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暮らしの質を進化させる住まいづくり
私達は、工務店でもあり不動産屋でもある特色を活かし、
土地探し、資金計画の段階から、建築計画、施工、
アフターメンテナンスと持てる知識を存分に活かした
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新築住宅(自社物件)
『みんなが笑顔になれる家』
Updated date : 2024.11.17
#スカイバルコニー#モダン#木目調
WORKS
制作実績多数!理想の住まいを実現! 創業以来多数の家族の家づくりの夢を叶えてきた森下技建。 その実績の一部を抜粋してみたので、住まいづくりの参考に 是非見てほしい。
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.11.14
#ナチュラル#ハイドア#モダン#木目調
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.07.29
#ZEH#シューズクローゼット#スカイバルコニー#スタイリッシュ
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.03.27
#アイアン手すり#カップボード#スキップフロア#スタイリッシュ
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2024.02.07
#シューズクローゼット#モダン#ランドリー#木目調
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.12.19
#シューズクローゼット#スタイリッシュ#ナチュラル#ハイドア
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.12.18
#ZEH#ウォークインクローゼット#カップボード#シューズクローゼット
新築住宅(自社物件)
Updated date : 2023.11.15
#2階リビング#カップボード#シューズクローゼット#スカイバルコニー
新築住宅
Updated date : 2023.10.02
#ホテルライク風#大理石調#石目調フロア#間接照明
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森下技建は、羽曳野市を中心に新築・リフォームの施工を行っている地域密着型の工務店です。
注文住宅からリノベーションまで、様々なニーズに対応し、お客様ひとり一人の豊かな暮らしを叶えます。
家づくりを通して、ご家族様との暮らしを大切にし、快適で円滑な打ち合わせができるよう、想いに寄り添った対応をいたします。
SPEC
森下技建では、注文住宅やリフォームを通じて、ご家族様の幸せな暮らしをつくるため、豊富な商品ラインナップをご用意しております。
お客様ひとり一人の「想い」に寄り添い、豊かな暮らしを叶えます。
HOUSE BLOG
注文住宅やリフォームについて役に立つ情報を配信していきます。
当社は、お客様のこだわりやご要望に沿った自由設計を基本に注文住宅を建てさせていただきます。
ルーフバルコニーとは、マンションや住宅の最上階に設けられた屋根のないバルコニーを指します。ルーフバルコニーは開放感や風通しの良さが特徴で、外部にいながらプライバシーが保てるため、プライベートな空間として重宝するでしょう。 昨今では注文住宅を建てる際、あこがれのルーフバルコニーをつける人が増えています。当記事では、ルーフバルコニーのメリットとデメリット、設置する際の費用や実際に設置した人の体験談について紹介します。注文住宅を建てる際にルーフバルコニーを検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ルーフバルコニーを設置するメリット 屋根をなくして設置するルーフバルコニーは、通常のベランダとは異なるメリットが得られます。ガーデニングや家庭菜園などもはかどるため、植物が好きな方や開放感のある場所が欲しい方には向いているでしょう。 開放感があり眺望がよい ルーフバルコニーのメリットとして、開放感と広いスペースが挙げられます。 まずルーフバルコニーは屋根がないため、空が広がり視覚的に圧迫感がなく、開放的な印象を与えてくれるでしょう。特に高層階に位置する場合は、素晴らしい眺望が楽しめるため、日常生活におけるストレスが軽減できます。 またルーフバルコニーはプライバシーの面でも優れています。屋上にあるため、外部にいながらも外からの視線を気にせずに過ごせて、リフレッシュするための場所として適しているでしょう。 ただしルーフバルコニーを利用する際は、天候によっては使用できないことや、近隣への配慮が必要な場合があります。騒音や臭いに関しては特に注意が必要であり、周囲とのトラブルを避けるためには利用方法に工夫が求められるでしょう。 多様な活用方法がある ルーフバルコニーは、多様な活用方法があります。まず開放感があるため、空を見上げたり周囲の景色を楽しんだりできます。 また広いスペースを活かして家具を置いたり、ガーデニングを楽しんだりできます。家族や友人と一緒に食事をしたり、遊んだり活動をする場所として機能するでしょう。ルーフバルコニーは実用的な場所としても機能し、日当たりが良いため洗濯物や布団を干す場所にも最適です。特に日当たりの良い場所では、洗濯物が早く乾き、家事の効率も向上するでしょう。 ルーフバルコニーの多様な使用用途としては、下記のアイデアがあります。 ◎ ガーデニングや家庭菜園 ◎ バーベキュー ◎ リラックススペース ◎ 子どもやペットの遊び場 ◎ 洗濯物干し場 ◎ 物置 ◎ 運動スペース 上記の活用方法は、ルーフバルコニーの特性を最大限に引き出し、住まいの価値を高めてくれるでしょう。 ライフスタイルが向上する ルーフバルコニーは、住人のライフスタイルを大きく向上させてくれます。 開放感と日当たりの良さから、空を見上げながらリラックスでき、特に都市部の場合でも自然光を積極的に取り入れられるため心地よい環境ができます。自然光が浴びられる空間は、ストレス軽減や心身のリフレッシュにつながり、日常生活の質を向上させます。 またルーフバルコニーは、ガーデニングやバーベキューなど多彩な用途に利用でき、アウトドアライフを充実させられます。運動場所にも最適で、健康的なライフスタイルが促進できるでしょう。屋上緑化や家庭菜園を設けることで、都市生活の中でも自然との触れ合いが持てて、環境への配慮も実現できるでしょう。また太陽光発電パネルを設置することで、省エネルギーにもつながります。 ルーフバルコニーは単なる屋外スペース以上の価値を持ち、多様なライフスタイル向上にも役立ちます。 ルーフバルコニーの設置にかかる費用 ルーフバルコニーをオプションで付ける場合の費用相場について解説します。設置を検討されている方は、予算計画の参考としてください。 初期費用 注文住宅でルーフバルコニーを設置する際の初期費用はさまざまな要因により異なりますが、一般的な相場としては1平方メートルあたり約10万円から12万円程度が目安です。たとえば、10平方メートルのルーフバルコニーを設置する場合、総額で約100万円から120万円程度の費用がかかることになります。 さらに、ルーフバルコニーの設置には追加の費用が発生することがあります。内階段を設置する場合は70万円から80万円、外階段の場合は20万円から30万円ほどの追加費用が必要です。 また防水工事や断熱対策も重要で、施す場合はさらに別途費用がかかり、約4,500円から8,000円/平方メートルの範囲で行われることが一般的です。 そして設置にあたっては、使用する材料やデザインによっても価格が変動します。特にウッドデッキなど人気のある素材を使用すると、コストが高くなる傾向があります。 注文住宅にルーフバルコニーを設置する際の初期費用は、基本的な施工費用に加えて防水や断熱工事や階段設置などの追加費用を含めると、100万円から200万円以上になる可能性もあります。 担当の施工業者さんへ、具体的な見積もりを出して確認するようにしましょう。 維持管理費用 注文住宅におけるルーフバルコニーの維持管理費用は、主に防水工事や定期的なメンテナンスに発生します。 ルーフバルコニーは屋外に位置するため、雨漏りを防ぐための防水工事が非常に重要です。一般的に防水工事は5年から10年ごとに行う必要があり、使用する防水材によって費用が異なります。たとえばウレタン防水の場合、施工単価は1平方メートルあたり3,000〜7,000円で、耐用年数は5〜10年です。 また定期的なメンテナンスでは、排水溝の清掃や床面の点検を行います。点検を怠ると、雨漏りや構造的な損傷を引き起こす可能性があるでしょう。メンテナンスの頻度は5年ごとが一般的ですが、環境や使用状況によって変わることがあります。 さらにルーフバルコニーの設置時には、断熱性や防音性を考慮するとよいでしょう。早めに対策を施しておけば、長期的な維持管理費用を抑えられます。特に夏場は下階の温度上昇が懸念されるため、断熱材の使用が推奨されます。 ルーフバルコニーを設置するときの注意点 開放的で日当たりがよくなることから、設置する際のメリットが多いルーフバルコニーですが、同時に利用する際の注意点があります。注意点やデメリットを把握したうえで、理想のルーフバルコニーを設置しましょう。 設置できる条件に注意する 注文住宅でルーフバルコニーを設置する際は、設置できる条件に当てはまっている必要があります。 まず法律や規制により設置の可否が決まる可能性があるでしょう。ルーフバルコニーは地域の建築法規制に従う必要があり、特に高さ制限や隣接建物との距離に関する規制が設計に影響を与えます。またルーフバルコニーが延床面積に含まれるかどうかも地域によって異なるため、事前に確認が必要です。 さらにルーフバルコニーは建物の屋根部分に設置されるため、建物全体の強度や耐震性を考慮する必要があります。特に日本は地震が多いため、耐震性の確保が優先されることがあるでしょう。ルーフバルコニーの設置の可否については、担当の施工会社さんと相談して、条件に当てはまっているかどうかを確認しましょう。 安全対策を施す ルーフバルコニーは野外かつ高い位置に設置されるため、いくつかの安全対策を施す必要があるでしょう。安全対策のポイントを考慮することで、事故やトラブルを未然に防げます。 はじめに手すりの設置が不可欠です。建築基準法では、2階以上のバルコニーには1.1メートル以上の手すりを設けることが求められています。特に小さな子供やペットがいる家庭では、手すりの高さや強度を十分に考慮する必要があるでしょう。 次に、滑り止め加工を施した床材を選ぶことも大切です。雨や雪の日には滑りやすくなるため、ウッドデッキやタイルなどの滑りにくい素材を選ぶことで安全性を高められます。 また排水システムの確保も重要です。ルーフバルコニーは雨水が溜まりやすいため、排水口の設置と定期的な清掃が必要です。排水口が詰まると水漏れや雨漏りの原因となるため、掃除しやすい構造にしておくことが望ましいでしょう。 さらに防犯対策として、入り口の防犯ガラスや施錠機能を強化しておくことで、不審者の侵入リスクを低減できます。 安全対策や防犯設備は、設置するだけでなく定期的なメンテナンスが不可欠です。防水工事や床材の点検を定期的に行い、劣化や損傷を早期に発見することで、大きなトラブルを未然に防げるでしょう。 定期的なメンテナンスと管理が必要 ルーフバルコニーは、長期間にわたって快適に使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスや点検場所は主に下記の箇所です。 ◎ 防水処理の確認◎ 排水機能◎ 床材の破損の有無◎ 設置している家具の管理◎ 手すりやフェンスの強度 ルーフバルコニーは雨風にさらされるため、防水層の劣化が進みやすいです。一般的にはウレタン防水やFRP防水が用いられ、5年から10年ごとに点検し、必要に応じて再施工を行うことが推奨されます。特に、ひび割れや剥がれが見られる場合は早急に対処する必要があるでしょう。 また排水機能のチェックも重要です。排水溝が詰まると水たまりができ、雨漏りの原因となります。定期的に排水溝の清掃を行い、落ち葉やゴミが詰まっていないか確認しましょう。特に秋や春には、落ち葉の影響で詰まりやすくなるため注意が必要です。 タイルやウッドデッキなどの床材は、使用する素材によって劣化具合が異なります。定期的な清掃とともに、傷みや腐食のチェックも行うべきです。特にウッドデッキは湿気による腐食が進みやすいため、塗装や防腐処理を定期的に行うことが推奨されます。 またルーフバルコニーに設置した家具や設備は定期的に点検し、劣化していたら交換または修理を行います。強風時には家具を室内に移動させるなどの対策も必要です。 最後に安全対策として手すりやフェンスの強度を確認し、安全性を確保します。特に小さなお子様やペットがいる家庭では、安全対策を徹底しましょう。 まとめ ルーフバルコニーは開放感や広さから、多くのメリットがあります。特にBBQや家庭菜園、洗濯物を干すスペースとして活用でき、居住空間が広く感じられる効果もあります。設置費用は1平方メートルあたり約10万円から12万円で、小型のバルコニーなら40万円から80万円程度です。ルーフバルコニーの設置を検討している場合は、担当の施工会社と、念入りに予算決めをしましょう。 「株式会社 森下技建」では、これまでにさまざまな形の注文住宅のご相談を受けた実績があります。もちろんルーフバルコニー付きの注文住宅の相談も可能ですので、下記よりぜひお気軽にお問い合わせください。 【公式サイト】「株式会社 森下技建」はこちら。
ルンバは自動掃除機として多くの家庭で利用されており、その利便性から人気が高まっています。かつては掃除してほしいところまで手が届いていない、床がきれいでなければ使用できないなどの辛口レビューがありましたが、昨今のルンバは性能が非常に良くなっており、自宅に導入する家庭が増えています。 注文住宅を検討されているのであれば、新居へのお引っ越しを機にルンバを導入されてはいかがでしょうか?この記事では、ルンバが待機する「ルンバ基地」の最適な設置場所とメリットについて詳しく説明します。 ルンバ基地とは? ルンバ基地とは、ロボット掃除機「ルンバ」が掃除を終えた後に戻るためのホームベース(充電器)を指します。基地はルンバが自動的に充電を行うために必要で、設置にはいくつかの条件があり、適切な場所を選ぶことが費用対効果を高めるカギとなるでしょう。 基本的にルンバ基地は広い空間に設置する必要があります。周囲には障害物のない場所が望ましく、製品にもよりますが両側には0.5メートル以上、正面には2.4メートル以上の空間を確保することが推奨されており、平らな床に設置し段差からは1.2メートル以上離す必要があります。 上記の条件に当てはまる場所に設置すれば、ルンバが迷うことなくスムーズに基地へ戻れるでしょう。 注文空宅に用意したいルンバ基地のおすすめ設置場所 ルンバ基地を設置する場所には複数の条件がありますが、条件に当てはまっていてもあまり設置すべきでない場所もあります。設置すべきでない場所に設置すると、ルンバが自力で戻れなかったり隅々まで掃除できなかったりして、効果が薄れてしまうでしょう。設置する際にふさわしい場所とおすすめしない場所について解説します。 理想的な設置場所 ルンバ基地の設置場所として理想とされる場所の条件には下記があります。 ・障害物の少ない広い空間・段差のない平らな床・電源の確保・デッドスペース・物の下や隙間などの目立たない位置・Wi-Fi環境が整っている 上記を満たす場所としては、具体的に下記のような場所がおすすめです。 ◆階段下:階段の一段目の下はデッドスペースになりやすく、ルンバ基地として有効活用できます。人の動線にも影響しないため、来客時にも目立ちません。 ◆クローゼット内:ウォークインクローゼットや通常のクローゼット内に設置することで、ルンバが見えず、生活感を抑えられます。可能なら扉を取り除いておくと、ルンバの使用時に都度開け閉めしなくてもよいため楽です。 ◆テレビボードの下:フロートタイプのテレビボードの下は、コンセントを設置してルンバ基地として利用できます。インテリアとして自然に溶け込むでしょう。 ◆洗面台の下:造作洗面台の下部をオープンスペースにすることで、ルンバを収納できます。奥行きに注意し、足元で邪魔にならないようにしましょう。 ◆小上がり和室の下:スペースを有効活用できる場所で、オープンスペースを設けてコンセントを取り付けることで、ルンバ基地として機能します。 上記の場所は、ルンバがスムーズに出入りできるように設計されているならおすすめです。特に周囲には十分なスペース(両脇0.5m以上、前方1.2m以上)を確保し、充電器や本体が収まる必要があるでしょう。 設置を避けるべき場所 一方でルンバ基地を設置する際に避けるべき場所は、下記のとおりです。 ◆段差のある場所:ルンバは最大で約2cmの段差を乗り越えられますが、それ以上高い段差があるとスムーズに移動できず、不完全なまま掃除が終わることもあります。特に階段の近くは、落下の危険があるため避けるべきです。 ◆狭いスペースや障害物が多い場所:ルンバは開放的で広い空間での使用を前提に設計されています。家具やその他の障害物が多い場所では動きが制限され、掃除の効率が低下します。公式では、ルンバ基地の周囲には両側で0.5m以上、正面で2.4m以上の空間を確保することが推奨されています。 ◆Wi-Fi信号が弱い場所:ルンバはスマートフォンアプリと連携して操作するため、安定したWi-Fi環境が必要です。信号が弱いと、操作やプログラムの更新に支障をきたすことがあります。 ◆湿気の多い場所や温度変化の激しい場所:キッチンの近くなどは湿気が多く、ルンバの電子機器に悪影響を与える可能性があります。また直射日光が当たる窓際なども避けた方が良いでしょう。 ◆扉で閉じられた空間:扉付きの収納内に設置すると、出入りが面倒になりルンバの稼働時にも扉を開ける必要があります。これでは使い勝手が悪くなりますし、掃除中に扉周りの掃除もしづらくなります。 上記のポイントに当てはまる場所にルンバ基地を設置すると、停止したり掃除が終わっていないまま帰ったりして、効果が実感しにくくなります。 注文住宅にルンバを導入するメリット ルンバは人間に代わって自動でゴミを検知して掃除してくれるロボットです。注文住宅にルンバを導入することで、大きく分けて2つのメリットが感じられるでしょう。 時間の短縮につながる 注文住宅にルンバを導入すると、家事の時間短縮に大きくつながります。ルンバは自動で掃除を行うロボット掃除機であり、特に忙しい家庭にとっては非常に便利です。共働き家庭や育児中の家庭では、掃除の時間を確保することが難しいため、ルンバの導入によって負担を軽減できるでしょう。 ルンバはスケジュール設定が可能で、指定した時間に自動で掃除を開始します。そのため家事の合間や外出中に掃除をしてもらうことができ、朝出かける前にルンバをセットしておけば、帰宅時には掃除が完了している状態になります。 またルンバはある程度なら家具や障害物を避けながら動いてくれるため、自分で掃除する際の手間やストレスを軽減できます。特に新築住宅ではまだ物が少なく真新しい状態ですので、ルンバがスムーズに動きやすく、効果を実感しやすいといえるでしょう。 さらにルンバの製品自体もお手入れが簡単で、掃除の頻度が高くとも1週間に一度、ワンタッチでふたを開けて中のゴミをゴミ箱に捨てるだけで完了します。 ルンバに掃除を任せれば、時間と手間が大幅に減らせることが分かるでしょう。 清潔な住環境が維持できる 注文住宅にルンバを導入すれば、清潔な住環境が維持できます。ルンバは自動掃除機として、日常的な掃除を効率的に行うための優れたロボットです。特に家の構造や間取りが自由に設計できる注文住宅では、ルンバの効果を最大限に引き出せるでしょう。 ルンバは床面のゴミやほこりを自動で吸引し、定期的に掃除を行うことで清潔感を保ってくれます。特にペットを飼っている家庭や小さな子供がいる家庭では、毛や食べこぼしなどが多く発生しますが、ルンバはこれらの細かいゴミも逃さずに掃除します。特にフローリングや短い毛足のカーペットで効果を発揮するでしょう。 また製品のなかには空気清浄機能を持つモデルもあり、掃除と同時に空気中の微細な粒子を除去してくれるため、アレルギーなどの症状をお持ちの方にとってもありがたい機能といえます。 そして何よりルンバを設置することで、ルンバ自体が掃除しやすくなるよう床に物を置かなくなることが挙げられます。散らかっていた場合、ルンバを使用する度に床から物をどけなくてはならないため非常に手間です。そのためはじめから床に物を置くことがなくなり、常に部屋がスッキリするといった声が多く聞かれます。 ルンバ基地を設置する際の注意点 ルンバは自動でごみを検知して掃除してくれるロボットであり、スマートフォンで予約操作しておけば、留守中など見ていないときでも動作します。そのため、設置と使用するうえで注意しなければならないことがあります。 電源(コンセント)の確保が必要 注文住宅にルンバを導入する際、意外にも盲点となってしまうことが電源(コンセント)の確保です。ルンバは自動で掃除を行うロボット掃除機であり、充電には専用の電源が必要です。 特にルンバの充電ステーション(ホームベースやクリーンベース)を設置する場所には近くにコンセントがあることが必須で、自動で戻ってこられるようある程度広いスペースが必要です。さらに、基地と本体の赤外線通信を妨げないような場所が望ましいでしょう。 注文住宅の設計段階でルンバ基地を考慮するならば、デッドスペースを有効活用できます。階段下や家具の下など、電源があるならば普段使わない空間を利用してルンバ基地を設置できます。 障害物対策を行う必要がある 注文住宅にルンバを導入する際、障害物対策は非常に重要です。ルンバは製品自体に取り付けられたセンサーでゴミや障害物を検知して動きますが、効果的に機能させるためにはある程度周囲の環境を整える必要があります。 まずルンバがスムーズに移動できるように、床に置かれた物や家具の配置を見直しましょう。特に、コード類や小さなおもちゃなどの障害物はルンバが引っかかる原因になり、動作を妨げることがあります。すると掃除が中断されるだけでなく、ルンバ自体が故障するリスクも高まります。 次に、段差や階段の近くでは特別な対策が必要です。ルンバには段差センサーが搭載されており、階段などの大きな段差があればよけて走行してくれます。しかしセンサーが汚れたり故障したりすると階段から落ちる危険があるため、階段付近では物理的な障害物を設置し、進入しないよう工夫が必要です。 そしてルンバの使用前には必ず床を片付けておきましょう。特にカーペットやラグの上ではルンバが引っかかる可能性があるため、敷物をあらかじめ外しておく必要があります。また姿見を置いている場合、ルンバがぶつかって割れる危険性があるため注意しましょう。 まとめ 注文住宅でルンバ基地を設置するときのおすすめの場所とおすすめしない場所について紹介しました。ルンバは自動でゴミや障害物を検知して、部屋中を代わりに掃除してくれる優れたロボットです。そのため家事や育児で忙しい方にとっては、そうじの手間と時間を短縮してくれるありがたい家電となるでしょう。ただしルンバ基地の設置にはある程度広いスペースと電源の確保が必要で、床のものをどかしておく点に注意しましょう。 新しいおうちとお部屋をいつまでも清潔な住環境を保ち、豊かな生活をおくりましょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎せっかく建てる注文住宅のお風呂はこだわりたい! ◎使いやすくておしゃれなお風呂を選ぶポイントは? ◎お風呂のサイズと費用相場が知りたい このように思っているかもしれません。 注文住宅の水回りはこだわりたいところですが、特にお風呂は大切なポイントです。 広さや素材、オプションなどの選択肢が多いため、どこから考えればよいか迷う人もいるでしょう。 この記事では、注文住宅のお風呂やオプションの選び方、デザインのポイントなどをご紹介します。 お風呂場の広さと費用の目安についてもお伝えしますので、最後まで読んで参考にしてみてください。 定番はユニットバス!お風呂の種類の選び方 お風呂の浴槽は、おもに以下の3種類です。 ◎ユニットバス ◎ハーフユニットバス ◎在来浴室 最も主流なのはユニットバスで、コストパフォーマンスに優れている特徴があります。 ユニットバスは、床、壁、天井と浴槽がセットになったお風呂です。 断熱性や防水性が高く、値段をおさえられるわりに使い勝手が良いため人気があります。 最近ではデザイン性に優れたユニットバスも多く、カラーや材質の種類が増えているのも特徴です。 よりこだわって浴室を作りたい場合は、ハーフユニットバスや在来浴室を選ぶとよいでしょう。 サイズや建材を一から選べるため、唯一無二の浴室をデザインできます。 ただしコストが高いうえに、デザイン面と機能面のバランスを取るのが難しいデメリットもあります。 お風呂場の広さと費用目安 お風呂場の広さは、主に以下の3種類です ◎0.75坪 ◎1坪 ◎1.25坪 注文住宅で暮らす家族の年齢や人数、ライフスタイルによって、どの広さのお風呂場が適しているかは様々です。 一般的な家庭であれば、1坪のお風呂を採用するのがおすすめです。しかし狭小地に住宅を建てる場合は、0.75坪にしてお風呂の面積をおさえるのがよいでしょう。 また育児や介護など、家族で一緒にお風呂を使う場合は、1.25坪の広さがあると使い勝手が良くなります。 1坪のユニットバスの費用相場は、70~120万円程度です。さらに広い1.25坪にした場合は、追加で10~30万円ほどがかかります。 ただし、お風呂場の設置にかかる費用は、オプションの有無や浴槽の材質などによって大きく変わります。あらかじめある程度予算を決めて、お風呂場の設計に取りかかるのがおすすめです。 お風呂に設置するオプションの選び方 お風呂場につけるオプションには、以下のようなものがあります。 ◎浴槽の形状や材質 ◎入り口部分のとびら ◎手すり ◎乾燥機能・暖房 ◎棚・ミラー・カウンター 順番に紹介していきます。 浴槽の形状や材質 ユニットバスの浴槽は、好みに合わせて形状や材質を変更できます。 たとえば浴槽の底面を一段上がったステップ浴槽にすれば、半身浴をしやすくなります。 浴槽の保温性を高めるオプションを付ければ、お湯を冷めにくくして追い炊きを減らすことができます。 また、人造大理石やホーローなどの材質を選び、肌触りや質感を良くすることも可能です。 お風呂は毎日の疲れを取る場所なので、気に入ったデザインや肌触りの材質を選べるとよいでしょう。 入口部分のとびら 入口部分のとびらは、主に以下の3種類があります。 ◎折れ戸 ◎開き戸 ◎引き戸 標準仕様は、折れ戸である場合が多いです。開閉時に必要なスペースが少ないため狭い場所でも設置しやすいですが、部品が多くて故障しやすいデメリットがあります。 開き戸は故障しづらいですが、開閉時に必要なスペースが広いです。 引き戸は開閉しやすく便利ですが、オプション料金が高くなる傾向があります。 とびらのオプションの予算や優先順位を考慮して、最適なとびらを探してみてください。 手すり 浴室やドアの横に、手すりを設置することができます。 手すりは老後の生活に便利なだけでなく、子育て中の家庭にもおすすめです。 手すりがあればお子さんの転倒を防止でき、バタバタしがちなお風呂の時間も安心です。 また若い人でも、ちょっとした疲労や貧血で、お風呂の前後にふらついてしまうことは少なくありません。 リフォームで後付けするよりも新築のときにまとめて設置した方が、工事の費用をおさえられます。手すりの必要性を感じたら、注文住宅を建てる段階で設置を検討してみてください。 乾燥機能・暖房 浴室に、乾燥機能や暖房のオプションを追加するのも便利です。 通常浴室には換気扇がついていますが、乾燥機能があればより確実に浴室内のカビを防止できます。 洗濯物を部屋干ししたいときも、素早く乾かせるため、嫌な匂いの発生や選択の手間を減らせるメリットがあります。 また浴室に暖房を設置すれば、冬に発生しやすいヒートショック現象による健康被害の防止を期待できます。 お風呂をより快適に保ちたい方や部屋干しの機会が多そうな方は、乾燥機能や浴室暖房を設置すると良いでしょう。 棚・ミラー・カウンター お風呂場には、棚やミラー、カウンターなどがあると便利です。 お風呂場は体を洗うための石鹸やシャンプー、掃除用具など、意外に置いておきたいものがたくさんあります。そのため、棚やカウンターを設置してすっきり収納できるようにするのがおすすめです。 また大きなミラーを設置すると、お風呂場の空間が広く感じて開放感が上がります。 お風呂で髭剃りなどをする人は、ミラーを使う機会も多いでしょう。 ただし、不必要に棚・ミラー・カウンターを設置すると、かえって窮屈に感じられることもあります。オプションを増やすと掃除の手間も増えるため、本当に必要だと判断したもののみ設置するのが重要です。 今のお風呂場の使い方をよく振り返って、必要なオプションとそうでないものをきちんと見極めましょう。 お風呂をデザインする3つのポイント お風呂をデザインするポイントは、以下の3つです。 ◎日当たりや風通しをよくする ◎本当に必要なオプションを選ぶ ◎バリアフリーに考慮する 順番に解説していきます。 日当たりや風通しを良くする カビを発生しづらくしてきれいな状態を保つために、日当たりや風通しは重要です。 日が当たりづらい北側の部屋に浴室を設置する場合は、窓や通気口を設けて、太陽光や風を確保できるようにしましょう。 また浴室に窓を設けないと、息苦しさを感じる場合もあります。 特に朝や昼にお風呂場を利用する可能性がある人は、窓を設置して自然光を取り入れるのがおすすめです。 ただし窓を設置する際は、防犯面に配慮する必要があります。 すりガラスを採用したり、ブラインドを設置したりして、外から浴室の中が見えないように配慮しましょう。 本当に必要なオプションを選ぶ あれこれ機能を付け足すのではなく、本当に必要なオプションを選んで設置するのが重要です。 浴室には、様々なオプションを設置できます。浴室テレビやジャグジー、サウナ機能など、魅力的に思えるオプションが盛りだくさんです。 しかし、実際に設置してみたらほとんど使わずに後悔したというケースも、よくあります。 今使っているお風呂の機能を思い浮かべて、本当にオプションが必要かを見極めてみてください。 魅力的に感じたオプションでも「毎日使うお風呂には必要ない」と感じるものがあるはずです。 無駄なコストを省けば、注文住宅で本当にお金をかけたいところに投資することができます。 予算を決めて、計画的にオプションを選びましょう。 バリアフリーに考慮する お風呂場は事故が起こりやすいため、バリアフリーに配慮して設計するのが大切です。 注文住宅は、安全に長く住み続けられる設計にする必要があります。 高齢になると入浴が大変になるため、新築のうちから手すりを付けたり、段差をなくしたりするのがおすすめです。床の材質は、濡れても滑りづらいものを採用するとよいでしょう。 子どもや若い人であっても、お風呂場ですべったり、頭を打ったりするリスクはあります。 新築のうちから安全なお風呂場を設計して、誰もが使いやすい環境を整えましょう。 こだわりあるおしゃれなお風呂にする3つのポイント 機能面だけでなく、デザイン面にもこだわったおしゃれなお風呂にするためには、以下の3つが大切です。 ◎デザインに統一感を持たせる ◎シンプルな色でまとめる ◎浮かせる収納を取り入れる 1つずつ紹介していきます。 デザインに統一感を持たせる 洗面所やお風呂場のデザインに統一感があると、おしゃれな印象になります。 細かいデザインを決めていく前に、カタログやモデルハウスを見ながら、全体のイメージを持っておくのが重要です。 たとえば「高級感のあるデザイン」「シンプルで飽きないデザイン」など、テーマを決めると良いでしょう。 デザインのテーマを決めることで、カラーや材質を選ぶ際の基準を持つことができます。 シンプルな色でまとめる お風呂にはたくさんの色を使わず、シンプルにまとめるのがおすすめです。 白やグレー、ベージュなどの色でまとめると、飽きの来ないおしゃれなデザインになりやすい傾向があります。 またお風呂は体をきれいにする場所なので、汚れが目立ちづらい色や材質を選ぶのも重要です。 毎日使うところが汚れて見えるとストレスにつながるため、掃除の手間を考慮して色を選びましょう。 浮かせる収納を取り入れる お風呂は、浮かせる収納を取り入れると掃除しやすくなります。 シャンプーやボディーソープ、掃除用具などを棚に置くと、いつのまにかカビやぬめりが発生してしまいます。 そうなるとこまめな掃除が必要となり、ストレスに感じるでしょう。 しかし吸盤やマグネットを使って地面と設置しないようにすれば、格段にきれいな状態を保ちやすくなります。 まとめ この記事では、注文住宅のお風呂やオプションの選び方、費用相場などをご紹介しました。 一般的なのはユニットバスで、コストパフォーマンス良くおしゃれなお風呂をかなえられます。 またお風呂をデザインする際は、日当たりや風通し、バリアフリーを考慮するのが重要です。 本当に使いたいところにお金を使うために、使い勝手を考慮してオプションを選ぶのもポイントです。 この記事を参考に、自分の家族のライフスタイルにあったお風呂を選んでみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎車を持っているけれど、注文住宅に駐車場をつけた方がいい? ◎駐車場を設置するときの、ポイントや注意点は? ◎注文住宅の駐車場は、どれくらいの費用がかかる? このような疑問を持っているかもしれません。 自家用車を持っている場合は、注文住宅に駐車場の設置を検討する人も多いでしょう。 この記事では、注文住宅に駐車場を設置すべきかどうか判断する際のポイントについて解説します。 また、駐車場の広さや設計の決め方、費用相場についてもお伝えします。 この記事を参考に、あなたの注文住宅に駐車場を設置するときの設計や費用などを、シミュレーションしてみてください。 駐車場は必要?判断する時の2つのポイント 注文住宅に駐車場が必要かどうか、判断するときのポイントは2つあります。 充分な駐車スペースを確保できるか 駐車場を設置したい場合は、必要な広さを確保できるか確認するのが重要です。 狭い土地に注文住宅を建てる場合、駐車場を設置したことで、住宅本体の広さを十分に確保できなくなる恐れがあります。 自家用車は近くの駐車場を借りられますが、寝室や台所などは必ず家の中におさめなくてはなりません。 まずはメインとなる住宅のために必要な広さを計算し、駐車場のためにどれくらいのスペースを残せるか調べましょう。 充分なスペースを確保できない場合は、駐車台数を減らしたり、駐車場を設置しない選択をしたりするのがおすすめです。 費用に見合った駐車場になっているか 駐車場を設置するか悩んだら、駐車スペースを設置するためにかかる費用と月極駐車場に支払う費用やメリットを比べてみましょう。 たとえば、住宅と一体型になったビルトインガレージを設置するとします。この場合、屋外に駐車場を設けるよりも必要なスペースが少なくすむ、車をきれいに保てるなどのメリットがあります。 しかし工事のためには、200~400万円ほどの高額な費用がかかります。 数百万円の工事費用は、自宅の敷地内に駐車場を設置することのメリットに見合わないと考える人もいるでしょう。 その場合は、近くの月極駐車場を借りる選択肢もあります。 駐車場の形式や土地代で費用を算出し、支払う金額に見合ったメリットが得られそうか検討してみてください。 駐車場を決めるときの6つの要素 駐車場を決めるときの要素は、以下の6つです。 ◎台数・駐車スペースの広さ ◎駐車場のデザイン ◎駐車の仕方 ◎地面部分の素材 ◎照明・エクステリア ◎防犯システム 順番に解説していきます。 台数・駐車スペースの広さ 駐車場に必要な広さは、自家用車の大きさや停めたい台数によって変わります。 たとえば軽自動車1台分であれば、横幅2.4m×奥行4.3mほどの広さが必要です。 ワンボックスカー1台分なら、横幅2.7m×奥行5.7mのスペースが目安となります。 また駐車場に自家用車を停めた状態で、両側から余裕を持って乗り降りするには、車種を問わず3.5mの横幅を確保するのがおすすめです。 ゆとりがないと自家用車を傷つけてしまったり、車いすでの乗り降りが難しくなったりする原因となります。 今より大きな車を購入する可能性もあるため、駐車場は広めのスペースを確保するのが大切です。 駐車場のデザイン 駐車場のデザインは、主に以下の4種類です。 ◎オープン ◎カーポート ◎ガレージ ◎ビルトインカレージ 最も手軽に設置できるオープンタイプは、屋根や壁がない屋外にある駐車場です。 そこに支柱を使って屋根を設置すると、カーポートタイプの駐車場になります。カーポートは、屋根がついているため、ある程度は天候から自家用車を守れるメリットがあります。 ガレージタイプは、屋根と3方向以上の壁がついた駐車スペースです。より頑丈で、シャッターを付ければ盗難やいたずらから車を守れる利点もあります。 ビルトインカレージは住宅の一部が駐車場になっているもので、狭い土地でも設置しやすい駐車スペースです。工事費はかさみますが、大切な車を安全に保管することができます。 駐車の仕方 駐車場を設置する際は、以下の3つから車の停め方を選択します。 ◎直角駐車 ◎縦列駐車 ◎並列駐車 直角駐車と縦列駐車は、道路に対して直角に車を停めます。2台目以降の車を停めたい場合、直角駐車では車同士が隣り合い、縦列駐車では1台目の後ろに2台目がつく形態になります。 また並列駐車は、道路に対して並行に車を停める方法です。 車の台数やスペースの広さ、車の停めやすさを考慮して、駐車の仕方を選ぶようにしてください。 地面部分の素材 地面部分の素材は、おもに以下の4種類です。 ◎砕石 ◎土 ◎アスファルト ◎コンクリート それぞれのメリットとデメリットは、以下の表の通りです。 地面の素材メリットデメリット砕石安価。防犯性に優れている。砕石で車を傷める場合がある。駐車時の音がうるさい。土安価。砕石よりも、駐車の際に鳴る音が静か。水が溜まる場合がある。車が土で汚れやすい。アスファルト水はけが良い。車を傷めづらい。熱がこもりやすい。工事費が高いが、コンクリートよりも維持費がかかる。コンクリート耐久性に優れている。メンテナンスが手軽。車を傷めづらい。設置時と撤去時の工事費が高い。 駐車場の設置にかけられる予算や優先したいポイントを整理して、地面部分の素材を選んでみてください。 照明・エクステリア 照明やエクステリアを決めて、駐車場の外観を整えるのも大切です。 たとえば駐車場に照明をつければ、夜でも人や荷物の出入りがしやすくなります。また植栽やカーゲートなどのエクステリアを設置すれば、住宅全体をおしゃれに演出することができます。 電気自動車を使っている場合は、充電器を設置するのも重要です。屋外コンセントを用意して、車にケーブルが届くようにしましょう。 これから電気自動車を使用する可能性がある人も、最初の工事の段階で設置するのがおすすめです。工事の手間や人件費を抑えられるほか、後からスペースが足りなくなるのを防げるメリットがあります。 防犯システム 駐車場を設置するなら、防犯システムも用意しておきましょう。 車の盗難やいたずらを防ぐために、防犯カメラや人感センサーライトを設置するのがおすすめです。 またガレージであれば、シャッターを取り付けることで車が盗まれる確率を下げることができます。 カーポートを設置する場合でも、カーゲートを組み合わせることで防犯性を高められます。 車は高価なものなので、盗まれたりいたずらをされたりした際の代償は大きいです。「うちは大丈夫」と油断せずに、駐車場を設置する段階で防犯システムを整えましょう。 駐車場設置の費用相場 駐車場を設置するためにかかる費用は、駐車場のタイプや広さ、地面の素材によって異なります。 駐車スペースが車1台分の場合、タイプ別の費用相場は以下の通りです。 ◎オープンタイプ: 20万円前後 ◎カーポートタイプ:30~40万円 ◎ガレージタイプ:100~300万円⁻分 ◎ビルトインカレージ:200~400万円 車2台を停められる駐車場にしたい場合、費用はおよそ2倍になるとして計算しましょう。 またオープンタイプやカーポートタイプの駐車場にする場合、地面に使用する素材によっても価格が変動します。 地面の素材は、価格が低い順に、砕石→土→アスファルト→コンクリートです。 失敗しない!駐車場設置のポイント 駐車場設置で失敗しないためのポイントをご紹介します。 駐車場の横幅は十分にゆとりを持たせる 駐車場の横幅は、車種を問わず1台あたり3.5mほどの広さを確保しましょう。 たとえば、車をぎりぎり2台停められるスペースにした場合、駐車場の中でドアを開閉するのが難しくなります。勢いよくドアを開けてしまった際に、車が傷ついて高額な修理代がかかる場合もあるでしょう。 また駐車場の横幅が狭いと、車を停める際に何度も切り返しが必要になり、出し入れが手間になってしまいます。 駐車場を設置する際は、十分な広さを確保するのが大切です。 メンテナンスしやすい駐車場にする 駐車場のメンテナンスがしやすいと、注文住宅の外観をきれいに保ちやすくなります。 たとえば、オープンタイプやカーポートタイプの地面に砕石や土を使用するなら、定期的に補充して量を保つ必要が生じます。 地面の素材がアスファルトの場合も、熱や経年によって変化するため定期的な修繕が必要です。 いずれも放置すると、外観が良くない上に、水はけが悪くなってしまうため注意してください。 またカーポートタイプなら、シャッターの不具合や落ち葉による汚れなどを確認したりする必要があります。 住宅全体の印象を良い状態で保ちやすくするために、メンテナンスの手間を考えて駐車場を選びましょう。 固定資産税を考慮する ビルトインガレージやガレージタイプの駐車場尾は、固定資産税が発生します。 駐車場が広くなればなるほど、固定資産税が上がっていくので注意してください。 またカーポートタイプの駐車場は、3方向以上を壁に囲まれていないため、固定資産税の対象外です。 しかし自治体によっては、カーポートも課税の対象になる場合があります。 駐車場を設置する前に、注文住宅を建てる予定の自治体について調べ、固定資産税の規定を確認しておきましょう。 まとめ この記事では、注文住宅に駐車場を設置すべきかどうか判断する際のポイントについて解説しました。 注文住宅に駐車場を設置する場合、十分な広さを確保でき、費用に見合ったメリットを得られることが重要です。 駐車場の設置によって住宅本体の広さが圧迫される場合や、予算に見合わない工事費の場合は、月極駐車場にするのも良いでしょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎注文住宅の水回りで、おすすめの間取りは? ◎水回りの間取りを考えるときに、気をつけた方がいいことは? ◎水回りは何階に設置すべき? このような疑問を持っているかもしれません。 水回りは、注文住宅の間取りで重要なポイントの1つといえます。 キッチンや洗面所、洗濯機、トイレなど、生活に欠かせない場所でありながら、清潔感を保つ必要があるスペースだからです。 この記事では、注文住宅の水回りでおすすめの間取りアイディアや、間取りを考える際の注意点についてお伝えします。 また、水回りを2階に設置するメリット・デメリットについても解説します。 水回りのおすすめ間取りアイディア3選 注文住宅における水回りについて、おすすめの間取りアイディアは以下の3つです。 ◎水回りは1か所に集める ◎洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける ◎キッチンの近くにパントリーや勝手口をつける 順番に紹介していきます。 水回りは1か所に集める 特別なこだわりがない場合、水回りは1か所に集めるのがおすすめです。 水回りは家事をする際に使う場合が多いため、同じ動線上にあれば無駄なく動けるメリットがあります。 たとえば料理の待ち時間に洗濯機を回したり、お風呂掃除をしたりすれば、効率的に家事を進められます。 また水回りを1か所に集中させると配管が短くなるため、工事のコストを削減できるのも魅力です。メンテナンスや点検する際にも効率的に作業できるため、時間や費用を抑えることができます。 ただし、水回りが集中すると、家族が一斉にでかける時間などに混雑してしまう恐れがあります。 混雑して動きづらくなることを避けたい場合は、とびらの数を減らして回遊型の間取りにするのがよいでしょう。 洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける 洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつければ、洗濯の動線が良くなります。 ランドリールームは、洗濯を干す、たたむ、しまうという一連の家事動作を、1か所で完結させられるスペースのことです。 室内星できる竿を用意すれば、天候にしばられることなく選択できるためおすすめです。 たとえば洗濯機を設置している脱衣所のとなりに、サンルーム型のランドリースペースを設置するとします。 そうすれば、洗濯機を回してすぐに隣で衣服を干せるため、とても便利です。1階と2階を上り下りする手間も省けるため、ランドリースペースの導入を検討してみてください。 キッチンの近くにパントリーや勝手口をつける キッチンの近くに、パントリーや勝手口を設置するのもおすすめです。 パントリーは食品庫のことで、キッチンのそばに設置して食材や調理器具などを補完するスペースとして活用します。 キッチンの近くにパントリーがあれば、料理をしながら次に必要なものを揃えられるため便利です。 またパントリーのそばに勝手口があれば、さらに無がない家事動線をかなえられます。 買い物したものを勝手口からキッチンへ運び、すぐにパントリーへ収納できるためです。 特に水やお米、宅配などの重たい物を運びたい際は、「勝手口→キッチン→パントリー」の動線が最大限に活かされるでしょう。 水回りの間取りを考える際の注意点4つ 水回りの間取りを考える際の注意点は、以下の4つです。 ◎水回りを分散させない ◎住宅の中心部に設置しない ◎南側に設置しない ◎トイレと他の部屋を隣接させない 水回りを分散させない 基本的に、水回りの間取りは分散させないようにしましょう。 キッチン、洗面所、トイレ、お風呂などの水回りをばらばらに配置すると、配管設備が増え、工事費が高くなってしまいます。配管工事のコストを安くすませたいなら、水回りは1か所に集めるのがおすすめです。 また注文住宅の配管設備は、定期的なメンテナンスが必要です。 メンテナンス時も、配管が1か所に集まっていた方が楽に点検してもらえます。 配管詰まりや漏水などが起きて業者を読んだ際も、原因を調べる作業や文品交換などは、配管が1か所に集まっていた方が簡単に行えます。部品の大きさや数も、少なく済むかもしれません。 1階と2階に水回りが分かれる場合も、できる限り同じエリアに水回りが集中するように意識しましょう。 住宅の中心部に配置しない 水回りは、住宅の中心部でなく周縁部に配置するのがおすすめです。 水回りを住宅の中心部に配置すると、すべての部屋に湿気やカビを拡散してしまいやすくなります。湿気やカビが広がれば、せっかく建てた注文住宅の劣化が早まる原因となってしまいます。 また、水回りが住宅の中心部にあると、自然換気できないのもデメリットです。 自然換気ができないとすべてを機械で空気を入れ替えなくてはならないため、初期費用も電気代も高くなってしまう傾向があります。 環境的にも金銭的にも長く住み続けやすい住宅にするために、水回りは住宅の周縁に配置しましょう。 南側に設置しない 水回りは、南側のエリアに配置しないようにしてください。 南側のエリアは、直射日光が当たりやすい場所です。そのため住宅のあらゆるエリアの中で、最も気温・湿度変化が大きくなります。 南側に水回りを配置してしまうと、気温や湿度変化の影響によって、湿度過多を生じさせてしまうのがデメリットです。 湿度過多は結露やカビの発生につながるため、メンテナンスの手間を増やすことになりかねません。 掃除の手間を減らしたい人やメンテナンスコストを抑えたい人は、水回りを南側に設置しないよう意識しましょう。 トイレと他の居室を隣接させない トイレと他の居室は、隣り合わないように配置しましょう。 新築当初は設計通りの遮音性が保たれますが、壁の遮音性や素材や接合部分の変形などによって、年々劣化していきます。 一般的には、新築から5年以上経過すると、遮音性が劣化したと感じられる場合が多いです。 そのためトイレと他の居室を隣にすると、トイレの音がリビングや寝室などに聞こえてしまう心配があります。 注文住宅は数十年単位で長く住み続ける場所なため、多少の劣化が起こっても生活に大きな影響が出ない間取りが理想です。 トイレを使う人もリビングや寝室を使う人も気持ちよく過ごせるよう、トイレと他の居室は離して配置してみましょう。 水回りを2階に設置するメリット・デメリット 水回りを2階に設置するメリット・デメリットについてお伝えします。 水回りを2階に設置するメリット2つ 水回りを2階に設置するメリットは、以下の2つです。 ◎洗濯の家事動線がよくなる ◎カビが発生しづらい それぞれ紹介していきます。 洗濯の家事動線が良くなる 水回りを2階に集中させると、洗濯する際の動線が良くなるメリットがあります。 2階に洗濯機を設置すれば、洗い終わった後にそのままベランダで干せたり、寝室に収納したりすることが可能です。 また洗濯物は生活感が出やすい部分なため、2階で完結させれば人目につくのを避けられる点もよいところです。 カビが発生しづらい 水回りを2階に配置すると、カビが発生しづらいためおすすめです。 2階は1階よりも日当たりや風通しが良く、湿気がこもった暗い場所が生まれづらいです。そのため、カビが発生しづらいメリットがあります。 特に浴室は、水滴がついたまま放置される時間が長いため、風通しや日当たりがよい2階に設置するとよいでしょう。 水回りを2階に設置するデメリット3つ 水回りを2階に配置するデメリットは、以下の3つです。 ◎工事費が割高になる場合がある ◎高齢者が2階の水回りを使いづらい ◎排水音が1階に響きやすい 順番に紹介していきます。 工事費が割高になる場合がある 2階に水回りを配置すると、1階にした場合よりも工事費が割高になる場合があります。 また同じフロアの近い場所に配置すると工事費が安くなるため、水回りを1階と2階に分散させるのはおすすめしません。 配管工事などの費用をぎりぎりまで抑えたい人は、1階に水回りをすべて集中させるのがよいといえます。 高齢者が2階の水回りを使いづらい 2階に水回りを配置すると、高齢者が利用しづらいデメリットがあります。 どの部屋にも言えることですが、高齢者が階段を上り下りして2階の部屋を使うのは負荷が大きいです。 水回りは使わざるを得ない場面が生じやすい場所なので、より日常のストレスになりやすいかもしれません。 高齢者がいる家庭は、台所や浴室、洗面台などを1階に配置するのを検討するのがおすすめです。 排水音が1階に響きやすい 2階から水を流す際に生じる排水音がすると、1階にいる人は生活しづらい場面があるかもしれません。 たとえば夜中にトイレを使った音が1階に響くと、1階で寝ている人は目が覚めてしまうかもしれません。 またダイニングとトイレの位置関係も重要で、トイレの排水音が食事中に響かないよう配慮する必要があります。 2階に水回りを設置すると、1階の部屋との兼ね合いを細かく気にしなくてはなりません。排水音が響くのを避けたい人は、水回りを1階に設置するのがおすすめです。 まとめ この記事では、注文住宅の水回りでおすすめの間取りアイディアや、間取りを考える際の注意点についてお伝えしました。 水回りは、できる限り1か所に集めて配置するのがおすすめです。また洗面所・脱衣所の近くにランドリースペースをつける、キッチンの近くにパントリーと勝手口をつけるなどの工夫で、生活動線が良くなります。 この記事を参考に、自分のライフスタイルにあった水回りの配置を考えてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎注文住宅には、どれくらいの収納が必要? ◎収納場所が多すぎる/少なすぎると、後悔しないためのポイントは? ◎部屋ごとの収納場所は、どうやって決める? このような疑問を持っているかもしれません。 住み心地の良い家にするために、使いやすい収納は不可欠です。注文住宅に収納場所を上手に設置できると、家が散らかりづらくなったり生活動線を整えたりできるメリットがあります。 この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えします。また、人気の収納オプションも紹介します。 この記事を参考に、収納場所に無駄がない注文住宅をデザインしてみてください。 注文住宅で失敗しない収納づくりのコツ4選 注文住宅で失敗しづらい収納づくりのコツは、以下の4つです。 ◎収納したい物の量を把握する ◎目的に合わせた収納にする ◎動線を考慮して収納場所を決める ◎ライフスタイルの変化に対応できる収納にする 順番に解説していきます。 収納したい物の量を把握する 収納場所の量やデザインを決める前に、収納したい物の量を把握するのが重要です。 戸建て住宅の収納量は、延床面積の10~15%が目安といわれています。しかしライフスタイルや子どもの有無によって必要な収納量は大きく変わるため、まずは自分たちが収納したい物を把握しましょう。 はじめに家族全員の持ち物やライフスタイルによる変化を考慮して、収納したい物を書き出します。今の住まいの収納量を把握して過不足を確認すれば、注文住宅で必要な収納量の見当がつきやすくなるためおすすめです。 この時、不要なものや新たに買い足したいものがあるかを確認し、できる限り正確な収納の量を把握しましょう。 目的に合わせた収納にする 使いやすい収納にするために、しまいたい物に合わせてデザインを考えるのも大切です。 たとえばタオルや衣服をしまいたい場合は、棚板やハンガーパイプなどが必要になります。 一方で、扇風機やこたつなどの季節家電は出し入れの頻度が低いため、収納場所を細かく仕切りすぎると不便に感じる可能性があります。 しまうアイテムや年間を通した使い方を想像して、収納場所のレイアウトも工夫してみましょう。 また理想の生活をイメージすると、自然に適切な収納場所や容量が明確になっていきます。「重いものは下の段に収納したい」「掃除用具はそれぞれの階に置きたい」など、具体的な生活場面とそこでの希望を整理するのがおすすめです。 動線を考慮して収納場所を決める 収納場所を決めるときは、生活動線を意識してみましょう。 たとえばクローゼットが1階にあるのに、洗濯を干すベランダが2階にあると、階段を何度も上り下りしなくてはなりません。 しかし生活動線を考慮したうえで収納場所を決めれば、家事のストレスを減らすことができます。 玄関やリビング、脱衣所、寝室など、それぞれの部屋で使うものを書き出して、どこに収納を作ると便利か整理してみましょう。 ライフスタイルの変化に対応できる収納にする ライフスタイルが変化しても、臨機応変に対応できる収納をつくるのが大切です。 注文住宅は一度建てたら何十年も住むのが一般的なため、未来の生活も想定しながら設計する必要があります。特に収納は、子どもの成長や趣味の変化にあわせて、柔軟に対応できる状態が望ましいです。 ライフスタイルに対応できる収納にするためには、ある程度余裕を持った容量で設計するのが重要です。中身がぎっしり詰まった収納だと、奥の物が取りづらくなって使われなくなるケースもよくあるため、ゆとりを持たせて設計しましょう。 また子どもの部活動や趣味などで使うグッズは、普通の収納スペースに入りきらないサイズの場合があります。土間や倉庫など、大きめのものを収納できるように準備しておくのもおすすめです。 【部屋別】収納場所をデザインするコツ 注文住宅の間取り別に、収納場所をデザインするコツについてお伝えします。 玄関 玄関まわりの収納は、大きい物もしまえるるゆとりを持たせて設計するのがポイントです。 子どもの外遊びグッズやスポーツ用品、DIYの道具など、玄関に収納したいものはたくさんあります。また高さや奥行きが必要で、収納場所に困るものも多いはずです。 そのため収納の容量だけでなく、空間の広さもしっかりと確保するのがよいでしょう。 土間のような土足で出入りできる玄関スペースを作って、自転車やベビーカーなどを収納するのもおすすめです。家の中が汚れる心配がなく、快適に物を出し入れ出来ます。 リビング リビングの収納は、雑多なものをきちんとしまえるゆとりを持たせるのが大切です。 リビングで使うものと言われても、具体的にあまり思い浮かべられない人がいるかもしれません。しかし人が集まる場所なので、必然的に物も集まりやすくなります。 本や雑誌、洋服、子どもの遊びや勉強道具など、細かく雑多なものが散らかりやすい傾向があります。 そのため、壁面収納やウォークインタイプの収納小部屋などを作って、しっかりと収納場所を確保しましょう。スキップフロアや小上がりを設置するなら、段差部分に引き出しをつけるのもおすすめです。 家族団らんの時間を気持ちよく過ごすためにも、収納場所や容量を工夫してみてください。 キッチン キッチンは、たくさんの物をすっきりしまえるようにスペースに合った収納を作るのがおすすめです。 調味料や食材、調理器具など、キッチンまわりには収納したい物がたくさんあります。しかし他の部屋に比べると動ける空間が狭いため、食器棚やキッチンワゴンなどを導入すると動線が悪くなってしまいがちです。 そのため造作棚やダウンキャビネットなどを活用して、すっきり収納するのがよいでしょう。 造作棚は、作り付けのオーダーメイド収納を指します。しまうものの大きさや用途に合わせて高さや幅を細かく注文できるため、無駄がない収納をかなえられます。 ダウンキャビネットは高い場所に設置された昇降式の棚で、踏み台などを使わなくても取り出しやすいメリットがあります。 どちらも毎日使うキッチンの利便性を向上してくれる収納なので、ぜひ取り入れてみてください。 洗面所・脱衣所 洗面所や脱衣井所は、可動棚を取り入れると使い勝手の良い収納になります。 洗面所や脱衣所には、シャンプーや洗濯洗剤などのストックや掃除用品をしまう必要があります。しかし消耗品のストックや掃除用具は、メーカーや種類によって高さが異なる場合も多いです。 そのため高さを自由に変えられる可動棚を取り入れると、ストレスなく物を整理できます。 またヘアセットやメイクにしっかり時間をかける人は、カウンターを設置するのがおすすめです。洗面台と高さを揃えたカウンターを設置すれば、ドライヤーやヘアアイロン、メイク道具などを置く場所として活用できて便利です。 トイレ トイレは、背面や上部に備えつけの棚を設置するのがおすすめです。 トイレは狭い空間ですが、トイレットペーパーや掃除用具、サニタリー用品など、意外に置いておきたいものがたくさんあります。しかしトイレが物でいっぱいになると、圧迫感のある場所になってしまいます。 そのため、あらかじめ備えつけの棚を設置して、収納場所がある前提で空間をデザインするのが大切です。収納の色やデザインを工夫すれば、収納した物を隠しながらも狭さを感じさせない場所にできます。 また上部に棚をつける場合は、オープン棚にすると圧迫感を減らせます。 子ども部屋・寝室 子ども部屋や寝室の収納は、クローゼットをつけて衣服をすっきりしまえるようにしましょう。 畳1枚分のクローゼットであれば、春夏の薄手の洋服を30~40着、秋冬の厚手の洋服を20~25着ほど収納できます。つるして収納することで、洋服のしわを軽減したり、洗濯後にたたむ手間を減らしたりできるメリットがあります。 またオープンスタイルのクローゼットは、扉を開閉するためのスペースが不要となるため空間を広く使えるためおすすめです。常にクローゼットの中身が目に入れば整理整頓の意識が高まるため、定期的な掃除の手間を省くことができます。 家族全員の洋服を1か所に収納したい場合は、ファミリークローゼットの設置も検討してみてください。 人気の収納オプション3選 人気の収納オプションは、以下の3つです。 ◎ファミリークローゼット ◎屋根裏・ロフト ◎階段下収納 ファミリークローゼット ファミリークローゼットは、家族の衣服をまとめて収納する場所です。 衣服だけでなくバスタオルや布団などもまとめて保管できるため、人気の収納です。 子どもを含めた4人家族の場合は、畳4枚分ほどの広さを確保すると、過不足なく使いやすい収納量になります。 屋根裏・ロフト 屋根裏・ロフトをつければ、季節ものの家具・家電やかさばりやすい物をすっきりと収納できます。たとえば扇風機やクリスマスツリー、来客用の布団、趣味の道具などをしまうのにおすすめです。 他にも、本棚や飾り棚などをつければ、収納だけでなくくつろぐ場所としても活用できます。 階段下収納 階段下収納は、デッドスペースを有効活用できるためおすすめです。 後から使いづらくならないよう、大人が立てるくらいの高さを確保してオーダーするとよいでしょう。また造作棚をつければ、天井が斜めのスペースでもぴったりサイズのものを収納しやすくなります。 まとめ この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えしました。 収納場所や容量は、しまいたい物の量や大きさ、使用頻度などを整理してから決めていくのが大切です。 また生活動線やライフスタイルの変化を想定して収納場所を作れば、時間が経過しても暮らしやすい注文住宅になります。 この記事を参考に、暮らしにぴったりな収納場所を考えてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅の照明はおしゃれなものを使いたい! ◎ おしゃれで使いやすい照明を選ぶためのポイントは? ◎ 部屋にあった証明を選ぶコツは? このように思っているかもしれません。 注文住宅を建てるうえで、部屋のイメージを大きく左右する照明選びは、とても大切です。 どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかによって、部屋の印象や過ごしやすさが変わります。 この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介します。 また部屋の用途別に、照明を選ぶ際の考え方やコツについてお伝えします。 おしゃれで機能的な照明を選ぶ3つのポイント おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントは、以下の3つです。 ◎ 部屋に必要な明るさを考える ◎ 光の広がり方や色温度にこだわる ◎ 直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる 順番に解説していきます。 部屋別に必要な明るさを考える 照明を選ぶ際は、部屋に必要な明るさを考えるのが大切です。 照明が持つ第一の役割は、空間を明るく照らすことです。 どれだけおしゃれな照明を用意しても、明るさが足りずに、作業や家事に支障が出るようでは意味がありません。 必要な照明の明るさは、部屋の用途によって異なります。 たとえば本を読んだり勉強したりする場所は、しっかりと明かりを確保するとよいでしょう。リラックスしたり映画を見たりする場所であれば、それほど明るい照明はいりません。 またリビングのように様々な用途で使われる部屋は、複数の照明を組み合わせて調整しやすくするのがおすすめです。 スイッチを入れる数によって使う照明を分ければ、家事をする時間にもリラックスタイムにも対応できる空間になるでしょう。 光の広がり方や色温度にこだわる 照明を選ぶときは、光の広がり方や色温度に注目するのがおすすめです。 部屋を同じ明るさに照らしたいと思っても、照明の広がり方によって必要な明るさが変わります。 部屋全体を均一に照らす照明を選ぶか、間接照明などでぼんやり照らすかによって、明るさや印象が異なるということです。 また照明の光は色温度によっても変化するため、部屋ごとの過ごし方に合わせて選ぶとよいでしょう。 色温度は、大きく以下の3つに分けられます。 ◎ 電球色:赤色や黄色みがかった、あたたかみのある光色 ◎ 昼白色:白くさわやかな光色 ◎ 昼光色:青みが買った明るい光色。日中の自然光のような印象。 部屋の用途に合わせて、適切な光の広がり方や色温度を探してみてください。 直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる 直接照明が一般的ですが、間接照明を取り入れることで、作れる空間の幅が広がります。 照明には大まかに、「直接照明」と「間接照明」の2種類です。 直接照明は、光源からの光によって空間を直接照らします。間接照明は、一度壁や天井に光を当て、反射した光によって空間を照らす照明です。 間接照明は、部屋が一気にモダンでおしゃれな雰囲気に演出できるのが魅力です。 また寝室などのくつろぎたい場所では、間接照明のやわらかい光が落ち着く空間を作ってくれます。 照明のおしゃれさや部屋ごとの使い分けにこだわりたい人は、間接照明の導入も検討してみてください。 基本的な照明の種類 注文住宅に設置する基本的な照明の種類は、以下の6つです。 ◎ シーリングライト ◎ ダウンライト ◎ ブラケットライト ◎ ペンダントライト ◎ スポットライト ◎ 建築化照明 1つずつ紹介していきます。 シーリングライト シーリングライトは、天井の中央に設置して部屋全体を照らす照明です。 ドーム型や平らな四角形をしている場合が多く、比較的部屋や用途を選ばずに使いやすい代表的な照明です。 またシーリングライトはサイズのバリエーションが豊富で、様々な部屋の広さに対応できる特徴があります。 そのため注文住宅では、リビングや子ども部屋などのメインの照明として使われる傾向です。 ただし天井の目立つ場所に設置するため、照明の存在感が大きすぎるデメリットがあります。 おしゃれな空間にしたい人やスタイリッシュな雰囲気を演出したい場合は、他の照明も検討してみてください。 ダウンライト ダウンライトは、天井にくぼみを作って埋め込むタイプの照明です。 照明が飛び出さず天井がフラットに見えるため、部屋全体がすっきりとした印象になります。 デザイン面においては、どんな部屋のスタイルでも邪魔しないのがメリットです。 一方で、影ができやすいため、しっかりと明るさを確保したい部屋には向いていない可能性があります。 また1つのダウンライトで照らせる範囲は、他の照明よりも限られます。リビングのような広い範囲に使用する場合は数や配置を工夫してみてください。 ダウンライトを組み合わせれば、光の色や強さにバリエーションを付けられるため、部屋の用途ごとに照明を変えたい人にもおすすめです。 ブラケットライト ブラケットライトは、壁に取り付ける照明です。 壁面に照明をつけると光と影のコントラストを作りやすいため、部屋のデザイン性を高める魅力があります。 ブラケットライトは光源が直接見えない間接照明で、おしゃれなデザインのものが多いです。ブラケットライトを取り入れれば、照明自体の存在感が部屋のアクセントになるでしょう。 ただしブラケットライトのみでは、明るさをきちんと確保できない場合があります。 リビングなどの広い部屋に取り付ける場合は、他のメイン照明と組み合わせて使用するのがおすすめです。 また壁面に照明があると頭などをぶつける可能性があるため、取り付ける高さには注意してください。 ペンダントライト ペンダントライトは、天井などからつり下げて設置する照明です。 ペンダントライトは、ダイニングテーブルで使われるケースが主流です。 他の照明よりも近い場所から手元や料理を明るく照らしてくれるため、家族団らんの時間に最適です。 また最近では、吹き抜けの空間にアクセントとして設置することも増えています。 ただし、ペンダントライトは照明のかさやケースなどにほこりが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。高い場所に設置しすぎてしまうとメンテナンスが大変なため、掃除しやすい位置を選びましょう 空間の広さによっては圧迫感が生じるデメリットもあるため、どの高さに設置するかじっくり検討するのがおすすめです。 スポットライト スポットライトは、狭い空間を明るく照らすのに適した照明です。 スポットライトは、もともと美術品や商品を撮影する際などのライトとして使われていました。しかし最近は、スポットライトのデザイン性に注目が集まり、注文住宅でも使用されるようになりました。 たとえば、天井に設置するダクトレールと複数のスポットライトを組み合わせて設置する方法があります。 スポットライトの数や角度は調整しやすいため、部屋の模様替えをしたときにも変わらずデザイン性を高めてくれるのが魅力です。 ただし、広い範囲を均一に照らしたいときには適していません。 あくまでコントラストをつけておしゃれな雰囲気にしたい場合などに、設置を検討してみてください。 建築化照明 建築化照明は、建物の一部に照明器具を埋め込む方法のことです。 照明が外から見えないように埋め込み、壁や天井に光を反射させたりする間接照明として使用される場合が多いです。 照明が直接目に入らないため、自然でやわらかな光を取り入れられる魅力があります。 建築化照明は高級感のある雰囲気を演出してくれる一方で、他の照明よりも費用が高くなりやすいです。 照明器具のために使う費用にゆとりがある場合は、建築化照明の導入を検討してみてください。 【部屋別】ぴったりな照明を選ぶコツ 部屋別に、ぴったりな照明を選ぶコツを紹介します。 ここでは、以下4つの部屋についてお伝えします。 ◎ リビング ◎ ダイニング ◎ 寝室 ◎ 子ども部屋 リビング リビングは、生活の場面に合わせて照明を切り替えられるようにするのがおすすめです。 リビングは普段家族が集まってくる場所で、様々な用途で使われます。 家族でテレビや映画などを見るだけでなく、お子さんが勉強したり本を読んだりする場合もあるでしょう。 明るさや色温度が異なる照明を組み合わせ、リラックスシーンにも手元を明るく照らしたいシーンにも対応できるようにしてみてください。 ダイニング ダイニングはご飯を食べる場所なので、料理がおいしそうに見える照明を使うのがよいでしょう。 具体的には、電球色や温白色など温かみのある色の照明がおすすめです。 また天井からつり下げるペンダントライトなら、ダイニングテーブルをより明るく華やかにしてくれます。 ただし模様替えをすると、ライトの位置とテーブルの位置がずれてしまう可能性があるため注意してください。 寝室 寝室は、心身ともにリラックスできる柔らかな雰囲気の照明がおすすめです。 明るすぎる照明だと眠りにつきづらいため、間接照明のような気分を落ち着けてくれるデザインがよいです。 またダウンライトも、照明が目立たず、1つ1つの光が強すぎないため、寝室での使用に適しています。 ベッドで横になったときに照明の光が直接目に入らない設計であれば、より快適に眠りにつけるでしょう。 子ども部屋 子ども部屋は、手元が見えやすいように明るい照明を選びましょう。 子どもたちが勉強したり本を読んだりする際に使われるため、明るい昼白色の照明がおすすめです。 また子どもが小さいときは、机だけでなく部屋中野あちこちで本を読んだりゲームをしたりすることが考えられます。 そのため机の前だけでなく、部屋全体を明るく照らせるシーリングライトを選ぶと安心です。 まとめ この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介しました。 部屋の用途によって、最適な照明は違います。 またどんな照明をつけるかで、部屋のイメージも大きく変わります。 どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかをじっくり検討し、過ごしやすい部屋を作ってみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅にコンセントを設置するときのポイントは? ◎ コンセントは、あとで後悔しない場所に設置したい! ◎ コンセントの位置を決めるときの注意点はある? このように思っているかもしれません。 コンセントとは、家具製品などに電源を供給するために、住宅の壁や床に固定された差し込み口のことを指します。 一般的な住宅では100Vのコンセントが使われていて、国内で製造されているほとんどの家電製品に対応しています。 最近ではスマートフォンやコードレス家電の充電に使われる場合も増えているため、それぞれ暮らしに合ったコンセントの位置選びが重要です。 失敗しない!コンセントの位置を決めるときのポイント コンセントの位置を決めるときのポイントは、以下の3つです。 ◎ 家電の種類や置き場所を整理する ◎ 着工前に希望を伝える ◎ デザイン性を考慮する あとから後悔しないために、ポイントを押さえたうえで位置を決めましょう。 家電の種類や置き場所を整理する コンセントの位置を決める前に、まずは家電の種類や置き場所を整理しておくのが重要です。 具体的なイメージを持たずにコンセントを決めると、入居してから家電を使うときに不便だと感じる可能性が高まります。 今の住宅での生活を振り返りながら、どの家電を、いつ・どこで使うのか、書き出してみましょう。 書き出す際は、ホットカーペットや扇風機といった特定の季節にのみ使用する家電もリストアップするのがおすすめです。 また家電は、ずっとコンセントにつないでおくものもあれば、月に数回程度しか使わないものもあるはずです。 家電の種類や使う場面、置き場所だけでなく使用頻度も整理しておくと、より計画的にコンセントの位置を決められます。 着工前に希望を伝える コンセントの位置の希望は、可能であれば着工前に伝えましょう。 施工会社によって打ち合わせの順番は違いますが、着工前に相談すれば、コンセントの位置に関する希望が通りやすくなります。 また工事が進むと、コンセントの位置や数を変更するために、配線を変えなくてはならない場合があります。 工事の手間が増えれば費用も多くかかるため、早めの相談を心がけるのがおすすめです。 デザイン性を考慮する コンセントの位置を決める際は、デザイン性を考慮するのが大切です。 コンセントは普段注目されやすいパーツでないため、利便性が重視されやすい傾向があります。 しかし壁紙の色との相性によっては、部屋の中でコンセントが浮いて見えてしまうため注意が必要です。 たとえば濃い色の壁紙に白のコンセントを取り付けると、一気に生活感のある雰囲気になってしまいます。 コンセントが目立ちづらい壁紙の色を選んだり、おしゃれなコンセントカバーを購入したりして、見た目を工夫してみましょう。 また壁にニッチを設置して、その中にコンセントを収納する方法もあります。飾り棚のような空間にすれば、携帯などを充電するスペースとしても活用できて便利です。 コンセントの位置を決めるべき9の場所 コンセントの位置を決めておくべき場所は、以下の9か所です。 ◎ キッチン ◎ ダイニング ◎ リビング ◎ 脱衣所・洗面所 ◎ トイレ ◎ 寝室 ◎ 子ども部屋 ◎ 階段・おどり場・廊下 ◎ 駐車場や庭 順番に紹介していきます。 キッチン キッチンは、コンセントの位置を決めるのが特に重要な場所です。 キッチン家電は消費電力が大きく、タコ足海鮮にしたり延長コードを使用したりするのが危険な場所であるためです。 一般的にキッチンで使用する家電は、以下のようなものがあります。 ◎ 冷蔵庫 ◎ 電子レンジ ◎ 炊飯器 ◎ オーブントースターや電気ケトル ただし使用する家電の数や種類は糧によって大きく異なるため、最適なコンセントの位置や数も変わります。 まずは自宅で使用しているキッチン家電を洗い出し、整理してみてください。 普段使うものと時々使うものを分けて整理すると、より生活しているときの様子をイメージしやすくなるためおすすめです。 ダイニング ダイニングテーブルでは、ホットプレートなどを使うためのコンセントを用意する必要があります。 また最近ではテレワークでパソコンを使う機会が増えているため、ダイニングで充電しながら仕事できる環境を整えると便利でしょう。 ダイニングにカウンターを付ける場合は、カウンターの高さに合わせたコンセントが1か所あると便利です。 カウンターで仕事したり電話井したりする際に、コンセントがあると重宝するでしょう。 リビング リビングで使用する主な家電は、エアコンとテレビです。 エアコンとテレビは常にコンセントにつないでおく家電なため、それぞれにコンセントをつける必要があります。 エアコンの下にコンセントがあると配線が垂れ下がってしまうため、本体の上部や天井に設置するのがおすすめです。 またテレビは、裏側にコンセントを設置すると、配線をテレビ本体で隠せてすっきりした印象になります。テレビの裏側に挿し口が4つあるコンセントを用意すれば、ゲーム機を使いたいときに便利です。 リビングは、スマホやタブレットを操作する時間が長い場所の1つでもあります。 くつろぐスペースの近くにコンセントを設置すれば、充電しながら動画や映画を楽しめるため便利です。 脱衣所・洗面所 脱衣所や洗面所は、ドライヤーやヘアアイロン、電動カミソリなどの家電を頻繁に使用する場所です。 使いやすい高さに最低1個はコンセントを設置しましょう。 また洗濯機を脱衣所付近に置く場合もあります。 洗濯機のコンセントの位置は、他の家電と異なり、床面から1メートル少しの高さです。 この高さであれば、縦型洗濯機にもドラム式洗濯機にも対応できるため、買い替えたときにも安心です。 この他に、脱衣所・洗面所で扇風機やファンヒーターなどの冷暖房器具を使いたいときは、さらにもう1つコンセントを用意する必要があります。 トイレ ウォッシュレット式のトイレを設置する場合は、トイレの背面にコンセントが1か所必要です。 トイレの真後ろにコンセントを設置すると、トラブル時の対応がしづらくなるため、便座の正面や左右に取り付けるのがよいでしょう。 水道業者とも相談して、水道の配管に影響を与えない場所を選んで設置するのが大切です。 また冷暖房器具やコンセントを使用する芳香剤を設置したい場合は、トイレの入り口近くにもコンセントがあると便利です。 寝室 寝室で大きな家電を使用することは少ないですが、最低2つはコンセントを設置するとよいでしょう。 寝室でコンセントを使う場面は、スタンドライトやスマホの充電などです。 他にも、空気清浄機や加湿器を使う場合は、設置場所の近くにコンセントがあると便利です。 ベッドや棚などの配置によってコンセントの適切な位置が変わるため、まずは大きな家具の場所を決めるとよいでしょう。 先にコンセントの位置を決めてしまうと、他の家具に隠れて使いづらい場所になる恐れがあるため注意してください。 子ども部屋 子ども部屋に置く家具・家電のレイアウトは、子どもの成長とともに変わる可能性があります。 子ども部屋で使う可能性のある家電や電化製品には、以下のようなものがあります。 ◎ 電気スタンド ◎ パソコンやタブレット ◎ 冷暖房器具 ◎ 電子ピアノ 使う可能性がある電化製品を想定し、大まかなレイアウトを検討したうえで、コンセントの設置場所を決めるのがおすすめです。 階段・おどり場・廊下 コード式の掃除機を使用する場合は、階段・おどり場・廊下にもいくつかコンセントを設置する必要があります。 コードが届かず掃除できない場所がないよう、計画的にコンセントの位置を決めましょう。 また足元を照らす電灯などを使用する場合は、もう1つコンセントを増やすのがおすすめです。 駐車場・庭 電気自動車を使う場合は、駐車場にコンセントが必須です。 そうでない場合も、駐車場にコンセントがあると車の掃除に便利です。 また庭にコンセントがあると、屋外のライトやイルミネーション、DIYやBBQなどに活用できます。 庭のデザインや用途を考慮した上で、コンセントを設置するとよいでしょう。 屋外に設置するコンセントは防水カバーがついているため、雨でも漏電の心配がありません。 コンセントの位置を決める前に知っておきたい注意点 コンセントの位置を決める前に知っておきたい注意点は、以下の3つです。 ◎ 使いやすい高さを考える ◎ 家具で隠れない場所に設置する ◎ 後から増やすと工事が必要になる 順番に解説していきます。 使いやすい高さを考える コンセントは、床から25cm前後の高さに設置するのが一般的です。 しかし、しゃがむのが難しい高齢者などは、30~40cmの高さにコンセントを設置した方が使いやすい傾向があります。 長く住む住宅なので、少し高い位置にコンセントを設置しても良いでしょう。 また冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電は、買い替えても困らない場所にコンセントを設置するのが大切です。 特殊なサイズの家電でプラグが届かないなどのトラブルがないよう、注意しましょう。 家具で隠れない場所に設置する たんすやベッドなどの大型家具によって、コンセントが隠れないよう位置を工夫するのが重要です。 コンセントが家具の裏に入ると、せっかく設置しても使いたいときに使えないため不便です。 家具や家電製品をどこで使用するのか、あらかじめ計画した上でコンセントの位置を決めましょう。 コンセントの数や電気容量を把握するためにも、家具・家電と一緒にコンセントの設置計画を立てるのがおすすめです。 後から増やすと工事が必要になる コンセントを後から設置する場合は、電気工事が必要になるため注意してください。 既存のコンセントの差込口を増やす方法であれば比較的手軽に工事できますが、新たに設置する位置によっては、大がかりな工事が必要になります。 工事が大掛かりになれば、当然かかる費用も高くなります。 後からコンセントの工事が発生しないよう、設置場所は慎重に決めるのがおすすめです。 まとめ この記事では、コンセントの位置を決める際のポイントや注意点などを紹介しました。 コンセントの位置や数は、他の家具・家電の種類・場所を考慮しながら決めるのが大切です。 またあとからコンセントの位置を変えようとすると、必ず電気工事が必要になるため、設置位置は慎重に決めるのがおすすめです。 また部屋別に必要なコンセントの数や設置位置を紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅を建てたいけれど、何から始めればいい? ◎ 注文住宅を建てるときの注意点は? このような疑問を持っているかもしれません。 注文住宅を建てるのは、多くの人にとって初めての経験です。 そのため、何から始めればいいか、どんなことに気をつければいいか分からずに困っている人も多いでしょう。 一方で、一度建てた家はこの先毎日暮らす場所なので、後から「こうすればよかった」と後悔するのは避けたいです。 この記事では、注文住宅を建てるためにまず取り掛かるべきことや、業者に頼らず自分で注意しておくべき事項をお伝えします。 施工会社と契約するまでに考えたいこと4つ 注文住宅を建てるとき、はじめに必ず考えたいことは以下の4つです。 ◎ 予算やローン ◎ 理想の家のイメージ ◎ 家を建てる土地 ◎ 施工会社 ハウスメーカーや工務店など、施工会社と契約した後は担当者に細かく相談できます。 しかし契約する前に、自分で考えておかなければならないこともあります。 順番に解説していきます。 予算やローン 注文住宅は自由度が高いため、費用がどんどん膨らんでしまう傾向があります。 結果としてどんなに理想的な住宅になったとしても、ローンの返済で苦しむようでは、せっかくの新生活を楽しめません。 無理な買い物を避けるために、はじめに予算を明確化しておくのが重要です。 注文住宅を建てる際は、建物や土地購入にかかる費用以外にも考慮すべき出費があります。 注文住宅づくりにかかる主な費用項目は、以下の通りです。 ◎ 建築費 ◎ 土地購入費 ◎ 付帯工事費(ガスや屋外の給排水工事など) ◎ 諸費用(手数料や税金、保険料など) ◎ 引越し費用(引越し業者や家具・家電購入費など) 自己資金をいくら用意できるか、借入がどれくらい必要かも明らかにしておきましょう。 具体的には、以下の項目を考える必要があります。 ◎ 注文住宅にかける総予算 ◎ 住宅ローンを借入する金融機関 ◎ 月々のローン返済額 ◎ 頭金の有無と金額 ◎ ローン年数、金利タイプ ◎ ローンタイプ(個人で借りるか、ペアローンなどか) 理想の家のイメージ 施工会社と相談する前に、家族で理想の家のイメージを話し合っておきましょう。 理想のイメージを持つためには、間取りや設計、デザインなどの観点でたくさん情報収集するのが重要です。 インターネットやSNSで情報収集するだけでなく、実際に住宅展示場に行って想像を膨らませるのもおすすめです。すでに家を購入した友人・知人から話を聞く方法もあります。 「この住宅の雰囲気が好き」「この間取りが暮らしやすそう」などの感覚から、具体的なこだわりに落とし込んでいくのが大切です。 家を建てる土地 注文住宅づくりは、土地選びが重要です。 既に土地を持っている人はよいですが、これから購入予定の人はしっかり時間をかけて選びましょう。 具体的には、以下の項目を実行する必要があります。 ◎ 家を建てるエリアを決める ◎ 土地の広さを決める ◎ 土地を見学する ◎ 土地を決めて、売買契約を締結する ◎ 手付金を支払う 土地を選ぶときは、家族の通勤・通学にかかる時間や生活の利便性、教育施設や自然環境などを考慮しましょう。 土地の広さは、建てられる家の規模や外構の充実度につながるため、理想の家のイメージに基づいて考えるのが重要です。 また土地の見学は、時間帯や天候、平日か休日かなどの条件を変えて複数回行うのがおすすめです。 施工会社 建築を依頼するハウスメーカーや施工会社は、失敗しないよう丁寧に選びましょう。 それぞれに特徴や費用の違いがあるため、比較のポイントを持った状態で複数の業者を検討するのがおすすめです。 具体的には、以下の項目を行う必要があります。 ◎ 施工会社のタイプを決める ◎ 施工会社ごとの標準仕様を調べる ◎ 施工会社の評価や実績を調べる ◎ 家づくりへのこだわりや特徴を調べる ◎ 担当者が信頼できそうか判断する ◎ 施工会社を決める 施工会社のタイプとは、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などの区別を指します。 ハウスメーカーは、設計や施工だけでなく、土地探しや資金計画、アフターフォローなどを一括で行ってくれるのが魅力です。 また工場で生産したパーツを現場で組み立てるかたちなので、工期を短くできます。 工務店は複数の専門工事業者を束ねる立場で、仲介業者・下請け業者がない分コストを抑えられるメリットがあります。 地域密着色が強い特徴がありますが、工務店ごとに品質のばらつきがあるため注意が必要です。 設計事務所は、デザイン性の高い家づくりが得意な施工会社です。それぞれの個性や強みが際立つ場合が多いですが、コストが高くなりやすいデメリットもあります。 施工会社との契約から着工までに決めること 施工会社と契約してから工事に取り掛かるまでに決めたいことは、以下の◎項目です。 ◎ 間取りや建物の位置 ◎ 内装の詳細 ◎ 外装・外構の詳細 詳しく紹介していきます。 間取りや建物の位置 注文住宅全体に関わることとして、以下2つを決める必要があります。 ◎ 間取り ◎ 土地に対する建物の位置や向き 間取りについては、部屋の数や配置を考えたり、下地を入れる場所を決めたりします。 また土地に対する建物の位置・向きを決める際は、同時に排水経路や水道の引き方を考えましょう。 内装の詳細 内装については、具体的に以下の項目を決める必要があります。 ◎ 壁紙や床材、証明、カーテンなどの素材・色・デザイン ◎ 水回り(キッチン、トイレ、洗面台、バスルームなど)の設備・仕様・デザイン ◎ 電気回線(コンセントの設置場所や数量など) すべてをオーダーメイドするのは大変な作業なので、施工会社が用意する基本設備をもとに考えるのがおすすめです。 キッチンの高さやバスルームのデザインなど、特にこだわりたいところを絞っておくのもよいでしょう。 外装・外構の詳細 外装や外構は、施工会社と相談して以下の項目を決めましょう。 ◎ 外壁や屋根の種類・色 ◎ 玄関の性能・色・デザイン ◎ 破風や軒天の種類・デザイン ◎ シャッターの有無 ◎ 外水栓の種類 ◎ テレビアンテナの種類・取り付け位置 ◎ 太陽光発電の有無・性能 ◎ 駐車場やアプローチ、庭の有無と配置 ◎ 塀やフェンスのデザイン・範囲・色 外装や外構のデザインは、統一感を意識するのが大切です。 それぞれのデザインを単独で決めると、最終的な仕上がりがごちゃごちゃとした印象になってしまいます。 使う色や素材を2~3つに絞ってから、それぞれのデザイン・色を考えるのがよいでしょう。 着工から住宅完成までに決めること 工事をしている間は、以下の項目を決める必要があります。 ◎ 地鎮祭・上棟式の有無 ◎ 挨拶まわりの詳細 ◎ 家具・家電 ◎ 引越し日程やライフラインの乗り換えなど 家を建てる工事は、騒音や振動を伴うため、近所の家に、事前に挨拶しておく必要があります。施工会社によっては代行サービスもあるため、相談してみるのもおすすめです。 また住宅の工事と並行して、家具・家電や引越しの準備を進めておくのも大切です。 工事が終わってから行動しようとすると、納得いかない料金や条件を吞まなければならない可能性があります。 スケジュールに余裕をもって進めておくのがよいでしょう。 注文住宅づくりで注意しておきたいこと3つ 施工会社にたよらず、自分自身で注意しておくべきことは以下の3つです。 ◎ 施工会社を複数比較する ◎ 打ち合わせの記録を残す ◎ ローン対象外の諸費用を確認する 順番に解説していきます。 施工会社を複数比較する 納得できる注文住宅づくりのためには、施工会社選びが非常に重要です。 同じ条件でも会社によって金額が大きく異なったり、対応力やサポート力が違ったりする場合があります。 また施工会社だけでなく、担当者の対応の丁寧さやコミュニケーションの取りやすさも重要なポイントです。 焦ってすぐに決めずに、必ず複数の施工会社を比較しましょう。 打ち合わせの記録を残す 注文住宅を建てる過程では、膨大な決定事項が生じます。 後から認識に齟齬が生じてトラブルにならないよう、大きな決定から小さなものまで、すべてメモやノートで残しておくのがよいでしょう。 また資材の色味は、時間が経つと記憶違いが生じることもあります。 写真で残して、いつでも振り返れるようにしておくのがおすすめです。 ローン対象外の諸費用を確認する 注文住宅づくりには、住宅ローンの対象外となる諸費用が存在します。 登記にかかる費用や不動産取得税はローンに含まれず、現地での支払うのが一般的です。 そのためフルローンを組んでいたとしても、手持ちの資金が必要になる可能性があります。 あらかじめローン対象外となる諸費用を確認しておき、その場で焦ることがないよう注意しましょう。 まとめ この記事では、注文住宅を建てるためにまず取り掛かるべきことや、業者に頼らず自分で注意しておくべき事柄を解説しました。 注文住宅の設計や工事においては、施工会社の担当者を頼って相談できる項目がたくさんあります。 しかし予算・ローンに関する決定事項や土地の購入、施工会社の選定は、自分自身で調べながら進めるのが基本です。 また施工会社の比較や打ち合わせの記録の管理は、自分で行うのが確実です。ローン対象外の諸費用も存在するため、事前に調べるのがおすすめです。 「こうすればよかった」と後悔しないよう、インターネットで調べたり、知人・友人に意見を求めたりしながら、スケジュールに余裕を持って進めましょう。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅にテラスを設置するときの手順を知りたい ◎ 注文住宅につけるテラスにはどんな種類がある? テラスを設置した後に後悔したくない。ベストな選択をしたい このように考えているかもしれません。 この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方、種類について解説します。 またテラスを設置する際の種類も紹介します。 テラスは、室内から気軽に外へ出られるのがメリットです。また空間を広く感じられるため、のびのびとした気持ちで生活できます。 この記事で紹介するポイントを参考に、テラスの魅力を存分に味わえるプランを考えてみてください。 テラスは気軽に外へ出られるスペースのこと テラスは、室内から気軽に外へ出られるスペースのことです。 一般的には、戸建ての1階部分に設定されたものを指します。 テラスとよく比較されるものに、以下の3つがあります。 ◎バルコニー ◎デッキ ◎ベランダ バルコニーは、戸建ての2階に設定された屋外スペースを指す場合が多いです。 バルコニーに屋根を付けたものが、デッキやベランダと呼ばれています。木材で作られたデッキはウッドデッキと呼ばれ、多くの住宅に取り入れられています。 ただし、近年は屋上に設置されているスペースが「ルーフテラス」と呼ばれるときもあります。 それぞれの定義が曖昧なため、明確な完成イメージを建築会社に伝えるのが重要です。 テラスの魅力を感じられる活用方法5つ テラスの存分に感じられる活用方法は、以下の5つです。 ◎第2のリビングにする ◎子どもやペットを遊ばせる ◎バーベキューやホームパーティーをする ◎洗濯物を干す ◎ガーデニングを楽しむ 第2のリビングにする テラスにソファーやハンモックなどのくつろげるスペースを作れば、屋外ならではのリラックスできる場所を作れます。 自宅にいながら気軽に開放感を味わえるため、リモートワークなどで家にいる時間が長い人にもおすすめです。 またテラスは室内のリビングの高さに合わせて設置されることが多く、リビングに奥行きを生み出す効果が期待できます。 テラスだけでなく室内のリビングも広々と使用できるため、家族の時間を気持ちよく過ごせるのが魅力です。 子どもやペットの遊ばせる テラスは、子どもやペットを遊ばせる場所に適しています。 普通の庭で子どもやペットを遊ばせると、手や足が汚れるのがデメリットです。親や飼い主の負担が増えると、気軽に遊ばせづらくなってしまいます。 しかしテラスであれば、地面がタイルや木材で舗装されているため汚れを気にする必要がありません。 小さな子どもがいる人やペットを飼っている家庭は、テラスの設置を検討してみてください。 バーベキューやホームパーティーをする テラスは、バーベキューやホームパーティーを楽しむ場として活用できます。 マンションやアパートでは遠出しないとできなかったイベントを、自宅で気軽に楽しめるのは魅力です。 またテラスはリビングと連続した場所に設定される場合が多いため、準備や後片付けをスムーズにできるメリットがあります。 大がかりな準備をするものでなくても、普段の食事をテラスで食べるだけで少し特別な時間を過ごせるのではないでしょうか。 洗濯物を干す テラスは、洗濯物を干すスペースとして便利です。 庭で洗濯はできますが、わざわざ靴を履いて出なくても手軽に干せるメリットがあります。 テラスはリビングと直結の場合が多く、家事動線が短くなるのも魅力です。 手がすべって洗濯物を落としてしまっても土で汚れる心配がなく、日頃の家事ストレスを軽減できます。 ガーデニングを楽しむ テラスを設置すれば、ガーデニングを気軽に楽しめます。 庭のスペースが狭くなると、ガーデニングしづらくなると感じる人がいるかもしれません。 しかしテラスであっても、プランターや鉢植えを置けばガーデニングできます。 プランターや鉢植えでのガーデニングは、植物の配置を気軽に変えたり、ホースのような設備がなくても育てやすかったりするのが魅力です。 注文住宅にテラスを設置する手順 注文住宅にテラスを設置する際の手順は、次の3ステップです。 ステップ1:テラスの広さを決める ステップ2:テラスの種類を選ぶ ステップ3:必要な設備をつける ステップ1:テラスの広さを決める まず、テラスの広さを決めます。 テラスの主な使用目的によって必要な広さは変わりますが、一般的な目安は4~6畳程度です。 テーブルやソファーなどを置いて第2のリビングとする用途が中心の場合は、4畳の広さでも問題ありません。 ただしバーベキューやホームパーティーなどでも利用するプランを考えている人は、6畳以上の広さがあると安心です。 ステップ2:テラスの種類を選ぶ 広さを決めたら、テラスの種類を選びます。 材質によって予算は大きく変わるため、テラスの広さも加味しながら計算してみてください。 一般的なのは、ウッドテラスやタイルテラスです。 ウッドテラスは比較的安価で、温かい印象を生み出せる特徴があります。タイルテラスは種類が豊富で好みのイメージを作りやすく、モダンな雰囲気を演出できます。 ステップ3:必要な設備をつける 最後に、テラスに必要な設備をつけてください。 テラスは1階に設定される場合が多いため、子どもやペットが飛び出さないような安全対策、家を除かれないようにする防犯対策などが必要です。 フェンスや塀の設置を検討するとよいでしょう。 また屋根を設置する人も多いです。 屋根は雨よけや日よけとして役立ち、天気を理由にテラスが使えなくなる日を減らしてくれます。 可動式の屋根をつければ、晴れの日はより開放感を味わえるためおすすめです。 テラスをつけるときに知っておきたい注意点3つ 掃除しやすい設計にする テラスを設置する際は、掃除しやすい設計にするのがポイントです。 テラスは屋外に設置するのが一般的なため、雨や風によって汚れやすいです。雨水が溜まったり、枯れ葉が積もったりすることが考えられます。 また防水加工をしたテラスでも、定期的に掃除しなくては性能が落ちやすくなります。 テラスの劣化を防ぐために、頻繁に掃除することを考慮した設計にするのがおすすめです。 災害対策をする テラスを設置するなら、災害対策は不可欠です。 たとえば地震が発生すると、テラスの床にヒビが入ったり屋根が破損したりする危険性があります。 また台風のときは、テラスの周りに置いていたテーブルやプランターなどが飛ばされてしまうかもしれません。 家族はもちろん、近くを通る人が怪我することの内容、あらかじめ災害対策をしておきましょう。 安全・防犯に配慮する テラスは1階の屋外に設置するため、安全・防犯に配慮する必要があります。 テラスで子どもや動物を遊ばせている際は、テラスを乗り越えて勝手に道路へ出てしまう恐れがあります。 柵やフェンスを設置して、安全対策をしておきましょう。 また1階の屋外だと、悪気がなくとも通行人の目に留まりやすくなります。不審者が侵入するハードルも下がりやすいです。 フェンスに加えて防犯カメラを設置するなどの対策をして、安心して使える状態を整えましょう。 おもなテラスの種類3つ テラスは、種類によって雰囲気や用途が変わります。 おもなテラスの種類は、以下の3つです。 ◎ウッドテラス ◎タイルテラス ◎ルーフテラス 順番に紹介していきます。 ウッドテラス ウッドテラスは、木材で作られたテラスです。 「ウッドデッキ」と呼ばれることもあり、多くの人に好まれる親しみやすいデザインです。 温かみのある印象とナチュラルな質感が魅力で、費用も比較的安く抑えられます。 また木材は加工しやすいため、曲線などの複雑なデザインも表現可能です。 一方で、耐久性があまり高くなく、メンテナンスの手間がかかるデメリットがあります。 防腐剤や塗料を塗り直す必要があるため、できるだけ掃除の手間を減らしたい人は別の種類がおすすめです。 タイルテラス タイルテラスは、タイル素材でできたテラスのことです。 色やデザインが豊富で、洗練されたおしゃれな印象を演出できるメリットがあります。 また耐久性が高く、メンテナンスを楽に行えるのも魅力です。 ただし、日当たりが良い場所だとタイルが非常に熱くなってしまい、テラスを使いづらくなってしまいます。雨あがりは足元が滑りやすくなるのもデメリットです。 タイルテラスを選ぶ際は、屋根も一緒に設置することを検討してみてください。 ルーフテラス ルーフテラスは、他の種類と一味違う屋根の上に作られたテラスです。 2階以上に設置するため、通常のテラスよりもさらに開放的な雰囲気を楽しめる魅力があります。また1階に作るよりも広さを確保しやすいため、バーベキューやホームパーティーなどを楽しみたい人におすすめです。 ただし、防水処理を怠ると雨漏りの原因になるため注意が必要です。ルーフテラスを設置する際は、あらかじめ建築会社の担当者とよく相談しましょう。 まとめ この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方の手順、種類について解説しました。 テラスは、第2のリビングや子ども・ペットの遊び場、バーベキューやホームパーティーなど、家族がくつろげる空間として利用できるメリットがあります。 他にも洗濯物を干したりガーデニングを楽しんだりと、様々な用途が考えられます。 一方で、テラスは屋外に設置するため、日常的に掃除しやすい設計にしておく必要があります。 また災害対策や安全・防災対策をしっかりして、安心して利用できる状態を保つのも大切です。 この記事で紹介するポイントを参考に、テラスのある理想的な暮らしをデザインしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅の外壁は、どんな種類がある? ◎ 外壁をタイルにするメリットとデメリットを知りたい ◎ 外壁のタイルを選ぶときのポイントは? このような疑問を持っているかもしれません。 注文住宅の外壁は、外から見た家の第一印象を決める大切なところです。 リフォームには大掛かりな工事がかかるため、長く愛着を持てるデザインや素材を選びたいと思う人も多いはずです。 この記事では、注文住宅の外壁に使う素材やタイルの選び方について解説します。 また外壁をタイルにするメリット、デメリットもお伝えします。 紹介する内容を参考に、納得のいく外壁の設計を考えてみてください。 注文住宅の外壁に使う素材3種類 注文住宅の外壁に使う素材は、おもに以下の3種類です。 ◎ サイディング ◎ モルタル(塗り壁) ◎ タイル それぞれ異なる特徴があり、工事にかかる費用も変わります。 順番に紹介していきます。 ◆サイディング サイディングは、日本で最もよく使われている外壁の素材です。 サイディングの中にもさらに種類があり、窯業系、金属系、樹脂系、木質系などに分かれています。 中でも多いのはセメントに繊維質の素材を混ぜて加工した窯業系のサイディングで、豊富なバリエーションから選べるのが魅力です。 サイディングは大量生産できる素材で、貼り付けるだけで手軽に施工できます。そのため人件費や材料費が比較的かからず、初期費用を抑えられるメリットがあります。 一方でサイディングは比較的劣化しやすい素材なため、メンテナンスのコストは高くなりやすいです。 たとえば表面の塗装が剥がれると、水が染み込みやすくなるなどのリスクがあります。 ◆モルタル(塗り壁) モルタルは砂と水を混ぜ合わせたセメントのことで、塗り壁とも呼ばれています。日本で古くから使われていた外壁の加工です。 モルタルはブロックを積み重ねる際の接着剤としても使われますが、土などの下地に重ねて塗れば、独特の風合いを持つ外壁材として使用できます。 モルタルの外壁は職人が手作業で塗り上げるため、仕上げのパターンが豊富にあり、個性的なデザインに仕上げられるのが魅力です。 ただし、職人の技術によって仕上がりに差が出るため、依頼先を慎重に見極める必要があります。 またモルタルは防水性が弱くてひび割れしやすいため、メンテナンスのコストがかかる傾向があります。 比較的予算に余裕があって、外壁のデザインにこだわりたい人におすすめです。 ◆タイル タイルは、土や石などの自然素材を高温で焼き固めた外壁材です。複数のタイルを積み重ねることで、外壁を作ります。 タイルには様々なサイズや色があり、何を選ぶかによって外見の印象は大きく変わります。 たとえば、レンガのサイズと同じくらいの「二丁掛」やレンガ色のタイル、二丁掛より細いボーダータイル、白色や黒色のタイルなどです。 また自然素材を使っているため、時間の経過とともに風合いが増すのも魅力です。 一方で、サイディングやモルタルに比べて、初期費用が高くなりやすいデメリットがあります。 さらに詳しいメリット・デメリットは記事の後半で紹介するので、参考にしてみてください。 外壁タイルを選ぶための観点5つ 外壁をタイルにする場合は、以下のような観点で選ぶのがおすすめです。 ◎ 外壁の工法 ◎ タイルの形状 ◎ タイル1枚あたりのサイズ ◎ タイルの素材 ◎ 色合い・質感 順番に解説していきます。 ◆外壁タイルの工法 外壁タイルの工法は、大きく以下の2種類があります。 ◎ 乾式工法 ◎ 湿式広報 主流なのは乾式工法で、目地がはっきり分かりやすい仕上がりになります。湿式工法よりも費用を抑えられ、職人の技術力を問わず安定した仕上がりになります。 湿式工法は、モルタルによって1枚1枚のタイルを張り付ける施工法です。 目地とタイルがよく馴染み、自然で美しい仕上がりになります。職人の専門的な技術が必要となるため、特に外壁をこだわりたい人におすすめです。 ◆タイルの形状 タイルの形状には、以下の3種類があります。 ◎ 平物タイル ◎ 役物タイル ◎ ユニットタイル 平物タイルは長方形や正方形で、一般的にイメージされやすいタイルの形状です。 それに対して役物タイルは、平面ではない場所に使用するL字型のタイルのことです。 平物タイルをつないで、シート張りにしたものをユニットタイルといいます。 3つの形状の中では、ユニットタイルが圧倒的に安いです。また役物タイルは高価で、平物タイルの1.5倍ほどの値段がかかります。 ◆タイル1枚あたりのサイズ タイル1枚あたりのサイズは、主に以下の5種類です。 ◎ 45二丁タイル(95mm×45mm/枚) ◎ 二丁掛タイル(227mm×60mm/枚) ◎ ボーダータイル(227mm×30mm/枚) ◎ 50角タイル(45mm×45mm/枚) ◎ 小口平タイル(108mm×60mm/枚) ◎ ブリックタイル(様々なサイズがある) おしゃれなデザインや個性的な外観にしたい人は、ボーダータイルやブリックタイルがおすすめです。ブリックタイルは、レンガ風の高級感ある外観を演出してくれます。 また費用を抑えながらもタイルの外壁にこだわりたい人は、45二丁タイルと50角タイルを組み合わせるのが良いでしょう。タイルの中では比較的安価で、選びやすい価格のものが揃っています。 ◆タイルの素材 タイルの素材は、主に磁気質とせっ器質の2種類があります。 磁気質は硬くて丈夫で、吸水率が低いのが特徴です。凍害にも強く、メンテナンスの手間があまりかからないメリットがあります。 せっ器質は光沢があり、素材ならではの色むらや素朴な質感を楽しめるのが魅力です。 磁気質のタイルの方が扱いやすいですが、せっ器質に惹かれた人は選んでみるのも良いでしょう。 ◆色合い・質感 外壁タイルは釉薬の有無によって、仕上がりの色合いや質感が変化します。 釉薬とはタイルに塗るうわぐすりのことで、艶やかな仕上がりになります。 釉薬の種類やかけ方、回数を変えると、光沢の強弱や色合いに個性を出せるのが魅力です。 また釉薬はタイルの強度を強くしてくれるため、外壁タイルのほとんどは施釉されています。 一方で、タイルそのものの素朴な風合いを楽しみたい人は、釉薬を使用しないのがおすすめです。 外壁をタイルにする3つのメリット・魅力 注文住宅の外壁をタイルにするメリットは、以下の3つです。 ◎ デザイン性が高い ◎ 耐久性に優れている ◎ 手入れが簡単 順番に紹介していきます。 ◆デザイン性が高い 外壁に使う素材の中でも、タイルはデザインが豊富でおしゃれな見た目を作りやすい傾向があります。 レンガ風や個性的な色合いのタイルなど、建てる家のコンセプトに合わせて選べます。 また見た目の華やかさや重厚感、高級感を演出できるのは、他の素材にはないタイルならではの魅力です。 外壁に使用する他の素材は時間の経過とともに劣化したり、汚れて見えてしまったりする場合があります。 しかしタイルは年月が経つほど独特の風合いが出るため、見た目の変化を楽しめます。 外壁のデザインにこだわりたい人は、ぜひタイルを検討してみてください。 ◆耐久性に優れている タイルは、耐久性が優れた外壁材です。 石や土などによってできている自然由来の素材なため、変色したり劣化したりしづらい特徴があります。 また表面に汚れがついてしまったときも、雨などで洗い流す性質があるので汚れが定着しづらいです。耐水性や対傷性も問題ないため、安心して使い続けられます。 デザイン性と機能性を兼ね備えた外壁材を使いたい場合は、タイルの使用を検討してみてください。 ◆手入れが簡単 外壁タイルは、日々の手入れや定期的なメンテナンスの手間がかからないメリットがあります。 タイルや石や土を固めて作っているため、頑丈で傷つきにくい素材です。選ぶ色にもよりますが、多少の傷や汚れであれば目立ちづらく、きれいな外観を保ちやすいです。 汚れが気になりづらいため、他の素材に比べて掃除の手間がかからない特徴があります。 また劣化しづらいのも特徴で、メンテナンス費用もそれほどかかりません。外壁によく使われるサイディングに比べると、費用を半額程度に抑えられます。 長期的に考えても、タイルは扱いやすい外壁材といえます。 外壁をタイルにする3つのデメリット・注意点 外壁をタイルにする際には、以下のような注意点があります。 ◎ 初期費用が高い ◎ 技術のある職人が必要 ◎ タイルが剥がれるかもしれない メリットばかりに目を奪われてタイルを選ぶと、思わぬ失敗につながりかねません。 後から後悔しないためにも、デメリットを知ったうえでタイルを選びましょう。 ◆初期費用が高い 外壁タイルは、他の素材に比べて初期費用が高いデメリットがあります。 タイルはデザイン性が高くておしゃれな素材ですが、サイディングなどに比べると2倍ほどの費用がかかります。また1つ1つのタイルを手作業で貼りつけていくため、施工の手間もかかります。 ただし一般的には、建ててから30年ほどはメンテナンス不要で、かかる費用もそれほど高くありません。 長期的に見ると、タイルの方が費用を抑えられる場合もあります。 ◆技術のある職人が必要 外壁タイルの施工は、職人によって仕上がりが大きく変わります。 施工が1つ1つ手作業なため、職人の技術による完成度の差が生じやすいためです。 職人の技術力が低いと、場合によっては耐久性に問題が生じてしまいます。 過去の実績や評判を参考に、安心して任せられる職人を探してみてください。 ◆タイルが剥がれるかもしれない タイルは手作業で貼り付けるため、地震の揺れなどによって壁から剥がれる心配があります。 特に注意が必要なのは、貼り付けの下地にモルタルを使用している場合です。 モルタルは弾力性が低い素材なため、建物が揺れた際に振動を吸収しづらく、負担がかかりやすいです。 日本であればどこでも地震に見舞われる可能性があるため、タイルが剥がれるリスクがあることを理解しておきましょう。 まとめ この記事では、注文住宅の外壁に使う素材やタイルの選び方について解説しました。 外壁素材は主に、サイディング、モルタル(塗り壁)、タイルの3種類があります。 タイルはデザイン性や耐久性に優れた素材で、メンテナンスの手間や費用がそれほどかからないメリットもあります。 またタイルを選ぶ際は、工法、形状、サイズ、素材、色合い・質感の5観点を持つのが重要です。 一方で、タイルには初期費用が高くなりやすいデメリットがあります。 職人の技術力によって仕上がりに差が生じたり、地震などで剝がれてしまったりするリスクもあります。 タイルのメリットとデメリットを理解した上で、理想の外壁デザインを考えてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 太陽光発電が気になっているけれど、本当に得するの? ◎ ソーラーパネルを設置するメリット・デメリットは? ◎ 太陽光発電を導入すると、どれくらい費用がかかる? このような疑問を持っているかもしれません。 太陽光発電とは、屋根の上にパネルを設置して太陽の光を集め、電気を作る発電方法です。 ソーラーパネルを設置して太陽光発電をすれば、家で使う電気を賄えたり、発電した電気を売って副収入を得たりするメリットがあります。 一方で、決して安くはない初期費用がかかったり、天気によって発電量が左右されたりするデメリットもあります。 この記事では、太陽光発電のメリット・デメリットや設置にかかる費用についてご紹介します。 新たに注文住宅を建てる際の参考にしてみてください。 太陽光発電とは 「太陽光発電」の基本情報や仕組みについて、順番に解説します。 ◆太陽光発電とは 太陽光発電は、屋根の上にパネルを設置して太陽の光を集め、電気を作る発電方法です。 屋根に設置したソーラーパネルに太陽光が当たって発電される仕組みで、広い敷地がない個人宅であっても始められます。 自宅の太陽光発電で作られた電気は、基本的に自分の家で利用します。 また家庭内で使いきれなかった電気は電線網に戻って周辺で使われる場合もありますが、事前に手続きすれば電力会社へ売ることも可能です。 ◆太陽光発電の仕組み 太陽光発電で電気が作られる仕組みは、おおまかに3ステップです。 まずソーラーパネルに太陽の光が当たり、エネルギーが作られます。 次に集められた太陽光がパワーコンディショナーに送られ、直流電流から交流電流へ変換されます。 最後に交流電流が分電盤へ送られ、電気を使う機器へ振り分けられます。 ここで重要なのは、太陽光発電はソーラーパネルだけで完結するわけではないという点です。 ソーラーパネル以外にも必要な設備があると理解しておきましょう。 ◆太陽光発電で必要な設備 太陽光発電で必要になる設備は、以下の5つです。 設備の名称太陽光発電での役割ソーラーパネル屋根の上に設置し、太陽の光を集める設備。パワーコンディショナーソーラーパネルで集めた大洋の光を、家庭で使える交流電流へと変換する設備。分電盤パワーコンディショナーで変換された交流電流を、電気機器ごとに振り分ける設備。電気メーター外部の電線と接続し、流れている電気の量を測定する設備。【任意】蓄電池作った電気を貯めておく設備。 蓄電池は必須ではありませんが、昼間に作った電気を貯めて夜間に使用したり、災害時に使えたりするため設置のメリットは大きいです。 ソーラーパネルを設置するメリット 注文住宅にソーラーパネルを設置するメリットは、おもに以下の5つです。 ◎ 光熱費の節約になる ◎ 電気を売れば副収入になる ◎ 環境に配慮した暮らしができる ◎ 停電時も電気を使える ◎ 住宅の断熱性が上がる 1つずつ解説していきます。 ◆光熱費の節約になる 太陽光発電の導入は、光熱費の節約につながります。 電気料金は、昼間が高くて夜に安くなるプランがあります。また太陽光発電は、昼間に発電して暮らしに必要な電力をまかなう方法です。 そのため昼間は発電した電気を使い、夜は電力会社から電気を供給してもらえば、効率よく光熱費を抑えられます。 蓄電池を設置すれば発電したけれど使わなかった電力を売れるため、電気代を実質無料にできるかもしれません。 光熱費は生活の中で必ずかかる費用であるため、長期的に見れば大きく家計を助けてくれるでしょう。 ◆電気を売れば副収入になる ソーラーパネルで発電して使わなかった電気は、電力会社に売れば副収入になります。 はじめの数年間は初期費用を回収するための売電ですが、設備のメンテナンスをきちんと行えば、その後は継続して収入を得ることが可能です。 売電による収益は、雑所得として扱われます。 収入から経費を引いた金額が20万円/年を超える場合は、確定申告が必要です。そのため売電する際は、他の雑所得とあわせて20万円を超えないように注意してください。 ◆停電時も電気を使える ソーラーパネルなどに加えて蓄電池を準備すれば、急な停電時も電気を使用できます。 日本は災害が多い国で、どの地域に住んでいたとしても停電に見舞われるリスクが高いです。 停電すれば冷蔵庫やエアコンが使えなくなり、あっという間に生活しづらくなります。 また停電が長期化すれば、洗濯機やスマートフォンの充電などができなくて困る場面もあるでしょう。 太陽光発電とあわせて蓄電池を導入すれば、普段から余った電気を貯めておけるため安心です。 もしもの事態に備えて、日頃から無理なく対策できるのも魅力です。 ◆環境に配慮した暮らしができる 太陽光発電を導入すれば、日常生活の中で無理なく環境に配慮した暮らしを送れます。 日本で作られている電力の多くは火力発電によって生み出されており、多くの二酸化炭素や硫黄酸化物などの有害物質を排出しています。 また火力発電で使用する天然ガスや石炭は、地球上の有限な資源です。 一方で太陽光発電は大気を汚す物質を生み出さずに電力を作れるため、環境にやさしい暮らしができます。 また太陽光は資源を使い果たしてしまう心配がない点においても、地球にやさしい発電方法です。 日頃から環境問題を気にし続けながら生活するのは大変だと感じる人もいるでしょう。 しかし一度太陽光発電を導入すれば、継続的して地球温暖化対策に貢献できるメリットがあります。 ◆住宅の断熱性が上がる 屋根の上にソーラーパネルを設置すると、住宅の断熱性が上がるメリットがあります。 屋根になにもない状態だと直射日光によって室内の温度が上がりやすいです。 しかしソーラーパネルがあれば太陽の光や熱を吸収してくれるため、室内の温度を快適に保てます。 夏の暑さや冬の寒さがやわらげば、電気代をさらに下げられるメリットもあります。 太陽光発電はやめたほうがいい?ソーラーパネルのデメリット 太陽光発電の導入を考えている人の中には、今から導入しない方が良いという話を聞いた人もいるでしょう。 太陽光発電には、以下のようなデメリットがあります。 ◎ 発電量が気候に左右される ◎ 初期導入やメンテナンスのコストがかかる ◎ 10年ほど経つと売電が難しくなる 1つずつ紹介していきます。 ◆発電量が気候に左右される 太陽光発電には、発電量が天気や日照時間に左右されるデメリットがあります。 太陽光発電はその名の通り、太陽の光が差し込んでいる状態でなくては電気を作れません。 そのため天気の悪い日が続くと、必然的に発電量が減ってしまいます。 はじめにシミュレーションで発電量を調べたときの値からは変化する可能性があると、理解しておきましょう。 特に年間を通して日照時間が短い地域に住んでいる人は、設置前の発電量をよく確認しておくのが大切です。 天気が悪くても自家発電した電気を使いたい場合は、蓄電池を導入しておくのがおすすめです。 またソーラーパネルに取り付ける「モジュール」という部品は、日照時間が短くても発電量が減りづらいタイプがあるため、導入してみてください。 ◆初期導入やメンテナンスのコストがかかる 太陽光発電は、はじめに設備を導入する際やメンテナンス時にコストがかかってしまいます。 一連の設備を導入するためには、100万円以上の費用がかかります。太陽光発電が普及し始めた当初よりは費用が下がったとはいえ、高額です。 またソーラーパネルは太陽光や雨風によるダメージを直接受けるため、定期的な点検が必要です。 日々の稼働力を安定させ、できるだけ長期的に多くの電気を発電できる状態にするためには、費用や手間がかかります。 太陽光発電を導入する際は、初期費用だけでなく長期的な視点を持ってコストを計算するとよいでしょう。 ◆10年ほど経つと売電が難しくなる 太陽光発電の売電は、10年ほどで難しくなる場合が多いです。 太陽光発電で作られた電気を売るプランでは、10年をすぎると売れなくなったり、価格が大幅に下がったりする可能性が高いです。 そのため太陽光発電を導入して10年経ったら、電力を売る先を見直したり、蓄電池を設置して自分の家だけで使える仕組みを作ったりする必要があります。 長期的なメリットやデメリット、コスト回収の見込みなどを考慮して、導入するかどうかを決めるようにしましょう。 太陽光発電の初期費用は100~250万円 太陽光発電を最初に導入する際の費用は、工事費やソーラーパネル以外の料金も含めて100~250万円ほどが目安です。 太陽光発電を設置する際にかかる費用は、ソーラーパネルの料金だけではありません。 パワーコンディショナーや分電盤などの設備や、設置のためのコストがかかります。また災害時や夜間の電気をまかなうためには、蓄電池を追加する必要があります。 初期費用は決して安くないため、長期的に売電するなどしてコストを回収するとよいでしょう。 また太陽光発電の初期費用は、年々下がっている傾向があります。 これから注文住宅を建てる人は、以前よりも初期費用を取り戻しやすくなっているといえます。 まとめ この記事では、太陽光発電のメリット・デメリットや設置にかかる費用についてご紹介しました。 太陽光発電は、自宅で使う電気を自家発電できたり、発電した電気を売って副収入を得られたりするメリットがあります。 また蓄電池を一緒に導入すれば、夜間や災害時であっても電気に困る心配が少なくなります。 一方で、天候によって発電量が不安定になったり、導入時やメンテナンス時にコスト屋根の上にパネルを設置して太陽の光を集めがかかったりするデメリットもあります。 メリットとデメリットの両方を考慮したうえで、太陽光発電の導入を検討してみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ スキップフロアって何? ◎ スキップフロアを設置するメリットや注意点は? ◎ スキップフロアはどんなスペースとして活用できる? このような悩みを持っているかもしれません。 注文住宅を建てる人の中には、建築会社や周囲の人からスキップフロアをおすすめされた人もいるでしょう。 しかし、スキップフロアを設置する具体的なメリットや注意点は詳しく知られていない場合があります。 この記事では、スキップフロアの定義や設置するメリット・デメリットや注意点について解説します。 また、おすすめのスキップフロア活用例も紹介します。 この記事を参考に、スキップフロアのある新生活に想像を膨らませてみてください。 スキップフロアとは スキップフロアとは、1つの階層に高さの違うフロアを設けた間取りのことです。 「ステップフロア」や「小上がり」、「1.5階」、「中2階」のような言い方をする場合もあります。 スキップフロアでは、同じ空間の中に異なる高さの床が設けられています。 そのため視覚的なアクセントを作ったり、壁を設けなくても空間の区切りを感じられたりするのが特徴です。 また階段の途中を居住空間として活用できるため、特徴的かつ効率的な間取りといえます。 スキップフロアのメリット・魅力 注文住宅にスキップフロアを設置するメリット・魅力は、以下の5つです。 ◎ 広々とした空間を感じられる ◎ 収納スペースを増やせる ◎ 床面積が広がる ◎ 傾斜のある土地を活用できる ◎ 家族がゆるやかに繋がれる 特徴的な間取りであるスキップフロアには、日常的に感じられる魅力がたくさんあります。 1つずつ紹介していきます。 ◆広々とした空間を感じられる スキップフロアがあると、空間の広がりを感じられるのが魅力です。 土地が狭い場所に家を建てる際は、圧迫感が生まれやすいのが難点です。 しかしスキップフロアにすれば、実際の面積よりも広く感じられて開放感がある空間を生み出せます。 なぜなら、スキップフロアは壁や廊下を使わずに空間の区切りを作れるためです。 また太陽光が入りやすい方角にスキップフロアを設置すれば、部屋全体にまんべんなく光を取り入れ、明るい空間を作れるのもメリットです。 建物の1階は暗くなってしまいがちですが、太陽光が十分に入れば、家中どのフロアでも気持ちよく過ごせます。 都市部などの広い空間が取れない土地でもゆとりを感じられる間取りにしたい人は、スキップフロアの設置を検討してみてください。 ◆収納スペースを増やせる スキップフロアの設置は、収納スペースをたくさん確保したい人におすすめです。 スキップフロアは床が高くなっているスペースだけでなく、スキップフロアの床下部分も活用できる間取りです。 そのため棚や引き出しを設置すれば、物をたくさん収納できます。 特にスキップフロアの床下部分は光を取り入れづらいため、収納スペースとして活用するのに適しています。 たとえば床下部分に棚を作れば、日用品や子どものおもちゃ、洋服などを収納可能です。 他には、段数が多いスキップフロアを設置して、ウォークインクローゼットなどを作るのも良いでしょう。 家族の人数が多い、趣味が豊富で物が多い人などは、スキップフロアを設置して収納スペースを増やしてみてください。 ◆床面積が広がる スキップフロアには、縦の空間を活用して、効率よく床面積を増やせるメリットがあります。 都市計画法に基づいて「第一種低層住宅専用地域」と定められている土地には、建物の高さ制限が設けられています。 そのため土地によっては、2階や3階を設置できない場合があります。 また都市部や住宅が密集した地域であれば、広い坪数を用意するのが難しい人もいるでしょう。 スキップフロアであれば、限られた条件の中で最大限床面積を確保できます。 たとえば2階建ての家を建てられない土地でも、1.5階であれば建設可能なケースがあります。また2階建ての家に1.5階を付けて、使える面積を広げる工夫も可能です。 できる限り床面積を確保して無駄なく空間を使いたい人は、スキップフロアを検討してみてください。 ◆傾斜のある土地を活用できる スキップフロアは、傾斜のある土地を無駄なく活用したい人におすすめです。 傾斜がある土地は、平らな場所よりも比較的安く購入できるのがメリットです。 しかし家を建てようとすると、どうしても1階部分より下がった場所にスペースが発生してしまいます。 通常であれば地下や擁壁を作る方法で対処しますが、大がかりな工事になってしまうためコストがかさんでしまうのがデメリットです。 そこでスキップフロアを採用すれば、1階層分は確保できない高さの土地を比較的手軽に有効活用できます。 階段数段分ずらした中層階を作って、デッドスペースをなくせるためです。 傾斜のある土地に注文住宅を建てるか迷っている人は、スキップフロアを利用してみてください。 ◆家族がゆるやか繋がれる スキップフロアは、家族がゆるやかに繋がれる空間を生み出せます。 壁や廊下を設置すると空間が明確に区切られますが、スキップフロアであれば自然に互いの存在を感じられるためです。 リビングと直接つながる場所にスキップフロアを設置すれば、家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションを取りやすくなります。 特に子どもがいる家庭では、スキップフロアのメリットを感じやすいです。 たとえば、親が子どもの様子を見守りながら仕事をしたり、子どもが親に見守られながら勉強したりできます。 注文住宅を建てて時間が経った後でも暮らしやすい空間になるよう、スキップフロアの設置を検討してみてください。 スキップフロアのデメリット・注意点 注文住宅にスキップフロアを設置するデメリットや注意点は、以下の3つです。 ◎ 空調の効率が良くない ◎ 建築コストが高くなりやすい ◎ 税金が上がる可能性がある 順番に解説していきます。 ◆空調の効率が良くない スキップフロアは空調の効率がよくないため、設計の時点で工夫が必要です。 スキップフロアは壁や廊下を使わずに部屋を区切るため、1つの空間が大きくなります。 そのため空調効率が下がる傾向にあり、冷暖房が効きづらかったり、電気代が上がったりするのが心配です。 スキップフロアを作る際は、あらかじめ熱の出入りを少なくした設計にするのがおすすめです。 また空気の循環を良くするために、エアコンに加えてシーリングファンやサーキュレーターなどの空調設備を用意するのもよいでしょう。 後から工事し直すのは難しい場合もあるため、注文住宅を建てる段階で必要な準備をしておいてください。 ◆建築コストが高くなりやすい スキップフロアを作ると、建築コストが高くなりやすいデメリットがあります。 スキップフロアは階段や床板1つ1つに手間がかかるため、材料費や人件費多くかかる傾向があります。 壁が少ない大きな1つの空間となるため、耐震性の確保も欠かせません。 他にも、光の入り方や空気の循環、音の響き方やプライバシー対策の確保など、気を配らなくてはならない点が多くいです。そのため、建築業者や建築士の技術量が求められます。 スキップフロアのある注文住宅を建てる際は、時間や費用に余裕を持って準備しましょう。 また、スキップフロアの施工経験がある建築業者や建築士に注文するのもおすすめです。 ◆税金が上がる可能性がある スキップフロアのある注文住宅は、固定資産税が高くなる可能性があるため注意が必要です。 固定資産税は、床面積に応じて家の資産価値を決め、税金を課す制度です。 そのためスキップフロアを作って床面積を増やすと、自治体によっては固定資産税が増える場合があります。 固定資産税を計算する際は、スキップフロアがない家の数値は参考程度にし、さらに税金が上がると見積もっておいてください。 また税金の手続きに不安がある場合は、スキップフロアの施工経験が豊富な建築業者や建築士に依頼するのがよいでしょう。 おすすめのスキップフロア活用例 おすすめのスキップフロア活用例は、以下の3つです。 ◎ キッズスペース ◎ 書斎・ワークスペース ◎ 収納スペース スキップフロアに興味を持っている人でも、具体的な使い道が分からない場合があるでしょう。 実際にスキップフロアを作るとどんな使い道があるのか、順番に紹介していきます。 ◆キッズスペース リビングからゆるやかにつながっているスキップフロアは、キッズスペースとしてできます。 リビングで家事や作業をしながら、子どもが遊んだり勉強したりしている様子を見守れるためです。 子どもが遊んでいる声や気配を感じながら過ごせるのは、親にとって安心できるポイントでしょう。 また子どもが高い場所から落下しないか心配な場合は、スキップフロアの上にリビングやダイニングキッチンを作るのもおすすめです。 さらに子どもが大きくなった後は、スキップフロアを親の趣味スペースなどにリデザインできます。スキップフロアには、ライフスタイルの変化に合わせて空間を作れる魅力があります。 ◆書斎・ワークスペース スキップフロアは、書斎やワークスペースとして活用するのもおすすめです。 リビングに背を向けるかたちで机や椅子を設置すれば、ある程度距離を取りながらも家族の気配を感じられる空間になります。 スキップフロアは収納スペースを確保しやすいため、本や趣味の道具をたくさん置きたい人にも向いています。 きちんとした書斎やワークスペースを用意するのは難しいけれど集中できる場所がほしいという人は、スキップフロアを検討してみてください。 ◆収納スペース スキップフロアは、段差を活用した収納スペースとして利用できます。 たとえば、スキップフロアの階段下部分を収納スペースやクローゼットとして利用するのがおすすめです。他にも、スキップフロアの上に本棚を置いてライブラリーを作ることも可能です。 暮らしていくうちに収納スペースが足りなくなる場合もあるため、スキップフロアでゆとりのある空間にしておくのもよいでしょう。 まとめ この記事では、スキップフロアの定義や設置するメリット・デメリットや注意点について解説しました。 スキップフロアには、空間を広く感じられたり、家族がゆるやかに繋がれるようになったりと、生活が豊かになる魅力があります。 また、床面積を広げられる、収納スペースを増やせる、傾斜のある土地を活用できるなどもスキップフロアならではのメリットです。 スキップフロアの用途は、キッズスペースやワークスペース、収納スペースなど様々です。 スキップフロアの設置も検討して、理想の注文住宅をデザインしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎ 注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置すると、どれくらい費用がかかる? ◎ ホームシアターを設置したいけれど、何が必要か分からない ◎ ホームシアターやスピーカーを設置するときの注意点は? このような悩みを持っているかもしれません。 映画好きであれば、ホームシアターや本格的なスピーカーに憧れる人は多いでしょう。 新たに注文住宅を建てるタイミングは、ホームシアターやスピーカーを用意するのにぴったりな時です。 しかし、ホームシアターやスピーカーを設置するときの費用相場や注意点を知らなければ、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。 この記事では、注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置する際の費用や注意点について解説します。 本格的なものを用意したい人だけでなく、家族と相談しながらライフスタイルに合ったものを設置したい人向けのポイントもご紹介します。 この記事を参考に、ホームシアターやスピーカーの設置を検討してみてください。 注文住宅にシャッターをつける必要性・メリット 注文住宅にホームシアターを設置する際に、最低限準備が必要なものは以下の3つです。 ◎ プロジェクター/大型テレビ ◎ スクリーン/白い壁 ◎ スピーカー 1つずつ解説していきます。 ◆プロジェクター/大型テレビ 注文住宅にホームシアターを設置する場合、プロジェクターや大型テレビは必ず必要です。 プロジェクターや大型テレビを使って映すためです。 プロジェクターは大型テレビよりも安価で、手軽に用意できます。 置き型のプロジェクターだけでなく天井からつり下げるタイプも存在し、理想のシアター空間を演出できます。 ただし明るい部屋では使いづらいため、遮光カーテンなどを用意して光漏れの対策をする必要があります。 また投影距離が必要なため、大型テレビよりも空間を広くとる場合が多いです。 大型テレビは、画質が非常によく、明るい場所でも見やすいのがメリットです。 プロジェクターよりも高額ですが、リビングルームで使用できるため、通常のテレビとプロジェクターを両方用意する手間が省けます。 ホームシアターでは、これまでプロジェクターを設置するのが一般的でした。 しかし近年はテレビの性能が向上したため、選択肢が増えています。 家族のライフスタイルや予算に合わせて、使いやすいものを選んでみてください。 ◆スクリーン/白い壁 映像を投影する際に大型テレビではなくプロジェクターを使う場合は、スクリーンや白い壁が必要です。 スクリーンは、つり下げ型だけでなく、地面に置いて立たせるタイプや壁に貼り付けるタイプが存在します。 部屋の広さや使いやすさに合わせて、選んでみてください。 またスクリーンがなくても白くて広い壁があれば、プロジェクターから映像を投影できます。 ただし、壁に投影すると画質が落ちてしまうため、画面のきれいさにこだわりたい人はスクリーンを用意するのがおすすめです。 ホームシアターのために用意できる空間の広さや画質へのこだわりを考慮して、好きなものを選んでみてください。 ◆スピーカー ホームシアターを設置するのであれば、映像だけでなく音にもこだわるのがおすすめです。 良質なスピーカーを用意して設置すれば、映画館にいるかのようなサウンドを楽しめます。 ホームシアター用のスピーカーは、置き型のものと天井に設置するものがあります。 また、費用を抑えながら普通のテレビよりも少し良い音質を楽しみたい人には、1つのスピーカーで完結するタイプが適しています。 映画館のような本格的な音を楽しみたい人は、2~7つほどのスピーカーを設置して、より立体的なサウンドを演出可能です。 完成のイメージや予算を考慮しながら、ライフスタイルに合ったスピーカーを検討してみてください。 ホームシアターを設置するときの費用相場 注文住宅にホームシアターを設置する際の費用相場は、10~1,000万円と非常に幅広いです。 なぜなら、ホームシアターの完成度にどれくらいこだわるかによって、付けられるオプションやグレードアップできるポイントを無限に広げられるためです。 たとえば、リビングルームのテレビをグレードアップして、スピーカーを1つ取り付ける程度であれば、それほど費用はかかりません。 一方で、ホームシアター専用に15畳ほどの部屋を用意して、防音対策を行い、立体的なサウンドになるよう複数のスピーカーを設置すれば、設備費や工事費などが一気に上がります。 ホームシアターを設置したいと思ったら、あらかじめ予算を決めてからデザインや付けたい機能を選んでいくのがおすすめです。 ホームシアターの種類2つ ホームシアターの種類は、大まかに以下の2つです。 ◎ リビングシアター ◎ シアタールーム それぞれ解説していきます。 ◆リビングシアター リビングシアターは、リビングと映像や音楽を楽しむ空間を一体化させたホームシアターです。 リビングにあるテレビをグレードアップしたり、プロジェクターで投影できるようにしたりすれば、専用の部屋を用意せずとも本格的な映像体験を楽しめます。 またリビングは人が集まりやすい空間なため、日常生活の中で気軽に本格的な映像を楽しめるのも魅力です。 一方で、家族で共有する生活空間の中にホームシアターが組み込まれるため、1人でじっくりと映像を楽しみたい人には向いていません。 また周辺の家具や家電によって、ホームシアターに使用できる設備が制限されてしまう可能性があります。 より本格的なホームシアターを楽しみたい人は、専用のシアタールームの設置を検討してみてください。 ◆シアタールーム シアタールームは、映画を楽しむ目的専用で設置する部屋です。 映像や音楽を楽しむためだけに様々な設備や空間を工夫できるため、より実際の映画館に近い環境を演出できます。 ただしシアタールームを設置するには、部屋の広さや予算に余裕が必要です。 プロジェクターで映像を投影したい場合は、少なくとも6~10畳程度の広さを確保するのがおすすめです。 また本格的な防音工事をする際は、600~1,000万円ほどの費用がかかります。 せっかくシアタールームを設置しても使用頻度は月1回程度というケースも考えられるため、家族のライフスタイルをよく考慮して、検討してみてください。 スピーカーの種類3つ スピーカーの種類は、おもに以下の3つです。 ◎ 置き型スピーカー ◎ つり下げ型スピーカー ◎ 埋め込み型スピーカー それぞれの特徴を紹介していきます。 ◆置き型スピーカー 床や棚などに置くタイプのスピーカーは、耳と同じ高さに設置できるメリットがあります。 スピーカーと耳の高さをそろえることで、臨場感のある音楽体験を楽しめるのが魅力です。 置き型スピーカーには、おもにサウンドバータイプとマルチスピーカータイプの2種類があります。 サウンドバータイプは棒状の内臓スピーカーで、テレビやスクリーンの前に置く形で使う場合が多いです。 スピーカーに必要な複数の苦悩が1つにまとまっているため、手軽に本格的なサウンドを楽しめます。 マルチスピーカータイプは、複数のスピーカーを組み合わせて立体的なサウンドを作り上げるスピーカーです。 2~7つほどのスピーカーを組み合わせて使い、スピーカーの数が多いほど音の再現率が高まります。 ただし置き型スピーカーを床に設置すると、下の階に音が響いてしまうデメリットがあります。 置き型スピーカーを使う際は、置き場所や間取りに注意してください。 ◆つり下げ型スピーカー つり下げ型スピーカーは、天井に設置するタイプのスピーカーです。 天井に遮るものがなければ、部屋のどの場所でも同じように聞こえるメリットがあります。 設置のための本格的な工事が不要で、スピーカーがほしくなったタイミングで後から設置できるのも魅力です。 一方で、天井に設置した際に不自然ではないデザインを選ぶ必要があります。 また上から音が聞こえるのには違和感を覚える場合があるため、理想のサウンド環境を追求したい人は注意してください。 ◆埋め込み型スピーカー 天井に埋め込むタイプのスピーカーは、スピーカーが違和感なく周りの環境と溶け込み、見栄えが良いのが魅力です。 また、部屋のどの場所にいても同じ質のサウンドを楽しめるのもメリットです。 一方で、天井に穴を空けて施工するため、工事費用が高くなる傾向があります。 特に家を建てた後に工事をすると費用がかさむため、埋め込み型スピーカーにしたい場合は新築の時点で設置を検討してみてください。 ホームシアターやスピーカーの設置で失敗しないためのポイント3つ ホームシアターの設置で失敗しないためのポイントは、以下の3つです。 ◎ ハウスメーカーに要望を伝えておく ◎ 光漏れ・音漏れに注意する ◎ 配線を見せない工夫をする 順番に解説していきます。 ◆ハウスメーカーに要望を伝えておく ホームシアターの設置を検討している人は、早めの段階でハウスメーカーに要望を伝えるのがおすすめです。 工事がある程度進んでしまうと、後からでは希望通りのホームシアターを設置できない可能性があるためです。 たとえば、AVアンプからテレビやプロジェクター、スピーカーまでの配線は、ハウスメーカーと相談しながら決定する必要があります。 特に本格的なシアタールームを設置したい人や天井に埋め込むタイプのスピーカーを導入したい人は、検討段階ですぐに希望を伝えましょう。 ◆光漏れ・音漏れに注意する ホームシアターを設置する際は、光漏れや音漏れに注意してください。 光漏れが激しい空間では、映像を十分に楽しめません。 遮光カーテンを使ったり、シアタールームの窓の大きさを工夫したりして、光漏れの対策をしましょう。 またホームシアターからの音漏れがひどいと、他の生活空間に支障が出る場合があります。 家族全員が気持ちよく過ごせるようにするためにも、音漏れに配慮してホームシアターを設置するのがおすすめです。 ◆配線を見せない工夫をする せっかく本格的なホームシアターを設置しても、ごちゃごちゃとした配線が見えていては気持ちよく映画を楽しめません。 天井や壁の裏側などの外から見えないところに配線を通せば、見栄えの良いホームシアターになります。 また手軽に配線を整えたい場合は、モールを使って隠す方法もあります。 場合によっては大きな工事が必要になるため、配線の見せ方を工夫したい人はハウスメーカーに相談してみてください。 まとめ この記事では、注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置するときの費用や注意点について解説しました。 ホームシアターやスピーカーは、求めるクオリティやデザインなどによって費用が大きく変わります。 そのため、あらかじめ予算を決めてから、デザインや付けたい機能などを選んでいくのがおすすめです。 またホームシアターを設置する際は、本格的な工事が必要な場合もあります。 そのため、ホームシアターの設置を検討し始めたらハウスメーカーに伝え、光漏れ・音漏れや配線を見せない工夫などについて相談するのが大切です。 この記事を参考に、ホームシアターやスピーカーがある理想の暮らしを設計してみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎注文住宅に、シャッターは本当に必要? ◎シャッターを設置する費用はどれくらいかかるの? ◎シャッターのメリット・デメリットは? このような悩みを持っているかもしれません。 新築で住宅を建てるとき、窓にシャッターをつけるか検討する人は多いでしょう。 しかし、シャッターのメリット・デメリットを知らないまま決断して、あとから後悔するのは避けたいところです。 この記事では、注文住宅にシャッターをつける必要性やメリット・デメリットについて解説します。 また、シャッターの費用相場も紹介します。 この記事を参考に、シャッターをつけた注文住宅での生活をイメージしてみてください。 注文住宅にシャッターをつける必要性・メリット 注文住宅にシャッターをつける必要性・メリットは、以下の5つです。 ◎自然災害から家を守れる ◎火災が燃え移るのを防げる ◎防犯対策ができる ◎外からの光や音を減らせる ◎室内の温度を快適に保てる ◆自然災害から家を守れる シャッターは、台風や強風などの自然災害から窓と室内を守ってくれるメリットがあります。 たとえば台風のときは、強風や雨風によって思わぬ飛来物が飛んできて、窓ガラスが割れてしまうかもしれません。 お店の看板や瓦などの大きな物や重いものが窓ガラスに当たれば簡単に割れてしまうため、室内にいる人が怪我したり、雨風が吹き込んできたりするリスクがあります。 また雨や風で舞い上げられた砂や泥が窓ガラスに当たり、汚れてしまうのも心配です。 シャッターがあれば、自然災害による危険から窓ガラスや家を守れるため安心です。 ◆火災が燃え移るのを防げる シャッターがあれば、近隣で火災が発生した際に、自分の家に燃え移るのを防げるため安心です。 人口が密集した都市部では、近隣で発生した火災が燃え移って別の住宅が燃えてしまう危険性が高い傾向があります。 火災が燃え広がるおもな原因は、高温で割れた窓ガラスから家の中に火が入り、大きくなることです。 そのため、シャッターを設置して窓が割れないよう保護することは、火災が燃え移るのを防ぐために有効です。 また自治体によっては、設置するシャッターが防火仕様でなくてはいけないと定められている場合があります。 ◆防犯対策ができる シャッターを設置する大きなメリットは、不審者の侵入を予防できることです。 不審者の侵入手段は、ガラス張りの窓が最も多いと言われています。 窓にシャッターがついていれば、シャッターを開けたり壊したりする手間や時間が発生するため、不審者にとって「狙いにくい家」になります。 シャッターを壊す際に大きな音が出るのも、不審者に狙われにくくなる理由です。 つまりシャッターを付ければ、不審者が物理的に侵入しづらくなるだけでなく心理的にも遠ざけたくなるため、高い防犯効果が期待できます。 ◆外からの光や音を減らせる シャッターは外からの強い光や大きな音を遮り、室内を落ち着いた空間に保てるのが魅力です。 通りに面した家だと車のヘッドライトや街頭の灯り、夜の騒音が気になって眠りづらいことがあります。 また真夏の眩しい日差しや西日が気になる人もいるでしょう。 シャッターを設置すれば光や音など外からの刺激を減らせて、自分のペースで生活しやすくなります。 ◆室内の温度を快適に保てる シャッターは熱気や冷気を遮断して、室内の温度を快適に保つ効果があります。 窓とカーテンだけの部屋だと外の気温に応じて室内の温度が変わりやすく、過ごしにくいと感じる時があります。 室内の温度が変わりやすいと冷暖房を強くしなくてはならず、電気代がかさんだり環境に負荷をかけたりするのも心配です。 そこで、シャッターを使って窓に直接外気が当たらない状態を作り、室内の温度を一定に保ちやすくするのがおすすめです。 シャッターを閉めながらも家に光を取り入れたい人は、必要な日差しや風だけを取り入れる採光性のシャッターもあるため検討してみてください。 注文住宅にシャッターをつけるデメリット 注文住宅にシャッターをつけるデメリットは、以下の3つです。 ◎初期費用がかかる ◎開閉が面倒で使わなくなる ◎窓のデザインが限定される ◎シャッターが壊れたら修理が必要 1つずつ解説していきます。 ◆初期費用がかかる シャッターを設置するためには、それなりの費用がかかります。 手動で開け閉めするシャッターを1か所設置するだけであればよいですが、自動式のシャッターをすべての窓につければ初期費用がかさみます。 そのため本当にシャッターが必要な場所はどこか、必ずつけたい機能は何かを整理して、予算を決めてからシャッターを選び始めるのがおすすめです。 取り付けに必要なスペースを確保しておけば、後からシャッターを設置するのも可能です。 しかし後から工事が入る手間や追加でかかる人件費の負担を考慮すると、注文住宅をつくるタイミングで一緒に設置するのが理想です。 また自然災害や空き巣被害などでシャッターの必要性を感じてからでは遅い場合もあるため、予防の意識を持って設置を検討してみてください。 ◆開閉が面倒で使わなくなる シャッターは、設置したのはよいものの、開閉が面倒で結局使わなくなってしまう可能性があります。 特に手動式のものを選ぶと、毎回窓を開けて重いシャッターを開閉するのは手間に感じるかもしれません。 設置のメリットがたくさんあるシャッターでも使わなければ意味がなく、無駄になってしまいます。 それだけでなくサビが出たり鳥の巣を作られたりすれば、住宅の外観を損ねます。 そのため、設置の段階でシャッターを使う場面や頻度を想定し、使い方に適したシャッターを選ぶのがおすすめです。 毎日開閉したい人は、リモコン1つで動かせるシャッターを選べば手軽に利用できます。 ◆窓のデザインが限定される シャッターは、設置できる窓の種類は限られるため、デザインの選択肢が減ってしまうデメリットがあります。 またシャッターを設置するとシャッターボックスを窓の上に取り付けるため、理想の外観にならない可能性があります。 取り付けてから後悔することがないように、あらかじめ見た目の変化を想定しておくのが大切です。 特に、スタイリッシュな外観や海外風の窓のデザインを選びたい人は、シャッターを設置した後の状態をよく確認してみてください。 必要なシャッターの数を減らしたり、シャッターを付ける前提で窓枠や外壁の色を検討したりすることもできるため、早い段階から検討するのがおすすめです。 ◆シャッターが壊れたら修理が必要 住宅を外の危険から守ってくれるシャッターですが、壊れた際には修理が必要です。 台風や強風で大きな物が当たって破れたり、動かなくなったりする可能性があります。 特に自動で動くシャッターの場合は、手動で開閉するシャッターよりも故障しやすい傾向があります。 シャッターが壊れて開かなくなってしまった場合は、修理が終わるまで窓から日差しを取り込めません。 また修理にも費用がかかるため、思わぬ出費が発生する可能性があります。 シャッターを選ぶときは、シャッター自体の壊れにくさも確認してみてください。 シャッターの費用相場は種類によって違う 注文住宅に設置するシャッターの費用相場は、種類によって大幅に変わります。 シャッターの種類は、主に次の2つです。 ◎手動式シャッター ◎電動式シャッター それぞれの費用相場を、順番に解説していきます。 ◆手動式シャッター 手動式シャッターの費用相場は、約17~20万円です。 手動で開閉するタイプのシャッターは、電動式シャッターに比べて費用を安く抑えられます。 また電動式シャッターよりも壊れにくいため、後から修理の費用がかさむ心配が少ないメリットがあります。 ただし、毎回窓を開けて重いシャッターを開閉する手間がかかるため、せっかく設置してもほとんど使わず、無駄にしてしまうのがデメリットです。 毎日シャッターを開閉する予定の人は、初期費用がかかるのを考慮しても、電動式シャッターを選ぶのがおすすめです。 ◆電動式シャッター 電動式シャッターの費用相場は、約28~48万円です。 電動式シャッターは手動式シャッターよりも高い費用がかかります。 また、電動式シャッターはメンテナンスにもコストがかかるのがデメリットです。 一方で、リモコンで簡単に操作できたり、音が静かで時間を選ばずに開閉しやすかったりするメリットがあります。 初期費用が高くてもよく使うものであれば納得して使い続けられるため、毎日シャッターを使いたい人は電動式を検討してみてください。 まとめ この記事では、注文住宅にシャッターをつける必要性やメリット・デメリットについて解説しました。 シャッターは自然災害や火災から家を守り、不審者の侵入を防ぐために大切な設備です。 他にも外から入ってくる光や音を減らしたり、室内の温度を快適に保ったりできるメリットがあります。 一方で、シャッターの設置には初期費用がかかります。 結果的には開閉が面倒で使わなくなってしまったり、外観に満足できなかったりするのも心配です。 メリットとデメリットの両方を考慮して、納得のいくシャッターを選びましょう。 また、シャッターの費用相場は種類によって大きく変わります。 実際にシャッターを使う場面や頻度を想定して、予算を決めるのがおすすめです。 この記事を参考に、納得して使い続けられるシャッターの条件を探してみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 ◎収納豊富なクローゼットをつくるポイントは? ◎注文住宅を建てるとき、どんなクローゼットがおすすめ? ◎失敗しないクローゼットをつくるために、必ずチェックすべきことは? このような悩みを持っているかもしれません。 この記事では、注文住宅にクローゼットをつくるポイントについて解説します。 また、クローゼットの種類ごとに特徴を紹介し、どんな条件の人におすすめかをお伝えします。 紹介する情報を参考に、理想のクローゼットをつくる計画を立ててみてください。 クローゼットの計画で必ずチェックしたいポイント 注文住宅にクローゼットをつくるときは、以下4つのポイントを必ずチェックしましょう。 ◎設置する場所 ◎クローゼット内のレイアウト ◎扉のタイプ ◎換気する方法 それぞれの観点を1つずつ検討し、自分の生活に最もあったクローゼットをつくるのが大切です。 1つずつ解説していきます。 ◆設置する場所 クローゼットを設置する場所は、生活動線を考慮して決めるのがおすすめです。 一般的に人気のあるクローゼットの設置場所は、以下の3つです。 ◎寝室に直結するところ ◎洗面所に直結するところ ◎寝室やリビングと同じフロア 寝室の近くにクローゼットを設置すれば、朝起きてからすぐに着替えられるメリットがあります。 反対に、洗面所の近くであれば、帰ってきてからすぐに着替えられるため便利です。 また、寝室やリビングのような共用スペースと近い場所にクローゼットを設置し、家族みんなで一緒に使う方法も人気です。 ◆クローゼット内のレイアウト クローゼット内のレイアウトには、基本的に4つの型があります。 それぞれの特徴は、以下の表の通りです。 レイアウト特徴Ⅰ型ハンガーパイプや棚が、1列にまとまっている。Ⅱ型収納スペースが2列あり、間に通路がある。L字型Ⅰ型のハンガーパイプに加えて、奥の壁にハンガーパイプや棚がある。コの字型出入口以外の3つの壁面に、収納スペースがある。 基本的に、Ⅰ型からコの字型へ行くに従って、収納できるスペースが増えます。 その分、クローゼットのために必要な面積も大きくなります。 注文住宅を建てるにあたってクローゼットを重視している人は、早い段階から理想の形や必要な面積を確認しておきましょう。 ◆扉のタイプ クローゼットの扉タイプには、主に以下の4つがあります。 ◎片開きドア ◎引き戸 ◎折れ戸 ◎扉をつけない クローゼットのスペースをできる限り広く確保したい人は、片開きドアがおすすめです。 反対に、クローゼットがある部屋のススペースが狭くならないことを優先したい人は、引き戸や折れ戸を検討しましょう。 また、普段から扉を開けたままにしがちな人や湿気・においがこもらないよう工夫したい人は、扉をつけない方法もあります。 ロールカーテンをつければ一時的にクローゼットの中を隠すことができるため、急な来客時にも対応できます。 ◆換気する方法 クローゼットは湿気やにおいがこもりやすいため、必ず換気方法を確認しておきましょう。 クローゼットの中に湿気やにおいが溜まると、衣服が傷みやすくなったり清潔感を保てなかったりするデメリットがあります。 開閉できる小窓を付ける、「ガラリ」と呼ばれる換気口を付けるなどの工夫をして、空気の入れ替えができるようにしてみてください。 間取りの関係で窓を設置できない場合は、換気扇を付けるのもおすすめです。 ただし、クローゼットに大きな窓を付けると服が日焼けする原因になってしまいます。 できるだけ光を遮断できる方法で喚起しましょう。 どんな人におすすめ?クローゼットの種類と特徴 クローゼットと一口に言っても、レイアウトや使い方によっていくつかの種類があります。 主なクローゼットの種類は、以下の5つです。 ◎ウォークインクローゼット ◎ウォークスルークローゼット ◎壁面クローゼット ◎ワードローブ型クローゼット ◎ファミリークローゼット クローゼットの各種類が持っている特徴と、どんな条件の人におすすめかを順番に解説していきます。 ◆【ウォークインクローゼット】洋服が多い人におすすめ ウォークインクローゼットとは、人が中に入れるスペースを確保できるクローゼットです。 収納スペースをたっぷりと確保できるため、洋服の量が多い人におすすめです。設計によってはクローゼット内にすべての衣服を収納可能で、季節ごとに衣替えをする必要がないのも魅力です。 奥行きがあって中の状況を歩いて確認できるため、クローゼットの内に死角が生まれづらい特徴があります。 そのため、持っている衣服を把握しやすいのがメリットです。 また鏡を付けてクローゼット内で着替えられるようにしたり、コンセントと作業台を設置してアイロンをかけられるようにしたりと、幅広い用途を考えられます。 ただし、出入り口は1か所にしかないため、湿気やにおいがこもりやすいのがデメリットです。 必ず小窓や換気扇を設置し、空気を入れ替えられる状態にしましょう。 ◆【ウォークスルークローゼット】小物も収納したい人におすすめ ウォークスルークローゼットとは、出入り口が2か所設けられていて通り抜けられるクローゼットです。 玄関の近くに設置すれば自然な動線で身支度できるため、クローゼットにかばんや靴などの小物を収納したいと考えている人におすすめです。 仕事着や子どもが学校で使う道具などを収納すれば、日々の生活の中で非常に使いやすいスペースになります。 寝室と脱衣所の間にウォークスルークローゼットを設ければ、ランドリールームの機能を持たせることも可能です。 ただし、人が歩く広さに加えて2か所の出入り口を設置するため、少なくとも3~4畳の広さを確保する必要があります。 また動線を意識して設置するため、家全体の間取りを決める段階で設計に組み込まなくてはいけません。 ウォークスルークローゼットを検討している人は、早い段階で建築会社に相談してみてください。 ◆【壁面クローゼット】部屋ごとに収納を分けたい人におすすめ 壁面クローゼットは、壁に沿って設置するクローゼットのことです。 1畳ほどの広さがあればつくれるため、家族一人ひとりのライフスタイルに合わせて部屋ごとにクローゼットを設置したい人におすすめです。 ドアのデザインや棚の位置はクローゼットごとに変更できるため、それぞれが使いやすい形や好みに合わせて柔軟に変えられるのも魅力です。 ただし、折れ戸や開き戸タイプの扉を選んだ場合は、クローゼットが設置されている部屋の間取りに影響を与えます。 扉の前にベッドや棚などの大きな家具は置けないため、クローゼットの場所を考える際に注意してください。 ◆【ワードローブ型クローゼット】おしゃれが好きな人におすすめ ワードローブ型クローゼットとは、衣服や小物の収納に特化したスペースのことです。 「見せる収納」として楽しんだり多くの衣服・小物を収納したりできるため、おしゃれが好きな人におすすめです。 アパレル関係のお店を参考にクローゼットを計画すれば、おしゃれな洋服屋さんのような世界観を家でも生み出せるのが魅力です。 また収納スペースが多いため、大きなトランクケースやロングコートをしまっておくのにも便利です。 ただし広いスペースを確保する必要があるため、早い段階でワードローブ型クローゼットをどこに設置するかを検討するのがおすすめです。 少しでもワードローブ型クローゼットに興味がある人は、早い段階で建築会社に相談しておきましょう。 ◆【ファミリークローゼット】スペースを節約したい人におすすめ ファミリークローゼットとは、家族で共有して使うクローゼットのことです。 具体的には、ウォークインクローゼットとウォークスルークローゼットの2種類に分けられます。 家族全員の衣服を1つのクローゼットに収納できるように設計するため、スペースを節約したい人におすすめです。 しかし、スペースを節約しようと思って十分な面積を確保しないと、結果的に衣服がクローゼットから溢れて収納場所に困ってしまいます。 そのため、少なくとも3~4畳ほどの広さを確保し、余裕を持って設計しましょう。 また設置場所は、寝室やリビングなどの共用スペースから近いところであれば、家族全員が便利に利用できます。 収納豊富で使いやすいクローゼットをつくるコツ 収納豊富で使いやすいクローゼットをつくるコツは、以下の3つです。 ◎クローゼットの扉はなくてもよい ◎湿気やにおい対策をする ◎便利なオプションをつける 1つずつ解説していきます。 ◆クローゼットの扉はなくてもよい クローゼットの扉をどんな形にするか迷う人もいますが、思い切って扉を付けないのもおすすめです。 とびらを付けなければ仕切りが減るため、部屋全体の圧迫感が減って広々とした印象になるメリットがあります。 また湿気やにおいがこもったり、扉があることでベッドや棚などの置き場所に困ったりする心配も減ります。 ロールカーテンを設置すれば、来客時に、簡単にクローゼットの中身を隠すことも可能です。 特に普段から扉を開けたままにすることが多い人は、クローゼットの扉をなくす選択肢を検討してみてください。 ◆湿気やにおい対策をする ウォークインクローゼットや壁面クローゼットは湿気やにおいがこもりやすいため、必ず対策が必要です。 湿気やにおいが溜まりやすいクローゼットだと、大切な衣服や小物が傷み、長く使えなくなる原因になります。 クローゼットは衣服や小物を収納するのが最も重要な用途の1つであるため、きれいに保管できる環境にこだわって設計しましょう。 また換気できるようにするために、大きな窓を設置するのはNGです。 光がたくさん当たることも衣服を傷める原因になるため、小さな窓や換気口、換気扇を設置するのがおすすめです。 ◆便利なオプションをつける クローゼットは、オプションをつければさらに使いやすい空間になります。 たとえば可動棚を付ければ、衣服や小物の大きさに応じて簡単に高さを変えられるため便利です。 またウォークインクローゼットやワードローブ型クローゼットの場合は、鏡を付ければクローゼットの中でコーディネートを組めます。 他にも、コンセントやアイロンをかけるための作業台、消臭効果がある珪藻土の壁など、便利なオプションがたくさんあります。 自分の生活にあった工夫を探してみてください。 まとめ この記事では、注文住宅にクローゼットをつくるポイントについて解説しました。 クローゼットをつくるときは、設置場所やクローゼット内のレイアウト、扉のタイプ、喚起方法を考慮することが重要です。 また、クローゼットには様々な種類があるため、クローゼットのために使える広さや予算を踏まえて、自分の生活にあった特徴のものを採用するのがおすすめです。 この記事でご紹介したポイントを踏まえて、理想のクローゼットを探してみてください。
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