理想の設備にモデルルームのようなお部屋や外観!
注文住宅は、一度は誰もが憧れるのではないでしょうか?
しかし注文住宅は決して安い買い物ではないため、どれくらいの年収や収入があれば、余裕をもって購入できるのか?気になる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、実際に注文住宅を建てた方の世帯収入平均をご紹介します。
また、年収ごとにどのような注文住宅が建てられるのか?また住宅ローンの利用方法について解説します。
目次
注文住宅を建てた家族の世帯年収
実際に注文住宅を購入した顧客の世帯年収について、国土交通省が【令和3年度 住宅市場動向調査報告書】のなかで発表しています。
日本全国を対象とした、注文住宅購入者の世帯年収は、およそ以下の通りとなりました。
【引用】「国土交通省~令和3年度 住宅市場動向調査報告書~」(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf)
最新の令和3年では注文住宅を購入した方の世帯年収は、およそ779万円で、年収が600~800万円の世帯が25.3%と最も多くの割合を占めていることがわかりました。
注文住宅を購入するなら住宅ローンの利用が一般的ですが、最もお得な方法は、利息がかからない現金一括払いで購入することです。
しかしまとまった額が必要なため、多くの方が住宅ローンを利用しています。
ちなみに住宅ローンを利用している方の割合は以下のようになりました。
【引用】「国土交通省~令和3年度 住宅市場動向調査報告書~」(https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf)
最新の令和3年では78.6%の方が住宅ローンを利用しており、現金一括払いで購入した世帯の割合は約16.4%であることがわかりました。
ちなみに注文住宅を購入する場合は、年収のおよそ5〜6倍の物件価格が適正だと言われています。
その場合は年収が300~400万円の方は、1,500~2,400万円の価格のマイホームを、年収が500~600万円の方は、2,500~3,600万円の価格のマイホームが目安といえます。
【年収別】建てられる注文住宅のイメージ
では実際に、どのような注文住宅が建てられるのか?イメージをご紹介します。
当イメージは、実際に注文受託を購入した方の体験談や、注文住宅の販売価格を参考に作成しています。
ご自身の年収やライフプランを振り返り、どのような注文住宅が無理なく購入できるか?参考にご覧ください。
年収300万円
世帯年収が300万円の場合でも注文住宅は購入できる?と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
もちろんいくつかの条件はございますが、主に以下のような注文住宅を購入できる場合がございます。
【土地代込みで2,000~2,500万円】
・2階建て(2階の居室数3部屋)
・システムキッチン付き(対面キッチンなど)
・ロフト付き
・駐車場付き
上記のような、2人暮らしならば全く申し分のない本格的な注文住宅が望めます。
また部屋数を少なくしたり建物の形をシンプルにしたりすることで、予算を大幅に減らすことができるため、決して手が届かない買い物ではありません。
また昨今では「年収300万円でも手が届く!」というシンプルな設計の商品がたくさん出ているため、あきらめずに探してみてはいかがでしょうか?
年収400~600万円
注文住宅を購入する割合が最も多い年収の額ですが、より選択肢が増えて、こだわりやお気に入りの部屋が作れるようになるでしょう。
例えば年収400~600万円の場合は、以下のような注文住宅の購入ができる場合があります。
【土地代込みで4,000~4,500万円】
・車3台駐車可能な広いガレージ
・バルコニー付き
・中庭
・3階建て
・システムキッチン(アイランドキッチンなど)
年収400万円からなら、都心に近い場所でも、住む場所の選択肢の幅が広く快適な暮らしが望めます。
また建物の形もある程度、自由度が高く、自分だけのユニークな物件も購入可能です。
中庭やバルコニーなど、一度は夢見た憧れの設備がいくつか取り付けられます。
年収700万円以上
年収が700万円以上ともなれば、多額の融資が受けられるため、二世帯住宅や広い敷地が必要な物件も購入できるでしょう。
防音室やプールなど、趣味のためのお部屋や中庭なども自由に選択できます。
また都心部や人気の場所でも土地が購入できるため、住環境も充実しています。
【土地代込みで5,000~6,000万円】
・有名建築家やデザイナーによる注文住宅
・防音室
・吹き抜け
・中庭
・ジャグジー付きの浴室
・開放的な屋上やバルコニー
まさにモデルルームや雑誌に掲載されている、夢が詰まった注文住宅です。
盛り込みたい設備や部屋が、ほぼ実現できるといってよいでしょう。
注文住宅を建てるなら住宅ローンの利用が一般的
注文住宅を購入する際に多くの方が利用しているものが「住宅ローン」です。
しかし、どこから借りたらよいのか?審査はどのように行われるのか?年収にかかわらずだれでも利用できるのか?など
分からないことが多い方もいらっしゃるでしょう。
住宅ローンに関する基本的なことについて詳しく解説します。
住宅ローンとは?
住宅ローンとは、注文住宅や中古の物件、マンションなどを購入する際に、銀行などの金融機関からお金を借りるサービスです。
住宅ローンは物件を購入するだけでなくリフォームしたいときにも利用でき、現在利用している住宅ローンをほかのサービスへ乗り換えることもできます。
例えば住宅ローンには以下のような種類があります。
民間ローン | 銀行や民間の保険会社が独自で提供している、住宅ローンです。審査がやや厳しいですが、条件が豊富で融資額の上限が高い特徴があります。 |
フラット35 | 銀行や民間の保険会社、住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローンです。公的ローンと民間ローンの中間的な存在で、固定金利のみ選べます。またローン保証料や繰り上げ返済にかかる手数料が無料です。 |
公的ローン | 地方自治体が提供している住宅ローンで、新居を購入する際に利用できます。現在は縮小傾向にあるため、民間ローンの利用が一般的です。 |
住み替えローン | 現在住んでいる家を売却しても残積がある場合に、残積分と新居分の資金が借りられる住宅ローンです。 |
借り換えローン | 現在利用している住宅ローンから、より有利な条件へ移りたい場合に利用する住宅ローンです。 |
はじめて注文住宅を購入する際に住宅ローンの利用をお考えならば、民間ローン・公的ローン・フラット35の利用が一般的です。
また現在お住いの住居にまだ残席が残っている場合は住み替えローンを検討してみてください。
地方自治体によっては、移住者を歓迎するために独自の制度や公的ローンを設けている場所もあるため、市の公式サイトや市役所にて相談しましょう。
年収がいくらあれば住宅ローンが組めるのか?
住宅ローンの審査基準は提供している金融機関により異なりますが、一般的には、1年間の返済額が年収の25%以下なら余裕をもって返済できるといわれています。
つまり、審査にも通る可能性がございます。
そのため、例えば年収が600万円の場合は、年間で150万円以内の返済額なら無理のない返済計画が立てられるとされており、年収が700万円の場合は年間の返済額を約175万円程度に設定するとよい計算になります。
無理なく返済できる金額がわかれば、注文住宅にかけられる予算も把握できるため、初めに住宅ローンの融資額から決めておくのもおすすめです。
審査の流れ
住宅ローンで融資を受けるには、貸し出した資金の返済能力があるか?確認するための審査に合格する必要があります。
審査の申し込みは、注文住宅の購入契約を結ぶ段階で行うことが一般的で、融資までの流れは以下のようになっています。
1,事前調査
2,注文住宅の購入契約時に住宅ローンのお申し込み
3,住宅ローンの本審査
4,住宅ローンの契約
5,注文住宅完成&引き渡し時に融資を受ける
本格的に審査が入る前に、審査に通りそうかどうかをあらかじめ事前調査にて確認します。
事前審査に通った後は、注文住宅の購入契約時に再び審査の申し込みが必要ですが、事前審査に比べて記載すべき書類の量が多いため、余裕をもってお申し込みをしましょう。
また融資を実際に受けられるのは、注文住宅が完成し引き渡しが行われた後であることにも注意が必要です。
引き渡しが行われるまでにも登録手数料や注文住宅の頭金の支払いなどが発生する場合があるため、費用の支払い時期と支払額については計画を立てておくことが大切です。
まとめ
注文住宅、世帯年収がどれほどあれば無理なく購入ができるのか?についてご紹介しました。
非常に大きな買い物ですが、価格が手ごろで理想の新築物件が購入できるうえ、住宅ローンも利用できるため、決して手が届かない買い物ではございません。
また住宅ローンも無理のない返済額なら審査も通る可能性があるため、自身の年収を見直し、適切な返済額と融資額を導き出し、そこから購入すべき注文住宅の予算を出す方法もあります。
ぜひ、住みたいエリアの注文住宅事務所や店舗へ相談してみてください。
大阪府羽曳野市にあります「森下技建」なら、地元のプロがお客様の要望を聞きつつ、最適なプランと物件をご提案させていただきます。
注文住宅を検討されていらっしゃる方は、お気軽にお越しください。