この記事を読んでいるあなたは、
◎ 注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置すると、どれくらい費用がかかる?
◎ ホームシアターを設置したいけれど、何が必要か分からない
◎ ホームシアターやスピーカーを設置するときの注意点は?
このような悩みを持っているかもしれません。
映画好きであれば、ホームシアターや本格的なスピーカーに憧れる人は多いでしょう。
新たに注文住宅を建てるタイミングは、ホームシアターやスピーカーを用意するのにぴったりな時です。
しかし、ホームシアターやスピーカーを設置するときの費用相場や注意点を知らなければ、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。
この記事では、注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置する際の費用や注意点について解説します。
本格的なものを用意したい人だけでなく、家族と相談しながらライフスタイルに合ったものを設置したい人向けのポイントもご紹介します。
この記事を参考に、ホームシアターやスピーカーの設置を検討してみてください。
目次
注文住宅にシャッターをつける必要性・メリット
注文住宅にホームシアターを設置する際に、最低限準備が必要なものは以下の3つです。
◎ プロジェクター/大型テレビ
◎ スクリーン/白い壁
◎ スピーカー
1つずつ解説していきます。
◆プロジェクター/大型テレビ
注文住宅にホームシアターを設置する場合、プロジェクターや大型テレビは必ず必要です。
プロジェクターや大型テレビを使って映すためです。
プロジェクターは大型テレビよりも安価で、手軽に用意できます。
置き型のプロジェクターだけでなく天井からつり下げるタイプも存在し、理想のシアター空間を演出できます。
ただし明るい部屋では使いづらいため、遮光カーテンなどを用意して光漏れの対策をする必要があります。
また投影距離が必要なため、大型テレビよりも空間を広くとる場合が多いです。
大型テレビは、画質が非常によく、明るい場所でも見やすいのがメリットです。
プロジェクターよりも高額ですが、リビングルームで使用できるため、通常のテレビとプロジェクターを両方用意する手間が省けます。
ホームシアターでは、これまでプロジェクターを設置するのが一般的でした。
しかし近年はテレビの性能が向上したため、選択肢が増えています。
家族のライフスタイルや予算に合わせて、使いやすいものを選んでみてください。
◆スクリーン/白い壁
映像を投影する際に大型テレビではなくプロジェクターを使う場合は、スクリーンや白い壁が必要です。
スクリーンは、つり下げ型だけでなく、地面に置いて立たせるタイプや壁に貼り付けるタイプが存在します。
部屋の広さや使いやすさに合わせて、選んでみてください。
またスクリーンがなくても白くて広い壁があれば、プロジェクターから映像を投影できます。
ただし、壁に投影すると画質が落ちてしまうため、画面のきれいさにこだわりたい人はスクリーンを用意するのがおすすめです。
ホームシアターのために用意できる空間の広さや画質へのこだわりを考慮して、好きなものを選んでみてください。
◆スピーカー
ホームシアターを設置するのであれば、映像だけでなく音にもこだわるのがおすすめです。
良質なスピーカーを用意して設置すれば、映画館にいるかのようなサウンドを楽しめます。
ホームシアター用のスピーカーは、置き型のものと天井に設置するものがあります。
また、費用を抑えながら普通のテレビよりも少し良い音質を楽しみたい人には、1つのスピーカーで完結するタイプが適しています。
映画館のような本格的な音を楽しみたい人は、2~7つほどのスピーカーを設置して、より立体的なサウンドを演出可能です。
完成のイメージや予算を考慮しながら、ライフスタイルに合ったスピーカーを検討してみてください。
ホームシアターを設置するときの費用相場
注文住宅にホームシアターを設置する際の費用相場は、10~1,000万円と非常に幅広いです。
なぜなら、ホームシアターの完成度にどれくらいこだわるかによって、付けられるオプションやグレードアップできるポイントを無限に広げられるためです。
たとえば、リビングルームのテレビをグレードアップして、スピーカーを1つ取り付ける程度であれば、それほど費用はかかりません。
一方で、ホームシアター専用に15畳ほどの部屋を用意して、防音対策を行い、立体的なサウンドになるよう複数のスピーカーを設置すれば、設備費や工事費などが一気に上がります。
ホームシアターを設置したいと思ったら、あらかじめ予算を決めてからデザインや付けたい機能を選んでいくのがおすすめです。
ホームシアターの種類2つ
ホームシアターの種類は、大まかに以下の2つです。
◎ リビングシアター
◎ シアタールーム
それぞれ解説していきます。
◆リビングシアター
リビングシアターは、リビングと映像や音楽を楽しむ空間を一体化させたホームシアターです。
リビングにあるテレビをグレードアップしたり、プロジェクターで投影できるようにしたりすれば、専用の部屋を用意せずとも本格的な映像体験を楽しめます。
またリビングは人が集まりやすい空間なため、日常生活の中で気軽に本格的な映像を楽しめるのも魅力です。
一方で、家族で共有する生活空間の中にホームシアターが組み込まれるため、1人でじっくりと映像を楽しみたい人には向いていません。
また周辺の家具や家電によって、ホームシアターに使用できる設備が制限されてしまう可能性があります。
より本格的なホームシアターを楽しみたい人は、専用のシアタールームの設置を検討してみてください。
◆シアタールーム
シアタールームは、映画を楽しむ目的専用で設置する部屋です。
映像や音楽を楽しむためだけに様々な設備や空間を工夫できるため、より実際の映画館に近い環境を演出できます。
ただしシアタールームを設置するには、部屋の広さや予算に余裕が必要です。
プロジェクターで映像を投影したい場合は、少なくとも6~10畳程度の広さを確保するのがおすすめです。
また本格的な防音工事をする際は、600~1,000万円ほどの費用がかかります。
せっかくシアタールームを設置しても使用頻度は月1回程度というケースも考えられるため、家族のライフスタイルをよく考慮して、検討してみてください。
スピーカーの種類3つ
スピーカーの種類は、おもに以下の3つです。
◎ 置き型スピーカー
◎ つり下げ型スピーカー
◎ 埋め込み型スピーカー
それぞれの特徴を紹介していきます。
◆置き型スピーカー
床や棚などに置くタイプのスピーカーは、耳と同じ高さに設置できるメリットがあります。
スピーカーと耳の高さをそろえることで、臨場感のある音楽体験を楽しめるのが魅力です。
置き型スピーカーには、おもにサウンドバータイプとマルチスピーカータイプの2種類があります。
サウンドバータイプは棒状の内臓スピーカーで、テレビやスクリーンの前に置く形で使う場合が多いです。
スピーカーに必要な複数の苦悩が1つにまとまっているため、手軽に本格的なサウンドを楽しめます。
マルチスピーカータイプは、複数のスピーカーを組み合わせて立体的なサウンドを作り上げるスピーカーです。
2~7つほどのスピーカーを組み合わせて使い、スピーカーの数が多いほど音の再現率が高まります。
ただし置き型スピーカーを床に設置すると、下の階に音が響いてしまうデメリットがあります。
置き型スピーカーを使う際は、置き場所や間取りに注意してください。
◆つり下げ型スピーカー
つり下げ型スピーカーは、天井に設置するタイプのスピーカーです。
天井に遮るものがなければ、部屋のどの場所でも同じように聞こえるメリットがあります。
設置のための本格的な工事が不要で、スピーカーがほしくなったタイミングで後から設置できるのも魅力です。
一方で、天井に設置した際に不自然ではないデザインを選ぶ必要があります。
また上から音が聞こえるのには違和感を覚える場合があるため、理想のサウンド環境を追求したい人は注意してください。
◆埋め込み型スピーカー
天井に埋め込むタイプのスピーカーは、スピーカーが違和感なく周りの環境と溶け込み、見栄えが良いのが魅力です。
また、部屋のどの場所にいても同じ質のサウンドを楽しめるのもメリットです。
一方で、天井に穴を空けて施工するため、工事費用が高くなる傾向があります。
特に家を建てた後に工事をすると費用がかさむため、埋め込み型スピーカーにしたい場合は新築の時点で設置を検討してみてください。
ホームシアターやスピーカーの設置で失敗しないためのポイント3つ
ホームシアターの設置で失敗しないためのポイントは、以下の3つです。
◎ ハウスメーカーに要望を伝えておく
◎ 光漏れ・音漏れに注意する
◎ 配線を見せない工夫をする
順番に解説していきます。
◆ハウスメーカーに要望を伝えておく
ホームシアターの設置を検討している人は、早めの段階でハウスメーカーに要望を伝えるのがおすすめです。
工事がある程度進んでしまうと、後からでは希望通りのホームシアターを設置できない可能性があるためです。
たとえば、AVアンプからテレビやプロジェクター、スピーカーまでの配線は、ハウスメーカーと相談しながら決定する必要があります。
特に本格的なシアタールームを設置したい人や天井に埋め込むタイプのスピーカーを導入したい人は、検討段階ですぐに希望を伝えましょう。
◆光漏れ・音漏れに注意する
ホームシアターを設置する際は、光漏れや音漏れに注意してください。
光漏れが激しい空間では、映像を十分に楽しめません。
遮光カーテンを使ったり、シアタールームの窓の大きさを工夫したりして、光漏れの対策をしましょう。
またホームシアターからの音漏れがひどいと、他の生活空間に支障が出る場合があります。
家族全員が気持ちよく過ごせるようにするためにも、音漏れに配慮してホームシアターを設置するのがおすすめです。
◆配線を見せない工夫をする
せっかく本格的なホームシアターを設置しても、ごちゃごちゃとした配線が見えていては気持ちよく映画を楽しめません。
天井や壁の裏側などの外から見えないところに配線を通せば、見栄えの良いホームシアターになります。
また手軽に配線を整えたい場合は、モールを使って隠す方法もあります。
場合によっては大きな工事が必要になるため、配線の見せ方を工夫したい人はハウスメーカーに相談してみてください。
まとめ
この記事では、注文住宅にホームシアターやスピーカーを設置するときの費用や注意点について解説しました。
ホームシアターやスピーカーは、求めるクオリティやデザインなどによって費用が大きく変わります。
そのため、あらかじめ予算を決めてから、デザインや付けたい機能などを選んでいくのがおすすめです。
またホームシアターを設置する際は、本格的な工事が必要な場合もあります。
そのため、ホームシアターの設置を検討し始めたらハウスメーカーに伝え、光漏れ・音漏れや配線を見せない工夫などについて相談するのが大切です。
この記事を参考に、ホームシアターやスピーカーがある理想の暮らしを設計してみてください。