公開日 : 2025年4月17日(木)

最終更新日 : 2025年4月17日(木)

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

注文住宅の理想的なゴミ置き場とは?最適な設置場所と収納術を解説

注文住宅は、自身や家族にとって理想が詰まった夢のおうちです。しかし生活をしていくうえで、どうしてもゴミが出てしまうものです。

ゴミは捨て方や見栄え、臭いの対策をしないと、せっかくつくった理想のおうちが台無しになってしまいます。注文住宅における、ゴミ置き場の場所を決めるポイントや、キッチンや屋外などゴミが出やすかったり置くことが多かったりする場所でのゴミ箱の設置方法など、注文住宅のゴミ箱について解説します。

注文住宅を検討するにあたり、ごみ問題について解決策を求めている方は、ぜひ参考にしてください。

 

ゴミ置き場所を決めるポイント

ゴミを捨てる場所は、臭いや動線を考慮した場所に設置すべきです。

ゴミ捨て場の場所を工夫しなければ、生活の利便性が下がったり臭いが気になったりして、ストレスを感じることがあるでしょう。注文住宅のなかで、ゴミ置き場を決めるポイントについて解説します。

 

生活・家事動線をふさがない

ゴミ置き場を設計する際、最も重視すべきポイントのひとつが「生活・家事動線をふさがないこと」です。

生活・家事動線を考慮しないと、日常の活動が煩雑になり、ストレスを生む可能性があります。たとえば、キッチンからゴミ置き場への動線をストレスなく最短距離に保つことで、調理中に出たゴミを手間なく処分できます。また家事全般においても、動線を意識することで掃除や片付けの効率が向上し、快適な生活空間を保つことができます。

さらに家族全員が流動的に移動できるスペースを確保すれば、安全性が向上するでしょう。とくに子供や高齢者がいる家庭では、スムーズな動線が重要となるため、ゴミ置き場の位置に工夫を凝らすことが必要です。

 

見た目を美しく整える

ゴミ置き場のデザインは、家全体の外観または内装に影響を与えます。

そのため、隠すことのできる場所に設置することが理想的でしょう。またデザイン性が高いゴミ箱を使用すれば、見た目を損なわずに設置できます。ゴミ置き場を周囲の景観に調和させるためには、外壁や植栽を同じテーマで統一するのもよい方法です。たとえば、ウッドデッキに合った木材のゴミ箱や、植栽で隠れるデザインを採用することで、視覚的にも美しい空間を作り出せて、住まいの価値を高められます。

とくに新築住宅では、外観と内部が一体感を持つように設計することが求められます。結果、住む人も訪れる人も心地よさを感じられるでしょう。

 

臭いを出さない工夫を心がける

ゴミ置き場からの臭いは、住宅環境に悪影響を与えるため、とくに注意が必要です。

生ごみや強い臭いを放つゴミが多い場所に置いてはとくに、密閉性の高いゴミ箱を選択し、蓋付きのタイプを使用することが効果的です。またゴミを分別し、悪臭のもととなる生ゴミは定期的に排出するシステムを取り入れるのが望ましいでしょう。さらに、消臭剤や芳香剤を設置することも臭い対策にはなりますが、自然素材やエコに配慮した商品を選ぶことで、環境にも配慮した工夫ができるでしょう。

通気性を持たせるような設計や、風の通り道を考慮することで、臭いの発生をおさえる環境作りが可能です。

 

死角を利用する

ゴミ置き場を設計する際、死角の活用は非常に有効です。

周囲の建物や構造物によって視界から隠すことで、住宅全体の美観を保てるでしょう。たとえば、庭の奥や外壁の裏側に設置することで、目立たない位置に配置可能です。しかしアクセスのよさも考慮し、かつ利用する際に不便がないように工夫が必要です。

また屋外の場合は、生垣やフェンスで囲うことで、隠された状態に保ちながらも自然なデザインを取り入れられるでしょう。使い勝手と美しさを両立させることで、機能的かつ視覚的に快適な住環境を作り出せます。

 

注文住宅における各要所のおすすめゴミ置き場

ゴミが特に出やすい場所といえば、キッチン・屋外・リビングです。

とくにキッチンでは生ごみが発生するため、臭いへの配慮が必要でしょう。また人目に付きやすい場所でのゴミ箱は、設置の仕方や外観にもひと工夫が必要です。

それぞれの場所に置ける、ゴミ場所の設置ポイントについて解説します。

 

キッチン

キッチンでのゴミ置き場は、使いやすさと衛生面を考慮することが重要です。

まずゴミ箱の配置場所はシンク近くが望ましく、料理をしながら簡単にゴミを捨てられるようにすると便利です。たとえば、シンクの隣に設置することで、食材の切れ端や包装材を瞬時に捨てられます。また、ゴミ箱は目に見えない場所に隠すことも考慮し、背面収納やキャビネットの中に収めるとよいでしょう。さらに分別が重要なので、可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみ用の異なるゴミ箱を設置し、それぞれにわかりやすいラベルを貼ることで、家庭全員が適切に分別しやすくなります。

 

屋外

屋外のゴミ置き場は、収納の利便性だけでなく、近所や環境への配慮も必要です。

まずは雨や風による影響を防ぐため、雨よけや防風対策が求められます。専用のゴミ収納ボックスを設置することで、複数のゴミ箱を整理できるだけでなく、虫や動物による侵入も防げるでしょう。また近隣とのトラブルを避けるため、ゴミ置き場の位置には配慮し、他の住居からの距離を確保することが重要です。

ゴミ置き場のなかは定期的に清掃を行い、臭いの発生を防ぐための対策も講じるべきです。

 

リビング

リビングでのゴミ置き場は、インテリアとの調和を図りつつ、機能性も重視する必要があります。

とくに来客が多いリビングの場合は、目立たない位置に設置することが望ましいです。たとえば、テーブル下やソファの後ろにゴミ箱を配置することで、見えづらくなります。また、デザイン性の高いゴミ箱を選ぶことで、リビングの雰囲気を損なうことなく、生活感を減らせるでしょう。

ゴミの分別についても、リビングで使う場合は軽量で手軽につぶせるゴミ箱がおすすめで、使用頻度に応じた収納量を検討することも重要です。

 

ゴミ箱の種類とメリット・デメリット

ゴミ箱にもいろいろな形状があり、設置することで便利にもなったり不便にもなったりします。ゴミ箱の種類と、設置する際におすすめの場所、メリットとデメリットについてそれぞれ解説します。

 

くず入れ型

くず入れは、小型のゴミ箱でおもにちょっとしたゴミを捨てるために使用されます。特徴として、軽量で持ち運びが簡単なため、キッチンやデスク周りなど、ゴミが出やすい場所に最適です。

メリットは、場所を取らない点や手軽に捨てられる点で、デメリットとしては収納できる容量が制限されているため、頻繁にゴミを捨てる必要があることや、特定の種類のゴミしか捨てられない場合があることです。

また、上部が大きく空いているため、強い臭いを放つゴミ捨てには向いていません。

 

バケツ型

バケツ型のゴミ箱は、通常のゴミ箱に比べて深さがあり、さまざまな種類のゴミが収容できる設計です。

メリットは、その収容力の大きさで、とくに屋外に置いたり家庭のキッチンで使ったりする際に便利です。また洗浄がしやすい素材で作られていることが多く、衛生面でも安心です。しかしデメリットとしては、自宅内での設置場所を選ぶ必要があり、大きすぎると場所を取ることが挙げられます。

屋外に贈ゴミ箱に向いており、開けにくいふたが付いているため、カラスや害獣にいたずらされる可能性も少なく、近所に臭いを放ちません。

 

プッシュ型

プッシュ型のごみ箱は、側面についたフタの部分を押すことでゴミを捨てられるタイプです。おもに公園や高速道路のパーキングエリアで見かけることが多いでしょう。

プッシュ型の構造は、手を使わずにゴミを捨てることができるため、衛生的です。またデザイン的にもスタイリッシュなものが多く、インテリアに馴染みやすいというメリットがあります。しかしフタを押さなければ捨てられず、口の部分が狭い場合が多いため、一度に大量のごみを捨てたいときには不便に感じる場合があるでしょう。

 

ペダル型

ペダル型のゴミ箱は、足で踏むことでフタが開くため、両手がふさがっていても使用できるのが特徴です。

おもにキッチンやリビングで活躍することが多く、清潔感を保ちやすいというメリットがあります。デメリットとしては、ペダル部分が故障することがあるため、故障の際は非常に不便です。またペダルがない場合にはフタを手で開ける必要があり、使い勝手が損なわれることがあります。

デザイン性がある製品もありますが、プラスチック製かつ外観よりも利便性を重視した製品が多いため、デザイン重視のゴミ箱を置きたい場合は、ほかの種類のゴミ箱がおすすめです。

 

壁掛け型

壁掛け型のごみ箱は、マグネットや粘着テープなどで壁に取り付けることで省スペースを実現するタイプのごみ箱です。

とくに狭いキッチンやバスルームなどでよく使われます。メリットは、床面を占有しないため掃除がしやすく、デザインもシンプルでスタイリッシュなものが多い点です。しかし、壁が強固でない場合は取り付けに制限があったり、壁自体に穴を開ける必要があったりするため、賃貸物件では不向きかもしれません。

また耐重制限があるため、あまり多くのごみが捨てられないうえ、破損しやすい点もデメリットといえるでしょう。

 

まとめ

注文住宅のゴミ箱設置問題について、解決策を説明しました。

ゴミが出やすい場所といえば、キッチン・屋外・リビングなので、それぞれに最適なゴミ箱を選んでスムーズな生活を心がけましょう。またゴミの臭いや設置することによる動線、見た目にも工夫することで、ストレスなく生活できます。

注文住宅における相談や不安、ゴミ置き場をはじめとした設備設置など、お困りのことがございましたら、ぜひ森下技建までお越しください。羽曳野市の、地元に強いプロのスタッフがていねいにお答えします。

【公式サイト】森下技建はこちら


関連記事

RELATED ARTICLES