付ければ、お湯を冷めにくくして追い炊きを減らすことができます。 また、人造大理石やホーローなどの材質を選び、肌触りや質感を良くすることも可能です。 お風呂は毎日の疲れを取る場所なので、気に入ったデザインや肌触りの材質を選べるとよいでしょう。 入口部分のとびら 入口部分のとびらは、主に以下の3種類があります。 ◎折れ戸 ◎開き戸 ◎引き戸 標準仕様は、折れ戸である場合が多いです。開閉時に必要なスペースが少ないため狭い場所でも設置しやすいですが、部品が多くて故障しやすいデメリットがあります。 開き戸は故障しづらいですが、開閉時に必要なスペースが広いです。 引き戸は開閉しやすく便利ですが、オプション料金が高くなる傾向があります。 とびらのオプションの予算や優先順位を考慮して、最適なとびらを探してみてください。 手すり 浴室やドアの横に、手すりを設置することができます。 手すりは老後の生活に便利なだけでなく、子育て中の家庭にもおすすめです。 手すりがあればお子さんの転倒を防止でき、バタバタしがちなお風呂の時間も安心です。 また若い人でも、ちょっとした疲労や貧血で、お風呂の前後にふらついてしまうことは少なくありません。 リフォームで後付けするよりも新築のときにまとめて設置した方が、工事の費用をおさえられます。手すりの必要性を感じたら、注文住宅を建てる段階で設置を検討してみてください。 乾燥機能・暖房 浴室に、乾燥機能や暖房のオプションを追加するのも便利です。 通常浴室には換気扇がついていますが、乾燥機能があればより確実に浴室内のカビを防止できます。 洗濯物を部屋干ししたいときも、素早く乾かせるため、嫌な匂いの発生や選択の手間を減らせるメリットがあります。 また浴室に暖房を設置すれば、冬に発生しやすいヒートショック現象による健康被害の防止を期待できます。 お風呂をより快適に保ちたい方や部屋干しの機会が多そうな方は、乾燥機能や浴室暖房を設置すると良いでしょう。 棚・ミラー・カウンター お風呂場には、棚やミラー、カウンターなどがあると便利です。 お風呂場は体を洗うための石鹸やシャンプー、掃除用具など、意外に置いておきたいものがたくさんあります。そのため、棚やカウンターを設置してすっきり収納できるようにするのがおすすめです。 また大きなミラーを設置すると、お風呂場の空間が広く感じて開放感が上がります。 お風呂で髭剃りなどをする人は、ミラーを使う機会も多いでしょう。 ただし、不必要に棚・ミラー・カウンターを設置すると、かえって窮屈に感じられることもあります。オプションを増やすと掃除の手間も増えるため、本当に必要だと判断したもののみ設置するのが重要です。 今のお風呂場の使い方をよく振り返って、必要なオプションとそうでないものをきちんと見極めましょう。 お風呂をデザインする3つのポイント お風呂をデザインするポイントは、以下の3つです。 ◎日当たりや風通しをよくする ◎本当に必要なオプションを選ぶ ◎バリアフリーに考慮する 順番に解説していきます。 日当たりや風通しを良くする カビを発生しづらくしてきれいな状態を保つために、日当たりや風通しは重要です。 日が当たりづらい北側の部屋に浴室を設置する場合は、窓や通気口を設けて、太陽光や風を確保できるようにしましょう。 また浴室に窓を設けないと、息苦しさを感じる場合もあります。 特に朝や昼にお風呂場を利用する可能性がある人は、窓を設置して自然光を取り入れるのがおすすめです。 ただし窓を設置する際は、防犯面に配慮する必要があります。 すりガラスを採用したり、ブラインドを設置したりして、外から浴室の中が見えないように配慮しましょう。 本当に必要なオプションを選ぶ あれこれ機能を付け足すのではなく、本当に必要なオプションを選んで設置するのが重要です。 浴室には、様々なオプションを設置できます。浴室テレビやジャグジー、サウナ機能など、魅力的に思えるオプションが盛りだくさんです。 しかし、実際に設置してみたらほとんど使わずに後悔したというケースも、よくあります。 今使っているお風呂の機能を思い浮かべて、本当にオプションが必要かを見極めてみてください。 魅力的に感じたオプションでも「毎日使うお風呂には必要ない」と感じるものがあるはずです。 無駄なコストを省けば、注文住宅で本当にお金をかけたいところに投資することができます。 予算を決めて、計画的にオプションを選びましょう。 バリアフリーに考慮する お風呂場は事故が起こりやすいため、バリアフリーに配慮して設計するのが大切です。 注文住宅は、安全に長く住み続けられる設計にする必要があります。 高齢になると入浴が大変になるため、新築のうちから手すりを付けたり、段差をなくしたりするのがおすすめです。床の材質は、濡れても滑りづらいものを採用するとよいでしょう。 子どもや若い人であっても、お風呂場ですべったり、頭を打ったりするリスクはあります。 新築のうちから安全なお風呂場を設計して、誰もが使いやすい環境を整えましょう。 こだわりあるおしゃれなお風呂にする3つのポイント 機能面だけでなく、デザイン面にもこだわったおしゃれなお風呂にするためには、以下の3つが大切です。 ◎デザインに統一感を持たせる ◎シンプルな色でまとめる ◎浮かせる収納を取り入れる 1つずつ紹介していきます。 デザインに統一感を持たせる 洗面所やお風呂場のデザインに統一感があると、おしゃれな印象になります。 細かいデザインを決めていく前に、カタログやモデルハウスを見ながら、全体のイメージを持っておくのが重要です。 たとえば「高級感のあるデザイン」「シンプルで飽きないデザイン」など、テーマを決めると良いでしょう。 デザインのテーマを決めることで、カラーや材質を選ぶ際の基準を持つことができます。 シンプルな色でまとめる お風呂にはたくさんの色を使わず、シンプルにまとめるのがおすすめです。 白やグレー、ベージュなどの色でまとめると、飽きの来ないおしゃれなデザインになりやすい傾向があります。 またお風呂は体をきれいにする場所なので、汚れが目立ちづらい色や材質を選ぶのも重要です。 毎日使うところが汚れて見えるとストレスにつながるため、掃除の手間を考慮して色を選びましょう。 浮かせる収納を取り入れる お風呂は、浮かせる収納を取り入れると掃除しやすくなります。 シャンプーやボディーソープ、掃除用具などを棚に置くと、いつのまにかカビやぬめりが発生してしまいます。 そうなるとこまめな掃除が必要となり、ストレスに感じるでしょう。 しかし吸盤やマグネットを使って地面と設置しないようにすれば、格段にきれいな状態を保ちやすくなります。 まとめ この記事では、注文住宅のお風呂やオプションの選び方、費用相場などをご紹介しました。 一般的なのはユニットバスで、コストパフォーマンス良くおしゃれなお風呂をかなえられます。 またお風呂をデザインする際は、日当たりや風通し、バリアフリーを考慮するのが重要です。 本当に使いたいところにお金を使うために、使い勝手を考慮してオプションを選ぶのもポイントです。 この記事を参考に、自分の家族のライフスタイルにあったお風呂を選んでみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎車を持っているけれど、注文住宅に駐車場をつけた方がいい? ◎駐車場を設置するときの、ポイントや注意点は? ◎注文住宅の駐車場は、どれくらいの費用がかかる? このような疑問を持っているかもしれません。 自家用車を持っている場合は、注文住宅に駐車場の設置を検討する人も多いでしょう。 この記事では、注文住宅に駐車場を設置すべきかどうか判断する際のポイントについて解説します。 また、駐車場の広さや設計の決め方、費用相場についてもお伝えします。 この記事を参考に、あなたの注文住宅に駐車場を設置するときの設計や費用などを、シミュレーションしてみてください。 駐車場は必要?判断する時の2つのポイント 注文住宅に駐車場が必要かどうか、判断するときのポイントは2つあります。 充分な駐車スペースを確保できるか 駐車場を設置したい場合は、必要な広さを確保できるか確認するのが重要です。 狭い土地に注文住宅を建てる場合、駐車場を設置したことで、住宅本体の広さを十分に確保できなくなる恐れがあります。 自家用車は近くの駐車場を借りられますが、寝室や台所などは必ず家の中におさめなくてはなりません。 まずはメインとなる住宅のために必要な広さを計算し、駐車場のためにどれくらいのスペースを残せるか調べましょう。 充分なスペースを確保できない場合は、駐車台数を減らしたり、駐車場を設置しない選択をしたりするのがおすすめです。 費用に見合った駐車場になっているか 駐車場を設置するか悩んだら、駐車スペースを設置するためにかかる費用と月極駐車場に支払う費用やメリットを比べてみましょう。 たとえば、住宅と一体型になったビルトインガレージを設置するとします。この場合、屋外に駐車場を設けるよりも必要なスペースが少なくすむ、車をきれいに保てるなどのメリットがあります。 しかし工事のためには、200~400万円ほどの高額な費用がかかります。 数百万円の工事費用は、自宅の敷地内に駐車場を設置することのメリットに見合わないと考える人もいるでしょう。 その場合は、近くの月極駐車場を借りる選択肢もあります。 駐車場の形式や土地代で費用を算出し、支払う金額に見合ったメリットが得られそうか検討してみてください。 駐車場を決めるときの6つの要素 駐車場を決めるときの要素は、以下の6つです。 ◎台数・駐車スペースの広さ ◎駐車場のデザイン ◎駐車の仕方 ◎地面部分の素材 ◎照明・エクステリア ◎防犯システム 順番に解説していきます。 台数・駐車スペースの広さ 駐車場に必要な広さは、自家用車の大きさや停めたい台数によって変わります。 たとえば軽自動車1台分であれば、横幅2.4m×奥行4.3mほどの広さが必要です。 ワンボックスカー1台分なら、横幅2.7m×奥行5.7mのスペースが目安となります。 また駐車場に自家用車を停めた状態で、両側から余裕を持って乗り降りするには、車種を問わず3.5mの横幅を確保するのがおすすめです。 ゆとりがないと自家用車を傷つけてしまったり、車いすでの乗り降りが難しくなったりする原因となります。 今より大きな車を購入する可能性もあるため、駐車場は広めのスペースを確保するのが大切です。 駐車場のデザイン 駐車場のデザインは、主に以下の4種類です。 ◎オープン ◎カーポート ◎ガレージ ◎ビルトインカレージ 最も手軽に設置できるオープンタイプは、屋根や壁がない屋外にある駐車場です。 そこに支柱を使って屋根を設置すると、カーポートタイプの駐車場になります。カーポートは、屋根がついているため、ある程度は天候から自家用車を守れるメリットがあります。 ガレージタイプは、屋根と3方向以上の壁がついた駐車スペースです。より頑丈で、シャッターを付ければ盗難やいたずらから車を守れる利点もあります。 ビルトインカレージは住宅の一部が駐車場になっているもので、狭い土地でも設置しやすい駐車スペースです。工事費はかさみますが、大切な車を安全に保管することができます。 駐車の仕方 駐車場を設置する際は、以下の3つから車の停め方を選択します。 ◎直角駐車 ◎縦列駐車 ◎並列駐車 直角駐車と縦列駐車は、道路に対して直角に車を停めます。2台目以降の車を停めたい場合、直角駐車では車同士が隣り合い、縦列駐車では1台目の後ろに2台目がつく形態になります。 また並列駐車は、道路に対して並行に車を停める方法です。 車の台数やスペースの広さ、車の停めやすさを考慮して、駐車の仕方を選ぶようにしてください。 地面部分の素材 地面部分の素材は、おもに以下の4種類です。 ◎砕石 ◎土 ◎アスファルト ◎コンクリート それぞれのメリットとデメリットは、以下の表の通りです。 地面の素材メリットデメリット砕石安価。防犯性に優れている。砕石で車を傷める場合がある。駐車時の音がうるさい。土安価。砕石よりも、駐車の際に鳴る音が静か。水が溜まる場合がある。車が土で汚れやすい。アスファルト水はけが良い。車を傷めづらい。熱がこもりやすい。工事費が高いが、コンクリートよりも維持費がかかる。コンクリート耐久性に優れている。メンテナンスが手軽。車を傷めづらい。設置時と撤去時の工事費が高い。 駐車場の設置にかけられる予算や優先したいポイントを整理して、地面部分の素材を選んでみてください。 照明・エクステリア 照明やエクステリアを決めて、駐車場の外観を整えるのも大切です。 たとえば駐車場に照明をつければ、夜でも人や荷物の出入りがしやすくなります。また植栽やカーゲートなどのエクステリアを設置すれば、住宅全体をおしゃれに演出することができます。 電気自動車を使っている場合は、充電器を設置するのも重要です。屋外コンセントを用意して、車にケーブルが届くようにしましょう。 これから電気自動車を使用する可能性がある人も、最初の工事の段階で設置するのがおすすめです。工事の手間や人件費を抑えられるほか、後からスペースが足りなくなるのを防げるメリットがあります。 防犯システム 駐車場を設置するなら、防犯システムも用意しておきましょう。 車の盗難やいたずらを防ぐために、防犯カメラや人感センサーライトを設置するのがおすすめです。 またガレージであれば、シャッターを取り付けることで車が盗まれる確率を下げることができます。 カーポートを設置する場合でも、カーゲートを組み合わせることで防犯性を高められます。 車は高価なものなので、盗まれたりいたずらをされたりした際の代償は大きいです。「うちは大丈夫」と油断せずに、駐車場を設置する段階で防犯システムを整えましょう。 駐車場設置の費用相場 駐車場を設置するためにかかる費用は、駐車場のタイプや広さ、地面の素材によって異なります。 駐車スペースが車1台分の場合、タイプ別の費用相場は以下の通りです。 ◎オープンタイプ: 20万円前後 ◎カーポートタイプ:30~40万円 ◎ガレージタイプ:100~300万円⁻分 ◎ビルトインカレージ:200~400万円 車2台を停められる駐車場にしたい場合、費用はおよそ2倍になるとして計算しましょう。 またオープンタイプやカーポートタイプの駐車場にする場合、地面に使用する素材によっても価格が変動します。 地面の素材は、価格が低い順に、砕石→土→アスファルト→コンクリートです。 失敗しない!駐車場設置のポイント 駐車場設置で失敗しないためのポイントをご紹介します。 駐車場の横幅は十分にゆとりを持たせる 駐車場の横幅は、車種を問わず1台あたり3.5mほどの広さを確保しましょう。 たとえば、車をぎりぎり2台停められるスペースにした場合、駐車場の中でドアを開閉するのが難しくなります。勢いよくドアを開けてしまった際に、車が傷ついて高額な修理代がかかる場合もあるでしょう。 また駐車場の横幅が狭いと、車を停める際に何度も切り返しが必要になり、出し入れが手間になってしまいます。 駐車場を設置する際は、十分な広さを確保するのが大切です。 メンテナンスしやすい駐車場にする 駐車場のメンテナンスがしやすいと、注文住宅の外観をきれいに保ちやすくなります。 たとえば、オープンタイプやカーポートタイプの地面に砕石や土を使用するなら、定期的に補充して量を保つ必要が生じます。 地面の素材がアスファルトの場合も、熱や経年によって変化するため定期的な修繕が必要です。 いずれも放置すると、外観が良くない上に、水はけが悪くなってしまうため注意してください。 またカーポートタイプなら、シャッターの不具合や落ち葉による汚れなどを確認したりする必要があります。 住宅全体の印象を良い状態で保ちやすくするために、メンテナンスの手間を考えて駐車場を選びましょう。 固定資産税を考慮する ビルトインガレージやガレージタイプの駐車場尾は、固定資産税が発生します。 駐車場が広くなればなるほど、固定資産税が上がっていくので注意してください。 またカーポートタイプの駐車場は、3方向以上を壁に囲まれていないため、固定資産税の対象外です。 しかし自治体によっては、カーポートも課税の対象になる場合があります。 駐車場を設置する前に、注文住宅を建てる予定の自治体について調べ、固定資産税の規定を確認しておきましょう。 まとめ この記事では、注文住宅に駐車場を設置すべきかどうか判断する際のポイントについて解説しました。 注文住宅に駐車場を設置する場合、十分な広さを確保でき、費用に見合ったメリットを得られることが重要です。 駐車場の設置によって住宅本体の広さが圧迫される場合や、予算に見合わない工事費の場合は、月極駐車場にするのも良いでしょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎注文住宅の水回りで、おすすめの間取りは? ◎水回りの間取りを考えるときに、気をつけた方がいいことは? ◎水回りは何階に設置すべき? このような疑問を持っているかもしれません。 水回りは、注文住宅の間取りで重要なポイントの1つといえます。 キッチンや洗面所、洗濯機、トイレなど、生活に欠かせない場所でありながら、清潔感を保つ必要があるスペースだからです。 この記事では、注文住宅の水回りでおすすめの間取りアイディアや、間取りを考える際の注意点についてお伝えします。 また、水回りを2階に設置するメリット・デメリットについても解説します。 水回りのおすすめ間取りアイディア3選 注文住宅における水回りについて、おすすめの間取りアイディアは以下の3つです。 ◎水回りは1か所に集める ◎洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける ◎キッチンの近くにパントリーや勝手口をつける 順番に紹介していきます。 水回りは1か所に集める 特別なこだわりがない場合、水回りは1か所に集めるのがおすすめです。 水回りは家事をする際に使う場合が多いため、同じ動線上にあれば無駄なく動けるメリットがあります。 たとえば料理の待ち時間に洗濯機を回したり、お風呂掃除をしたりすれば、効率的に家事を進められます。 また水回りを1か所に集中させると配管が短くなるため、工事のコストを削減できるのも魅力です。メンテナンスや点検する際にも効率的に作業できるため、時間や費用を抑えることができます。 ただし、水回りが集中すると、家族が一斉にでかける時間などに混雑してしまう恐れがあります。 混雑して動きづらくなることを避けたい場合は、とびらの数を減らして回遊型の間取りにするのがよいでしょう。 洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける 洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつければ、洗濯の動線が良くなります。 ランドリールームは、洗濯を干す、たたむ、しまうという一連の家事動作を、1か所で完結させられるスペースのことです。 室内星できる竿を用意すれば、天候にしばられることなく選択できるためおすすめです。 たとえば洗濯機を設置している脱衣所のとなりに、サンルーム型のランドリースペースを設置するとします。 そうすれば、洗濯機を回してすぐに隣で衣服を干せるため、とても便利です。1階と2階を上り下りする手間も省けるため、ランドリースペースの導入を検討してみてください。 キッチンの近くにパントリーや勝手口をつける キッチンの近くに、パントリーや勝手口を設置するのもおすすめです。 パントリーは食品庫のことで、キッチンのそばに設置して食材や調理器具などを補完するスペースとして活用します。 キッチンの近くにパントリーがあれば、料理をしながら次に必要なものを揃えられるため便利です。 またパントリーのそばに勝手口があれば、さらに無がない家事動線をかなえられます。 買い物したものを勝手口からキッチンへ運び、すぐにパントリーへ収納できるためです。 特に水やお米、宅配などの重たい物を運びたい際は、「勝手口→キッチン→パントリー」の動線が最大限に活かされるでしょう。 水回りの間取りを考える際の注意点4つ 水回りの間取りを考える際の注意点は、以下の4つです。 ◎水回りを分散させない ◎住宅の中心部に設置しない ◎南側に設置しない ◎トイレと他の部屋を隣接させない 水回りを分散させない 基本的に、水回りの間取りは分散させないようにしましょう。 キッチン、洗面所、トイレ、お風呂などの水回りをばらばらに配置すると、配管設備が増え、工事費が高くなってしまいます。配管工事のコストを安くすませたいなら、水回りは1か所に集めるのがおすすめです。 また注文住宅の配管設備は、定期的なメンテナンスが必要です。 メンテナンス時も、配管が1か所に集まっていた方が楽に点検してもらえます。 配管詰まりや漏水などが起きて業者を読んだ際も、原因を調べる作業や文品交換などは、配管が1か所に集まっていた方が簡単に行えます。部品の大きさや数も、少なく済むかもしれません。 1階と2階に水回りが分かれる場合も、できる限り同じエリアに水回りが集中するように意識しましょう。 住宅の中心部に配置しない 水回りは、住宅の中心部でなく周縁部に配置するのがおすすめです。 水回りを住宅の中心部に配置すると、すべての部屋に湿気やカビを拡散してしまいやすくなります。湿気やカビが広がれば、せっかく建てた注文住宅の劣化が早まる原因となってしまいます。 また、水回りが住宅の中心部にあると、自然換気できないのもデメリットです。 自然換気ができないとすべてを機械で空気を入れ替えなくてはならないため、初期費用も電気代も高くなってしまう傾向があります。 環境的にも金銭的にも長く住み続けやすい住宅にするために、水回りは住宅の周縁に配置しましょう。 南側に設置しない 水回りは、南側のエリアに配置しないようにしてください。 南側のエリアは、直射日光が当たりやすい場所です。そのため住宅のあらゆるエリアの中で、最も気温・湿度変化が大きくなります。 南側に水回りを配置してしまうと、気温や湿度変化の影響によって、湿度過多を生じさせてしまうのがデメリットです。 湿度過多は結露やカビの発生につながるため、メンテナンスの手間を増やすことになりかねません。 掃除の手間を減らしたい人やメンテナンスコストを抑えたい人は、水回りを南側に設置しないよう意識しましょう。 トイレと他の居室を隣接させない トイレと他の居室は、隣り合わないように配置しましょう。 新築当初は設計通りの遮音性が保たれますが、壁の遮音性や素材や接合部分の変形などによって、年々劣化していきます。 一般的には、新築から5年以上経過すると、遮音性が劣化したと感じられる場合が多いです。 そのためトイレと他の居室を隣にすると、トイレの音がリビングや寝室などに聞こえてしまう心配があります。 注文住宅は数十年単位で長く住み続ける場所なため、多少の劣化が起こっても生活に大きな影響が出ない間取りが理想です。 トイレを使う人もリビングや寝室を使う人も気持ちよく過ごせるよう、トイレと他の居室は離して配置してみましょう。 水回りを2階に設置するメリット・デメリット 水回りを2階に設置するメリット・デメリットについてお伝えします。 水回りを2階に設置するメリット2つ 水回りを2階に設置するメリットは、以下の2つです。 ◎洗濯の家事動線がよくなる ◎カビが発生しづらい それぞれ紹介していきます。 洗濯の家事動線が良くなる 水回りを2階に集中させると、洗濯する際の動線が良くなるメリットがあります。 2階に洗濯機を設置すれば、洗い終わった後にそのままベランダで干せたり、寝室に収納したりすることが可能です。 また洗濯物は生活感が出やすい部分なため、2階で完結させれば人目につくのを避けられる点もよいところです。 カビが発生しづらい 水回りを2階に配置すると、カビが発生しづらいためおすすめです。 2階は1階よりも日当たりや風通しが良く、湿気がこもった暗い場所が生まれづらいです。そのため、カビが発生しづらいメリットがあります。 特に浴室は、水滴がついたまま放置される時間が長いため、風通しや日当たりがよい2階に設置するとよいでしょう。 水回りを2階に設置するデメリット3つ 水回りを2階に配置するデメリットは、以下の3つです。 ◎工事費が割高になる場合がある ◎高齢者が2階の水回りを使いづらい ◎排水音が1階に響きやすい 順番に紹介していきます。 工事費が割高になる場合がある 2階に水回りを配置すると、1階にした場合よりも工事費が割高になる場合があります。 また同じフロアの近い場所に配置すると工事費が安くなるため、水回りを1階と2階に分散させるのはおすすめしません。 配管工事などの費用をぎりぎりまで抑えたい人は、1階に水回りをすべて集中させるのがよいといえます。 高齢者が2階の水回りを使いづらい 2階に水回りを配置すると、高齢者が利用しづらいデメリットがあります。 どの部屋にも言えることですが、高齢者が階段を上り下りして2階の部屋を使うのは負荷が大きいです。 水回りは使わざるを得ない場面が生じやすい場所なので、より日常のストレスになりやすいかもしれません。 高齢者がいる家庭は、台所や浴室、洗面台などを1階に配置するのを検討するのがおすすめです。 排水音が1階に響きやすい 2階から水を流す際に生じる排水音がすると、1階にいる人は生活しづらい場面があるかもしれません。 たとえば夜中にトイレを使った音が1階に響くと、1階で寝ている人は目が覚めてしまうかもしれません。 またダイニングとトイレの位置関係も重要で、トイレの排水音が食事中に響かないよう配慮する必要があります。 2階に水回りを設置すると、1階の部屋との兼ね合いを細かく気にしなくてはなりません。排水音が響くのを避けたい人は、水回りを1階に設置するのがおすすめです。 まとめ この記事では、注文住宅の水回りでおすすめの間取りアイディアや、間取りを考える際の注意点についてお伝えしました。 水回りは、できる限り1か所に集めて配置するのがおすすめです。また洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける、キッチンの近くにパントリーと勝手口をつけるなどの工夫で、生活動線が良くなります。 この記事を参考に、自分のライフスタイルにあった水回りの配置を考えてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎注文住宅には、どれくらいの収納が必要? ◎収納場所が多すぎる/少なすぎると、後悔しないためのポイントは? ◎部屋ごとの収納場所は、どうやって決める? このような疑問を持っているかもしれません。 住み心地の良い家にするために、使いやすい収納は不可欠です。注文住宅に収納場所を上手に設置できると、家が散らかりづらくなったり生活動線を整えたりできるメリットがあります。 この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えします。また、人気の収納オプションも紹介します。 この記事を参考に、収納場所に無駄がない注文住宅をデザインしてみてください。 注文住宅で失敗しない収納づくりのコツ4選 注文住宅で失敗しづらい収納づくりのコツは、以下の4つです。 ◎収納したい物の量を把握する ◎目的に合わせた収納にする ◎動線を考慮して収納場所を決める ◎ライフスタイルの変化に対応できる収納にする 順番に解説していきます。 収納したい物の量を把握する 収納場所の量やデザインを決める前に、収納したい物の量を把握するのが重要です。 戸建て住宅の収納量は、延床面積の10~15%が目安といわれています。しかしライフスタイルや子どもの有無によって必要な収納量は大きく変わるため、まずは自分たちが収納したい物を把握しましょう。 はじめに家族全員の持ち物やライフスタイルによる変化を考慮して、収納したい物を書き出します。今の住まいの収納量を把握して過不足を確認すれば、注文住宅で必要な収納量の見当がつきやすくなるためおすすめです。 この時、不要なものや新たに買い足したいものがあるかを確認し、できる限り正確な収納の量を把握しましょう。 目的に合わせた収納にする 使いやすい収納にするために、しまいたい物に合わせてデザインを考えるのも大切です。 たとえばタオルや衣服をしまいたい場合は、棚板やハンガーパイプなどが必要になります。 一方で、扇風機やこたつなどの季節家電は出し入れの頻度が低いため、収納場所を細かく仕切りすぎると不便に感じる可能性があります。 しまうアイテムや年間を通した使い方を想像して、収納場所のレイアウトも工夫してみましょう。 また理想の生活をイメージすると、自然に適切な収納場所や容量が明確になっていきます。「重いものは下の段に収納したい」「掃除用具はそれぞれの階に置きたい」など、具体的な生活場面とそこでの希望を整理するのがおすすめです。 動線を考慮して収納場所を決める 収納場所を決めるときは、生活動線を意識してみましょう。 たとえばクローゼットが1階にあるのに、洗濯を干すベランダが2階にあると、階段を何度も上り下りしなくてはなりません。 しかし生活動線を考慮したうえで収納場所を決めれば、家事のストレスを減らすことができます。 玄関やリビング、脱衣所、寝室など、それぞれの部屋で使うものを書き出して、どこに収納を作ると便利か整理してみましょう。 ライフスタイルの変化に対応できる収納にする ライフスタイルが変化しても、臨機応変に対応できる収納をつくるのが大切です。 注文住宅は一度建てたら何十年も住むのが一般的なため、未来の生活も想定しながら設計する必要があります。特に収納は、子どもの成長や趣味の変化にあわせて、柔軟に対応できる状態が望ましいです。 ライフスタイルに対応できる収納にするためには、ある程度余裕を持った容量で設計するのが重要です。中身がぎっしり詰まった収納だと、奥の物が取りづらくなって使われなくなるケースもよくあるため、ゆとりを持たせて設計しましょう。 また子どもの部活動や趣味などで使うグッズは、普通の収納スペースに入りきらないサイズの場合があります。土間や倉庫など、大きめのものを収納できるように準備しておくのもおすすめです。 【部屋別】収納場所をデザインするコツ 注文住宅の間取り別に、収納場所をデザインするコツについてお伝えします。 玄関 玄関まわりの収納は、大きい物もしまえるるゆとりを持たせて設計するのがポイントです。 子どもの外遊びグッズやスポーツ用品、DIYの道具など、玄関に収納したいものはたくさんあります。また高さや奥行きが必要で、収納場所に困るものも多いはずです。 そのため収納の容量だけでなく、空間の広さもしっかりと確保するのがよいでしょう。 土間のような土足で出入りできる玄関スペースを作って、自転車やベビーカーなどを収納するのもおすすめです。家の中が汚れる心配がなく、快適に物を出し入れ出来ます。 リビング リビングの収納は、雑多なものをきちんとしまえるゆとりを持たせるのが大切です。 リビングで使うものと言われても、具体的にあまり思い浮かべられない人がいるかもしれません。しかし人が集まる場所なので、必然的に物も集まりやすくなります。 本や雑誌、洋服、子どもの遊びや勉強道具など、細かく雑多なものが散らかりやすい傾向があります。 そのため、壁面収納やウォークインタイプの収納小部屋などを作って、しっかりと収納場所を確保しましょう。スキップフロアや小上がりを設置するなら、段差部分に引き出しをつけるのもおすすめです。 家族団らんの時間を気持ちよく過ごすためにも、収納場所や容量を工夫してみてください。 キッチン キッチンは、たくさんの物をすっきりしまえるようにスペースに合った収納を作るのがおすすめです。 調味料や食材、調理器具など、キッチンまわりには収納したい物がたくさんあります。しかし他の部屋に比べると動ける空間が狭いため、食器棚やキッチンワゴンなどを導入すると動線が悪くなってしまいがちです。 そのため造作棚やダウンキャビネットなどを活用して、すっきり収納するのがよいでしょう。 造作棚は、作り付けのオーダーメイド収納を指します。しまうものの大きさや用途に合わせて高さや幅を細かく注文できるため、無駄がない収納をかなえられます。 ダウンキャビネットは高い場所に設置された昇降式の棚で、踏み台などを使わなくても取り出しやすいメリットがあります。 どちらも毎日使うキッチンの利便性を向上してくれる収納なので、ぜひ取り入れてみてください。 洗面所・脱衣所 洗面所や脱衣井所は、可動棚を取り入れると使い勝手の良い収納になります。 洗面所や脱衣所には、シャンプーや洗濯洗剤などのストックや掃除用品をしまう必要があります。しかし消耗品のストックや掃除用具は、メーカーや種類によって高さが異なる場合も多いです。 そのため高さを自由に変えられる可動棚を取り入れると、ストレスなく物を整理できます。 またヘアセットやメイクにしっかり時間をかける人は、カウンターを設置するのがおすすめです。洗面台と高さを揃えたカウンターを設置すれば、ドライヤーやヘアアイロン、メイク道具などを置く場所として活用できて便利です。 トイレ トイレは、背面や上部に備えつけの棚を設置するのがおすすめです。 トイレは狭い空間ですが、トイレットペーパーや掃除用具、サニタリー用品など、意外に置いておきたいものがたくさんあります。しかしトイレが物でいっぱいになると、圧迫感のある場所になってしまいます。 そのため、あらかじめ備えつけの棚を設置して、収納場所がある前提で空間をデザインするのが大切です。収納の色やデザインを工夫すれば、収納した物を隠しながらも狭さを感じさせない場所にできます。 また上部に棚をつける場合は、オープン棚にすると圧迫感を減らせます。 子ども部屋・寝室 子ども部屋や寝室の収納は、クローゼットをつけて衣服をすっきりしまえるようにしましょう。 畳1枚分のクローゼットであれば、春夏の薄手の洋服を30~40着、秋冬の厚手の洋服を20~25着ほど収納できます。つるして収納することで、洋服のしわを軽減したり、洗濯後にたたむ手間を減らしたりできるメリットがあります。 またオープンスタイルのクローゼットは、扉を開閉するためのスペースが不要となるため空間を広く使えるためおすすめです。常にクローゼットの中身が目に入れば整理整頓の意識が高まるため、定期的な掃除の手間を省くことができます。 家族全員の洋服を1か所に収納したい場合は、ファミリークローゼットの設置も検討してみてください。 人気の収納オプション3選 人気の収納オプションは、以下の3つです。 ◎ファミリークローゼット ◎屋根裏・ロフト ◎階段下収納 ファミリークローゼット ファミリークローゼットは、家族の衣服をまとめて収納する場所です。 衣服だけでなくバスタオルや布団などもまとめて保管できるため、人気の収納です。 子どもを含めた4人家族の場合は、畳4枚分ほどの広さを確保すると、過不足なく使いやすい収納量になります。 屋根裏・ロフト 屋根裏・ロフトをつければ、季節ものの家具・家電やかさばりやすい物をすっきりと収納できます。たとえば扇風機やクリスマスツリー、来客用の布団、趣味の道具などをしまうのにおすすめです。 他にも、本棚や飾り棚などをつければ、収納だけでなくくつろぐ場所としても活用できます。 階段下収納 階段下収納は、デッドスペースを有効活用できるためおすすめです。 後から使いづらくならないよう、大人が立てるくらいの高さを確保してオーダーするとよいでしょう。また造作棚をつければ、天井が斜めのスペースでもぴったりサイズのものを収納しやすくなります。 まとめ この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えしました。 収納場所や容量は、しまいたい物の量や大きさ、使用頻度などを整理してから決めていくのが大切です。 また生活動線やライフスタイルの変化を想定して収納場所を作れば、時間が経過しても暮らしやすい注文住宅になります。 この記事を参考に、暮らしにぴったりな収納場所を考えてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅の照明はおしゃれなものを使いたい! ◎ おしゃれで使いやすい照明を選ぶためのポイントは? ◎ 部屋にあった証明を選ぶコツは? このように思っているかもしれません。 注文住宅を建てるうえで、部屋のイメージを大きく左右する照明選びは、とても大切です。 どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかによって、部屋の印象や過ごしやすさが変わります。 この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介します。 また部屋の用途別に、照明を選ぶ際の考え方やコツについてお伝えします。 おしゃれで機能的な照明を選ぶ3つのポイント おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントは、以下の3つです。 ◎ 部屋に必要な明るさを考える ◎ 光の広がり方や色温度にこだわる ◎ 直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる 順番に解説していきます。 部屋別に必要な明るさを考える 照明を選ぶ際は、部屋に必要な明るさを考えるのが大切です。 照明が持つ第一の役割は、空間を明るく照らすことです。 どれだけおしゃれな照明を用意しても、明るさが足りずに、作業や家事に支障が出るようでは意味がありません。 必要な照明の明るさは、部屋の用途によって異なります。 たとえば本を読んだり勉強したりする場所は、しっかりと明かりを確保するとよいでしょう。リラックスしたり映画を見たりする場所であれば、それほど明るい照明はいりません。 またリビングのように様々な用途で使われる部屋は、複数の照明を組み合わせて調整しやすくするのがおすすめです。 スイッチを入れる数によって使う照明を分ければ、家事をする時間にもリラックスタイムにも対応できる空間になるでしょう。 光の広がり方や色温度にこだわる 照明を選ぶときは、光の広がり方や色温度に注目するのがおすすめです。 部屋を同じ明るさに照らしたいと思っても、照明の広がり方によって必要な明るさが変わります。 部屋全体を均一に照らす照明を選ぶか、間接照明などでぼんやり照らすかによって、明るさや印象が異なるということです。 また照明の光は色温度によっても変化するため、部屋ごとの過ごし方に合わせて選ぶとよいでしょう。 色温度は、大きく以下の3つに分けられます。 ◎ 電球色:赤色や黄色みがかった、あたたかみのある光色 ◎ 昼白色:白くさわやかな光色 ◎ 昼光色:青みが買った明るい光色。日中の自然光のような印象。 部屋の用途に合わせて、適切な光の広がり方や色温度を探してみてください。 直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる 直接照明が一般的ですが、間接照明を取り入れることで、作れる空間の幅が広がります。 照明には大まかに、「直接照明」と「間接照明」の2種類です。 直接照明は、光源からの光によって空間を直接照らします。間接照明は、一度壁や天井に光を当て、反射した光によって空間を照らす照明です。 間接照明は、部屋が一気にモダンでおしゃれな雰囲気に演出できるのが魅力です。 また寝室などのくつろぎたい場所では、間接照明のやわらかい光が落ち着く空間を作ってくれます。 照明のおしゃれさや部屋ごとの使い分けにこだわりたい人は、間接照明の導入も検討してみてください。 基本的な照明の種類 注文住宅に設置する基本的な照明の種類は、以下の6つです。 ◎ シーリングライト ◎ ダウンライト ◎ ブラケットライト ◎ ペンダントライト ◎ スポットライト ◎ 建築化照明 1つずつ紹介していきます。 シーリングライト シーリングライトは、天井の中央に設置して部屋全体を照らす照明です。 ドーム型や平らな四角形をしている場合が多く、比較的部屋や用途を選ばずに使いやすい代表的な照明です。 またシーリングライトはサイズのバリエーションが豊富で、様々な部屋の広さに対応できる特徴があります。 そのため注文住宅では、リビングや子ども部屋などのメインの照明として使われる傾向です。 ただし天井の目立つ場所に設置するため、照明の存在感が大きすぎるデメリットがあります。 おしゃれな空間にしたい人やスタイリッシュな雰囲気を演出したい場合は、他の照明も検討してみてください。 ダウンライト ダウンライトは、天井にくぼみを作って埋め込むタイプの照明です。 照明が飛び出さず天井がフラットに見えるため、部屋全体がすっきりとした印象になります。 デザイン面においては、どんな部屋のスタイルでも邪魔しないのがメリットです。 一方で、影ができやすいため、しっかりと明るさを確保したい部屋には向いていない可能性があります。 また1つのダウンライトで照らせる範囲は、他の照明よりも限られます。リビングのような広い範囲に使用する場合は数や配置を工夫してみてください。 ダウンライトを組み合わせれば、光の色や強さにバリエーションを付けられるため、部屋の用途ごとに照明を変えたい人にもおすすめです。 ブラケットライト ブラケットライトは、壁に取り付ける照明です。 壁面に照明をつけると光と影のコントラストを作りやすいため、部屋のデザイン性を高める魅力があります。 ブラケットライトは光源が直接見えない間接照明で、おしゃれなデザインのものが多いです。ブラケットライトを取り入れれば、照明自体の存在感が部屋のアクセントになるでしょう。 ただしブラケットライトのみでは、明るさをきちんと確保できない場合があります。 リビングなどの広い部屋に取り付ける場合は、他のメイン照明と組み合わせて使用するのがおすすめです。 また壁面に照明があると頭などをぶつける可能性があるため、取り付ける高さには注意してください。 ペンダントライト ペンダントライトは、天井などからつり下げて設置する照明です。 ペンダントライトは、ダイニングテーブルで使われるケースが主流です。 他の照明よりも近い場所から手元や料理を明るく照らしてくれるため、家族団らんの時間に最適です。 また最近では、吹き抜けの空間にアクセントとして設置することも増えています。 ただし、ペンダントライトは照明のかさやケースなどにほこりが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。高い場所に設置しすぎてしまうとメンテナンスが大変なため、掃除しやすい位置を選びましょう 空間の広さによっては圧迫感が生じるデメリットもあるため、どの高さに設置するかじっくり検討するのがおすすめです。 スポットライト スポットライトは、狭い空間を明るく照らすのに適した照明です。 スポットライトは、もともと美術品や商品を撮影する際などのライトとして使われていました。しかし最近は、スポットライトのデザイン性に注目が集まり、注文住宅でも使用されるようになりました。 たとえば、天井に設置するダクトレールと複数のスポットライトを組み合わせて設置する方法があります。 スポットライトの数や角度は調整しやすいため、部屋の模様替えをしたときにも変わらずデザイン性を高めてくれるのが魅力です。 ただし、広い範囲を均一に照らしたいときには適していません。 あくまでコントラストをつけておしゃれな雰囲気にしたい場合などに、設置を検討してみてください。 建築化照明 建築化照明は、建物の一部に照明器具を埋め込む方法のことです。 照明が外から見えないように埋め込み、壁や天井に光を反射させたりする間接照明として使用される場合が多いです。 照明が直接目に入らないため、自然でやわらかな光を取り入れられる魅力があります。 建築化照明は高級感のある雰囲気を演出してくれる一方で、他の照明よりも費用が高くなりやすいです。 照明器具のために使う費用にゆとりがある場合は、建築化照明の導入を検討してみてください。 【部屋別】ぴったりな照明を選ぶコツ 部屋別に、ぴったりな照明を選ぶコツを紹介します。 ここでは、以下4つの部屋についてお伝えします。 ◎ リビング ◎ ダイニング ◎ 寝室 ◎ 子ども部屋 リビング リビングは、生活の場面に合わせて照明を切り替えられるようにするのがおすすめです。 リビングは普段家族が集まってくる場所で、様々な用途で使われます。 家族でテレビや映画などを見るだけでなく、お子さんが勉強したり本を読んだりする場合もあるでしょう。 明るさや色温度が異なる照明を組み合わせ、リラックスシーンにも手元を明るく照らしたいシーンにも対応できるようにしてみてください。 ダイニング ダイニングはご飯を食べる場所なので、料理がおいしそうに見える照明を使うのがよいでしょう。 具体的には、電球色や温白色など温かみのある色の照明がおすすめです。 また天井からつり下げるペンダントライトなら、ダイニングテーブルをより明るく華やかにしてくれます。 ただし模様替えをすると、ライトの位置とテーブルの位置がずれてしまう可能性があるため注意してください。 寝室 寝室は、心身ともにリラックスできる柔らかな雰囲気の照明がおすすめです。 明るすぎる照明だと眠りにつきづらいため、間接照明のような気分を落ち着けてくれるデザインがよいです。 またダウンライトも、照明が目立たず、1つ1つの光が強すぎないため、寝室での使用に適しています。 ベッドで横になったときに照明の光が直接目に入らない設計であれば、より快適に眠りにつけるでしょう。 子ども部屋 子ども部屋は、手元が見えやすいように明るい照明を選びましょう。 子どもたちが勉強したり本を読んだりする際に使われるため、明るい昼白色の照明がおすすめです。 また子どもが小さいときは、机だけでなく部屋中野あちこちで本を読んだりゲームをしたりすることが考えられます。 そのため机の前だけでなく、部屋全体を明るく照らせるシーリングライトを選ぶと安心です。 まとめ この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介しました。 部屋の用途によって、最適な照明は違います。 またどんな照明をつけるかで、部屋のイメージも大きく変わります。 どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかをじっくり検討し、過ごしやすい部屋を作ってみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅にコンセントを設置するときのポイントは? ◎ コンセントは、あとで後悔しない場所に設置したい! ◎ コンセントの位置を決めるときの注意点はある? このように思っているかもしれません。 コンセントとは、家具製品などに電源を供給するために、住宅の壁や床に固定された差し込み口のことを指します。 一般的な住宅では100Vのコンセントが使われていて、国内で製造されているほとんどの家電製品に対応しています。 最近ではスマートフォンやコードレス家電の充電に使われる場合も増えているため、それぞれ暮らしに合ったコンセントの位置選びが重要です。 失敗しない!コンセントの位置を決めるときのポイント コンセントの位置を決めるときのポイントは、以下の3つです。 ◎ 家電の種類や置き場所を整理する ◎ 着工前に希望を伝える ◎ デザイン性を考慮する あとから後悔しないために、ポイントを押さえたうえで位置を決めましょう。 家電の種類や置き場所を整理する コンセントの位置を決める前に、まずは家電の種類や置き場所を整理しておくのが重要です。 具体的なイメージを持たずにコンセントを決めると、入居してから家電を使うときに不便だと感じる可能性が高まります。 今の住宅での生活を振り返りながら、どの家電を、いつ・どこで使うのか、書き出してみましょう。 書き出す際は、ホットカーペットや扇風機といった特定の季節にのみ使用する家電もリストアップするのがおすすめです。 また家電は、ずっとコンセントにつないでおくものもあれば、月に数回程度しか使わないものもあるはずです。 家電の種類や使う場面、置き場所だけでなく使用頻度も整理しておくと、より計画的にコンセントの位置を決められます。 着工前に希望を伝える コンセントの位置の希望は、可能であれば着工前に伝えましょう。 施工会社によって打ち合わせの順番は違いますが、着工前に相談すれば、コンセントの位置に関する希望が通りやすくなります。 また工事が進むと、コンセントの位置や数を変更するために、配線を変えなくてはならない場合があります。 工事の手間が増えれば費用も多くかかるため、早めの相談を心がけるのがおすすめです。 デザイン性を考慮する コンセントの位置を決める際は、デザイン性を考慮するのが大切です。 コンセントは普段注目されやすいパーツでないため、利便性が重視されやすい傾向があります。 しかし壁紙の色との相性によっては、部屋の中でコンセントが浮いて見えてしまうため注意が必要です。 たとえば濃い色の壁紙に白のコンセントを取り付けると、一気に生活感のある雰囲気になってしまいます。 コンセントが目立ちづらい壁紙の色を選んだり、おしゃれなコンセントカバーを購入したりして、見た目を工夫してみましょう。 また壁にニッチを設置して、その中にコンセントを収納する方法もあります。飾り棚のような空間にすれば、携帯などを充電するスペースとしても活用できて便利です。 コンセントの位置を決めるべき9の場所 コンセントの位置を決めておくべき場所は、以下の9か所です。 ◎ キッチン ◎ ダイニング ◎ リビング ◎ 脱衣所・洗面所 ◎ トイレ ◎ 寝室 ◎ 子ども部屋 ◎ 階段・おどり場・廊下 ◎ 駐車場や庭 順番に紹介していきます。 キッチン キッチンは、コンセントの位置を決めるのが特に重要な場所です。 キッチン家電は消費電力が大きく、タコ足海鮮にしたり延長コードを使用したりするのが危険な場所であるためです。 一般的にキッチンで使用する家電は、以下のようなものがあります。 ◎ 冷蔵庫 ◎ 電子レンジ ◎ 炊飯器 ◎ オーブントースターや電気ケトル ただし使用する家電の数や種類は糧によって大きく異なるため、最適なコンセントの位置や数も変わります。 まずは自宅で使用しているキッチン家電を洗い出し、整理してみてください。 普段使うものと時々使うものを分けて整理すると、より生活しているときの様子をイメージしやすくなるためおすすめです。 ダイニング ダイニングテーブルでは、ホットプレートなどを使うためのコンセントを用意する必要があります。 また最近ではテレワークでパソコンを使う機会が増えているため、ダイニングで充電しながら仕事できる環境を整えると便利でしょう。 ダイニングにカウンターを付ける場合は、カウンターの高さに合わせたコンセントが1か所あると便利です。 カウンターで仕事したり電話井したりする際に、コンセントがあると重宝するでしょう。 リビング リビングで使用する主な家電は、エアコンとテレビです。 エアコンとテレビは常にコンセントにつないでおく家電なため、それぞれにコンセントをつける必要があります。 エアコンの下にコンセントがあると配線が垂れ下がってしまうため、本体の上部や天井に設置するのがおすすめです。 またテレビは、裏側にコンセントを設置すると、配線をテレビ本体で隠せてすっきりした印象になります。テレビの裏側に挿し口が4つあるコンセントを用意すれば、ゲーム機を使いたいときに便利です。 リビングは、スマホやタブレットを操作する時間が長い場所の1つでもあります。 くつろぐスペースの近くにコンセントを設置すれば、充電しながら動画や映画を楽しめるため便利です。 脱衣所・洗面所 脱衣所や洗面所は、ドライヤーやヘアアイロン、電動カミソリなどの家電を頻繁に使用する場所です。 使いやすい高さに最低1個はコンセントを設置しましょう。 また洗濯機を脱衣所付近に置く場合もあります。 洗濯機のコンセントの位置は、他の家電と異なり、床面から1メートル少しの高さです。 この高さであれば、縦型洗濯機にもドラム式洗濯機にも対応できるため、買い替えたときにも安心です。 この他に、脱衣所・洗面所で扇風機やファンヒーターなどの冷暖房器具を使いたいときは、さらにもう1つコンセントを用意する必要があります。 トイレ ウォッシュレット式のトイレを設置する場合は、トイレの背面にコンセントが1か所必要です。 トイレの真後ろにコンセントを設置すると、トラブル時の対応がしづらくなるため、便座の正面や左右に取り付けるのがよいでしょう。 水道業者とも相談して、水道の配管に影響を与えない場所を選んで設置するのが大切です。 また冷暖房器具やコンセントを使用する芳香剤を設置したい場合は、トイレの入り口近くにもコンセントがあると便利です。 寝室 寝室で大きな家電を使用することは少ないですが、最低2つはコンセントを設置するとよいでしょう。 寝室でコンセントを使う場面は、スタンドライトやスマホの充電などです。 他にも、空気清浄機や加湿器を使う場合は、設置場所の近くにコンセントがあると便利です。 ベッドや棚などの配置によってコンセントの適切な位置が変わるため、まずは大きな家具の場所を決めるとよいでしょう。 先にコンセントの位置を決めてしまうと、他の家具に隠れて使いづらい場所になる恐れがあるため注意してください。 子ども部屋 子ども部屋に置く家具・家電のレイアウトは、子どもの成長とともに変わる可能性があります。 子ども部屋で使う可能性のある家電や電化製品には、以下のようなものがあります。 ◎ 電気スタンド ◎ パソコンやタブレット ◎ 冷暖房器具 ◎ 電子ピアノ 使う可能性がある電化製品を想定し、大まかなレイアウトを検討したうえで、コンセントの設置場所を決めるのがおすすめです。 階段・おどり場・廊下 コード式の掃除機を使用する場合は、階段・おどり場・廊下にもいくつかコンセントを設置する必要があります。 コードが届かず掃除できない場所がないよう、計画的にコンセントの位置を決めましょう。 また足元を照らす電灯などを使用する場合は、もう1つコンセントを増やすのがおすすめです。 駐車場・庭 電気自動車を使う場合は、駐車場にコンセントが必須です。 そうでない場合も、駐車場にコンセントがあると車の掃除に便利です。 また庭にコンセントがあると、屋外のライトやイルミネーション、DIYやBBQなどに活用できます。 庭のデザインや用途を考慮した上で、コンセントを設置するとよいでしょう。 屋外に設置するコンセントは防水カバーがついているため、雨でも漏電の心配がありません。 コンセントの位置を決める前に知っておきたい注意点 コンセントの位置を決める前に知っておきたい注意点は、以下の3つです。 ◎ 使いやすい高さを考える ◎ 家具で隠れない場所に設置する ◎ 後から増やすと工事が必要になる 順番に解説していきます。 使いやすい高さを考える コンセントは、床から25cm前後の高さに設置するのが一般的です。 しかし、しゃがむのが難しい高齢者などは、30~40cmの高さにコンセントを設置した方が使いやすい傾向があります。 長く住む住宅なので、少し高い位置にコンセントを設置しても良いでしょう。 また冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電は、買い替えても困らない場所にコンセントを設置するのが大切です。 特殊なサイズの家電でプラグが届かないなどのトラブルがないよう、注意しましょう。 家具で隠れない場所に設置する たんすやベッドなどの大型家具によって、コンセントが隠れないよう位置を工夫するのが重要です。 コンセントが家具の裏に入ると、せっかく設置しても使いたいときに使えないため不便です。 家具や家電製品をどこで使用するのか、あらかじめ計画した上でコンセントの位置を決めましょう。 コンセントの数や電気容量を把握するためにも、家具・家電と一緒にコンセントの設置計画を立てるのがおすすめです。 後から増やすと工事が必要になる コンセントを後から設置する場合は、電気工事が必要になるため注意してください。 既存のコンセントの差込口を増やす方法であれば比較的手軽に工事できますが、新たに設置する位置によっては、大がかりな工事が必要になります。 工事が大掛かりになれば、当然かかる費用も高くなります。 後からコンセントの工事が発生しないよう、設置場所は慎重に決めるのがおすすめです。 まとめ この記事では、コンセントの位置を決める際のポイントや注意点などを紹介しました。 コンセントの位置や数は、他の家具・家電の種類・場所を考慮しながら決めるのが大切です。 またあとからコンセントの位置を変えようとすると、必ず電気工事が必要になるため、設置位置は慎重に決めるのがおすすめです。 また部屋別に必要なコンセントの数や設置位置を紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅を建てたいけれど、何から始めればいい? ◎ 注文住宅を建てるときの注意点は? このような疑問を持っているかもしれません。 注文住宅を建てるのは、多くの人にとって初めての経験です。 そのため、何から始めればいいか、どんなことに気をつければいいか分からずに困っている人も多いでしょう。 一方で、一度建てた家はこの先毎日暮らす場所なので、後から「こうすればよかった」と後悔するのは避けたいです。 この記事では、注文住宅を建てるためにまず取り掛かるべきことや、業者に頼らず自分で注意しておくべき事項をお伝えします。 施工会社と契約するまでに考えたいこと4つ 注文住宅を建てるとき、はじめに必ず考えたいことは以下の4つです。 ◎ 予算やローン ◎ 理想の家のイメージ ◎ 家を建てる土地 ◎ 施工会社 ハウスメーカーや工務店など、施工会社と契約した後は担当者に細かく相談できます。 しかし契約する前に、自分で考えておかなければならないこともあります。 順番に解説していきます。 予算やローン 注文住宅は自由度が高いため、費用がどんどん膨らんでしまう傾向があります。 結果としてどんなに理想的な住宅になったとしても、ローンの返済で苦しむようでは、せっかくの新生活を楽しめません。 無理な買い物を避けるために、はじめに予算を明確化しておくのが重要です。 注文住宅を建てる際は、建物や土地購入にかかる費用以外にも考慮すべき出費があります。 注文住宅づくりにかかる主な費用項目は、以下の通りです。 ◎ 建築費 ◎ 土地購入費 ◎ 付帯工事費(ガスや屋外の給排水工事など) ◎ 諸費用(手数料や税金、保険料など) ◎ 引越し費用(引越し業者や家具・家電購入費など) 自己資金をいくら用意できるか、借入がどれくらい必要かも明らかにしておきましょう。 具体的には、以下の項目を考える必要があります。 ◎ 注文住宅にかける総予算 ◎ 住宅ローンを借入する金融機関 ◎ 月々のローン返済額 ◎ 頭金の有無と金額 ◎ ローン年数、金利タイプ ◎ ローンタイプ(個人で借りるか、ペアローンなどか) 理想の家のイメージ 施工会社と相談する前に、家族で理想の家のイメージを話し合っておきましょう。 理想のイメージを持つためには、間取りや設計、デザインなどの観点でたくさん情報収集するのが重要です。 インターネットやSNSで情報収集するだけでなく、実際に住宅展示場に行って想像を膨らませるのもおすすめです。すでに家を購入した友人・知人から話を聞く方法もあります。 「この住宅の雰囲気が好き」「この間取りが暮らしやすそう」などの感覚から、具体的なこだわりに落とし込んでいくのが大切です。 家を建てる土地 注文住宅づくりは、土地選びが重要です。 既に土地を持っている人はよいですが、これから購入予定の人はしっかり時間をかけて選びましょう。 具体的には、以下の項目を実行する必要があります。 ◎ 家を建てるエリアを決める ◎ 土地の広さを決める ◎ 土地を見学する ◎ 土地を決めて、売買契約を締結する ◎ 手付金を支払う 土地を選ぶときは、家族の通勤・通学にかかる時間や生活の利便性、教育施設や自然環境などを考慮しましょう。 土地の広さは、建てられる家の規模や外構の充実度につながるため、理想の家のイメージに基づいて考えるのが重要です。 また土地の見学は、時間帯や天候、平日か休日かなどの条件を変えて複数回行うのがおすすめです。 施工会社 建築を依頼するハウスメーカーや施工会社は、失敗しないよう丁寧に選びましょう。 それぞれに特徴や費用の違いがあるため、比較のポイントを持った状態で複数の業者を検討するのがおすすめです。 具体的には、以下の項目を行う必要があります。 ◎ 施工会社のタイプを決める ◎ 施工会社ごとの標準仕様を調べる ◎ 施工会社の評価や実績を調べる ◎ 家づくりへのこだわりや特徴を調べる ◎ 担当者が信頼できそうか判断する ◎ 施工会社を決める 施工会社のタイプとは、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などの区別を指します。 ハウスメーカーは、設計や施工だけでなく、土地探しや資金計画、アフターフォローなどを一括で行ってくれるのが魅力です。 また工場で生産したパーツを現場で組み立てるかたちなので、工期を短くできます。 工務店は複数の専門工事業者を束ねる立場で、仲介業者・下請け業者がない分コストを抑えられるメリットがあります。 地域密着色が強い特徴がありますが、工務店ごとに品質のばらつきがあるため注意が必要です。 設計事務所は、デザイン性の高い家づくりが得意な施工会社です。それぞれの個性や強みが際立つ場合が多いですが、コストが高くなりやすいデメリットもあります。 施工会社との契約から着工までに決めること 施工会社と契約してから工事に取り掛かるまでに決めたいことは、以下の◎項目です。 ◎ 間取りや建物の位置 ◎ 内装の詳細 ◎ 外装・外構の詳細 詳しく紹介していきます。 間取りや建物の位置 注文住宅全体に関わることとして、以下2つを決める必要があります。 ◎ 間取り ◎ 土地に対する建物の位置や向き 間取りについては、部屋の数や配置を考えたり、下地を入れる場所を決めたりします。 また土地に対する建物の位置・向きを決める際は、同時に排水経路や水道の引き方を考えましょう。 内装の詳細 内装については、具体的に以下の項目を決める必要があります。 ◎ 壁紙や床材、証明、カーテンなどの素材・色・デザイン ◎ 水回り(キッチン、トイレ、洗面台、バスルームなど)の設備・仕様・デザイン ◎ 電気回線(コンセントの設置場所や数量など) すべてをオーダーメイドするのは大変な作業なので、施工会社が用意する基本設備をもとに考えるのがおすすめです。 キッチンの高さやバスルームのデザインなど、特にこだわりたいところを絞っておくのもよいでしょう。 外装・外構の詳細 外装や外構は、施工会社と相談して以下の項目を決めましょう。 ◎ 外壁や屋根の種類・色 ◎ 玄関の性能・色・デザイン ◎ 破風や軒天の種類・デザイン ◎ シャッターの有無 ◎ 外水栓の種類 ◎ テレビアンテナの種類・取り付け位置 ◎ 太陽光発電の有無・性能 ◎ 駐車場やアプローチ、庭の有無と配置 ◎ 塀やフェンスのデザイン・範囲・色 外装や外構のデザインは、統一感を意識するのが大切です。 それぞれのデザインを単独で決めると、最終的な仕上がりがごちゃごちゃとした印象になってしまいます。 使う色や素材を2~3つに絞ってから、それぞれのデザイン・色を考えるのがよいでしょう。 着工から住宅完成までに決めること 工事をしている間は、以下の項目を決める必要があります。 ◎ 地鎮祭・上棟式の有無 ◎ 挨拶まわりの詳細 ◎ 家具・家電 ◎ 引越し日程やライフラインの乗り換えなど 家を建てる工事は、騒音や振動を伴うため、近所の家に、事前に挨拶しておく必要があります。施工会社によっては代行サービスもあるため、相談してみるのもおすすめです。 また住宅の工事と並行して、家具・家電や引越しの準備を進めておくのも大切です。 工事が終わってから行動しようとすると、納得いかない料金や条件を吞まなければならない可能性があります。 スケジュールに余裕をもって進めておくのがよいでしょう。 注文住宅づくりで注意しておきたいこと3つ 施工会社にたよらず、自分自身で注意しておくべきことは以下の3つです。 ◎ 施工会社を複数比較する ◎ 打ち合わせの記録を残す ◎ ローン対象外の諸費用を確認する 順番に解説していきます。 施工会社を複数比較する 納得できる注文住宅づくりのためには、施工会社選びが非常に重要です。 同じ条件でも会社によって金額が大きく異なったり、対応力やサポート力が違ったりする場合があります。 また施工会社だけでなく、担当者の対応の丁寧さやコミュニケーションの取りやすさも重要なポイントです。 焦ってすぐに決めずに、必ず複数の施工会社を比較しましょう。 打ち合わせの記録を残す 注文住宅を建てる過程では、膨大な決定事項が生じます。 後から認識に齟齬が生じてトラブルにならないよう、大きな決定から小さなものまで、すべてメモやノートで残しておくのがよいでしょう。 また資材の色味は、時間が経つと記憶違いが生じることもあります。 写真で残して、いつでも振り返れるようにしておくのがおすすめです。 ローン対象外の諸費用を確認する 注文住宅づくりには、住宅ローンの対象外となる諸費用が存在します。 登記にかかる費用や不動産取得税はローンに含まれず、現地での支払うのが一般的です。 そのためフルローンを組んでいたとしても、手持ちの資金が必要になる可能性があります。 あらかじめローン対象外となる諸費用を確認しておき、その場で焦ることがないよう注意しましょう。 まとめ この記事では、注文住宅を建てるためにまず取り掛かるべきことや、業者に頼らず自分で注意しておくべき事柄を解説しました。 注文住宅の設計や工事においては、施工会社の担当者を頼って相談できる項目がたくさんあります。 しかし予算・ローンに関する決定事項や土地の購入、施工会社の選定は、自分自身で調べながら進めるのが基本です。 また施工会社の比較や打ち合わせの記録の管理は、自分で行うのが確実です。ローン対象外の諸費用も存在するため、事前に調べるのがおすすめです。 「こうすればよかった」と後悔しないよう、インターネットで調べたり、知人・友人に意見を求めたりしながら、スケジュールに余裕を持って進めましょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅にテラスを設置するときの手順を知りたい ◎ 注文住宅につけるテラスにはどんな種類がある? テラスを設置した後に後悔したくない。ベストな選択をしたい このように考えているかもしれません。 この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方、種類について解説します。 またテラスを設置する際の種類も紹介します。 テラスは、室内から気軽に外へ出られるのがメリットです。また空間を広く感じられるため、のびのびとした気持ちで生活できます。 この記事で紹介するポイントを参考に、テラスの魅力を存分に味わえるプランを考えてみてください。 テラスは気軽に外へ出られるスペースのこと テラスは、室内から気軽に外へ出られるスペースのことです。 一般的には、戸建ての1階部分に設定されたものを指します。 テラスとよく比較されるものに、以下の3つがあります。 ◎バルコニー ◎デッキ ◎ベランダ バルコニーは、戸建ての2階に設定された屋外スペースを指す場合が多いです。 バルコニーに屋根を付けたものが、デッキやベランダと呼ばれています。木材で作られたデッキはウッドデッキと呼ばれ、多くの住宅に取り入れられています。 ただし、近年は屋上に設置されているスペースが「ルーフテラス」と呼ばれるときもあります。 それぞれの定義が曖昧なため、明確な完成イメージを建築会社に伝えるのが重要です。 テラスの魅力を感じられる活用方法5つ テラスの存分に感じられる活用方法は、以下の5つです。 ◎第2のリビングにする ◎子どもやペットを遊ばせる ◎バーベキューやホームパーティーをする ◎洗濯物を干す ◎ガーデニングを楽しむ 第2のリビングにする テラスにソファーやハンモックなどのくつろげるスペースを作れば、屋外ならではのリラックスできる場所を作れます。 自宅にいながら気軽に開放感を味わえるため、リモートワークなどで家にいる時間が長い人にもおすすめです。 またテラスは室内のリビングの高さに合わせて設置されることが多く、リビングに奥行きを生み出す効果が期待できます。 テラスだけでなく室内のリビングも広々と使用できるため、家族の時間を気持ちよく過ごせるのが魅力です。 子どもやペットの遊ばせる テラスは、子どもやペットを遊ばせる場所に適しています。 普通の庭で子どもやペットを遊ばせると、手や足が汚れるのがデメリットです。親や飼い主の負担が増えると、気軽に遊ばせづらくなってしまいます。 しかしテラスであれば、地面がタイルや木材で舗装されているため汚れを気にする必要がありません。 小さな子どもがいる人やペットを飼っている家庭は、テラスの設置を検討してみてください。 バーベキューやホームパーティーをする テラスは、バーベキューやホームパーティーを楽しむ場として活用できます。 マンションやアパートでは遠出しないとできなかったイベントを、自宅で気軽に楽しめるのは魅力です。 またテラスはリビングと連続した場所に設定される場合が多いため、準備や後片付けをスムーズにできるメリットがあります。 大がかりな準備をするものでなくても、普段の食事をテラスで食べるだけで少し特別な時間を過ごせるのではないでしょうか。 洗濯物を干す テラスは、洗濯物を干すスペースとして便利です。 庭で洗濯はできますが、わざわざ靴を履いて出なくても手軽に干せるメリットがあります。 テラスはリビングと直結の場合が多く、家事動線が短くなるのも魅力です。 手がすべって洗濯物を落としてしまっても土で汚れる心配がなく、日頃の家事ストレスを軽減できます。 ガーデニングを楽しむ テラスを設置すれば、ガーデニングを気軽に楽しめます。 庭のスペースが狭くなると、ガーデニングしづらくなると感じる人がいるかもしれません。 しかしテラスであっても、プランターや鉢植えを置けばガーデニングできます。 プランターや鉢植えでのガーデニングは、植物の配置を気軽に変えたり、ホースのような設備がなくても育てやすかったりするのが魅力です。 注文住宅にテラスを設置する手順 注文住宅にテラスを設置する際の手順は、次の3ステップです。 ステップ1:テラスの広さを決める ステップ2:テラスの種類を選ぶ ステップ3:必要な設備をつける ステップ1:テラスの広さを決める まず、テラスの広さを決めます。 テラスの主な使用目的によって必要な広さは変わりますが、一般的な目安は4~6畳程度です。 テーブルやソファーなどを置いて第2のリビングとする用途が中心の場合は、4畳の広さでも問題ありません。 ただしバーベキューやホームパーティーなどでも利用するプランを考えている人は、6畳以上の広さがあると安心です。 ステップ2:テラスの種類を選ぶ 広さを決めたら、テラスの種類を選びます。 材質によって予算は大きく変わるため、テラスの広さも加味しながら計算してみてください。 一般的なのは、ウッドテラスやタイルテラスです。 ウッドテラスは比較的安価で、温かい印象を生み出せる特徴があります。タイルテラスは種類が豊富で好みのイメージを作りやすく、モダンな雰囲気を演出できます。 ステップ3:必要な設備をつける 最後に、テラスに必要な設備をつけてください。 テラスは1階に設定される場合が多いため、子どもやペットが飛び出さないような安全対策、家を除かれないようにする防犯対策などが必要です。 フェンスや塀の設置を検討するとよいでしょう。 また屋根を設置する人も多いです。 屋根は雨よけや日よけとして役立ち、天気を理由にテラスが使えなくなる日を減らしてくれます。 可動式の屋根をつければ、晴れの日はより開放感を味わえるためおすすめです。 テラスをつけるときに知っておきたい注意点3つ 掃除しやすい設計にする テラスを設置する際は、掃除しやすい設計にするのがポイントです。 テラスは屋外に設置するのが一般的なため、雨や風によって汚れやすいです。雨水が溜まったり、枯れ葉が積もったりすることが考えられます。 また防水加工をしたテラスでも、定期的に掃除しなくては性能が落ちやすくなります。 テラスの劣化を防ぐために、頻繁に掃除することを考慮した設計にするのがおすすめです。 災害対策をする テラスを設置するなら、災害対策は不可欠です。 たとえば地震が発生すると、テラスの床にヒビが入ったり屋根が破損したりする危険性があります。 また台風のときは、テラスの周りに置いていたテーブルやプランターなどが飛ばされてしまうかもしれません。 家族はもちろん、近くを通る人が怪我することの内容、あらかじめ災害対策をしておきましょう。 安全・防犯に配慮する テラスは1階の屋外に設置するため、安全・防犯に配慮する必要があります。 テラスで子どもや動物を遊ばせている際は、テラスを乗り越えて勝手に道路へ出てしまう恐れがあります。 柵やフェンスを設置して、安全対策をしておきましょう。 また1階の屋外だと、悪気がなくとも通行人の目に留まりやすくなります。不審者が侵入するハードルも下がりやすいです。 フェンスに加えて防犯カメラを設置するなどの対策をして、安心して使える状態を整えましょう。 おもなテラスの種類3つ テラスは、種類によって雰囲気や用途が変わります。 おもなテラスの種類は、以下の3つです。 ◎ウッドテラス ◎タイルテラス ◎ルーフテラス 順番に紹介していきます。 ウッドテラス ウッドテラスは、木材で作られたテラスです。 「ウッドデッキ」と呼ばれることもあり、多くの人に好まれる親しみやすいデザインです。 温かみのある印象とナチュラルな質感が魅力で、費用も比較的安く抑えられます。 また木材は加工しやすいため、曲線などの複雑なデザインも表現可能です。 一方で、耐久性があまり高くなく、メンテナンスの手間がかかるデメリットがあります。 防腐剤や塗料を塗り直す必要があるため、できるだけ掃除の手間を減らしたい人は別の種類がおすすめです。 タイルテラス タイルテラスは、タイル素材でできたテラスのことです。 色やデザインが豊富で、洗練されたおしゃれな印象を演出できるメリットがあります。 また耐久性が高く、メンテナンスを楽に行えるのも魅力です。 ただし、日当たりが良い場所だとタイルが非常に熱くなってしまい、テラスを使いづらくなってしまいます。雨あがりは足元が滑りやすくなるのもデメリットです。 タイルテラスを選ぶ際は、屋根も一緒に設置することを検討してみてください。 ルーフテラス ルーフテラスは、他の種類と一味違う屋根の上に作られたテラスです。 2階以上に設置するため、通常のテラスよりもさらに開放的な雰囲気を楽しめる魅力があります。また1階に作るよりも広さを確保しやすいため、バーベキューやホームパーティーなどを楽しみたい人におすすめです。 ただし、防水処理を怠ると雨漏りの原因になるため注意が必要です。ルーフテラスを設置する際は、あらかじめ建築会社の担当者とよく相談しましょう。 まとめ この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方の手順、種類について解説しました。 テラスは、第2のリビングや子ども・ペットの遊び場、バーベキューやホームパーティーなど、家族がくつろげる空間として利用できるメリットがあります。 他にも洗濯物を干したりガーデニングを楽しんだりと、様々な用途が考えられます。 一方で、テラスは屋外に設置するため、日常的に掃除しやすい設計にしておく必要があります。 また災害対策や安全・防災対策をしっかりして、安心して利用できる状態を保つのも大切です。 この記事で紹介するポイントを参考に、テラスのある理想的な暮らしをデザインしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅の外壁は、どんな種類がある? ◎ 外壁をタイルにするメリットとデメリットを知りたい ◎ 外壁のタイルを選ぶときのポイントは? このような疑問を持っているかもしれません。 注文住宅の外壁は、外から見た家の第一印象を決める大切なところです。 リフォームには大掛かりな工事がかかるため、長く愛着を持てるデザインや素材を選びたいと思う人も多いはずです。 この記事では、注文住宅の外壁に使う素材やタイルの選び方について解説します。 また外壁をタイルにするメリット、デメリットもお伝えします。 紹介する内容を参考に、納得のいく外壁の設計を考えてみてください。 注文住宅の外壁に使う素材3種類 注文住宅の外壁に使う素材は、おもに以下の3種類です。 ◎ サイディング ◎ モルタル(塗り壁) ◎ タイル それぞれ異なる特徴があり、工事にかかる費用も変わります。 順番に紹介していきます。 ◆サイディング サイディングは、日本で最もよく使われている外壁の素材です。 サイディングの中にもさらに種類があり、窯業系、金属系、樹脂系、木質系などに分かれています。 中でも多いのはセメントに繊維質の素材を混ぜて加工した窯業系のサイディングで、豊富なバリエーションから選べるのが魅力です。 サイディングは大量生産できる素材で、貼り付けるだけで手軽に施工できます。そのため人件費や材料費が比較的かからず、初期費用を抑えられるメリットがあります。 一方でサイディングは比較的劣化しやすい素材なため、メンテナンスのコストは高くなりやすいです。 たとえば表面の塗装が剥がれると、水が染み込みやすくなるなどのリスクがあります。 ◆モルタル(塗り壁) モルタルは砂と水を混ぜ合わせたセメントのことで、塗り壁とも呼ばれています。日本で古くから使われていた外壁の加工です。 モルタルはブロックを積み重ねる際の接着剤としても使われますが、土などの下地に重ねて塗れば、独特の風合いを持つ外壁材として使用できます。 モルタルの外壁は職人が手作業で塗り上げるため、仕上げのパターンが豊富にあり、個性的なデザインに仕上げられるのが魅力です。 ただし、職人の技術によって仕上がりに差が出るため、依頼先を慎重に見極める必要があります。 またモルタルは防水性が弱くてひび割れしやすいため、メンテナンスのコストがかかる傾向があります。 比較的予算に余裕があって、外壁のデザインにこだわりたい人におすすめです。 ◆タイル タイルは、土や石などの自然素材を高温で焼き固めた外壁材です。複数のタイルを積み重ねることで、外壁を作ります。 タイルには様々なサイズや色があり、何を選ぶかによって外見の印象は大きく変わります。 たとえば、レンガのサイズと同じくらいの「二丁掛」やレンガ色のタイル、二丁掛より細いボーダータイル、白色や黒色のタイルなどです。 また自然素材を使っているため、時間の経過とともに風合いが増すのも魅力です。 一方で、サイディングやモルタルに比べて、初期費用が高くなりやすいデメリットがあります。 さらに詳しいメリット・デメリットは記事の後半で紹介するので、参考にしてみてください。 外壁タイルを選ぶための観点5つ 外壁をタイルにする場合は、以下のような観点で選ぶのがおすすめです。 ◎ 外壁の工法 ◎ タイルの形状 ◎ タイル1枚あたりのサイズ ◎ タイルの素材 ◎ 色合い・質感 順番に解説していきます。 ◆外壁タイルの工法 外壁タイルの工法は、大きく以下の2種類があります。 ◎ 乾式工法 ◎ 湿式広報 主流なのは乾式工法で、目地がはっきり分かりやすい仕上がりになります。湿式工法よりも費用を抑えられ、職人の技術力を問わず安定した仕上がりになります。 湿式工法は、モルタルによって1枚1枚のタイルを張り付ける施工法です。 目地とタイルがよく馴染み、自然で美しい仕上がりになります。職人の専門的な技術が必要となるため、特に外壁をこだわりたい人におすすめです。 ◆タイルの形状 タイルの形状には、以下の3種類があります。 ◎ 平物タイル ◎ 役物タイル ◎ ユニットタイル 平物タイルは長方形や正方形で、一般的にイメージされやすいタイルの形状です。 それに対して役物タイルは、平面ではない場所に使用するL字型のタイルのことです。 平物タイルをつないで、シート張りにしたものをユニットタイルといいます。 3つの形状の中では、ユニットタイルが圧倒的に安いです。また役物タイルは高価で、平物タイルの1.5倍ほどの値段がかかります。 ◆タイル1枚あたりのサイズ タイル1枚あたりのサイズは、主に以下の5種類です。 ◎ 45二丁タイル(95mm×45mm/枚) ◎ 二丁掛タイル(227mm×60mm/枚) ◎ ボーダータイル(227mm×30mm/枚) ◎ 50角タイル(45mm×45mm/枚) ◎ 小口平タイル(108mm×60mm/枚) ◎ ブリックタイル(様々なサイズがある) おしゃれなデザインや個性的な外観にしたい人は、ボーダータイルやブリックタイルがおすすめです。ブリックタイルは、レンガ風の高級感ある外観を演出してくれます。 また費用を抑えながらもタイルの外壁にこだわりたい人は、45二丁タイルと50角タイルを組み合わせるのが良いでしょう。タイルの中では比較的安価で、選びやすい価格のものが揃っています。 ◆タイルの素材 タイルの素材は、主に磁気質とせっ器質の2種類があります。 磁気質は硬くて丈夫で、吸水率が低いのが特徴です。凍害にも強く、メンテナンスの手間があまりかからないメリットがあります。 せっ器質は光沢があり、素材ならではの色むらや素朴な質感を楽しめるのが魅力です。 磁気質のタイルの方が扱いやすいですが、せっ器質に惹かれた人は選んでみるのも良いでしょう。 ◆色合い・質感 外壁タイルは釉薬の有無によって、仕上がりの色合いや質感が変化します。 釉薬とはタイルに塗るうわぐすりのことで、艶やかな仕上がりになります。 釉薬の種類やかけ方、回数を変えると、光沢の強弱や色合いに個性を出せるのが魅力です。 また釉薬はタイルの強度を強くしてくれるため、外壁タイルのほとんどは施釉されています。 一方で、タイルそのものの素朴な風合いを楽しみたい人は、釉薬を使用しないのがおすすめです。 外壁をタイルにする3つのメリット・魅力 注文住宅の外壁をタイルにするメリットは、以下の3つです。 ◎ デザイン性が高い ◎ 耐久性に優れている ◎ 手入れが簡単 順番に紹介していきます。 ◆デザイン性が高い 外壁に使う素材の中でも、タイルはデザインが豊富でおしゃれな見た目を作りやすい傾向があります。 レンガ風や個性的な色合いのタイルなど、建てる家のコンセプトに合わせて選べます。 また見た目の華やかさや重厚感、高級感を演出できるのは、他の素材にはないタイルならではの魅力です。 外壁に使用する他の素材は時間の経過とともに劣化したり、汚れて見えてしまったりする場合があります。 しかしタイルは年月が経つほど独特の風合いが出るため、見た目の変化を楽しめます。 外壁のデザインにこだわりたい人は、ぜひタイルを検討してみてください。 ◆耐久性に優れている タイルは、耐久性が優れた外壁材です。 石や土などによってできている自然由来の素材なため、変色したり劣化したりしづらい特徴があります。 また表面に汚れがついてしまったときも、雨などで洗い流す性質があるので汚れが定着しづらいです。耐水性や対傷性も問題ないため、安心して使い続けられます。 デザイン性と機能性を兼ね備えた外壁材を使いたい場合は、タイルの使用を検討してみてください。 ◆手入れが簡単 外壁タイルは、日々の手入れや定期的なメンテナンスの手間がかからないメリットがあります。 タイルや石や土を固めて作っているため、頑丈で傷つきにくい素材です。選ぶ色にもよりますが、多少の傷や汚れであれば目立ちづらく、きれいな外観を保ちやすいです。 汚れが気になりづらいため、他の素材に比べて掃除の手間がかからない特徴があります。 また劣化しづらいのも特徴で、メンテナンス費用もそれほどかかりません。外壁によく使われるサイディングに比べると、費用を半額程度に抑えられます。 長期的に考えても、タイルは扱いやすい外壁材といえます。 外壁をタイルにする3つのデメリット・注意点 外壁をタイルにする際には、以下のような注意点があります。 ◎ 初期費用が高い ◎ 技術のある職人が必要 ◎ タイルが剥がれるかもしれない メリットばかりに目を奪われてタイルを選ぶと、思わぬ失敗につながりかねません。 後から後悔しないためにも、デメリットを知ったうえでタイルを選びましょう。 ◆初期費用が高い 外壁タイルは、他の素材に比べて初期費用が高いデメリットがあります。 タイルはデザイン性が高くておしゃれな素材ですが、サイディングなどに比べると2倍ほどの費用がかかります。また1つ1つのタイルを手作業で貼りつけていくため、施工の手間もかかります。 ただし一般的には、建ててから30年ほどはメンテナンス不要で、かかる費用もそれほど高くありません。 長期的に見ると、タイルの方が費用を抑えられる場合もあります。 ◆技術のある職人が必要 外壁タイルの施工は、職人によって仕上がりが大きく変わります。 施工が1つ1つ手作業なため、職人の技術による完成度の差が生じやすいためです。 職人の技術力が低いと、場合によっては耐久性に問題が生じてしまいます。 過去の実績や評判を参考に、安心して任せられる職人を探してみてください。 ◆タイルが剥がれるかもしれない タイルは手作業で貼り付けるため、地震の揺れなどによって壁から剥がれる心配があります。 特に注意が必要なのは、貼り付けの下地にモルタルを使用している場合です。 モルタルは弾力性が低い素材なため、建物が揺れた際に振動を吸収しづらく、負担がかかりやすいです。 日本であればどこでも地震に見舞われる可能性があるため、タイルが剥がれるリスクがあることを理解しておきましょう。 まとめ この記事では、注文住宅の外壁に使う素材やタイルの選び方について解説しました。 外壁素材は主に、サイディング、モルタル(塗り壁)、タイルの3種類があります。 タイルはデザイン性や耐久性に優れた素材で、メンテナンスの手間や費用がそれほどかからないメリットもあります。 またタイルを選ぶ際は、工法、形状、サイズ、素材、色合い・質感の5観点を持つのが重要です。 一方で、タイルには初期費用が高くなりやすいデメリットがあります。 職人の技術力によって仕上がりに差が生じたり、地震などで剝がれてしまったりするリスクもあります。 タイルのメリットとデメリットを理解した上で、理想の外壁デザインを考えてみてください。
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羽曳野市に地域密着の工務店「森下技建」です。
当社は羽曳野市を中心とし、新築・リフォームなど住宅に関する工事を承る工務店。
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