この記事を読んでいるあなたは、
◎ 注文住宅の照明はおしゃれなものを使いたい!
◎ おしゃれで使いやすい照明を選ぶためのポイントは?
◎ 部屋にあった証明を選ぶコツは?
このように思っているかもしれません。
注文住宅を建てるうえで、部屋のイメージを大きく左右する照明選びは、とても大切です。
どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかによって、部屋の印象や過ごしやすさが変わります。
この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介します。
また部屋の用途別に、照明を選ぶ際の考え方やコツについてお伝えします。
目次
おしゃれで機能的な照明を選ぶ3つのポイント
おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントは、以下の3つです。
◎ 部屋に必要な明るさを考える
◎ 光の広がり方や色温度にこだわる
◎ 直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる
順番に解説していきます。
部屋別に必要な明るさを考える
照明を選ぶ際は、部屋に必要な明るさを考えるのが大切です。
照明が持つ第一の役割は、空間を明るく照らすことです。
どれだけおしゃれな照明を用意しても、明るさが足りずに、作業や家事に支障が出るようでは意味がありません。
必要な照明の明るさは、部屋の用途によって異なります。
たとえば本を読んだり勉強したりする場所は、しっかりと明かりを確保するとよいでしょう。リラックスしたり映画を見たりする場所であれば、それほど明るい照明はいりません。
またリビングのように様々な用途で使われる部屋は、複数の照明を組み合わせて調整しやすくするのがおすすめです。
スイッチを入れる数によって使う照明を分ければ、家事をする時間にもリラックスタイムにも対応できる空間になるでしょう。
光の広がり方や色温度にこだわる
照明を選ぶときは、光の広がり方や色温度に注目するのがおすすめです。
部屋を同じ明るさに照らしたいと思っても、照明の広がり方によって必要な明るさが変わります。
部屋全体を均一に照らす照明を選ぶか、間接照明などでぼんやり照らすかによって、明るさや印象が異なるということです。
また照明の光は色温度によっても変化するため、部屋ごとの過ごし方に合わせて選ぶとよいでしょう。
色温度は、大きく以下の3つに分けられます。
◎ 電球色:赤色や黄色みがかった、あたたかみのある光色
◎ 昼白色:白くさわやかな光色
◎ 昼光色:青みが買った明るい光色。日中の自然光のような印象。
部屋の用途に合わせて、適切な光の広がり方や色温度を探してみてください。
直接照明だけでなく、間接照明も取り入れる
直接照明が一般的ですが、間接照明を取り入れることで、作れる空間の幅が広がります。
照明には大まかに、「直接照明」と「間接照明」の2種類です。
直接照明は、光源からの光によって空間を直接照らします。間接照明は、一度壁や天井に光を当て、反射した光によって空間を照らす照明です。
間接照明は、部屋が一気にモダンでおしゃれな雰囲気に演出できるのが魅力です。
また寝室などのくつろぎたい場所では、間接照明のやわらかい光が落ち着く空間を作ってくれます。
照明のおしゃれさや部屋ごとの使い分けにこだわりたい人は、間接照明の導入も検討してみてください。
基本的な照明の種類
注文住宅に設置する基本的な照明の種類は、以下の6つです。
◎ シーリングライト
◎ ダウンライト
◎ ブラケットライト
◎ ペンダントライト
◎ スポットライト
◎ 建築化照明
1つずつ紹介していきます。
シーリングライト
シーリングライトは、天井の中央に設置して部屋全体を照らす照明です。
ドーム型や平らな四角形をしている場合が多く、比較的部屋や用途を選ばずに使いやすい代表的な照明です。
またシーリングライトはサイズのバリエーションが豊富で、様々な部屋の広さに対応できる特徴があります。
そのため注文住宅では、リビングや子ども部屋などのメインの照明として使われる傾向です。
ただし天井の目立つ場所に設置するため、照明の存在感が大きすぎるデメリットがあります。
おしゃれな空間にしたい人やスタイリッシュな雰囲気を演出したい場合は、他の照明も検討してみてください。
ダウンライト
ダウンライトは、天井にくぼみを作って埋め込むタイプの照明です。
照明が飛び出さず天井がフラットに見えるため、部屋全体がすっきりとした印象になります。
デザイン面においては、どんな部屋のスタイルでも邪魔しないのがメリットです。
一方で、影ができやすいため、しっかりと明るさを確保したい部屋には向いていない可能性があります。
また1つのダウンライトで照らせる範囲は、他の照明よりも限られます。リビングのような広い範囲に使用する場合は数や配置を工夫してみてください。
ダウンライトを組み合わせれば、光の色や強さにバリエーションを付けられるため、部屋の用途ごとに照明を変えたい人にもおすすめです。
ブラケットライト
ブラケットライトは、壁に取り付ける照明です。
壁面に照明をつけると光と影のコントラストを作りやすいため、部屋のデザイン性を高める魅力があります。
ブラケットライトは光源が直接見えない間接照明で、おしゃれなデザインのものが多いです。ブラケットライトを取り入れれば、照明自体の存在感が部屋のアクセントになるでしょう。
ただしブラケットライトのみでは、明るさをきちんと確保できない場合があります。
リビングなどの広い部屋に取り付ける場合は、他のメイン照明と組み合わせて使用するのがおすすめです。
また壁面に照明があると頭などをぶつける可能性があるため、取り付ける高さには注意してください。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井などからつり下げて設置する照明です。
ペンダントライトは、ダイニングテーブルで使われるケースが主流です。
他の照明よりも近い場所から手元や料理を明るく照らしてくれるため、家族団らんの時間に最適です。
また最近では、吹き抜けの空間にアクセントとして設置することも増えています。
ただし、ペンダントライトは照明のかさやケースなどにほこりが溜まりやすいため、こまめな掃除が必要です。高い場所に設置しすぎてしまうとメンテナンスが大変なため、掃除しやすい位置を選びましょう
空間の広さによっては圧迫感が生じるデメリットもあるため、どの高さに設置するかじっくり検討するのがおすすめです。
スポットライト
スポットライトは、狭い空間を明るく照らすのに適した照明です。
スポットライトは、もともと美術品や商品を撮影する際などのライトとして使われていました。しかし最近は、スポットライトのデザイン性に注目が集まり、注文住宅でも使用されるようになりました。
たとえば、天井に設置するダクトレールと複数のスポットライトを組み合わせて設置する方法があります。
スポットライトの数や角度は調整しやすいため、部屋の模様替えをしたときにも変わらずデザイン性を高めてくれるのが魅力です。
ただし、広い範囲を均一に照らしたいときには適していません。
あくまでコントラストをつけておしゃれな雰囲気にしたい場合などに、設置を検討してみてください。
建築化照明
建築化照明は、建物の一部に照明器具を埋め込む方法のことです。
照明が外から見えないように埋め込み、壁や天井に光を反射させたりする間接照明として使用される場合が多いです。
照明が直接目に入らないため、自然でやわらかな光を取り入れられる魅力があります。
建築化照明は高級感のある雰囲気を演出してくれる一方で、他の照明よりも費用が高くなりやすいです。
照明器具のために使う費用にゆとりがある場合は、建築化照明の導入を検討してみてください。
【部屋別】ぴったりな照明を選ぶコツ
部屋別に、ぴったりな照明を選ぶコツを紹介します。
ここでは、以下4つの部屋についてお伝えします。
◎ リビング
◎ ダイニング
◎ 寝室
◎ 子ども部屋
リビング
リビングは、生活の場面に合わせて照明を切り替えられるようにするのがおすすめです。
リビングは普段家族が集まってくる場所で、様々な用途で使われます。
家族でテレビや映画などを見るだけでなく、お子さんが勉強したり本を読んだりする場合もあるでしょう。
明るさや色温度が異なる照明を組み合わせ、リラックスシーンにも手元を明るく照らしたいシーンにも対応できるようにしてみてください。
ダイニング
ダイニングはご飯を食べる場所なので、料理がおいしそうに見える照明を使うのがよいでしょう。
具体的には、電球色や温白色など温かみのある色の照明がおすすめです。
また天井からつり下げるペンダントライトなら、ダイニングテーブルをより明るく華やかにしてくれます。
ただし模様替えをすると、ライトの位置とテーブルの位置がずれてしまう可能性があるため注意してください。
寝室
寝室は、心身ともにリラックスできる柔らかな雰囲気の照明がおすすめです。
明るすぎる照明だと眠りにつきづらいため、間接照明のような気分を落ち着けてくれるデザインがよいです。
またダウンライトも、照明が目立たず、1つ1つの光が強すぎないため、寝室での使用に適しています。
ベッドで横になったときに照明の光が直接目に入らない設計であれば、より快適に眠りにつけるでしょう。
子ども部屋
子ども部屋は、手元が見えやすいように明るい照明を選びましょう。
子どもたちが勉強したり本を読んだりする際に使われるため、明るい昼白色の照明がおすすめです。
また子どもが小さいときは、机だけでなく部屋中野あちこちで本を読んだりゲームをしたりすることが考えられます。
そのため机の前だけでなく、部屋全体を明るく照らせるシーリングライトを選ぶと安心です。
まとめ
この記事では、おしゃれで機能的な照明を選ぶためのポイントや具体的な照明の種類について紹介しました。
部屋の用途によって、最適な照明は違います。
またどんな照明をつけるかで、部屋のイメージも大きく変わります。
どんな形の照明を選ぶか、どんな光の強さ・色にするかをじっくり検討し、過ごしやすい部屋を作ってみてください。