公開日 : 2021年9月27日(月)

最終更新日 : 2022年12月23日(金)

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新築の照明計画の立て方について詳しくご紹介します!

「新築はどんな内装にしよう」
「この部屋の雰囲気が素敵だな」
このように、新築をご検討中の方は、SNSや雑誌などでどんなイメージの内装にしようか情報収集をしている方も多いのではないでしょうか。
内装の中でも照明は、印象を大きく変えるインテリアのひとつです。
今回は、新築計画時に一緒に考えたい照明計画について紹介します。

□新築の照明計画の手順

照明は家が建ってから考えたらいいと思われるかもしれませんが、照明の種類によっては後付けが難しいものもあります。
また、コンセントやプラグの設置配置も後から変更することはできません。
そのため、新築の間取りの計画と一緒に照明についても考えておく必要があるのです。

まず、どんな部屋にしたいのか部屋の雰囲気のイメージを膨らませましょう。
北欧風のデザインにしたい、和モダンな雰囲気にしたい、西海岸風なイメージが好み、などテイストを1つに絞っていきます。
インスタグラムやピンタレスト、雑誌などで手軽にさまざまなテイストの家を見れるため、ぜひご活用ください。

次に、照明のイメージを膨らませます。
空間をどう見せたいかを考え、どこにどのような灯りがあるとテイストに適しているかを想像します。
ただ、想像だけではどうしても光の具合はわからないと思いますので、インテリアショップやショールームに足を運ぶのもおすすめです。
例えば、北欧風のテイストにしたいのであれば部屋全体を温かく包み込むような、明るいシーリングライトが良いかもしれません。

そして、照明器具の候補を選んでいきます。
シーリングライト、ペンダントライト、ダウンライト、スポットライトなどさまざまな種類がある中で、いくつか照明器具の候補を絞っておきましょう。
この段階で1つに絞り切る必要はありません。
ある程度の予算感や色味、必要なプラグやコンセント数を把握するための手順です。

最後に、それらの照明器具の配置を決めます。
まずはメインとなる天井につける照明の配置を決め、その後フロアスタンドなどの間接照明の配置を決めていきます。
ここまで計画してしまえば、あとは家が完成にするまでや完成後によりイメージがしやすい状態で照明器具を1つに絞るだけとなります。

□場所別の照明選びのポイントとは?

玄関は、家族や来客を出迎える場所です。
家の第一印象を決める空間になるため、明るさを意識した照明選びをすると良いでしょう。
窓がなく自然光が入らない場合は、より明るさを意識して照明器具を選びます。

リビングは、頻度の多い使用用途に合わせて照明器具を選ぶことをおすすめします。
例えば、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、リビングで宿題をしたりゲームをしたりする時間が長いかもしれません。
その場合は、お子様の目が悪くならないようになるべくリビング全体を照らす明るい照明を採用すると良いでしょう。
一方、夫婦でお酒を嗜みながら映画鑑賞をするなど、リラックス空間として使う時間が長い場合は、やや暗めの暖色系の灯りを部分的に設ける方が良いかもしれません。
また、いずれの用途にも対応できるために、複数照明を設置したり、調光機能のある照明を選んだりするのもおすすめです。

寝室は、ベッドに入ってから照明を消すことができるように、リモコンで操作可能なものを選ぶのがポイントです。
また、真っ暗では眠れない方は、調光機能のある証明を選ぶようにしましょう。

洗面所は、メイクやスキンケアも行う空間です。
肌が暗く見えないように、「昼白色」と呼ばれる自然な明るさの照明を選ぶと良いでしょう。
「電球色」は暖色系なので肌が暗くなりがちになりますし、「昼光色」は寒色系なので肌が青白く見えてしまいます。

□まとめ

今回は、照明計画の手順や照明選びのポイントをご紹介しました。
照明計画は入居後ではなく、新築計画時から考えておくと後悔を避けられます。
いろんな内装を情報収集して、好みのイメージに近づけられるよう照明計画をしていきましょう。

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