シンプルでモダンな注文住宅とは、直線的で装飾が少なく、色合いがシンプルで無機質な素材を多く取り入れたデザインのことを指します。
そのため、外観や内装においてもシンプルで洗練されたデザインを取り入れることで、落ち着きと静けさがありつつも、居心地がよい空間ができあがるでしょう。
ポイントとしては、白・黒・グレーなどのモノトーンカラーを使用することや、直線的な形状を取り入れることが挙げられます。
現代のライフスタイルに合わせたデザインや機能性を重要視することで、時代が変わっても魅力や居心地のよさが、色あせることなく続いていくのです。
目次
【シンプルでモダンな】デザインを選ぶポイント
注文住宅を検討されるなかで、シンプルでモダンなイメージを描いている方もいらっしゃるでしょう。
直線的なデザインや装飾の少なさが特徴で、余計なものを一切省いたミニマリズムや、クリーンなラインを積極的に取り入れることで、無駄のない空間配置が実現できます。
このような内装や外観を施すことで、憧れのシンプルライフに近づけることができるでしょう。
シンプルでモダンなデザインを選ぶポイントについてご紹介します。
ミニマリズムの原則を取り入れる
ミニマリズムの原則とは、シンプルで必要最小限のものだけを持ち、余計なものを捨てることで、心身ともにシンプルでクリアな状態を保つことを目指す哲学からきた言葉です。
具体的には、以下のような要素を取り入れるとよいでしょう。
― 所有するものを最小限に抑える
― 必要なものだけを持つ
― 余計なものは捨てる
― 無駄な時間やエネルギーを使わない
― シンプルで美しいものを選ぶ
不要な装飾や要素を取り除き、必要最小限のデザインにすることで、すっきりとした印象を与えます。
レイアウトやサイズの選び方
窓や外構、設備などのレイアウトにもポイントがあります。
例えば、自然光や風を取り入れる際に重要な「窓」の配置には特にこだわるとよいでしょう。
窓自体を直線的で無駄のないデザインにしたり、自然光や風を取り入れやすい配置にしたりなどで工夫ができます。
どのような場所でも自然光を取り入れることで、家全体が明るく開放的な印象を与えられます。
さらに外構との調和も重要で、シンプルでモダンなデザインを取り入れることで、家全体の統一感を出すことができます。
また内装にも、無駄のないシンプルなデザインにこだわりましょう。
例えば、壁や天井に木材を使用したり、照明器具をシンプルなものにしたりすることで、モダンな雰囲気を演出できます。
さらに、収納スペースを多く確保することで、家具や小物を最小限に抑えることができます。
取り入れるカラーの選び方
シンプルでモダンといえば、モノトーン、ネイビーやグレーなどのシックなカラーがおすすめです。
ほかにも無機質でクールな印象を与える色合いならどのようなものでも合うでしょう。
例えば上記で挙げたほかにも、白・黒などのモノトーンカラーもおすすめです。
これらの色は、明るさや暗さ、温度感がなく、無機質でクールな印象を与えられます。
また、シンプルでモダンな色合いには、適度に鮮やかな色を使うこともあります。
赤や青などの原色を取り入れることで、モダンに加えてポップな印象を与えられるでしょう。
ただし、原色を使う場合は、過剰に使いすぎないように注意が必要です。
さらに、木目調の色合いを取り入れることもあります。
木目調は、自然な温かみを感じさせる色合いであり、シンプルで無機質な印象を和らげたいときに効果的です。和らげることができます。例えば、床材や家具に木目調の素材を使用することで、モダンでありながらも自然な印象を与えることができます。
以上のように、シンプルでモダンな色合いは、無機質でクールな印象を与える色合いが基本ですが、鮮やかな色や木目調の色合いも取り入れることで、より魅力的なデザインを実現できるでしょう。
使用する素材の選び方
注文住宅内で使用する素材選びも重要です。
まずシンプルでモダンな外観を実現するためには、直線的で装飾が少ないデザインがおすすめですので、無機質な素材やガラスの使用も効果的です。
内装の素材においても同様ですが、一方で自然素材であることが分かりやすい木目が見える柱や扉など、人工的でない見た目もおすすめです。
ただし、注文住宅の素材選びでは、耐久性も重要な要素です。
長期間にわたって美しい状態を保つことができるよう、耐久性の高いフローリングや耐候性のある外壁材などを検討してはいかがでしょうか?
また省エネルギー性も考慮することで、ランニングコストが大幅に下げられます。
壁に断熱材を使用することで、冬場は暖かく、夏場は涼しく過ごせます。
照明の選び方
照明選びは、注文住宅における要ともいえるポイントです。
シンプルでモダンなイメージに合わせるならば、ペンダントライトやスポットライトなどを活用しましょう。
適切な照明器具を選ぶことで、落ち着いた大人な空間が演出できます。
さらに照明の色温度は、白色系などの、クールな色温度がおすすめです。
一方で、より暖かみのある雰囲気が欲しい場合は、暖色系の照明を選びましょう。
またできれば、調光機能があると便利です。
調光機能を備えた照明器具を選ぶことで、照明の明るさや雰囲気を調整できるため、シンプルでモダンな注文住宅の空間に合わせた光の演出が可能です。
そして照明の配置は、均等な間隔で照明を配置することがポイントです。
また、重要なポイントやアクセントを照らすために、ダウンライトやスポットライトを使用することも有効です。
以上のポイントを考慮しながら、シンプルでモダンな注文住宅の照明を選ぶことが重要です。
おしゃれな雰囲気を作り出すために、照明選びに時間をかけて検討してみてください。
【シンプルでモダンな】機能性を追求するには?
シンプルでモダンな注文住宅が理想ならば、機能性の追求も大切です。
ポイントは「スマートホームテクノロジー」や省エネ設備、収納スペースの最適化などです。
スマートホームテクノロジーとは、自宅内の家電や設備をインターネットにつなぐことで、どこからでも遠隔で操作したり制御したりする仕組みのこと。
例えば、お手持ちのスマートフォンに接続・登録することで、照明やセキュリティシステムなどが遠隔で操作・制御できるようになるのです。
このような無駄のない、かつ機能性が高い家を目指すことで、まさにシンプルさやモダンさを一層追求できるでしょう。
また、省エネ性能の高い家電製品や設備を取り入れることで、光熱費の削減や地球環境に配慮した住まいを実現することも大切です。
もしご家族のなかにお身体が不自由な方がいらっしゃった場合は、バリアフリー設計を取り入れることで、多くの人に配慮した住まいができあがります。
またこのような住まいはシンプルで無駄が少ないところが特徴です。
さらに、外装・内装における素材においても機能性を追求しましょう。
例えば、外壁材に断熱性の高い素材を使用することで、冬場の暖房効率を上げることができます。
また、内装においては、耐久性やメンテナンス性に優れた素材を使用することで、長期間快適な住まいを維持できます。
このように、注文住宅で機能性を訴求するためには、設備・外装・内装など、あらゆる面において工夫が必要です。
【シンプルでモダンな】内装の事例3選
シンプルでモダンな注文住宅における室内空間の効果的なレイアウトや事例について、3種類ご紹介します。
理想の注文住宅を検討する際の参考としてお役立てください。
【1】洗練された、モダンスタイルのお家
無駄を省きシンプルにするため、外観は打ちっぱなしのコンクリート調でスタイリッシュなデザインにしました。
日当たりがよくなる場所に家族が集まれるようにとリビングを2階につくりました。
様々な用途でご利用いただけるように、ステップを用いてスタディーコーナーを設置。
木目調とグレーをメインカラーとして、落ち着いた雰囲気を演出しております。
また空間を広く開放的に見せるため、スケルトンなデザインを施しています。
【2】和モダンの平屋住宅
上り下りをせずに、ワンフロアで生活のすべてが完結するよう平屋の住宅をつくりました。
平屋住宅なら生活動線が非常にシンプルなので、まさにミニマリズムの原則にふさわしい様式といえるでしょう。
モダンといえば洋風な雰囲気の外観や内装が一般的ですが、当物件においては和の要素も取り入れて調和させました。
黒一色をメインカラーとして見た目を引き締め、モダンで落ち着いた印象を付けています。
モノクロトーンな内装は、若い世代や子育て世代にも注目されており、世代が変わっても愛され続けるでしょう。
【3】家族の夢=マイホーム
天井の金属サイディングに、木目の格子を交えて設計しました。
木目がアクセントとなり、モダンと自然素材が適切に調和しています。
またオール電化のため、機能性にも優れた住宅です。
キッチンおよびリビングには吹抜があり、壁には大きな窓を設置しているため日当たりや風通しがよいお部屋になっています。
所々に見受けられる和洋折衷のデザインや化粧梁もまた魅力の一つです。
休日は広い庭でお友達を招いてBBQなども楽しめます。
まとめ
シンプルでモダンな注文住宅は、快適でスタイリッシュな生活を実現できます。
できるだけ無駄を省いたミニマリズムの原則に基づいたデザインや、機能性を追求することで、憧れの注文住宅ができあがるでしょう。
またシンプルであればあるほど個性を出しやすく、デザインや居心地の良さが長期間薄れることはありません。
そして、実際に弊社が手がけた実例のなかに、ご自身にとって理想に近いものがありましたら、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。