公開日 : 2024年9月19日(木)

最終更新日 : 2024年9月19日(木)

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注文住宅で失敗しない収納アイデアや収納のコツを解説

この記事を読んでいるあなたは、

 ◎注文住宅には、どれくらいの収納が必要?

◎収納場所が多すぎる/少なすぎると、後悔しないためのポイントは?

◎部屋ごとの収納場所は、どうやって決める?

 

このような疑問を持っているかもしれません。

住み心地の良い家にするために、使いやすい収納は不可欠です。注文住宅に収納場所を上手に設置できると、家が散らかりづらくなったり生活動線を整えたりできるメリットがあります。

この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えします。また、人気の収納オプションも紹介します。

この記事を参考に、収納場所に無駄がない注文住宅をデザインしてみてください。

 

注文住宅で失敗しない収納づくりのコツ4選

注文住宅で失敗しづらい収納づくりのコツは、以下の4つです。

◎収納したい物の量を把握する

◎目的に合わせた収納にする

◎動線を考慮して収納場所を決める

◎ライフスタイルの変化に対応できる収納にする

順番に解説していきます。

 

収納したい物の量を把握する

収納場所の量やデザインを決める前に、収納したい物の量を把握するのが重要です。

戸建て住宅の収納量は、延床面積の10~15%が目安といわれています。しかしライフスタイルや子どもの有無によって必要な収納量は大きく変わるため、まずは自分たちが収納したい物を把握しましょう。

はじめに家族全員の持ち物やライフスタイルによる変化を考慮して、収納したい物を書き出します。今の住まいの収納量を把握して過不足を確認すれば、注文住宅で必要な収納量の見当がつきやすくなるためおすすめです。

この時、不要なものや新たに買い足したいものがあるかを確認し、できる限り正確な収納の量を把握しましょう。

 

目的に合わせた収納にする

使いやすい収納にするために、しまいたい物に合わせてデザインを考えるのも大切です。

たとえばタオルや衣服をしまいたい場合は、棚板やハンガーパイプなどが必要になります。

一方で、扇風機やこたつなどの季節家電は出し入れの頻度が低いため、収納場所を細かく仕切りすぎると不便に感じる可能性があります。

しまうアイテムや年間を通した使い方を想像して、収納場所のレイアウトも工夫してみましょう。

また理想の生活をイメージすると、自然に適切な収納場所や容量が明確になっていきます。「重いものは下の段に収納したい」「掃除用具はそれぞれの階に置きたい」など、具体的な生活場面とそこでの希望を整理するのがおすすめです。

 

動線を考慮して収納場所を決める

収納場所を決めるときは、生活動線を意識してみましょう。

たとえばクローゼットが1階にあるのに、洗濯を干すベランダが2階にあると、階段を何度も上り下りしなくてはなりません。

しかし生活動線を考慮したうえで収納場所を決めれば、家事のストレスを減らすことができます。

玄関やリビング、脱衣所、寝室など、それぞれの部屋で使うものを書き出して、どこに収納を作ると便利か整理してみましょう。

 

ライフスタイルの変化に対応できる収納にする

ライフスタイルが変化しても、臨機応変に対応できる収納をつくるのが大切です。

注文住宅は一度建てたら何十年も住むのが一般的なため、未来の生活も想定しながら設計する必要があります。特に収納は、子どもの成長や趣味の変化にあわせて、柔軟に対応できる状態が望ましいです。

ライフスタイルに対応できる収納にするためには、ある程度余裕を持った容量で設計するのが重要です。中身がぎっしり詰まった収納だと、奥の物が取りづらくなって使われなくなるケースもよくあるため、ゆとりを持たせて設計しましょう。

また子どもの部活動や趣味などで使うグッズは、普通の収納スペースに入りきらないサイズの場合があります。土間や倉庫など、大きめのものを収納できるように準備しておくのもおすすめです。

 

【部屋別】収納場所をデザインするコツ

注文住宅の間取り別に、収納場所をデザインするコツについてお伝えします。

 

玄関

玄関まわりの収納は、大きい物もしまえるるゆとりを持たせて設計するのがポイントです。

子どもの外遊びグッズやスポーツ用品、DIYの道具など、玄関に収納したいものはたくさんあります。また高さや奥行きが必要で、収納場所に困るものも多いはずです。

そのため収納の容量だけでなく、空間の広さもしっかりと確保するのがよいでしょう。

土間のような土足で出入りできる玄関スペースを作って、自転車やベビーカーなどを収納するのもおすすめです。家の中が汚れる心配がなく、快適に物を出し入れ出来ます。

 

リビング

リビングの収納は、雑多なものをきちんとしまえるゆとりを持たせるのが大切です。

リビングで使うものと言われても、具体的にあまり思い浮かべられない人がいるかもしれません。しかし人が集まる場所なので、必然的に物も集まりやすくなります。

本や雑誌、洋服、子どもの遊びや勉強道具など、細かく雑多なものが散らかりやすい傾向があります。

そのため、壁面収納やウォークインタイプの収納小部屋などを作って、しっかりと収納場所を確保しましょう。スキップフロアや小上がりを設置するなら、段差部分に引き出しをつけるのもおすすめです。

家族団らんの時間を気持ちよく過ごすためにも、収納場所や容量を工夫してみてください。

 

キッチン

キッチンは、たくさんの物をすっきりしまえるようにスペースに合った収納を作るのがおすすめです。

調味料や食材、調理器具など、キッチンまわりには収納したい物がたくさんあります。しかし他の部屋に比べると動ける空間が狭いため、食器棚やキッチンワゴンなどを導入すると動線が悪くなってしまいがちです。

そのため造作棚やダウンキャビネットなどを活用して、すっきり収納するのがよいでしょう。

造作棚は、作り付けのオーダーメイド収納を指します。しまうものの大きさや用途に合わせて高さや幅を細かく注文できるため、無駄がない収納をかなえられます。

ダウンキャビネットは高い場所に設置された昇降式の棚で、踏み台などを使わなくても取り出しやすいメリットがあります。

どちらも毎日使うキッチンの利便性を向上してくれる収納なので、ぜひ取り入れてみてください。

 

洗面所・脱衣所

洗面所や脱衣井所は、可動棚を取り入れると使い勝手の良い収納になります。

洗面所や脱衣所には、シャンプーや洗濯洗剤などのストックや掃除用品をしまう必要があります。しかし消耗品のストックや掃除用具は、メーカーや種類によって高さが異なる場合も多いです。

そのため高さを自由に変えられる可動棚を取り入れると、ストレスなく物を整理できます。

またヘアセットやメイクにしっかり時間をかける人は、カウンターを設置するのがおすすめです。洗面台と高さを揃えたカウンターを設置すれば、ドライヤーやヘアアイロン、メイク道具などを置く場所として活用できて便利です。

 

トイレ

トイレは、背面や上部に備えつけの棚を設置するのがおすすめです。

トイレは狭い空間ですが、トイレットペーパーや掃除用具、サニタリー用品など、意外に置いておきたいものがたくさんあります。しかしトイレが物でいっぱいになると、圧迫感のある場所になってしまいます。

そのため、あらかじめ備えつけの棚を設置して、収納場所がある前提で空間をデザインするのが大切です。収納の色やデザインを工夫すれば、収納した物を隠しながらも狭さを感じさせない場所にできます。

また上部に棚をつける場合は、オープン棚にすると圧迫感を減らせます。

 

子ども部屋・寝室

子ども部屋や寝室の収納は、クローゼットをつけて衣服をすっきりしまえるようにしましょう。

畳1枚分のクローゼットであれば、春夏の薄手の洋服を30~40着、秋冬の厚手の洋服を20~25着ほど収納できます。つるして収納することで、洋服のしわを軽減したり、洗濯後にたたむ手間を減らしたりできるメリットがあります。

またオープンスタイルのクローゼットは、扉を開閉するためのスペースが不要となるため空間を広く使えるためおすすめです。常にクローゼットの中身が目に入れば整理整頓の意識が高まるため、定期的な掃除の手間を省くことができます。

家族全員の洋服を1か所に収納したい場合は、ファミリークローゼットの設置も検討してみてください。

 

人気の収納オプション3選

人気の収納オプションは、以下の3つです。

 ◎ファミリークローゼット

◎屋根裏・ロフト

◎階段下収納

 

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは、家族の衣服をまとめて収納する場所です。

衣服だけでなくバスタオルや布団などもまとめて保管できるため、人気の収納です。

子どもを含めた4人家族の場合は、畳4枚分ほどの広さを確保すると、過不足なく使いやすい収納量になります。

 

屋根裏・ロフト

屋根裏・ロフトをつければ、季節ものの家具・家電やかさばりやすい物をすっきりと収納できます。たとえば扇風機やクリスマスツリー、来客用の布団、趣味の道具などをしまうのにおすすめです。

他にも、本棚や飾り棚などをつければ、収納だけでなくくつろぐ場所としても活用できます。

 

階段下収納

階段下収納は、デッドスペースを有効活用できるためおすすめです。

後から使いづらくならないよう、大人が立てるくらいの高さを確保してオーダーするとよいでしょう。また造作棚をつければ、天井が斜めのスペースでもぴったりサイズのものを収納しやすくなります。

 

まとめ

この記事では、過不足なく収納を設置するためのポイントや部屋ごとのスペースの決め方についてお伝えしました。

収納場所や容量は、しまいたい物の量や大きさ、使用頻度などを整理してから決めていくのが大切です。

また生活動線やライフスタイルの変化を想定して収納場所を作れば、時間が経過しても暮らしやすい注文住宅になります。

この記事を参考に、暮らしにぴったりな収納場所を考えてみてください。

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