この記事を読んでいるあなたは、
◎ 注文住宅にテラスを設置するときの手順を知りたい
◎ 注文住宅につけるテラスにはどんな種類がある?
テラスを設置した後に後悔したくない。ベストな選択をしたい
このように考えているかもしれません。
この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方、種類について解説します。
またテラスを設置する際の種類も紹介します。
テラスは、室内から気軽に外へ出られるのがメリットです。また空間を広く感じられるため、のびのびとした気持ちで生活できます。
この記事で紹介するポイントを参考に、テラスの魅力を存分に味わえるプランを考えてみてください。
目次
テラスは気軽に外へ出られるスペースのこと
テラスは、室内から気軽に外へ出られるスペースのことです。
一般的には、戸建ての1階部分に設定されたものを指します。
テラスとよく比較されるものに、以下の3つがあります。
◎バルコニー
◎デッキ
◎ベランダ
バルコニーは、戸建ての2階に設定された屋外スペースを指す場合が多いです。
バルコニーに屋根を付けたものが、デッキやベランダと呼ばれています。木材で作られたデッキはウッドデッキと呼ばれ、多くの住宅に取り入れられています。
ただし、近年は屋上に設置されているスペースが「ルーフテラス」と呼ばれるときもあります。
それぞれの定義が曖昧なため、明確な完成イメージを建築会社に伝えるのが重要です。
テラスの魅力を感じられる活用方法5つ
テラスの存分に感じられる活用方法は、以下の5つです。
◎第2のリビングにする
◎子どもやペットを遊ばせる
◎バーベキューやホームパーティーをする
◎洗濯物を干す
◎ガーデニングを楽しむ
第2のリビングにする
テラスにソファーやハンモックなどのくつろげるスペースを作れば、屋外ならではのリラックスできる場所を作れます。
自宅にいながら気軽に開放感を味わえるため、リモートワークなどで家にいる時間が長い人にもおすすめです。
またテラスは室内のリビングの高さに合わせて設置されることが多く、リビングに奥行きを生み出す効果が期待できます。
テラスだけでなく室内のリビングも広々と使用できるため、家族の時間を気持ちよく過ごせるのが魅力です。
子どもやペットの遊ばせる
テラスは、子どもやペットを遊ばせる場所に適しています。
普通の庭で子どもやペットを遊ばせると、手や足が汚れるのがデメリットです。親や飼い主の負担が増えると、気軽に遊ばせづらくなってしまいます。
しかしテラスであれば、地面がタイルや木材で舗装されているため汚れを気にする必要がありません。
小さな子どもがいる人やペットを飼っている家庭は、テラスの設置を検討してみてください。
バーベキューやホームパーティーをする
テラスは、バーベキューやホームパーティーを楽しむ場として活用できます。
マンションやアパートでは遠出しないとできなかったイベントを、自宅で気軽に楽しめるのは魅力です。
またテラスはリビングと連続した場所に設定される場合が多いため、準備や後片付けをスムーズにできるメリットがあります。
大がかりな準備をするものでなくても、普段の食事をテラスで食べるだけで少し特別な時間を過ごせるのではないでしょうか。
洗濯物を干す
テラスは、洗濯物を干すスペースとして便利です。
庭で洗濯はできますが、わざわざ靴を履いて出なくても手軽に干せるメリットがあります。
テラスはリビングと直結の場合が多く、家事動線が短くなるのも魅力です。
手がすべって洗濯物を落としてしまっても土で汚れる心配がなく、日頃の家事ストレスを軽減できます。
ガーデニングを楽しむ
テラスを設置すれば、ガーデニングを気軽に楽しめます。
庭のスペースが狭くなると、ガーデニングしづらくなると感じる人がいるかもしれません。
しかしテラスであっても、プランターや鉢植えを置けばガーデニングできます。
プランターや鉢植えでのガーデニングは、植物の配置を気軽に変えたり、ホースのような設備がなくても育てやすかったりするのが魅力です。
注文住宅にテラスを設置する手順
注文住宅にテラスを設置する際の手順は、次の3ステップです。
ステップ1:テラスの広さを決める
ステップ2:テラスの種類を選ぶ
ステップ3:必要な設備をつける
ステップ1:テラスの広さを決める
まず、テラスの広さを決めます。
テラスの主な使用目的によって必要な広さは変わりますが、一般的な目安は4~6畳程度です。
テーブルやソファーなどを置いて第2のリビングとする用途が中心の場合は、4畳の広さでも問題ありません。
ただしバーベキューやホームパーティーなどでも利用するプランを考えている人は、6畳以上の広さがあると安心です。
ステップ2:テラスの種類を選ぶ
広さを決めたら、テラスの種類を選びます。
材質によって予算は大きく変わるため、テラスの広さも加味しながら計算してみてください。
一般的なのは、ウッドテラスやタイルテラスです。
ウッドテラスは比較的安価で、温かい印象を生み出せる特徴があります。タイルテラスは種類が豊富で好みのイメージを作りやすく、モダンな雰囲気を演出できます。
ステップ3:必要な設備をつける
最後に、テラスに必要な設備をつけてください。
テラスは1階に設定される場合が多いため、子どもやペットが飛び出さないような安全対策、家を除かれないようにする防犯対策などが必要です。
フェンスや塀の設置を検討するとよいでしょう。
また屋根を設置する人も多いです。
屋根は雨よけや日よけとして役立ち、天気を理由にテラスが使えなくなる日を減らしてくれます。
可動式の屋根をつければ、晴れの日はより開放感を味わえるためおすすめです。
テラスをつけるときに知っておきたい注意点3つ
掃除しやすい設計にする
テラスを設置する際は、掃除しやすい設計にするのがポイントです。
テラスは屋外に設置するのが一般的なため、雨や風によって汚れやすいです。雨水が溜まったり、枯れ葉が積もったりすることが考えられます。
また防水加工をしたテラスでも、定期的に掃除しなくては性能が落ちやすくなります。
テラスの劣化を防ぐために、頻繁に掃除することを考慮した設計にするのがおすすめです。
災害対策をする
テラスを設置するなら、災害対策は不可欠です。
たとえば地震が発生すると、テラスの床にヒビが入ったり屋根が破損したりする危険性があります。
また台風のときは、テラスの周りに置いていたテーブルやプランターなどが飛ばされてしまうかもしれません。
家族はもちろん、近くを通る人が怪我することの内容、あらかじめ災害対策をしておきましょう。
安全・防犯に配慮する
テラスは1階の屋外に設置するため、安全・防犯に配慮する必要があります。
テラスで子どもや動物を遊ばせている際は、テラスを乗り越えて勝手に道路へ出てしまう恐れがあります。
柵やフェンスを設置して、安全対策をしておきましょう。
また1階の屋外だと、悪気がなくとも通行人の目に留まりやすくなります。不審者が侵入するハードルも下がりやすいです。
フェンスに加えて防犯カメラを設置するなどの対策をして、安心して使える状態を整えましょう。
おもなテラスの種類3つ
テラスは、種類によって雰囲気や用途が変わります。
おもなテラスの種類は、以下の3つです。
◎ウッドテラス
◎タイルテラス
◎ルーフテラス
順番に紹介していきます。
ウッドテラス
ウッドテラスは、木材で作られたテラスです。
「ウッドデッキ」と呼ばれることもあり、多くの人に好まれる親しみやすいデザインです。
温かみのある印象とナチュラルな質感が魅力で、費用も比較的安く抑えられます。
また木材は加工しやすいため、曲線などの複雑なデザインも表現可能です。
一方で、耐久性があまり高くなく、メンテナンスの手間がかかるデメリットがあります。
防腐剤や塗料を塗り直す必要があるため、できるだけ掃除の手間を減らしたい人は別の種類がおすすめです。
タイルテラス
タイルテラスは、タイル素材でできたテラスのことです。
色やデザインが豊富で、洗練されたおしゃれな印象を演出できるメリットがあります。
また耐久性が高く、メンテナンスを楽に行えるのも魅力です。
ただし、日当たりが良い場所だとタイルが非常に熱くなってしまい、テラスを使いづらくなってしまいます。雨あがりは足元が滑りやすくなるのもデメリットです。
タイルテラスを選ぶ際は、屋根も一緒に設置することを検討してみてください。
ルーフテラス
ルーフテラスは、他の種類と一味違う屋根の上に作られたテラスです。
2階以上に設置するため、通常のテラスよりもさらに開放的な雰囲気を楽しめる魅力があります。また1階に作るよりも広さを確保しやすいため、バーベキューやホームパーティーなどを楽しみたい人におすすめです。
ただし、防水処理を怠ると雨漏りの原因になるため注意が必要です。ルーフテラスを設置する際は、あらかじめ建築会社の担当者とよく相談しましょう。
まとめ
この記事では、注文住宅に設置するテラスの使い道や作り方の手順、種類について解説しました。
テラスは、第2のリビングや子ども・ペットの遊び場、バーベキューやホームパーティーなど、家族がくつろげる空間として利用できるメリットがあります。
他にも洗濯物を干したりガーデニングを楽しんだりと、様々な用途が考えられます。
一方で、テラスは屋外に設置するため、日常的に掃除しやすい設計にしておく必要があります。
また災害対策や安全・防災対策をしっかりして、安心して利用できる状態を保つのも大切です。
この記事で紹介するポイントを参考に、テラスのある理想的な暮らしをデザインしてみてください。