公開日 : 2024年12月19日(木)

最終更新日 : 2024年12月19日(木)

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注文住宅にガレージを設置するメリットや注意点とは?

注文住宅を検討している方で、愛車をお持ちの方は是非ガレージを検討してはいかがでしょうか?

ガレージは通常車の駐車スペースとして高い利便性がありますが、ほかにも収納スペースや趣味のお部屋としても活躍します。

また大切なお車を悪天候や鳥のフンなどからも守ってくれるでしょう。

注文住宅に取り付けられるガレージの種類やメリットとデメリット、そして森下技建が手掛けた過去の施工事例を3つ紹介します。

注文住宅で憧れのガレージを考えていらっしゃる方は参考にしてください。

 

注文住宅のガレージとは?

注文住宅のガレージとは、住宅の一部として設計され、建物の中または外につくられるガレージを指します。

中につくるものは「ビルトインガレージ」や「インナーガレージ」といい、住宅の1階部分に組み込まれることが一般的です。

車を雨風や紫外線から守るだけでなく、盗難やいたずらからも保護してくれます。

またガレージ内で車のメンテナンスをしたり趣味のスペースとして活用したりもできるでしょう。

特に都市部では土地が限られているため、ガレージハウスなら効率がよい土地利用ができます。

ただし注文住宅のガレージは多くのメリットがありながらも、通常の注文住宅より費用がかかる傾向にあるため、慎重に検討することが大切です。

 

注文住宅で付けられるガレージの種類

注文住宅に付けられるガレージは2種類あり、建物の中に設置するビルトインガレージと独立させたガレージがあります。

それぞれの特徴や費用が異なるため、自身が望む用途に利用できそうな方をお選びください。

 

ビルトインガレージ(ガレージハウス)

建物の中に設置される様式のガレージで、ガレージハウスまたはインナーガレージとも呼ばれます。

住宅の1階部分に組み込まれることが多く、大切な車を悪天候や盗難など外部から守ってくれます。

またビルトインガレージは建物内にあるため、家の中から直接車へ乗ったり荷物の積み下ろしをしたりできます。

特に子育て中の家庭や高齢者にとって、車までの動線が短いことは大きなメリットといえるでしょう。

またガレージは趣味のスペースとしても話題を呼んでおり、自転車やバイクのメンテナンス、DIY作業など多目的に使用できます。

ただし1階部分の居住スペースがある程度制限されるため、設計の相談をする段階で、慎重な判断が必要でしょう。

 

独立式ガレージ

独立式ガレージとは、住宅とは別に建てられるガレージを指します。

住宅から完全に切り離されて独立した構造を持つため、ある程度スペースに余裕がある場合に最適です。

またガレージのみ購入して後付けができます。

広い面積を確保でき、車両の出入りがしやすく収納や趣味のスペースとしても利用しやすいです。

特に車やバイクのメンテナンスを行うための作業スペースとしても活用できるため、DIY愛好者にもおすすめです。

また防犯性も高く、シャッターを設置することで車両を外部から守り、盗難や悪天候から愛車を保護します。

さらに建物から独立しているため、エンジン音や排気ガスの影響をほとんど受けないでしょう。

独立式ガレージは設置が比較的容易で費用も安価なため、自分のライフスタイルや趣味に合わせてカスタマイズできます。

また新築時だけでなく、中古の住宅にも後から追加できるため、柔軟性があります。

 

ガレージ付き注文住宅のメリット

ガレージは車を外部から守ってくれたり収納スペースとして活用したりさまざまなメリットがあります。

特にお子さんやお年寄りの方がいらっしゃるご家庭では大変重宝するはずです。

 

移動や荷物の積み下ろしが楽になる

車が建物の中にあることで、車と言えの中との動線が短くなり、生活上の利便性が向上します。

車の乗り降りはもちろん、車への荷物の積み下ろしや出し入れも簡単です。

悪天候の日も濡れることなく乗車できるため、お子さんやお年寄りの入る家庭なら得意大活躍でしょう。

またある程度の広さが確保出来たら、ドアの開閉時もぶつけることはありませんし、車周辺の移動も楽になります。

 

車を天候から守れる

注文住宅にガレージを付けることは、車を悪天候から守るために非常に効果的です。ガレージは雨、雪、風、紫外線などの影響を防ぎ、車の外観や塗装の劣化を防ぎます18。特に、ビルトインガレージは屋内に車を駐車できるため、これらの天候要因からの保護が強化されます11。また、ガレージは防犯面でも優れており、シャッターを閉めることで盗難やいたずらから車を守ることができます1012。さらに、ガレージは温度管理にも寄与し、車内の温度変動を抑えることでエンジンやバッテリーの劣化を防ぎます9。このように、ガレージは単なる駐車スペース以上の役割を果たし、車を安全かつ快適に保つための重要な構造物です。

 

倉庫スペースとして利用できる

ガレージは空間が広いため、倉庫スペースとして利用できます。

ほかにも車の駐車だけでなく、バイクや自転車、アウトドア用品などの収納にも適しているでしょう。

特にガレージの広さを考慮すれば、車以外の物や家具も効率的に収納できます。

ビルトインガレージ(インナーガレージ)なら建物内とつながっているため、食糧庫や物置としても利用できます。

おかげで雨の日などの悪天候でも濡れずに荷物を出し入れできるため、動線が短くなり生活の効率や質が向上するでしょう。

またガレージ内にコンセントを設けておくことで、電動工具やその他の機器を使用する際にも便利です。

 

ガレージ付き注文住宅のデメリット

メリットが多い一方で、費用が多くかかったり住居スペースが限られたりするなどデメリットもあります。

購入したり住んだりする予定の場所で、ガレージを作りつつも十分に快適な生活がおくれるかどうかも検討しましょう。

 

費用がかかる

注文住宅にガレージを付ける際は、通常よりも大幅に費用が発生することがあります。

ガレージの種類やサイズ、使用する素材によって大きく異なりますが、一般的にはビルトインガレージの費用相場は坪単価50万~80万円程度とされており、車1台分の広さ(約4~6坪)であれば、200万~500万円が目安です。

さらに具体的には、木造の場合は約200万~250万円、鉄骨造では300万前後、鉄筋コンクリート造では400万~600万円程度かかることがあります。

またガレージの設備やオプション(電動シャッターなど)を追加すると、さらに費用が増加するでしょう。

地域による価格差も考慮する必要があり、都市部では土地代が高いため、ガレージを含む住宅の建設コストも上昇する傾向があるため注意が必要です。

施工会社の担当者と打ち合わせし、予算や費用についてはあらかじめ把握しておきましょう。

 

住居スペースが狭くなる場合がある

注文住宅にガレージを付けると、居住スペースが狭くなる可能性があります。

特にビルトインガレージを設ける場合は1階のスペースがガレージに取られるため、リビングや寝室などの居住空間を2階以上に配置しなければならない場合もあるでしょう。

このため階段の上り下りが増え、生活動線がかえって不便になることもあります。

またガレージの設置によって間取りの自由度が制限されることもあります。

ガレージの出入り口や動線を考慮するために居住空間の配置に影響を与えることがあります。

ガレージを設ける際は、居住スペースとのバランスを考えた設計が重要です。

 

車の排気ガスが建物内に影響を与えることがある

注文住宅にガレージを付ける際、車の排気ガスが建物に影響を与える可能性があります。

特にビルトインガレージの場合は、排気ガスが居住空間に流入するリスクがあるでしょう。

排気ガスには一酸化炭素が含まれており、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、換気対策が必須です。

大型の換気扇を設置したり自然換気を促進したりする設計がおすすめです。

また排気ガスによる臭いもあり、ガレージ内でエンジンをかけると臭いが居住空間に広がる可能性があります。

さらに排気ガスは建材にも影響を及ぼし、長年蓄積されると、特に木材やプラスチック製品は劣化することがあります。

ガレージと居住空間の距離を適切に保ち、効率的な換気システムを導入するよう設計してもらいましょう。

 

【森下技建】ガレージハウスの施工事例3選

森下技建が、過去に手がけたガレージ付きの注文住宅を3つご紹介します。

ご購入いただいたお客さまからは好評をいただいており、憧れのガレージがある家で思い思いに過ごされていらっしゃいます。

事例1:松原市三宅中M様邸

お引っ越しが完了したところのお写真を撮らせていただきました。

ビルトインガレージの家を採用され、間に柱を建てることで仕切りを設け、2つの用途にご利用いただけます。

お車に乗らないときはシャッターを閉めるため、防犯やセキュリティ設備としても大変優秀です。

 

事例2:太子町聖和台K様邸

開放感あふれる土地に、ガレージ付きの注文住宅をご購入いただきました。

出入り口が2箇所あるため、車と自転車やバイクなど2つ以上の用途にお使いいただけます。

ガレージには窓が2つ付いているため換気も良く安心です。

ガレージの出入り口前も広いスペースを取っているため、むきにかかわらず車の出し入れが簡単です。

 

事例3:堺市美原区大保M様邸

白く清潔感あふれる建物に、青色の柱とバルコニーが印象的なおうちです。

柱でガレージ内を2つの空間に区切っており、2つの用途で使い分けてご利用いただけます。

各スペースの広さも十分に確保されており、玄関からの動線も短いため利便性が高いです。

ガレージへ向かう動線を玄関より指定した場合、居住スペースが多く確保できます。

 

まとめ

注文住宅にガレージを付けることで、大切な車を守るだけではなく倉庫スペースとしても活用できるうえ大変重宝します。

また空間が広いため趣味の部屋としても活用でき、バイクや自転車置き場など用途が広がります。

しかし追加で費用が発生したり車の排気ガスが居住空間へ影響したりする可能性があるでしょう。

実績が豊富な施工担当者と念入りに打ち合わせし、自身にとって理想の生活がおくれるよう慎重に検討することが大切です。

【公式サイト】「森下技建」はこちら

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