この記事を読んでいるあなたは、
◎注文住宅のカーテン費用の相場はどれぐらい?
◎費用を抑えながら、納得いくカーテンを選びたい!
◎後悔しないカーテン選びのポイントは?
このような悩みを持っているかもしれません。
この記事では、注文住宅のカーテン費用の相場について解説します。
またカーテン選びのポイントや購入方法についてもお伝えします。
紹介する情報を参考にして、後悔しないカーテンを選びましょう。
目次
注文住宅のカーテンの費用相場は?
ハウスメーカーや工務店にカーテンを依頼する場合、費用相場は1坪(1坪=約3.3㎡)あたり1万円ほどが最低ラインです。
1戸建ての平均的な坪数は30~40坪なため、カーテンの費用は30~40万円が相場です。
また窓が10か所ある場合、カーテン費用の相場は30~50万円といわれています。
ただしカーテン費用は、窓の大きさや数によって大きく変わります。
カーテンそのものの厚みや機能性、デザインによっても変わるため、同じ窓の数にもかかわらず費用が倍以上になる場合も考えられます。
特にハウスメーカーや工務店が提携しているカーテン専門店は、質の良いカーテンを取り揃えている場合が多く、費用が高くなりがちです。
注文住宅のカーテンを選ぶときは、費用相場を踏まえて予算を決めておくのがおすすめです。
注文住宅のカーテン費用が高くなりがちな理由
注文住宅のカーテン費用が高くなりがちな理由は、以下の3つです。
◎採寸や取り付けなどの費用がかかるため
◎フルオーダーのカーテンを選んでいるため
◎高級なカーテンを選んでいるため
◆採寸や取り付けなどの費用がかかるため
カーテンの取り付け費用には本体以外にも多くの項目が含まれるため、想像以上に高くなりがちです。
住宅にカーテンを取り付ける場合、ハウスメーカーや工務店が提示する費用には主に以下の項目が含まれます。
・カーテン本体
・レースカーテン
・カーテンレール
・カーテンフック
・採寸費用
・取り付け費用
・出張費
・見積費用
特に採寸や取り付けをプロにお願いする場合は人件費が上乗せされるため、費用が一気に上がります。
さらに吹き抜けのような高い位置に窓がある設計では、足場の設置費用がかかる可能性もあります。
ハウスメーカーや工務店を通してプロに任せれば、カーテンレールがゆがんだりサイズが合わなかったりする心配が少ないのがメリットです。
その分費用はかさんでしまうため、できる限りコストを抑えたい人は、採寸や取り付けを自分でやることを検討してみてください。
◆フルオーダーのカーテンを選んでいるため
注文住宅のカーテンを選ぶ際、フルオーダーにすると費用が高くなる傾向にあります。
新しく注文住宅を建てるなら、カーテンも既製品ではなくオーダーにしたいと考える人も多いでしょう。
オーダーカーテンには、主に「サイズオーダー」と「フルオーダー」の2種類があります。
サイズオーダーの場合、カーテンに使う生地の種類やサイズの指定が可能です。
そのため、サイズオーダーでもある部屋のデザインや暮らしのスタイルにある程度適したカーテンを選べます。
フルオーダーの場合、布地や柄の配置、糸の種類や特殊なギャザーなど、非常に細かいところまで指定してカーテンを作れます。
唯一無二のカーテンにできるメリットはありますが、その分費用はかさみます。
ハウスメーカーや工務店に勧められるのはフルオーダーの可能性があるため、サイズオーダーを希望する場合は必ず確認しましょう。
◆高級なカーテンを選んでいるため
注文住宅のカーテンを選ぶとき、ハウスメーカーや工務店に勧められるがまま選ぶと、高級なカーテンを選びがちになります。
ハウスメーカーや工務店が提携しているカーテン専門店は高品質な商品を扱っている場合が多いため、品質を信頼して選べるメリットがあります。
一方でカーテン費用が想像以上に高額となり、出費がかさむデメリットもあります。
キッチンや扉とは違って、カーテンは住宅の施工に直接的な関係がありません。
そのため、カーテン専門店やインテリアショップを自分で選んで取り付けることも可能です。
注文住宅は「100万円」「500万円」のように大きな金額を頻繁に目にするため、「カーテン費用は50万円」といわれても違和感なく受け入れられるかもしれませんが、実際は十分に高額です。
カーテンにどれくらいの金額をかけられるのか再検討し、予算に合わせたカーテンを選んでみてください。
注文住宅のカーテンの購入方法
注文住宅のカーテンの主な購入方法は、以下の3つです。
◎ハウスメーカーや工務店
◎カーテン専門店
◎インテリアショップ
ご自身のニーズに合わせた購入方法を探してみてください。
◆ハウスメーカーや工務店
注文住宅のカーテンは、ハウスメーカーや工務店を通して購入できます。
ハウスメーカーや工務店であれば、キッチンやドアなどと一緒にまとめて注文できるため、手軽に購入できます。
また採寸やカーテンレールの取り付けをプロがやってくれるため、レールが斜めになったりカーテンの幅が足りなくなったりする心配もありません。
一方で、ハウスメーカーや工務店に依頼すると、費用が高くなってしまうデメリットがあります。
ハウスメーカーや工務店でカーテンを購入する場合、最低ランクのカーテンでも30万円ほどかかってしまいます。
予算は少ないけれど品質の良いカーテンを用意したい場合は、他の購入方法も検討してみてください。
◆カーテン専門店
注文住宅のカーテンは、カーテン専門店で購入できます。
専門店で購入するメリットは、カーテン本体やカーテンレールの種類が豊富なところです。
防炎や遮熱、抗菌・消臭など、様々な機能を兼ね備えたカーテンが売られているため、より快適な暮らしを送れるのも魅力です。
一方で、自分自身でカーテン専門店を探して注文しなければならず、手間がかかってしまうデメリットもあります。
手間をかけずに品質の良いカーテンを購入したい人は、ハウスメーカーや工務店に依頼した方が手軽で安心かもしれません。
◆インテリアショップ
注文住宅のカーテンは、インテリアショップで購入できます。
インテリアショップのカーテンは、ハウスメーカーや工務店、カーテン専門店で買うよりも格段に費用を抑えられます。
最近はデザインが豊富で機能性に優れたカーテンも販売されているため、カーテンに強いこだわりがなければインテリアショップで十分かもしれません。
値段が抑えられる分、季節や気持ちに合わせて衣替えしやすくなるのもメリットです。
また有料オプションを追加すれば、カーテンやカーテンレールの採寸・取り付けを引き受けてくれる場合があります。
自分で採寸・取り付けをするのが不安な人は、ぜひ利用してみてください。
注文住宅のカーテンを選ぶポイント
注文住宅のカーテンを選ぶポイントは、以下の4つです。
◎優先順を考える
◎サンプルで色や素材を確認する
◎部屋のテイストに合わせる
◎過ごし方に合った機能を選ぶ
◆優先順位を考える
注文住宅のカーテンを選ぶときは、すべての部屋にこだわるのではなく優先順位を決めておくのがおすすめです。
たとえば、来客が多いリビングや長時間過ごす寝室のカーテンは高級なものを選び、今すぐ使わない子ども部屋のカーテンは簡易的なものにするといった方法があります。
またトイレや浴室の窓をすりガラスにすれば、カーテンを設置する必要がありません。
すべての部屋のカーテンを一括で注文するのではなく、用途に合わせて工夫すれば無理なく費用を抑えられます。
◆サンプルで色や素材を確認する
注文住宅のカーテンを選ぶときは、サンプルを使って色や素材を確認するのが大切です。
実店舗でカーテンを購入する場合は安心ですが、オンラインショップだと思ったのと違う色・素材のカーテンが届く可能性があります。
実物のカーテンを見るのが難しい場合は、必ずサンプルを取り寄せてから購入しましょう。
色や素材、柄の大きさによって、カーテンのイメージは大きく変わります。
カーテンは一度購入したらしばらく使い続けるものなので、カタログや画面上だけの情報を参考に選ぶのは避けましょう。
◆部屋のテイストに合わせる
注文住宅のカーテンを決める際は、部屋のテイストに合わせて選ぶのが大切です。
目指したい部屋の雰囲気やインテリアのスタイルをあらかじめ決めておくと、カーテンだけが浮かずに済みます。
たとえば、落ち着いた雰囲気にしたいリビングや寝室にはナチュラルな色合い・質感のカーテン、明るい印象にしたい子ども部屋には暖色のカーテンがおすすめです。
部屋全体を同系色でまとめたりトーン(色調)を揃えたりすると、統一感のある雰囲気を演出できます。
また反対色を使えば個性的な印象を演出しながらバランスを整えられるため、カーテン選びの参考にしてみてください。
◆過ごし方に合った機能を選ぶ
注文住宅のカーテンを選ぶときは、部屋の過ごし方に合った機能を選ぶのがおすすめです。
たとえば東向きの部屋に白色のカーテンを使うと、朝早い時間から光が差し込んで目覚めやすくなります。
生活の中心が朝にある人はそれでも良いですが、夜勤がある人などは遮光機能があるカーテンの方が過ごしやすいかもしれません。
他にも、消臭や花粉ブロック、防炎など様々な機能が備わったカーテンが存在します。
部屋で実際の過ごすイメージを持ちながら、カーテンの機能を選んでみてください。
まとめ
この記事では、注文住宅のカーテン費用の相場について解説しました。
注文住宅のカーテンは1坪あたり1万円ほどが相場で、平均的な家のサイズだと30~40万円ほどかかります。
しかし購入場所やカーテンの品質によって値段は大きく変わるため、あらかじめ予算を決めたうえで選ぶのがおすすめです。
また後悔しないカーテン選びのためには、部屋ごとの優先順位を考えてカーテンの質を決めたり、サンプルで色や素材を確認してから発注したりするのが大切です。
他にも、部屋の雰囲気に合わせて選ぶ、過ごし方に合った機能をつけるなどの工夫をすれば、暮らしに合ったカーテンを見つけやすくなります。
この記事でご紹介したポイントを踏まえて、価格も品質も納得いくカーテンを探してみてください。