注文住宅といえば、プランを選択して内容に沿って建ててもらうだけでなく、オプションを付けることができます。
自身が好きな機能や設備を取り付けたり、憧れの内装に設計したりできるため、注文住宅の自由度がさらに広がります。
魅力的な内容ばかりで、ついたくさん付けたくなりますが、実際に住んでみたら不要だったと後悔することもあるでしょう。
当記事では、付けてよかったと評判が良い人気のオプションと取り付けた際の失敗例、自分にあったオプションを選ぶコツについて解説します。
これから注文住宅の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
注文住宅のオプションとは?
注文住宅で間取りを決める際、オプションの有無を尋ねられることがあります。
通常、注文住宅には間取りやデザインなどがある程度まとまったプランが用意されており、選択した内容に沿って家が建てられます。しかし、
「浴室の壁紙は掃除がしやすい素材にしたい!」
「可能ならばリビングの一か所にロフトをつけたい!」
などお部屋によりこだわりが出てくる場合もあるでしょう。
そのような、プランに含まれていないが実現可能な要望を「オプション」と言います。
プランに加えて費用を支払うことで、より快適な家が出来上がります。
ただし、オプションをたくさん付けたほうがいいとは限りません。
オプションを付ければその分費用がかかるため、自身にとって本当に必要かどうかをしっかり吟味する必要があるでしょう。
取り付けてよかった!注文住宅の大人気おススメオプション
注文住宅を購入し、取り付けてよかったとの声が多い、人気のオプションをご紹介します。
ご自身のライフスタイルや注文住宅にも合いそうだと感じたら、ぜひ取り入れてみてください。
【玄関】人感センサーライト
人感センサーライトは、人が来たことを検知すると、自動で照明がつく機能です。
買い物から帰ってきた際に荷物で両手がふさがっている場合、ボタンを押してライトをつけることは非常に手間です。
しかし人感センサーライトなら、近づくだけで自動で付く仕組みになっているため、靴を脱いでそのまま家へ上がれます。
また玄関の内側だけでなく外側にも取り付けられるため、夜遅くに帰宅しても、明るい中カギを探す際に大変便利です。
【キッチン】ビルドイン食器洗い乾燥機
オプションで、キッチンに食器洗い乾燥機を設置できます。
食器洗い乾燥機は、その名の通り使用済みの食器を入れてスイッチを押せば、洗浄と乾燥を自動で行ってくれます。
通常、食器洗い乾燥機を使用したい場合は家電量販店で購入して設置しますが、ある程度広いスペースが必要です。
そこであらかじめオプションで設置してもらうことで、キッチンに直接組み込むため、広いスペースを必要としません。
また昨今の注文住宅における食器洗い乾燥機のシステムは、節水機能や除菌機能などが付いた最新式がほとんどなので、家族が多く、食器洗いに時間がかかる方は、ぜひつけることをおすすめします。
【リビング】床暖房
床暖房は、家のフローリングの床下に動線や配管を設置し、床全体を温める機能を指します。
暖かい空気は上部へ移動しやすいため、エアコンだけでは寒い冬に足元が冷たくなりがちです。
しかし床暖房なら触れた足を温めてくれるうえ、空気が乾燥せず屋内の換気も不要です。
また床暖房には「温水式」と「電気式」の2通りがあります。
温水式は床下に配管を通し、中のお湯で床を温め、電気式は床下に電熱線を通し、電気による熱で床を温めます。
温水式は、主に給湯器で温めるため光熱費が安く済みますが、専用のシステムを構築する必要があるため初期費用がやや高めです。
一方で電気式は、初期費用が安く済みますが、光熱費がやや割高になります。
【浴室】壁と床を汚れが落ちやすい素材に
浴室は湿気がたまるため、カビや汚れが付きやすい場所です。
また頻繁に清掃をしないと、不衛生かつ換気扇内に汚れが蓄積し、浴室全体の空気が悪くなるでしょう。
そこで、浴室の壁や床を汚れが落ちやすい素材へグレードアップすることで、水はけがよくカビが付きにくくなり、掃除が楽になります。
【屋外】外壁タイル
家の外壁に、オシャレなタイルを付けてデザインを楽しむことができます。
またメリットはデザインだけでなく、雨風による汚れに強く、メンテナンスの手間がかからない点も挙げられます。
初期費用はやや割高ですが、外壁はほかの方からも見える場所にあるため、見栄えのよいデザインを施すことで毎日帰りたくなる家になるでしょう。
取り付けて後悔した!オプションの選択に失敗した例
過去に注文住宅を購入した方のなかで、実際にオプションを付けたところ、失敗した!と感じた方の意見を集めました。
これからオプションの付与を検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください。
【玄関】
・3人暮らしにもかかわらず、収納スペースを増やし過ぎました。スペースが余っているうえ、玄関自体が狭くなりました。
・玄関にステキな絵を飾ろうと思い「ピクチャーレール」を取り付けましたが、飾りたい絵が見つからず、そのまま何も飾っていない状態が続いています。
・外側に人感センサーライトを取り付けましたが、夜は周りの街頭で十分明るかったため、無くてもよいかと思いました。
【キッチン】
・憧れのアイランドキッチンにしたのですが、油や水が床に飛んでしまい、掃除が大変でした。
・手が届くところに調味料を置きたくて、キッチンハンガーシステムを設置しましたが、100円ショップなどで似たようなものが売っていたため、オプションで付けなくてもよかったと思いました。
・汚れが付きにくいとのことで壁紙をグレードアップしましたが、正直効果がよくわかりませんでした。
【リビング】
・収納スペースを作ろうとロフトを設置しましたが、動線が不便だったため、あまり使用していません。
・洗濯物が干せるよう室内物干しを設置しましたが、日当たりが悪く、乾かすのに時間がかかります。
・映画を見るときに雰囲気を出すためダウンライトを設置しましたが、そもそも映画を見る時間がないためあまり使用していません。
【お風呂】
・いつでもアツアツのお風呂に入れるよう保温風呂機能を付けましたが、まとまった時間に家族全員が入浴を済ませてしまうため、あまり使っていません。
・テレビを付けましたが、長風呂ができる時間があまりないことから、ほぼ使用していません。
・ミストサウナを付けてみましたが、自分には合わず、浴槽のみとなっています。一度ミストサウナを体験しておけばよかったです。
注文住宅のオプションを選ぶポイント
注文住宅を後悔のない買い物にするためにも、オプションを加える際にはいくつかのルールを決めておくとよいでしょう。
思わず何でもかんでも付けたくなりますが、実際に生活してみると、不要だったかもしれないと感じることがあります。
自身の生活を豊かにしてくれる、オプションを選ぶポイントをご紹介します。
気になるオプションをすべて付けて少しずつ削る
まず、気になったり憧れたりしたオプションを一通りつけてみましょう。
そこから生活動線や優先順位を考慮しつつ、つけなくてもよいオプションを削っていきます。
オプションをすべて付けた状態で、実際に家の中で生活している様子をシミュレーションします。
その際、生活動線がスムーズかつ便利であるかどうかを見極めます。
例えばオプションでリビングに段差を付けてみたものの、重いものを運んだりお気に入りのじゅうたんを敷いたりするときに、不便に感じるかもしれません。
その場合は段差のオプションは省きましょう。
生活動線で不便に感じるオプションを外し、さらに予算内に収まらない場合は、優先順位をつけてある程度のオプションをカットします。
とにかく子供にとって最も住みやすい家にしたいのか?イメージに合う内装にしたいのか?注文住宅におけるこだわりポイントを明確にし、こだわりに反するオプションを予算内に収まるまで外します。
実物を実際に見て触って確認する
オプションは、必ず実際に見て触れて確認することをおすすめします。
憧れのオプションが、実際に家に住んでみると想像とは異なっていた!思ったよりも不便だった!ということはよくあります。
そのため実際に触れてみることで、本当に欲しいものかどうかを判断することが大切です。
確認できる場所は、担当のハウスメーカー店舗や事務所、モデルルームなどがあります。
確認だけならば無料でできる場合が多いため、注文住宅の担当者に相談してみましょう。
使用者の体験談を聞く
多くのオプションは、実際に自宅に取り入れて使用している方がすでにいらっしゃるはずです。
気になるオプションがあったら、注文住宅の購入経験者の体験談を調べましょう。
インターネットなら、オプションを付けて生活している方の体験談やレビューがわかるため、即決せず確認することをおすすめします。
ただし人それぞれライフスタイルが異なるため、他人が高評価を付けていても、必ずしも自身にとって良いとは限らない点にご注意ください。
まとめ
「付けてよかった!」との声が多い、注文住宅の人気オプションと、選ぶポイントについてご紹介しました。
オプションは、思わず目移りしてしまうような魅力的な内容ばかりですが、費用がかさむため、本当に必要な機能なのかをじっくり吟味して決めたほうがよいでしょう。
ポイントは、生活動線がスムーズか?優先順位が高いか?どうかで判断することです。
生活を豊かにするオプションを取り入れて、住みやすい家を建てましょう。
大阪府羽曳野市にあります「森下技建」では、注文住宅に関するご相談や、おすすめのオプション機能をお客様のお悩みやライフスタイルに合わせてご提案させていただきます。
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